さて突然ではありますが【食べるJAPAN 美味アワード】を聞いたことがありますか。私はつい先日初めて耳にしました。もちろん、知ることができたキッカケは【山梨ワイン】のおかげです。
実は先日【食べるJAPAN 美味アワード2021】のグランプリが発表されました。そこで見事グランプリに輝いたのが【温泉ワインうなぎ蒲焼】でした。
これを見た瞬間、頭の中は【?】ばかりでした。正直、どんなグルメなのか想像つきませんよね。笑
あまりにも気になりすぎて、調べてみると衝撃な事実を知ることになりました。そこで今回は【食べるJAPAN 美味アワード】そして【温泉ワインうなぎ蒲焼】を紹介したいと思います。なんと、うなぎの隠し味に山梨ワインが…!?
Contents
食べるJAPAN 美味アワード
【食べるJAPAN 美味アワード】とは、全国から応募された【食品】に対し、日本の一流シェフ集団が【美味しさ】を基準に公平な審査を行い、定められた各種基準を満たしたものを認定・褒賞するプロジェクトのイベントになります。気になる審査基準は、日本の旬の素材の味をいかに引き出しているか、そして食感の楽しさを味わう【美味しさ】です。安全性・衛生などについては当たり前のこととして、【美味アワード】は【美味しさ】に特化した評価をしています。そのため、審査するシェフの経験則などによって評価が変わります。しかし、そこから生まれる議論に大きな価値があると思っています。濃密な経験をしてきた一流シェフ同士の意見の衝突から生まれた【評価】こそ真なる【美味しさ】と考えているのです。
このイベントの最大の特徴は【消費者】はもちろんのこと【生産者】へのフォローアップがあることではないでしょうか。
■食べるJAPAN 美味アワードの特徴
- First
【美味しさ】を極めている一流シェフが直接、生産者・食品事業者との対話をおこないます。 - Second
【美味しさ】を一流シェフが認定することで、消費者にわかりやすくアピールできます。 - Third
既存の製品、新規開発製品など、あらゆる食品が対象になる柔軟性の高い認定プロジェクトになっています - Fourth
認定の機会を残念ながら逃してしまった事業者の方へのフォロー対応も重要視しています。
【食べるJAPAN 美味アワード】を運営する【食べるJAPAN】は【国産を食べよう!!】を合言葉に、地域に眠っている国産の【美味しい】を発掘し消費者に知ってもらい、そして消費者が本物を選び食べ続ける【地域活性化活動】をおこなっています。
その素敵な活動を行うにあたり、下記のキーワードを大切にしています。
- 「J」
Join for Joyful -喜びのために共に参加しよう!!- - 「A」
Authentic -本物を追求しよう!!- - 「P」
Playful -楽しみながら起動しよう!!- - 「A」
Attractive -人を引きつける魅力を持とう!!- - 「N」
Natural -自然のままを大切にしよう!!-
少しずつではありますが、【食べるJAPAN】のおかげで地域産品の付加価値向上・ブランド化の促進、そして地域活性化が着実に形になっていることは間違いありません。彼らは、今後私たちが世界と戦い共存していく上で必要不可欠な組織なのです。
「食べるJAPAN」運営事務局
03-6273-0466
info@taberujapan.com
東京都中央区築地3-13-5丸促築地ビ7階
http://www.taberujapan.com
温泉ワインうなぎ
それでは【グランプリ】を受賞した【温泉ワインうなぎ】を紹介したいと思います。
温泉ワインうなぎ1尾まるごとセット 2尾
温泉ワインうなぎ蒲焼 特大サイズ ×2
専用ダレ(蒲焼のタレ+山椒) ×2
税込6,500円
グランプリ獲得の裏側
実は温泉ワインうなぎには、隠された秘密が「3つ」ありました。それこそ、今回のグランプリに繋がったキーであると編集部は考えています。
