【必見!!】世界最大のワイン専門誌【ワイン・スペクテイター】における山梨ワインの評価はいかに!?大台【90点】を超えているワインは2本だけ!?

さて、突然ですが【ワインスペクテイター】をご存知でしょうか。ワインを生業としている人はもちろん知っているでしょう。しかし、趣味として、日常的にワインを飲むことが好きな人やワイン初心者の人は知らない人が多いのではないでしょうか。

そこで今回は【ワインスペクテイター】の紹介をします。また【ワインスペクテイター】における最新の山梨ワイン、山梨ワイナリーの評価も紹介したいと思います。

ワインスペクテイターとは!?

【ワインスペクテイター】とは、1976年に5000部以下のタブロイド紙として始まった米国のワイン雑誌です。約45年経った今では、アメリカで260万人のワイン愛好家に読まれている【世界で最も読まれているワイン雑誌】の1つです。

毎年15,000本以上ものワインをレビューしている【ワインスペクテイター】では100点満点方式で、ワインを以下のように点数化しています。

  • 95点~100点
    クラシック:素晴らしいワイン
  • 90点~94点
    優れたキャラクターとスタイルを持つワイン
  • 85点~89点
    非常に良い:特別な性質を持つワイン
  • 80点~84点
    良い:しっかりとした造りのワイン
  • 75点~79点
    平凡なもの:軽度の欠陥があるワイン
  • 50点~74点
    推奨しない
ワンポイント
ワインスペクテイター編集者は、基本的に毎年同じ地域を担当しています。
つまり、その地域のプロの中のプロがワインをブラインドテイスティングし、レイティング・コメントしている雑誌がワインスペクテイターなのです。。

【ワインスペクテイター】のすごいところは評価項目に【推奨しない】と断定してしまう項目があるところです。もし自分が醸造家だったら、出品すらするか非常に迷いますね。笑
ただ、ここまで厳しく断定をするということは、その反面認められれば、そのワインにとてもとても大きな自信を持つことができます。そして、多くの人に自信を持って紹介できるわけです。

大台超えワイン

前述で紹介した基準をもとにすると【85点】が1つの境界線とでも言えるのではないでしょうか。しかし、日本人の過去の教育レベルにおける認識だと【90点】を超えてこそ【大台】であり【高得点】つまり、素晴らしいワインと言えるのではないでしょうか。(今日においても、学校教育における最高評価は【テストでの90点以上】が求められています。)そこで今回は、90点以上の得点を叩き出した【山梨ワイン】を紹介したいと思います。
一体、いくつの山梨ワイナリーが、そしていくつの山梨ワインが選ばれているのでしょうか。

認められたワイナリーは日本を代表する【あのワイナリー】

2020年1月に発表された最新の【ワイン・スペクテイター・オンライン】の結果を発表します。90点以上の大台を超えたワインは【2本】だけでした。そして2本とも、日本を代表するワインメーカー【シャトーメルシャン】が造るワインでした。1つのワイナリーだけだったことも残念なんですが、実は90点を超えた評価を受けたのは、長野県の葡萄を使ったワインだったのです…【山梨】を愛し【山梨】を応援している編集部としては、複雑な気持ちです。笑
【山梨】の葡萄を使ったワインでも88点とあと一歩でした。来年はきっと大台を突破してくれるのではないでしょうか。

