1年で最も日数の少ない2月も半分が過ぎました。約1ヶ月すると、多くの人が待ち望んでいるであろう日本プロ野球が開幕しますね。昨年はコロナウイルスの影響で、開幕が遅れてしまいましたが、今年は予定通りいきそうな…予感がしますね。
すでに球春到来の時期となっており、それぞれのチームがキャンプを実施していますが、今年のプロ野球も注目したい選手はとても多いですが、やはり長年のファンからしたら、読売巨人軍に桑田真澄がコーチとして復帰したことではないでしょうか。レジェンドであり、誰もが知っているであろう彼が、大の赤ワイン好きであることはご存知でしたか?そこで今回は、桑田真澄にオススメしたい山梨ワインを紹介したいと思います。
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桑田真澄
桑田真澄さんは、大阪の名門【PL学園】に1983年に入学します。同タイミングで、清原和博も入学。生きる伝説【KKコンビ】の誕生の瞬間です。そして、PL学園高校で甲子園に5季連続出場を果たします。戦績は、優勝2回、準優勝2回と輝かしい結果を残しました。個人成績としては、通算20勝を記録しました。
そして運命の1985年ドラフト会議、事件が起こってしまいます。俗に言う【KKドラフト事件】です。最近では、菊池雄星・大谷翔平・清宮幸太郎・佐々木朗希などが高校生ドラフトで多くの指名を集めましたが、1985年は同チームに彼らのようなレジェンド級選手が2人もいたわけです。どの球団が誰を指名するのか、注目をされていましたが、なんと桑田は早稲田大学への進学を希望していたのです。その一方、清原は子供の頃からの憧れの球団の1つである読売巨人軍への入団を熱望していました。そのため、桑田は早稲田、清原はジャイアンツに決まると思われていたドラフト会議当日。読売巨人軍は単独1位指名で桑田真澄を指名し交渉権獲得。そして、清原は競合指名の末、西武ライオンズが交渉権獲得。誰もが予想をしなかった展開になったのです。
そして、桑田は複雑な心境のもと、読売巨人軍に入団をしプロ野球選手としての一歩を踏み出したのです。
桑田にとってプロ野球選手1年目は、1軍デビュー、初勝利、初完投を飾るなど華々しいデビューイヤーとなりました。そして勢いは止まらず、2年目は15勝6敗、防御率2.17の成績で、最優秀防御率のタイトルを獲得し沢村賞にも選ばれました。3年目は、球団史上最年少の開幕投手に選ばれます。1989年からは斎藤雅樹、槙原寛己と共に【三本柱】に任命され、2年連続で開幕投手も務めます。そして、1994年には最多奪三振王とシーズンMVPを獲得します。さらに、国民的行事と言われた【10・8決戦】で胴上げ投手になっています。1995年には、右肘靭帯断裂の重傷を負いますが、トミー・ジョン手術と長期のリハビリの末、97年4月に復活を果たします。そして2002年に、再び最優秀防御率のタイトルを獲得します。それから4年後の2006年、メジャーリーグ挑戦のた読売巨人軍を退団します。
2006年12月20日にピッツバーグ・パイレーツとマイナー契約を結びます。2007年の春季キャンプでは、招待選手として参加しました。しかし、3月26日のトロント・ブルージェイズとのオープン戦に登板したとくに、球審と激突し、右足首の靭帯を断裂してしまいます。そのため、開幕直前に無念の故障者リスト入り。ただ、諦めずにフロリダでリハビリを続けた結果、6月9日にメジャー昇格します。そして、翌日の6月10日にヤンキースタジアムで行なわれたニューヨーク・ヤンキース戦でメジャー初登板を果たします。しかし、8月15日に浅慮屋外通告を受け、2017シーズンを終えます。翌2008年1月8日には、再びパイレーツとマイナー契約を結びますが、球団構想から外れメジャー昇格が絶望的となり、【引退】を決意し、帰国しました。
引退後は野球解説者やタレントとして活動しつつ、勉学に励み早稲田大学大学院スポーツ科学研究科修士課程1年制コースに合格します。2013年1月下旬からは、東京大学硬式野球部で特別コーチを務めていました。
そして2021年、読売巨人軍の投手コーチとして復帰をしました。
桑田真澄×ワイン
輝かしい野球歴をもつ桑田真澄ですが、実はワイン通として知られています。日本球界屈指の右腕であり、桑田の直属の後輩である【上原浩治】がこんなことを言っています。
【ワインは女性のように扱え】
まさに名言であり、ワイン好きであることが伝わりますね。実は、ただワインが好きってだけではなく、2009年に名誉ソムリエに就任した経歴をもっています。
さらに、注目すべきワイン歴が2つあります。
①桑田真澄限定ラベル
実は、神に導かれた奇跡のワインとも言われる【プロヴィダンス】とコラボをしていたのです。プロヴィダンスはニュージーランドにおけるトップのワイナリーです。
なんと、初ヴィンテージは【シュヴァル・ブラン】【ペトリュス】と並んで供されたにも関わらず、1位を獲得しニュージーランドで最高の赤ワインの1つと評価されました。桑田は、このワインを飲んで以下のように述べています。
