【山梨ワインドットノム】山梨ワイナリーを制覇した編集部が【初心者】にオススメする日川中央ワインとは!?【日川中央葡萄酒特集】

卒業、そして入学。この時期は人の異動が多く、嬉しいこともあれば悲しいこともある時期です。

さて今回は、2019年に世代交代をしたばかりのワイナリー日川中央葡萄酒を紹介したいと思います。初代と二代目の造るワインを飲み比べできるのは、造り手とワインの関係性を深く知れるチャンスでもあります。ぜひ、入手してみてください。

日川中央葡萄酒


日川中央葡萄酒
世代交代を迎え、初代を超えるワインを目指すワイナリー

昭和49年からワイン造りが始まった日川中央葡萄酒の代名詞となっているワインは【Liaison】シリーズです。

気になる【Liaison】はフランス語で【結ぶ、繋ぐ】を意味しています。
太陽の恵みを感動に結びつけ、消費者の手元に安心安全な良質なワインを繋ぐそんな想いが込められています。

そして昨年から日川中央葡萄酒には新シリーズが誕生しました。その名も【新米】を意味する【NOVICE】です。ではなぜ、NOVICEが誕生したのでしょうか。それは昨年初代から二代目にバトンが渡されたからになります。つまり、世代交代し今後日川中央葡萄酒の看板を背負う二代目が展開するシリーズが【NOVICE】になります。

そんな日川中央葡萄酒は収穫や仕込み、そして洗瓶、瓶詰めにいたるまで、全ての作業を家族総出でおこなっています。さらに、ワインの販売の約8割が消費者への直接販売になります。白ワインが約53%、赤ワインが約42%そしてロゼワインが約5%の割合で製造しています。気になる原料は【甲州】【マスカットベーリーA】【甲斐ノワール】【サンセミヨン】【シャルドネ】【メルロー】などを栽培しています。

日川中央葡萄酒に訪問したときに絶対に訪れてほしいのが【地下の貯蔵庫】になります。この場所には、なんと日川中央葡萄酒が操業してからのワインが大切に保管されているのです。もちろん、私たちは見ることはできても飲むことができません。しかし、初代は味のチェックや研究のために毎年試飲をしているとのことです。ワイン好きには堪らない素敵な空間があります。ぜひ、声をかけて見てみてください。

  • ワイナリー名
    日川中央葡萄酒
  • 住所
    山梨県笛吹市一宮町市之蔵118-1
  • 電話番号
    0553-47-1553
  • ホームページ
    https://liaisonwine.jp/
  • 【ワイン初心者による日川中央葡萄酒訪問記】2代目にバトンタッチされたワイナリーに訪問!!まだまだ初代が強し!?笑

    編集部がオススメする【日川中央】ワインを徹底解説

    今回も編集部は、

    • 葡萄由来の再現性
    • コストパフォーマンス
    • 飲み比べなどの相性
    • 食事との相性

    を基準にワインを選んでいます。

    なぜこんな基準が必要なの!?
    ワイン初心者にとって、【ワイン】とは未知なるものです。そのため、教科書やWebで検索している内容をそのまま伝えられても理解できません。つまり、専門用語中心だと理解が追いつかず、途中で脱線をしてしまいます。結果として、ワイン離れが起こってしまいます。ワインは奥が深く、知れば知るほど、飲めば飲むほど面白い世界です。そんな世界に足を踏み入れたにもかかわらず、すぐに抜けてしまうのは非常に残念です。そうならないためには、最初のワインが大切なのです。
    注意
    編集部の評価は、あくまで編集部が実際に体験したことなどが基準になっています。また、今回の評価は【ワイン初心者】が数多あるワイナリーから選ぶ際の手助けとなるために作ったものであって、ワインをランキングづけるものではありません。

    Liaison 甲州


    Liaison 甲州
    初代が約50年貫き続けたワイナリーを象徴する礎ワイン

  • ワイン名
    Liaison 甲州
  • 品種
    甲州葡萄、サンセミヨン、シャルドネ
  • タイプ
    やや辛口
  • 価格
    税込1,500円
  • ワイナリーコメント
    キレの良い爽やかさを持つ甲州に醸造専用品種を混ぜ合わせて造っています。まろやかで奥行きのある味わいと柔らかく広がる香りを備えたやや辛口のワインに仕上がっています。
    テイスティング評価
    酸味
    (4.0)
    甘味
    (3.0)
    果実味
    (4.5)
    苦味
    (3.5)
    複雑さ
    (4.5)
    葡萄由来の再現性
    (4.5)
    コストパフォーマンス
    (5.0)
    飲み比べなどの相性
    (4.5)
    食事との相性
    (4.5)
    リセマラレベル
    (5.0)
    総合評価
    (5.0)

