仕事柄、各ワイナリーのホームページはもちろん自分の経験則に基づいて【ワイン】に関する情報を入手しています。そしてつい先日、もうこんな時期か、と思ったニュースを目にしました。それは【表参道】にある【ゼルコヴァ】で【お花見BBQテラス】が開催される内容でした。そうです、もうお花見、桜、卒業・入学の時期なんですよね。言われて見れば、たしかに花粉を感じる日も多くなってきました。
少し早い気もしますが、今回はお花見で持ち寄ったときに周りから高い評価を得られるであろう【桜】マリアージュの山梨ワインを5本紹介したいと思います。
Contents
Cafe & Dining ZelkovA
まず前述で紹介をした【ゼルコヴァ】で実施されている【お花見BBQテラス】を紹介したいと思います。
【お花見BBQテラス】は、字の如く【テラス席限定】のディナープランになります。
料理には、【桜エビと春キャベツのキッシュ】【菜の花とスモークサーモン】【グリーンアスパラガス】【トリュフ風味のオランデーズ】などを重箱に詰めています。お花見弁当!!と、すぐにイメージできるような、春らしい食材をふんだんに使用しています。さらに、【日替わりパスタ】や【牛・豚・鶏の食べ比べが楽しめるBBQプラッター】を春風を感じる開放的なオープンテラスで味わうことができます。飲み物は、ビール、バーテンダーこだわりの春のカクテル、飲み放題のプランはもちろんのこと、ソムリエが厳選したワインも楽しむことができます。乾杯酒付きプランには、グラスの中で桜が咲いたような見た目を感じる桜フレーバーのスパークリングワインが用意されています。
新緑が芽吹く表参道の欅並木を眺めながら、お花見気分でBBQを楽しむことができます。
Cafe & Dining ZelkovA (カフェ&ダイニング ゼルコヴァ)
東京都港区北青山3丁目6-8
03-5778-4566
17時~22時(Last Order:21時)
食事だけ:5,000円
桜スパークリングワイン付プラン:5,500円
2時間フリーフロープラン:8,000円
ドットノムオススメ
お花見で持ち寄りたい絶対に【外さない】山梨ワイン5選
少しずつ国内でもワクチンのニュースを耳にすることが多いですが、まだまだコロナウイルスに対して油断していい状況ではありません。もちろん、緊急実態宣言が解除されたら、昨年も実施できていないので実施する集団も多いかもしれません。しかし、その緩みが禁物です。来年、大切な人たちと楽しむために今年はオンライン花見など今後トレンドになり得るような楽しみ方をしてみてはいかがでしょうか。そこで今回は、オンライン花見で知人に自慢できる山梨ワイン、来年の花見に持ち寄って高評価を得られる山梨ワインを5本紹介したいと思います。
芒「NOGI」 ロゼ
芒「NOGI」 ロゼ
甲州葡萄
マスカットベーリーA
辛口
税込3,630円
98wines
県内屈指の醸造家が満を持して立ち上げたワイナリー
【98wines】とは、2019年に本格的に、ワインをリリースした山梨県のワイナリーです。
【県内屈指のワイナリー】と、県内からの呼び声が非常に高いのです。今では、【日本ワイナリー協会】へのホームページにも記載がされているのですが、昨年山梨ワインドットノム編集部が山梨出張を行っているときには、そういった更新がされていませんでした。では、どのようにワイナリーの存在を知ったのでしょうか。
それは、編集部が他の山梨ワイナリーへ取材をしているときのことでした。
「【98wines】という最近出来たばかりのワイナリーがあるのだけど、行ったことあるかな?」
この一言から【98wines】との出会いが始まったのです。もちろん、当時の編集部は知りませんでした。ただ、その日は98winesへのアポイントメントはとれていなかったので、次回の出張かな、と思っていました。しかし、その後ランチをしていた【ラ・メゾン・アンシェンヌ(LA MAISON ANCIENNE)】でも【98winesは行ったことないのであれば、今からでも行くべき!】と押されました。こんなにも、1日に繰り返し【紹介】されたことはなく非常に戸惑いました。たしかにワイナリー訪問をすると、「〜ワイナリーでもうちと同じ品種のワインは扱ってます。」と言った話などはします。しかし、【このワイナリーには行った方がいいよ!!】と推薦されることはありませんでした。複数のワイナリー、そして飲食店からも紹介されたとなれば、行くしかありません。もし、お話がNGでも売店やワインのテイスティング、購入はできると思い、車を飛ばして駆け込みました。そしてワイナリーに到着し一望できた、【山梨を素で表す光景】ワイナリー各所に散りばめられた【工夫】【遊び心】そんな素敵な空間がそこにはありました。そして、そんな自然の中で飲む色鮮やかなロゼワイン。言葉で語ることのできない【感動】を味わうことができました。紹介してくれた人たち同様、編集部も一瞬で魅了されてしまいました。
東京に戻った後に知ったのですが、98winesの醸造長【平山繁之】さんの経歴は凄まじいものでした。
山梨県を牽引しているワイナリーの1つである、シャトーメルシャンで醸造責任者を務めた後、伊勢志摩サミットやファーストクラスでもワインを提供していた実績のあるワイナリー、勝沼醸造の役員にも就任していました。まさに、プロフェッショナルの中のプロフェッショナルであり、日本のワイン文化を支えている人物の1人であることは間違いありません。
たしかに独立をするのは当たり前、その経歴があれば大丈夫、そんな声をあげる人も多くいるかも知れません。
しかし、実際に、平山さんと直接お話をさせていただいたから強く言えることがあります。
それは、彼がそんなことに頼っていないこと、そんな発言を認めていないことです、もっと言えば、そんな評価はしてくれるな、と言わんばかりの強い想いを感じました。また【山梨ワインドットノム】のコンセプトや想いを伝えると、理解してくれた反面、非常に厳しい意見もいただきました。
- 日本ワインは、山梨県だろうがまだまだ世界的に見れば、認められていないです。ここ数年、日本ワイン、そして山梨ワインの評価は上がっているのはたしかですが、まだまだ世界には遠く及ばないです。だからこそ、紹介や実績などは関係なく【厳しい目で】わたしたちのワイナリー【98wines】を正当に評価していただきたいです。ただ、正当に評価するには【山梨ワインドットノム】さんも【ワイン】に対して【真摯に向き合い成長】をしてください。【素人】であっても、【評価する側の人間】である以上、【根拠】をしっかり持てるよう【ワイン】と向き合ってください。そのためであれば、わたしたち【98wines】もできる範囲の協力は惜しみません。
直接話していただいたからこそ、【世界】と戦う【本気度】が伝わりました。現状なんかに甘えていられるか、そんな想いがひしひしと伝わりました。
編集部に対しても、厳しい指摘がありながらも【山梨ワイン】を広げたい、もっと多くの人に【山梨のワインは、こんなにも美味しいのだ!!】
そんな思いを【一緒に】伝えようとしてくれている様子を感じ取ることができました。
ワイン素人がワイナリーを高くレビューしているだけではありません。
山梨県内のワイナリー、山梨県内の飲食店からの評価も高いワイナリーそれが【98wines】なのです!!
98wines
山梨県甲州市塩山福生里250-1
0553-32-8098
https://98wines.jp/
https://www.facebook.com/98wines/
https://www.instagram.com/98wines/?hl=ja