- 今でもこのワインを初めて口にしたときのことを鮮明に記憶しています。旧世界でも新世界でもない、どこにも分類できないような美味しさを感じました。
本当に驚きました。
感動と同時に、運命を感じていた桑田に、さらなる幸運が巡ってきます。2008年、来日中のオーナー兼醸造家ジェイムズ・ヴルティッチと会う機会を得たのです。そして実際に会うと、その日にプロヴィダンスの収穫に誘われ、すぐさま承諾。なんと2010年4月に実現したのです。
その結果、桑田真澄ラベルが誕生したのです。今でも、楽天市場などでは購入することができますので、ファンの方はぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。
②イタリアワイン「サン・マルツァーノ」のアンバサダーに就任
2020年の出来事です。桑田真澄はイタリアワイン【サン・マルツァーノ】のアンバサダーに就任しました。2020年は東京オリンピックイヤーだったため、スポーツに対する関心が高まることも考慮して、【スポーツとワインのつながりを深められる】桑田に白羽の矢が立ったのです。
【サン・マルツァーノ】は1962年の創業以来果実味豊かでコストパフォーマンスに優れたワインを造っているワイナリーです。
そんなワインに対して、桑田は以下のように話しています。
- プリミティーヴォのワインは、ブラックチェリーのアロマが印象的と思います。口の中で豊かな果実味を感じ、さらにフィニッシュにはバニラやチョコレートのニュアンスも感じます。これは、日本人の幅広い世代に親しまれるワインになっていると思います。そして個人的に最も驚いたのは、コストパフォーマンスの高さに衝撃を受けました。ワインの味わいはもちろんのこと、コスパの良さなど総合的にワインの魅力をひとりでも多くの人に伝えていきたいと思います。
ドットノムオススメ
桑田真澄にオススメする山梨ワイン【3選】
それでは、最後に桑田真澄さんに山梨ワインドットノムがオススメしたい山梨ワインを3本紹介したいと思います。
H-acca-シリーズ
Cantina Hiro
日本国内での”ワイン王”の称号を目指すイタリア系ワイナリー
【Cantina Hiro】の【Cantina】とはイタリア語で【小さなワイナリー】の意味を持つ言葉です。イタリア語が社名に使われているように、Cantina Hiroの目標は【牧丘を日本のBaroloにすること】です。【Barolo】とは、イタリアを代表するワインブランドで、【ワインの王】と呼ばれています。つまり、【Cantina Hiro】は、日本における【ワインの王】を目指し、日々ワイン醸造と向き合っているワイナリーなのです。
そんな【Cantina Hiro】は2014年創業設立、そして、ワイナリー最初のワインは、2017年にリリース。にも関わらず、ワイン雑誌【ワイン王国】7月号(2019年6月5日発売)の特集【110人が選ぶ168本 日本ワイン総選挙】にて【Cantina Hiro】のワインは選出されているのです。歴史が浅いからという理由で【ワイナリー訪問】や【ワイン購入】などを後回しにすることのできない【ワイナリー】であることは間違いありません。

カベルネフラン 尾白 無濾過
カベルネフラン 尾白 無濾過
カベルネフラン
ミディアムボディ〜フルボディ
税込4,400円
シャルマンワイン
北杜エリアで獅子奮迅の活躍を魅せるワイナリー
【シャルマンワイン】がある場所は、山梨県の北杜市です。山梨県には、80以上ものワイナリーが存在しますが、その多くは【勝沼】に密集しています。実際に、北杜市には指で数えられるほどのワイナリーしかありません。そんな数少ないワイナリーの1つに属する【シャルマンワイン】ですが、編集部が訪問をした日には、5組以上もの人が訪れていました。それだけ魅力のあるワイナリーということでしょう。
【シャルマンワイン】としてのワイン造りは、1963年からになりますが、実はそれ以前から、農家が持ち寄った葡萄でのワイン造りは行われていました。そのため、そのころの歴史を含めるとシャルマンワインは【100年】を超える歴史があるワイナリーなのです。そして、シャルマンワインとしての一歩、それは自社農園でワイン専用ヨーロッパ系葡萄の栽培でした。現在でも、シャルマンワインで最も多く扱っている葡萄は【カベルネ・フラン】になります。他には、【カベルネ・フラン】【甲州】【マスカットベーリーA】【セミヨン】【シャルドネ】【メルロー】も栽培しています。【カベルネ・フラン】と聞くと、ワイン初心者の多くの人が【?】と首をかしげる人も多いのではないでしょうか。山梨ワインドットノム編集部も山梨出張であまり飲んだことのない葡萄品種です。【ルミエールワイナリー】や【中央葡萄酒】で見かけたことがあるくらいかもしれません。