    NOVICE 甲州


    NOVICE 甲州
    2代目が造る”新”日川中央葡萄酒の代表ワイン

  • ワイン名
    NOVICE 甲州
  • 品種
    甲州葡萄
  • タイプ
    やや辛口
  • 価格
    税込1,500円
  • ワイナリーコメント
    山梨県の峡東地域で収穫された甲州のみを使用しています。心地よい柑橘系の香りと清涼感のあるフレッシュな味わいを特徴とする和食料理全般と非常に相性が良いやや辛口のワインに仕上がっています。
    テイスティング評価
    酸味
    (4.0)
    甘味
    (3.0)
    果実味
    (4.0)
    苦味
    (3.0)
    複雑さ
    (4.0)
    葡萄由来の再現性
    (4.0)
    コストパフォーマンス
    (5.0)
    飲み比べなどの相性
    (4.5)
    食事との相性
    (4.5)
    リセマラレベル
    (5.0)
    総合評価
    (4.5)

    Liaison サンセミヨン


    Liaison サンセミヨン
    ワイナリーの”味”を魅せつける変化球ワイン

  • ワイン名
    Liaison サンセミヨン
  • 品種
    サンセミヨン、シャルドネ
  • タイプ
    辛口
  • 価格
    税込1,600円
  • ワイナリーコメント
    山梨で開発された葡萄品種であるサンセミヨンにシャルドネをブレンドした辛口ワインです。甲州とはまた一味違った独特な柑橘香と熟成感のある味わいが癖になる白ワインです。
    テイスティング評価
    酸味
    (4.5)
    甘味
    (2.5)
    果実味
    (4.0)
    苦味
    (3.0)
    複雑さ
    (4.5)
    葡萄由来の再現性
    (4.0)
    コストパフォーマンス
    (5.0)
    飲み比べなどの相性
    (3.5)
    食事との相性
    (4.0)
    リセマラレベル
    (4.0)
    総合評価
    (4.5)
      今回は2019年に世代交代をしたばかりのワイナリー、日川中央葡萄酒の紹介でした。日川中央葡萄酒には、初代が造るワイン【Liaison】と二代目が造る【NOVICE】があります。今後はNOVICEをワイナリーの中心にしたいと初代はおっしゃっていましたが、実はNOVICEの出来にはまだまだ納得はいっていませんでした。(編集部がワイナリーを訪問し取材した時点。)実際に、編集部もテイスティングをしましたが、編集長が好んだのは初代のワインでした。あれから約2年が経ちました。この2ブランドの飲み比べがしたくてしたくてたまりません。ワインは造り手によって大きく変化する、と言われます。それを強く実感したのが日川中央葡萄酒での飲み比べでした。そのため、ぜひ同品種である【甲州】の【Liaison】と【NOVICE】を同時に飲み比べて欲しいです。そして、今後大いに伸びしろがある【NOVICE】の成長が今後も楽しみになる時間を送れると思います。また、日川中央葡萄酒には【サンセミヨン】ワインがあります。この葡萄品種は山梨県内のワイナリーでもあまり扱っていない品種です。先日紹介した、北野呂醸造と比較してみると、より深く葡萄品種を知ることができるでしょう。
      ぜひ、初代と2代目の同品種ワインを飲み比べてみてください。そして、コロナが落ち着いたら訪問して、2人に醸造イメージなどを聞いてみてください。とても充実した時間を過ごせると思います。

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    非常に参考になると思います♪
    ぜひ、みなさんの山梨へ観光する際のお供に!!

    山梨ワインドットノム編集部は、【自称山梨ワイナリー観光大使】を役職に【醸造家徹底応援!】を掲げ活動をしております。素人だからこそ感じる、ワインに対しての率直な感想を始め、ワインの基礎知識、山梨の美味しいお店などの情報を案内します。
    情報は、記事執筆時点のものとなります。詳しくは、各ワイナリーサイトの情報をご確認下さい。
    各ワイナリーへのお問い合わせは、各ワイナリーサイト記載された方法でお問い合わせ願います。

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