フリージングワイン 赤
フリージングワイン 赤
マスカットベーリーA
甘口
税込2,619円
蒼龍葡萄酒
山梨ワインの伝統と繁栄を担う運命的ワイナリー
蒼龍葡萄酒の創業は1899年にまで遡ります。まさに、日本のワイン醸造の歴史とほぼ同じ歳月を過ごしてきたワイナリーと言っても過言ではないでしょう。そして非常に興味深いことに、蒼龍葡萄酒の【創業家】は日本のワイン造りの礎を築いた【高野正誠】と【土屋龍憲】と親戚関係にあたるそうです。
なるべくして【ワイナリー】になった、運命的なものを感じるワイナリーでもあります。
そんな蒼龍葡萄酒の名前にある【蒼龍】。凛々しく、逞しい漢字が使われています。この漢字には、蒼龍葡萄酒の【願い】が込められているのです。
【蒼龍】とは、中国の故事になる東西南北の守護神の中で、幸せを呼ぶ神と言われている【東を守る神様】です。【甲府盆地の東部】にある【甲州勝沼】で【山梨ワイン】の【蒼龍葡萄酒】のワインの歴史と伝統を守ってくれるよう、想いが込められているのです。


向日葵
向日葵
巨峰
中口
四恩醸造
ラベルデザインが独創的な謎多き一般非公開ワイナリー
【四恩醸造】は、一般公開を原則実施していないワイナリーです。元々は、学校法人四恩学園の自然教育拠点として、【葡萄畑の栽培】を中心に取り組んでいました。それから約20年後の2007年に、四恩醸造は【ワイン事業】に本格的に参入をします。その参入背景には、【巨峰を中心とした葡萄の美味しさをより多くの家庭に届けたい】そんな想いがありました。編集部も取材をした際、言葉だけでは伝えきれないだろうと感じるほど【自社畑の巨峰がめちゃめちゃ美味しい】と語ってくれました。高級葡萄でもある【巨峰】だけでなく、【甲州】そして山梨県では珍しい【プチマンサン】などを使ってワイン造りをしています。そんな四恩醸造が造るワインは、【ワイン初心者】でも飲みやすい【辛口ワイン】です。
実際に、編集部メンバーやその身内がお正月に飲ませてもらいましたが、あっという間になくなってしまいました。もちろん、ワイン好きの人は【軽い】と言っていましたが、四恩醸造は、【辛口でありながらも、飲みやすいライトタイプ】を意図して造っているので当然です。実際に、ワインがなくなっているのですから、【食に合う辛口ワイン】であることは間違いありません。癖になってしまう心地よさを提供してくれている四恩醸造ワインですが、非常に稀有なワインですので見つけたら是非手に取ってみてほしいです。ラベルデザインが特徴的なので、見かけたらすぐにわかると思います。