それでは、90点を超えたワイン、そしてシャトーメルシャンが評価を受けた他のワインも一挙に紹介したいと思います。

椀子 オムニス 2015

  • ワイン名
    椀子 オムニス 2015
  • 品種
    メルロー42%、カベルネ・フラン40%、カベルネ・ソーヴィニヨン18%
  • タイプ
    フルボディ
  • 瓶詰本数
    約5,400本
  • ワインスペクテイター評点
    91点【Outstanding:傑出したワイン】
    ワイナリーコメント
    色調は、青みがかった濃いガーネット色をしています。香りは、よく熟したカシス、ブラックベリー、ブラックチェリーなど黒い果実の香りをベースに、ラズベリーなどの赤い果実や、チョコレート、ヴァニラやココナッツなどの樽由来の香りがやさしく全体を包み込んでくれます。そして、程よい酸がフレッシュ感を与え、豊かな果実感としっかりとしたタンニンがワインに骨格を与えています。
    ワインスペクテイターコメント
    表現力豊かで優雅です。そして、ブラック・チェリー、コーラ、甘草、スパイスの香りが活き活きとした酸味と調和しており、上品な質感でまったく重くなく、エレガントに仕上がっていると思います。今から2023年が飲み頃ではないでしょうか。
    注意
    通常、オンラインストアでは販売していません。

    椀子 メルロー 2016

  • ワイン名
    椀子 メルロー 2016
  • 品種
    メルロー
  • タイプ
    フルボディ
  • 瓶詰本数
    約4,500本
  • ワインスペクテイター評点
    90点【Outstanding:傑出したワイン】
    ワイナリーコメント
    色調は、青みのニュアンスをもった濃いガーネット色です。よく熟したカシス、ブラックベリーといった黒い果実やドライフルーツの香り、バニラやタバコ、チョコレートなどの樽育成に由来する香り、黒胡椒などのスパイシーな香りが調和しています。心地よい酸をとらえた後、力強く、甘みのあるタンニンが長い余韻として口中に広がります。現在でもおいしく飲めますが、瓶熟成による進化も期待できるワインに仕上がっています。
    ワインスペクテイターコメント
    しっかりとなめらかな仕上がりの赤ワインだと感じます。ブラックチェリー、ブラックベリー、ココア、スモーキーな香り、そしてブラッド・オレンジの酸味と熟したタンニンが感じられます。今から2026年が飲み頃ではないでしょうか。
    注意
    通常、オンラインストアでは販売していません。

    玉諸甲州きいろ香 2018

  • ワイン名
    玉諸甲州きいろ香 2018
  • 品種
    甲州葡萄
  • タイプ
    辛口
  • 瓶詰本数
    約16,000本
  • 価格
    税込2,500円
  • ワインスペクテイター評点
    88点【Very good:とてもよいワイン】
    ワイナリーコメント
    色調は輝きのあるライトイエローです。そして、カボスやユズ、スダチといった和柑橘の香りやグレープフルーツ、ライムを想起させるさわやかな柑橘の香りが豊かに感じられます。また、心地よい酸とミネラル感が口中に広がり、ワインに残る発酵で生じた炭酸ガスが清涼感を一層引き立ててくれます。
    【検証結果】シャトーメルシャン 玉諸甲州きいろ香 2017と1本飲み切ってみた。食事・お菓子・デザートどの相性がベストマリアージュだった?

    笛吹甲州グリ・ド・グリ 2017

  • ワイン名
    笛吹甲州グリ・ド・グリ 2017
  • 品種
    甲州
  • タイプ
    辛口
  • 瓶詰本数
    約6,000本
  • ワインスペクテイター評点
    88点【Very good:とてもよいワイン】
    ワイナリーコメント
    色調は、ほのかに赤みを帯びたオレンジ色です。アプリコットやカリン、リンゴのコンポートやダージリン、オールドローズのような心地よく、優しい甘い香りとほのかなヴァニラなど樽由来の香りが全体を包み込んでくれます。醸し、スキンコンタクトなどに由来する甲州葡萄の果皮や種からの複雑な味わいとともにタンニンの厚みも感じとることができます。
    注意
    現在、オンラインストアでは販売していません。

    椀子シラー 2016

  • ワイン名
    椀子シラー 2016
  • 品種
    シラー
  • タイプ
    フルボディ
  • 瓶詰本数
    約3,700本
  • ワインスペクテイター評点
    88点【Very good:とてもよいワイン】
    ワイナリーコメント
    色調は紫がかったガーネット色です。冷涼な地方のシラーの特徴とされるコショウの香りが豊かに感じられ、カシスやブラックチェリーなどの果実やスミレ、タバコやチョコレートといった樽由来の香りが複雑に調和しています。心地よい酸を感じた後、豊かなタンニンと果実味が長い余韻を感じます。
    注意
    現在、オンラインストアでは販売していません。

