【山梨ワインドットノム】山梨ワイナリーを制覇した編集部が【初心者】にオススメする三養ワインとは!?【三養醸造特集】

山梨ワインドットノムが毎週火曜にお届けをしている初心者向けの山梨ワイナリー特集ですが、今日が2020年最後のワイナリー特集になります。2021年も引き続き、紹介していきたいと思いますので、ぜひ来年もよろしくお願いいたします。

2020年最後を飾ってもらうのは、ドットノムファミリーと呼びたいワイナリー【三養醸造】のワインから【初心者オススメワイン】をセレクトしました。三養ワインは葡萄に対し純粋に造られた高品質ワインを消費者目線で販売しているので、ワイン初心者にはとてもオススメです。ぜひ手にとってみてはいかがでしょうか。

三養醸造


三養醸造
鬼才と呼ばれる男が極上の山梨ワインを造るワイナリー

創業以来、日本の葡萄にこだわり続けた【純国産ワイナリー三養醸造】の名前の由来は唐代の有名な漢詩の三養訓が元になっています。和約すると『美味しい葡萄酒を飲んで楽しく生きよう』です。これほどまでに、ぴったりなネーミングはないのではないでしょうか。

現醸造長である、山田啓二さんは【鬼才】と呼ばれています。

その理由は、彼に会えばすぐにわかります。我々編集部は、ワイン造りはもちろんのこと、彼の話し方や内容も含め天才だと思います。知識だけではなく、聞き手を彼自身の世界へ引き込んでしまう魅力が彼にはあります。

そんな彼の名言をご紹介しましょう。
【栽培は畑に出てれば葡萄が教えてくれる。醸造は葡萄が語りかけてくることがある】
自然物である葡萄は、毎年安定しない非科学的なものです。そのため、自分の目で自分の舌でしか感じ取ることはできない、まさにワイナリーのあるべき姿を伝えてくれています。

これほどまでにワインを愛し、粉骨砕身の想いで取り組んでいる彼が造るワインが美味しくないはずありません。
1本1本のワインに個性そして、目的を持たせ、製造方法含め様々な想いを飲み手に伝えようとしているワインが三養醸造にはあります。

  • ワイナリー名
    三養醸造
  • 住所
    山梨県山梨市牧丘町窪平237-2
  • 電話番号
    0553-35-2108
  • ホームページ
    http://sanyowine.fruits.jp/
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    編集部がオススメする【三養】ワインを徹底解説

    今回も編集部は、

    • 葡萄由来の再現性
    • コストパフォーマンス
    • 飲み比べなどの相性
    • 食事との相性

    を基準にワインを選んでいます。

    なぜこんな基準が必要なの!?
    ワイン初心者にとって、【ワイン】とは未知なるものです。そのため、教科書やWebで検索している内容をそのまま伝えられても理解できません。つまり、専門用語中心だと理解が追いつかず、途中で脱線をしてしまいます。結果として、ワイン離れが起こってしまいます。ワインは奥が深く、知れば知るほど、飲めば飲むほど面白い世界です。そんな世界に足を踏み入れたにもかかわらず、すぐに抜けてしまうのは非常に残念です。そうならないためには、最初のワインが大切なのです。
    注意
    編集部の評価は、あくまで編集部が実際に体験したことなどが基準になっています。
    また、今回の評価は【ワイン初心者】が数多あるワイナリーから選ぶ際の手助けとなるために作ったものであって、ワインをランキングづけるものではありません。

    甲州


    甲州
    葡萄の想いが汲み取られ仕上がったハイクオリティワイン

  • ワイン名
    甲州
  • 品種
    甲州葡萄
  • タイプ
    辛口
  • 価格
    税込1,870円
  • MEMO
    旧名称:猫甲州です。
    ワイナリーコメント
    2018年甲州と2017年甲州をブレンドした白ワインになります。ブレンド比率は55:45になっています。2018年甲州の果皮は低温浸漬させ、2日後に果汁のみを発酵タンクから移動させました。清澄した後、16度で発酵させ、クリーンでクリアな香りと味わいに仕上げています。それに対し、2017年甲州は高めの温度で果皮浸漬しているため、2018年甲州とのブレンド比率が高く、タンニンがハッキリした食材に負けない強さをもっています。
    テイスティング評価
    酸味
    (4.5)
    甘味
    (2.0)
    果実味
    (4.5)
    苦味
    (4.0)
    複雑さ
    (4.0)
    葡萄由来の再現性
    (4.5)
    コストパフォーマンス
    (5.0)
    飲み比べなどの相性
    (5.0)
    食事との相性
    (4.5)
    リセマラレベル
    (5.0)
    総合評価
    (5.0)