- 「うなぎ×厳選素材」
肉厚で脂肪分が多い品種で、筋肉の中のビタミンが豊富な高級うなぎを使用しています。 - 「うなぎ×温泉」
うなぎの生育に最適な温度とされている摂氏30度から35度に保たれた、山梨の豊富な温泉湧水を利用してうなぎを育てました。そのおかげで、地下湧水のミネラル栄養素が補給できています。さらに池は、流水状態を人為的に作って運動量を上げています。 - 「うなぎ×赤ワイン」
深蒸し加工を行い、2回の味付け焼きをしています。そして味付け焼き工程での「タレ」に、山梨県産マスカットベーリーAの赤ワインを混ぜて仕上げました。ワインのクエン酸が魚臭を消しさってくれています。
もちろん、編集部は【マスカットベーリーAワイン!?】と目にしたことで、あることが頭を巡っていました。そうです、一体どのワイナリーが協力したのだろうか、と。そして調べると【蒼龍葡萄酒】が赤ワインを提供していることがわかりました。創業して100年以上もワインを造っている蒼龍葡萄酒がサポートをしているのであれば、うなぎのクセをなくし、より一層美味に仕上げられている理由はすぐに理解できました。
蒼龍葡萄酒
山梨ワインの伝統と繁栄を担う運命的ワイナリー
蒼龍葡萄酒の創業は1899年にまで遡ります。まさに、日本のワイン醸造の歴史とほぼ同じ歳月を過ごしてきたワイナリーと言っても過言ではないでしょう。そして非常に興味深いことに、蒼龍葡萄酒の【創業家】は日本のワイン造りの礎を築いた【高野正誠】と【土屋龍憲】と親戚関係にあたるそうです。
なるべくして【ワイナリー】になった、運命的なものを感じるワイナリーでもあります。
そんな蒼龍葡萄酒の名前にある【蒼龍】。凛々しく、逞しい漢字が使われています。この漢字には、蒼龍葡萄酒の【願い】が込められているのです。
【蒼龍】とは、中国の故事になる東西南北の守護神の中で、幸せを呼ぶ神と言われている【東を守る神様】です。【甲府盆地の東部】にある【甲州勝沼】で【山梨ワイン】の【蒼龍葡萄酒】のワインの歴史と伝統を守ってくれるよう、想いが込められているのです。


イチオシ!!
【うなぎ】と合う山梨ワイン3選
それでは最後に丑の日のど定番【うなぎ】と一緒に飲みたい山梨ワインを紹介したいと思います。
フジクレール マスカット・ベーリーA 樽熟成
フジクレール マスカット・ベーリーA 樽熟成
マスカットベーリーA
ミディアムボディ
税込2,222円
フジッコワイナリー
ワインと食の共存共栄を先陣切って促進させているワイナリー
フジッコワイナリーの設立は、驚くことに1990年秋とつい最近のことのように感じます。しかしながら、満を持しての登場と感じます。それは、フジッコワイナリーは【おまめさん】そして山口美江が出演した【しば漬け食べたい】のCMで一世を風靡した、あの有名なフジッコ株式会社の酒類事業なのです。
創業して以来、【良いワインは良い葡萄から】を合言葉に本格的なワイン造りを目指しています。とりわけ、大切にしている点は契約生産者との信頼関係です。【ワイン造り】に欠かせない高品質な葡萄を収穫するためには【持ちつ持たれつ】の関係でなければなりませんよね。そして、フジッコワイナリーだからこそ造れるワインがあります。それは【日本の食卓に合う美味しいワイン】です。すでに日本の食の一端を担っているフジッコグループだからこそ造り出せるのです。そんなフジッコワイナリーが造るワインは、日本産ワインの評価のバロメーターとも言われている【日本ワインコンクール】で素晴らしい成績を残しています。2020年の段階で、300ものワイナリーが存在すると言われている日本の中で直近5年の金賞受賞実績は日本で6番目なのです。
輝かしい成績を残しながらも日本ならではのワインを求めて、これからも挑戦を続けていくと語るフジッコワイナリー。