マスカットベリーAクレーレ スパークリング i-vines vineyard
マスカットベリーAクレーレ スパークリング i-vines vineyard
マスカットベリーA
ロゼワインやや辛口
税込2,750円
シャトー酒折ワイナリー
日常の食卓と寄り添えるワインを目指しているワイナリー
シャトー酒折ワイナリーは、1991年山梨県甲府市に設立された、「日常の食卓で楽しめる、美味しい山梨ワイン」を目指しているワイナリーです。
まず初めに、ワイナリー名に含まれている【酒折】の意味、気になりませんか?
【酒を折る!?】【折れ酒!?】あまり聞いたことがないですね。
調べて見たところ、判明しました。【酒折】とは、古事記・日本書紀に記された山梨で最も古いとされている地名だったのです。
その昔、「大和」朝廷に対抗する「酒折」朝廷があったとも言われているほどです。また、ヤマトタケル伝説にまつわる古代甲斐の中心地であったと伝えられています。これは本当に古いですね。ワイン造りよりも少し前かな、と思っていたのですが1000年以上も余裕で遡るとは驚きです。
そのためか、実際にワイナリーのエントランスには、古事記のヤマトタケル物語を表したステンドグラスが飾られています。
そんな【酒折】では、こんな説もあります。
明治初期より、ワイン用葡萄の栽培が開始されたとされていますが、その葡萄品種開発の先進地だったのが【酒折】だったのです。
まさに、【葡萄】に【ワイン】に所縁のある言葉だったのです。
これを聞けば、納得ですね。
ワイン造りの基本、それは【葡萄栽培】です。葡萄栽培は、ワイナリーの色が大きくでますね。
【シャトー酒折ワイナリー】の葡萄栽培は、【甲州】【マスカットベーリーA】を中心に取り組んでいます。
そして、優秀な栽培家たちと協力をしながら【ワイン造り】をしています。加えて、【シャトー酒折ワイナリー】では地元農家との共生も心がけています。
高品質葡萄を仕入れるために、社員全員で厳しく選定しています。
仕入れた後も、配慮を欠かしません。、醸造設備の衛生管理に細心の注意を払い、醸造に使用する器具は、使用の都度すべての部品を分解し、徹底的に洗浄をしています。実は、丁寧な洗浄や消毒は、結果として亜硫酸の使用量を抑えることにつながります。つまり、徹底した管理は感染症対策だけではなく、葡萄がもつ本来の味わいをそのまま表現できるクオリティの高いワインの生産につながることなのです。さらに、製造工程においても微生物管理を徹底し熱処理をしない瓶詰めまでもおこなっています。【当たり前】のことを【当たり前に】できることは素晴らしいことだと思います。安心感を持つことができます。
【ワイン】を【追求】し続けたシャトー酒折ワイナリーですから、きっと自分のお気に入りの山梨ワインがそこにはあります。




牧丘の巨峰
牧丘の巨峰
巨峰
甘口
Cantina Hiro
Cantina Hiro
日本国内での”ワイン王”の称号を目指すイタリア系ワイナリー
【Cantina Hiro】の【Cantina】とはイタリア語で【小さなワイナリー】の意味を持つ言葉です。イタリア語が社名に使われているように、Cantina Hiroの目標は【牧丘を日本のBaroloにすること】です。【Barolo】とは、イタリアを代表するワインブランドで、【ワインの王】と呼ばれています。つまり、【Cantina Hiro】は、日本における【ワインの王】を目指し、日々ワイン醸造と向き合っているワイナリーなのです。
そんな【Cantina Hiro】は2014年創業設立、そして、ワイナリー最初のワインは、2017年にリリース。にも関わらず、ワイン雑誌【ワイン王国】7月号(2019年6月5日発売)の特集【110人が選ぶ168本 日本ワイン総選挙】にて【Cantina Hiro】のワインは選出されているのです。歴史が浅いからという理由で【ワイナリー訪問】や【ワイン購入】などを後回しにすることのできない【ワイナリー】であることは間違いありません。

お花見の相方、超最有力!?【桜ワイン】登場
編集部もつい先日知ったのですが、ワインの名前に【桜】が含まれている山梨ワインが蒼龍葡萄酒によって製造、販売されているのです。
そのワインも最後に紹介をしたいと思います。
ジャパンワイン桜
ジャパンワイン桜
甲州葡萄、マスカットベーリーA
中口
375ml
税込1,364円
桜ワイン3本セット
桜ワイン3本セット
桜ワイン3本 (375ml/1本)
税込4,092円
- これを見ると、蒼龍葡萄酒はお花見に最適なワインを提供しているワイナリーと言えてしまうのか…それとも、他のワイナリーが今後さまざまな戦略のもと、蒼龍葡萄酒に負けない高品質の桜ワインをリリースするのか、目が離せないですね。
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非常に参考になると思います♪
ぜひ、みなさんの山梨へ観光する際のお供に!!
情報は、記事執筆時点のものとなります。詳しくは、各ワイナリーサイトの情報をご確認下さい。各ワイナリーへのお問い合わせは、各ワイナリーサイト記載された方法でお問い合わせ願います。