    シャルドネコ


    シャルドネコ
    心でも”贅沢感”を感じれるシャルドネワイン

  • ワイン名
    シャルドネコ
  • 品種
    シャルドネ
  • タイプ
    辛口
  • 価格
    税込2,970円
  • ワイナリーコメント
    新樽熟成2018年とステンレス2019をブレンドしています。しっかりとした芳香と重厚さに軽やかさをもったシャルドネワインに仕上がっています。
    テイスティング評価
    酸味
    (4.0)
    甘味
    (3.5)
    果実味
    (4.5)
    苦味
    (2.0)
    複雑さ
    (4.0)
    葡萄由来の再現性
    (4.5)
    コストパフォーマンス
    (4.5)
    飲み比べなどの相性
    (4.5)
    食事との相性
    (4.5)
    リセマラレベル
    (4.5)
    総合評価
    (4.5)

    ルージュ


    ルージュ
    三養醸造を象徴する”ファン”多き赤ワイン

  • ワイン名
    ルージュ
  • 品種
    欧州系品種(2016年収穫)
  • タイプ
    ミディアムボディ
  • 価格
    税込1,980円
  • MEMO
    旧名称:窪平です。
    ワイナリーコメント
    2016年に山梨市で収穫した欧州系品種を全て同時に1つの発酵タンクで醸造し熟成させています。さらに、同じ山梨市で収穫した2017ヴィンテージをブレンドしました。若い黒果実の香り、豊かな酸を感じる仕上がりになっています。
    テイスティング評価
    酸味
    (4.5)
    甘味
    (1.5)
    果実味
    (4.5)
    渋み
    (4.5)
    複雑さ
    (4.5)
    葡萄由来の再現性
    (3.0)
    コストパフォーマンス
    (5.0)
    飲み比べなどの相性
    (4.0)
    食事との相性
    (4.5)
    リセマラレベル
    (5.0)
    総合評価
    (5.0)
      三養醸造のワインはどれも葡萄に対して純粋に造られているので、初心者向けと考えると選択が難しいです。さらに、コストに関しても消費者目線で綿密に考えられています。そんなハードな環境の中でセレクトしたのは【甲州】【シャルドネコ】【ルージュ】になります。中でも【ルージュ】は満場一致で即決でした。ルージュと聞くと、まだ慣れていない人も多いかもしれませんが【三養醸造】のシンボルワインでもある【窪平】の名称変更ワインになります。東京の飲食店でも採用されたことのある窪平は、香りから始まり余韻で終わるまでの間ずっと幸福な時間をもたらしてくれます。最もファンが多いワインなのではないでしょうか。三養醸造を語る上では、絶対に外すことのできないワインだと思っています。
      そして白ワインで採用したのが甲州葡萄を使った【甲州】と【シャルドネ】です。これは編集部でも少し討論を重ねました。編集長は甲州とシャルドネを押す一方、副編集長は甲州とマスカットベーリーA(旧:HAYABUSA)を押していました。共に、日本を代表する甲州葡萄はセレクトしていました。その大きな理由は、やはり葡萄作りに対して真摯に向き合い、純粋に美味しさを追求したワインになっているからでしょう。そして、問題はシャルドネ・マスカットベーリーA論争です。結果としては編集長が勝ちましたが、ポイントは【初心者】という原点にあります。ワインは葡萄から作られた産物である以上、葡萄を知らないとワインの本質にはたどり着くことができないと編集部は思っています。その基本に立ち返ったとき、三養醸造でできること、それは【葡萄の収穫経験】【飲み比べ】でした。つまり、甲州葡萄を収穫し食し、甲州ワインを味わう、そして同時に収穫したシャルドネも食し、シャルドネワインも味わうことが最も初心者がワインを知れるのではないか、と思いました。もちろん、マスカットベーリーAも収穫して味わうことができますが、窪平との比較になると初心者には難しいでしょう。以上の点から、シャルドネワインであるシャルドネコをセレクトしています。今年は収穫シーズンを終えてしまいましたが、来年の予習として年末年始の相棒としていかがでしょうか。

      年末年始フリーな独身男性より🌄

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    非常に参考になると思います♪
    ぜひ、みなさんの山梨へ観光する際のお供に!!

    山梨ワインドットノム編集部は、【自称山梨ワイナリー観光大使】を役職に【醸造家徹底応援!】を掲げ活動をしております。素人だからこそ感じる、ワインに対しての率直な感想を始め、ワインの基礎知識、山梨の美味しいお店などの情報を案内します。
    情報は、記事執筆時点のものとなります。詳しくは、各ワイナリーサイトの情報をご確認下さい。
    各ワイナリーへのお問い合わせは、各ワイナリーサイト記載された方法でお問い合わせ願います。

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