【山梨ワイン好き必見!!】コロナ禍でのワイン造りの評価とは!?【2020年ミレジム】が発表!!編集部が気になる新酒第3選発表!!

11月3日は山梨ヌーボーでした。山梨県が独自に定めたイベントですが、毎年多くの人が楽しみにしているワインイベントの1つです。そして、もう1つ楽しみにしている発表があります。それは山梨県ワイン酒造組合が毎年公表している【ミレジム】です。このミレジムを5段階で評価しています。

今年は新型コロナウイルス感染症が発生し世界を大混乱に巻き込みましたが、さて2020年のミレジムはどんな評価になったのでしょうか。過去のミレジム評価と一緒に見ていきましょう。そして最後には、編集部が気になっている新酒を紹介したいと思います。

ミレジムとは!?

ミレジムとは【葡萄を収穫した年】のことです。私たちが最も聞いたことのある身近な言葉で置き換えると【ヴィンテージ】と同義になります。これを聞いて逆に頭の中に【?】が浮かぶ人も多いかもしれません。では、ミレジムとヴィンテージの違いとはなんでしょうか。
それは言語の違いになります。
ミレジムはフランス語である一方、ヴィンテージは英語です。そしてイタリア語ではヴェンデミーアと言ったりします。特にワインは地域によって、同じものを別に表現していることがありますので、そこは注意が必要です。
最も有名な例として【シラー】と【シラーズ】が挙げられます。これは両方とも同じ葡萄品種ですが、前者はフランスなどで、後者はオーストラリアを中心に呼ばれている名称になります。

シラー
「生産地の特色を強く反映する葡萄品種」

■特徴■
シラーは、カベルネ・ソーヴィニヨンと同様にパワフルで長熟なワインを生み出す葡萄品種です。葡萄は小粒で、果皮は厚いため、造られるワインは色調が濃くミディアムボディからフルボディ周辺のワインに仕上がることが多いです。豊富なタンニンも備わっているゆえ、長熟なワインが生産されることが多いです。葡萄自身に個性があるだけではなく、産地によって風味が一変するのもシラーの特徴です。

  • フランス×シラー
    フランスで造られるシラーワインは、ヴィンテージの若いうちから強烈な凝縮感を感じます。そして時間が経つにつれて気品のある果実味が現れ、滑らかな口当たりで余韻も長く続くように変化してきます。
  • オーストラリア×シラーズ
    オーストラリアでシラーは、シラーズと呼ばれることが多いです。前述で紹介した、フランスのシラーワインと決定的に異なる点は、ヴィンテージが若いうちから感じれるソフトなタンニンとチョコレートやコーヒーのようなニュアンスにあります。

速報!!2020ミレジム評価決定

では早速気になる【2020年】のミレジム評価は………

2020年ヴィンテージの評価
総合評価
(3.0)

オフィシャルコメント
葡萄の生長期である4月から5月は適雨、多照で順調に成長したため2020年は多収が予想されていました。しかし6月中旬から7月にかけて、好気温に加え多雨で寡照の日が続いていましたが、ベト病等も発生し果実の成熟遅延がみられるようになりました。成熟中期にあたる8月は、降雨が極少で日照が平年比125%と回復し、9月上旬まで日照、気温は上々に推移しました。ただ、糖度上昇はやや緩慢でした。そして9月中旬以降、日本列島では秋雨前線が停滞してしまい、少雨・やや寡照で経過しました。その結果、2020年度は生産量が15%減から20%減と低めになりました。ただ、後半に天候が持ち直し品質がやや良好となったので、ミレジム評価は★★★となっています。