    シャトーメルシャン


    シャトーメルシャン
    日本が世界に誇る絶対的エースワイナリー

    シャトーメルシャンは、日本が誇る、代表的なワインメーカーです。そして、日本のワイン文化の礎を作ったワイナリーの1つです。
    では、日本で屈指のワイナリー、メルシャンはどんなワイン造りをしているのでしょうか。
    シャトーメルシャンのブランドコンセプトは、シンプルであり基本に忠実なものでした。
    『Growing Differences in the world』
    「いいワインとは、その土地の気候、風土、生産者によって育てられる葡萄をそのまま表現したもの」
    この信念を軸に、世界と切磋琢磨しているワイナリーです。

    そして実行してきたことが正しかったと物語っているのは、「歴史」そして「実績」ではないでしょうか。

    そんなメルシャンの歴史は、約140年前の1870年代にまでさかのぼります。
    明治時代終わりに、シャトーメルシャンの源流となる『大日本山梨葡萄酒会社』が創業されました。
    つまり、シャトーメルシャンは日本ワインの原点なのです。そしてやはり、創業の段階からシャトーメルシャンではありませんでした。
    名前だけを見ると、外国企業のように感じられてしまいますからね。笑

    そして、創業から約70年後に「メルシャンブランド」が誕生します。着実なる努力の結果、ついに大きな一歩が動き出したのが1966年。
    国際ワインコンクールで、日本初の金賞を受賞したのです。この瞬間、明治政府がフランスにワイン造りを勉強させた種が実った瞬間でした。
    同時に、日本のワイン文化が世界に広まる第一歩、スタートラインに立ったとも言える瞬間でした。
    そのスタートラインにいち早くたったのが、メルシャンだったのです。
    そして1970年に、今日で最も広く知られているであろう「シャトーメルシャンシリーズ」が誕生しました。
    月日を重ね、様々なトライを重ね今に至ります。今では、山梨県だけでなく秋田県、福島県、長野県にも畑を構え何十種類もの品種を栽培しています。
    まさに日本のワイン技術の最先端を行くワイナリー、それがシャトーメルシャンです。

    「アイコン」シリーズ

    世界トップクラスの産地から生まれる、各ワイナリーの最高峰ワインシリーズです。

    「テロワール」シリーズ

    【適品種・適所】のコンセプトのもと、山梨県、長野県、秋田県、福島県の4つの県から、葡萄品種にふさわしい産地・区画を選びました。
    その個性を最大限に引き出したテロワールシリーズです。

    「クオリティ」シリーズ

    【日常に「日本ワイン」のおいしさをお届けしたい。】
    その想いを実現させるために、醸造家が感性を研ぎ澄ませて醸造しました。新しい日本ワインのスタンダードとなるワインシリーズです。

  • ワイナリー名
    シャトーメルシャン
  • 住所
    山梨県甲州市勝沼町下岩崎1425-1
  • 電話番号
    0553-44-1011
  • ホームページ
    https://www.chateaumercian.com/
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    非常に参考になると思います♪
    ぜひ、みなさんの山梨へ観光する際のお供に!!

    山梨ワインドットノム編集部は、【自称山梨ワイナリー観光大使】を役職に【醸造家徹底応援!】を掲げ活動をしております。
    素人だからこそ感じる、ワインに対しての率直な感想を始め、ワインの基礎知識、山梨の美味しいお店などの情報を案内します。
    情報は、記事執筆時点のものとなります。詳しくは、各ワイナリーサイトの情報をご確認下さい。
    各ワイナリーへのお問い合わせは、各ワイナリーサイト記載された方法でお問い合わせ願います。

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