そんな貴重な葡萄品種である【カベルネ・フラン】が人気となっている【シャルマンワイン】では、葡萄栽培において2つのことに特にこだわっています。それは【熟した状態で葡萄を収穫すること】と【旨味を凝縮すること】です。熟した葡萄は、糖度が高く、その分美味しいワインになります。その一方、完熟しきれていない葡萄で造るワインには雑味を感じてしまうケースが多いです。これを聞くと、「どのワイナリーでも熟せばいいのでは!?」と簡単に思う人も多いかもしれません。しかしながら、これが簡単なことではないのです。葡萄が熟する状態になるということは、その分長く畑で栽培されていることを意味します。つまり、【病気】になる可能性や【動物に食べられる】可能性もその分高くなるわけです。加えて、日本には台風が頻繁に起こる時期に葡萄を収穫します。それだけ【熟した状態の葡萄】を収穫するのは大変であり【リスク】なのです。そして、【シャルマンワイン】では、できるだけ農薬を使わない【減農薬栽培】にもこだわり、【旨味】が凝縮しているワインにこだわっています。
まさに、数少ない北杜エリアにある山梨ワイナリーの中で1人、【勝沼エリア】に負けぬよう、置いていかれぬよう【獅子奮迅】の活躍をしているワイナリーと感じます。そして、観光客を受け入れる体制も万全に整っています。工場見学ではNGエリアもありますが、自分たちのペースでおこない質問もできます。また、【シャルマンワイン】で試飲できるワインの数は非常に多いです。そのため、時間があっと言う間に過ぎ去り、そこにはワインに酔い、ワイナリーに心酔している自分がいるでしょう。
【シャルマンワイン】は、そんな自分に出会わせてくれるワイナリーです。

プラチナコレクション マスカット・ベーリーA
プラチナコレクション マスカット・ベーリーA
マスカット・ベーリーA
ミディアムボディ
税込2,530円
アルプスワイン
MBAワインで編集長を一目惚れさせたハイクオリティワイナリー
アルプスワインは、1962年に創業をした山梨県笛吹市にある家族経営のワイナリーです。
実は、アルプスワインは元々お米や肥料を扱う問屋を経営していました。その創業者が大のお酒好きであったことがきっかけでワイン造りに関心を抱き、当時地域の農家で運営をしてた【御代咲醸造】を引き取って歴史が始まりました。現在は創業者の息子が社長、創業者の孫である3兄弟が【営業】【醸造】【販売】担当として役割分担してワイナリーを繁栄させています。
アルプスワインでは【前島スタイル】を採用しています。【前島スタイル】が造りあげるワインとは【葡萄本来の成分をそぎ落とさず、クリアでクリーンに造り、熟成でのレベルアップが期待できるワイン】です。そのために、以下の4つの取り組みを行なっています。
- 葡萄本来の成分を損なわないようにすること
ワインの味を損なう大きな要因の1つに挙げられる【果汁の酸化】を防ぐために、搾汁時にドライアイスを用いています。 - クリアでクリーンな味わいを実現する醸造
果物の味を最大限活かすためには、酵母選択と健全な醗酵が不可欠だと考えています。果汁の酸化を防いだ上で、POF(フェノールオフフレーバー)を出さない酵母を選択し、醗酵が止まらないよう管理する醸造を行っています。他にも、細かな醸造上の改善を合わせたことで、クリアでクリーンなワインが生まれています。 - 亜硫酸塩の添加を減少
より健全なワインが造れることで、亜硫酸塩の添加量が少なくても保存効果が期待できるようになります。その結果、従来は亜硫酸塩の味や香りに隠れていたワイン本来の品種の味わいが前面に表現されてます。そしてワイン自体がきちんと熟成された、未来にわたって熟成が期待できるワインを生み出すことが可能となっています。 - ワイン栓の変更によるワイン保存性の向上
コルクに比べスクリューキャップの密閉性能に優位性があることがわかっています。酸素透過を減らしワインの酸化を防ぐことで、白ワインをよりフレッシュに保つことができるようになっています。
現在では【より多くの方に気軽にワインを楽しんで欲しい。難しいことは抜きに美味しさを大事に。】という創業当時からの考えを大切に甘口から辛口まで多種多様なワイン造りに挑戦しています。そして【Small Winery、High quality.】を合言葉に、現在までに【7】つものシリーズワインを誕生させています。
「プラチナコレクション」
「アサンブラージュ Type R」
「ジャパニーズスタイルワイン」
「ルナールワイン」
「にじいろ」と「あじろん」
「スゥィートワイン」
「ルナール・グラン~Hommage de F~」
またワインの品質保持の観点から、スクリューキャップの採用、そしてほぼ主要ワイン製品を750mlボトルへ移行を完了させています。
ちなみに、編集部は【プラチナコレクション】と【ジャパニーズスタイル】をワイン初心者にオススメします。少しずつ、ワインに飲み慣れてくると、両シリーズの飲み比べをすると、葡萄品種によって【プラチナコレクション】が好き【ジャパニーズスタイル】が好きといった意見が別れてくるのが非常に面白いです。


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非常に参考になると思います♪
ぜひ、みなさんの山梨へ観光する際のお供に!!
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