これだけだと、少し判断がしにくいですね。

知りたい!!1992年から2019年のミレジム評価

それでは、発表されている1992年から2019年までのミレジムと比較していきましょう。

1992年ヴィンテージの評価
総合評価
(5.0)
オフィシャルコメント
生育期から収穫期まで降水量が少なく、理想的な品質の高い果実が収穫できました。
1993年ヴィンテージの評価
総合評価
(2.0)
オフィシャルコメント
冷夏傾向で生育期に降水量が多く日照不足でも推移し、作柄はやや不良でした。
1994年ヴィンテージの評価
総合評価
(4.0)
オフィシャルコメント
生育期に高温で経過し、日照量が十分確保でき、作柄は平年作に比べ良好でした。
1995年ヴィンテージの評価
総合評価
(4.0)
オフィシャルコメント
成熟期に日照量が多く、収穫期に低温傾向で推移したので作柄は良好でした。
1996年ヴィンテージの評価
総合評価
(4.0)
オフィシャルコメント
生育期を通して降水量少なく、成熟期には朝夕が涼温で良品質の果実が収穫できました。
1997年ヴィンテージの評価
総合評価
(4.0)
オフィシャルコメント
収穫期に降水量が少なく、日照量も平年以上で推移したので作柄良好でした。
1998年ヴィンテージの評価
総合評価
(2.0)
オフィシャルコメント
収穫期に降水量が多く、気温も高めに推移したため作柄やや不良でした。
1999年ヴィンテージの評価
総合評価
(4.0)
オフィシャルコメント
成熟期には多雨であったが、収穫期に入り日照量が多くなり作柄良好でした。
2000年ヴィンテージの評価
総合評価
(3.0)
オフィシャルコメント
8月から9月にかけて、多雨で心配されたが収穫期には日照量が多く平年並みでした。
2001年ヴィンテージの評価
総合評価
(4.0)
オフィシャルコメント
空梅雨で全体的に少雨となり、収穫量が落ち込んだが果実品質は良好でした。
2002年ヴィンテージの評価
総合評価
(5.0)
オフィシャルコメント
着色期、成熟期とも高温・少雨で推移し、日照量が多く作柄は極めて良好でした。
2003年ヴィンテージの評価
総合評価
(3.0)
オフィシャルコメント
8月中旬まで冷夏で推移したが、以後、成熟期には好天に恵まれ作柄平年並みでした。
2004年ヴィンテージの評価
総合評価
(4.0)
オフィシャルコメント
日本列島が甚大な台風被害に見舞われた年でした。しかしながら、幸い甲州は収穫期まで好天に恵まれ、品質の良好な作柄になりました。
2005年ヴィンテージの評価
総合評価
(3.0)
オフィシャルコメント
日本列島は昨年に続き台風被害を被りました。山梨県内は着色期、成熟期とも少雨で日照量が多く経過して豊産でしたが、品質は平年並みでした。
2006年ヴィンテージの評価
総合評価
(3.0)
オフィシャルコメント
6月から7月及び9月が寡照で、8月は好天日が続きました。葡萄は着果過多の傾向で推移したため、品質は平年並みの作柄でした。
2007年ヴィンテージの評価
総合評価
(4.0)
オフィシャルコメント
7月は寡照で高温、8月は好天・高温で、9月も好天が続きました。高夜温で呼吸消耗もあったが、作柄は2002年並に非常に良好でした。
2008年ヴィンテージの評価
総合評価
(2.0)
オフィシャルコメント
春の低温が花振るいを誘発しました。7月から9月は高温、寡照・多雨で発病など成長への影響がでました。9月はやや多照で持ち直しましたが、品種により収穫期を遅らせ糖度上昇を図るほどでした。
2009年ヴィンテージの評価
総合評価
(4.0)
オフィシャルコメント
生育期には降雨があり、7月も曇天日が続きましたが、成熟期は多照で夜温が冷涼に経過したので、平年作以上に良好な作柄でした。
2010年ヴィンテージの評価
総合評価
(3.0)
オフィシャルコメント
生育は初期の低温また梅雨入り以降の降雨による遅延等の影響を受けました。しかし、7月中旬以降は少雨多照型の天候で推移したおかげで、収量は減じたが、品質は平年並の作柄でした。
2011年ヴィンテージの評価
総合評価
(3.0)
オフィシャルコメント
6月から7月は少雨適温で推移し、8月から9月は高温と集中的多雨があり、降雨が地域また品種によって収量に影響しました。作柄は平年並でした。
2012年ヴィンテージの評価
総合評価
(5.0)
オフィシャルコメント
生育期の6月から7月は適度な降雨、適温に恵まれ、成熟期の8月から9月は少雨・好天、気温が高/昼温~中/夜温で推移しました。葡萄作柄は極めて優良でした。そして、ワインも極上の仕上がりになっていました。
2013年ヴィンテージの評価
総合評価
(4.0)
オフィシャルコメント
6月は少雨で推移し病害がありませんでした。7月から8月の日中は猛暑日が続き、特別な年で園地は乾燥気味になりました。9月も好天で作柄は良好でした。一部の晩熟品種を除き昨年並みの良好な仕上がりでした。
2014年ヴィンテージの評価
総合評価
(4.0)
オフィシャルコメント
7月から10月の生育期は比較的少雨でしたが、8月に曇天日が多かったので遅延してしまいました。しかし、9月の成熟期が多照で、夜温が冷涼であったので持ち直し、2009年並みの良好な作柄でした。
2015年ヴィンテージの評価
総合評価
(3.0)
オフィシャルコメント
甲州は、収量が多めで推移しました。しかし、糖度集積時期の8月中旬から9月上旬にかけて日照時間が不足する影響が重なったため、糖度上昇が遅々としてしまいました。ただ、9月中旬以降から10月は好天が続きました。それでも収穫期においての糖度はやや低めで、メーカーによっては収穫時期を遅らせる配慮もした年です。その一方、ワインの香りは成熟期の冷涼が反映して良好でした。そして、マスカットベーリーAは着果量が多く推移して着色が遅延しましたが、9月中旬以降の好天で着色促進をカバーしました。地域差はありますが、品質は平年並みでした。
2016年ヴィンテージの評価
総合評価
(3.0)
オフィシャルコメント
5月中旬から曇雨天でベト病の拡大が懸念されました。成熟期の7月から9月上旬まで比較的高温、少雨量だったため、この段階までに収穫した葡萄は品質が良好でした。9月中旬から曇雨天が続いて糖度が上昇せず、裂果、晩腐病などの発生もありました。10月まで糖度上昇を待ったメーカーもあります。
2017年ヴィンテージの評価
総合評価
(4.0)
オフィシャルコメント
6月は気温が良好に推移し、空梅雨の状況で経過しました。7月下旬から8月下旬は曇天続きで、特に8月中・下旬に日照不足で厳しかったですが、9月は好天続きで日較差もあり、葡萄は健全で糖・酸も優れたバランスとなりました。果実品質は総合して、平年作以上の作柄でした。
2018年ヴィンテージの評価
総合評価
(3.0)
オフィシャルコメント
4月から6月の葡萄の生育期は少雨、多照で経過して平年に比べて1週間ほど生育促進し、病害等も少なく、その後も適度な降水量と好天が続き7月中・下旬に色付きが始めりました。そして、8月中・下旬に少雨、多照で糖度は上昇しましたが、9月に入ると、多雨、曇天が続き気温も低下、成熟速度が緩慢となってしまいました。そのため、成熟期の前半の評価は星4でしたが、重要なタイミングとなる後半の評価は星2となっています。