山梨にあるワイナリーに訪れてみると、工場見学を担当してくれるスタッフの方々や現場の方々も優しく非常に充実な時間を過ごすことができます。



アダージョ上ノ山
アダージョ上ノ山
マスカットベーリーA
フルボディ
税込3,500円
ドメーヌ茅ヶ岳
ドメーヌ茅ヶ岳
研究に基づいた究極のMBAワインを創り上げるワイナリー
ドメーヌ茅ヶ岳は、葡萄栽培がさかんな茅ヶ岳南麓の韮崎にあります。韮崎エリアには、ワイナリーの数は非常に少ないです。しかしながら、熱量は勝沼エリアに全く負けていません。さらに、勝沼エリアにはあまり見られない【研究】【最先端技術】を積極的に導入しているワイナリーです。
そんなドメーヌ茅ヶ岳の最大の魅力は【超絶濃厚】な【マスカットベーリーA】を栽培できているところです。そのおかげで、赤ワインはマスカットベーリーAとは思えないほど【濃厚】です。色調・香り・味わいどれもとっても、これほどまでに濃い赤ワインは山梨県内にはないのではないでしょうか。【マスカットベーリーA】の秘密【フラネオール】を研究した醸造家だからこそ造れる【究極】のマスカットベーリーAワインがあります。


マスカット・ベーリーA 樽貯蔵 「紅」 -RUBY-
マスカット・ベーリーA 樽貯蔵 「紅」 -RUBY-
マスカット・ベーリーA
2019
ミディアムボディ
税込2,420円
愛らしく、チャーミングな印象のマスカット・ベーリーAが、8ヶ月間のフレンチオークの木樽での熟成を経て、美しくたおやかな印象のワインへと成長を遂げました。品種由来のラズベリー、フランボワーズなどのベリー系の果実の香りと、木樽での熟成に由来する、トースト香、バニラ香が美しく調和しています。心地の良い酸味とタンニンがバランス良く、穏やかながらも芯のある味わいに加え、雑味のない綺麗な余韻も印象的に感じる赤ワインに仕上がっています。
サドヤワイナリー
編集長が「樽ワイン」にハマるきっかけを作ったワイナリー
サドヤは【日本で初めてワイン専用の葡萄品種でワインを醸したワイナリー】と言われています。創業は1917年まで遡ります。
サドヤ洋酒店の6代目が本格的なワインの製造を目指し【サドヤ醸造場】作ったのが始まりです。農場を開墾するまでの間は、勝沼の葡萄園と契約し、契約農家の人たちが作る葡萄を原料に、「甲鐵天然葡萄酒」を商標とするワインを造っていました。そして創業から約20年後の1936年。甲府市善光寺町に自家農園をついに開墾します。当時の日本は、甘口ワインが主流だったにも関わらず、フランスから導入したワイン醸造用葡萄の苗木を植え、栽培に成功した葡萄を使い、本格辛口ワインの製造を開始したのです。そして2007年に「株式会社サドヤ醸造場」から「株式会社サドヤ」へと社名を変更し現在に至ります。
そんなサドヤは【食】との結びつきを大切にしています。突出した個性は考えず、ゆっくりと料理とともに楽しめるワインを目指しています。
そのため【優しく上品な味わいが追求された】ワインが非常に多いです。また、若いワインの魅力よりも【10、20、30年と熟成を楽しめる】こともサドヤワインの特徴でもあります。そしてサドヤワインが造る【RUBY】は、編集長がオススメする赤ワイン第2位にランクインしています。
今日、知名度・味ともに山梨を代表するワイナリーの一つでもあるサドヤワイナリー。
実は、ブライダルやレストランも兼ね備えています。ぜひ、ワイン好きな方々は【ワインブライダル】いかがでしょうか。


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非常に参考になると思います♪
ぜひ、みなさんの山梨へ観光する際のお供に!!
情報は、記事執筆時点のものとなります。詳しくは、各ワイナリーサイトの情報をご確認下さい。各ワイナリーへのお問い合わせは、各ワイナリーサイト記載された方法でお問い合わせ願います。