2019年ヴィンテージの評価
総合評価
(2.0)

オフィシャルコメント
4月から6月の葡萄の生育期は少雨、例年以上の多照で経過して順調に成長しました。ただ、6月上旬の甲州の開花期では、降雨の影響かやや花振いを呈しました。そして、7月から10月の成熟期に入ると、2〜4日間隔で少雨・多雨があったため、日照時間が例年以上に悪かったです。
実際に、9月5日に県内の成熟状況を調査したところ

  • 甲州
    ・勝沼エリアは『11.9%~12.5%』
    ・穂坂エリアは『12.8%~15.4%』
  • マスカットベーリーA
    ・勝沼エリアは『16.4%』
    ・穂坂エリアは『15.4%』
  • でした。このように、両品種とも糖度上昇が厳しかった年になります。

    比較をしてみると、2019年より評価が高いことがわかります。コロナ禍でさまざまなことが不安視されていましたが、前年よりも上回る結果をだせたのは素晴らしいことではないでしょうか。そして、評価としては2018年と同じ評価になっている一方、2017年よりは評価が劣っています。ここでぜひオススメしたいのが、異年度比較になります。2017年と2020年を比較すると、プロフェッショナルが見ると全体的に2017年の方が品質高いワインが仕上がっている評価になっています。そして2018年と2020年を比較とすると、ほぼ同品質の評価になっています。2019年と2020年を比較すると、2020年の方が評価が高い結果になっています。これらの3パターンで飲み比べをすると、プロが下したミレジム評価と自分が感じたミジレム評価の相違性を感じられるのではないでしょうか。
    また、このミレジムを知っているだけで大切な人と買い物に行ったときに、何年ヴィンテージが美味しい年であるのか一言伝えることもできます。ぜひ、クリスマスに向けて押さえておきましょう!!

    編集部が気になる山梨ヌーボー特集

    それでは最後に、山梨ワインドットノム編集部が新酒で気になっているワインそしてワイナリーを紹介したいと思います。

    甲州 新酒 2020「シャンモリ」

  • ワイン名
    シャンモリ 山梨 甲州 新酒 2020
  • 葡萄品種
    甲州葡萄
  • タイプ
    やや辛口
  • 価格
    税込1,650円
  • MEMO
    G.I.Yamanashiワインになります。
    ワイナリーコメント
    山梨県産の甲州種葡萄を100%使用しています。フレッシュでフルーティーな果汁感が引き出されています。ほのかに香る柑橘系の香りと、爽やかな酸味によるすっきりとした飲み口が特徴です。

    マスカットベーリーA 新酒 2020「シャンモリ」

  • ワイン名
    シャンモリ 山梨 マスカットベーリーA 新酒 2020
  • 葡萄品種
    マスカットベーリーA
  • タイプ
    ライトボディ
  • 価格
    税込1,650円
  • MEMO
    G.I.Yamanashiワインになります。
    ワイナリーコメント
    山梨県産マスカット・ベーリーAを100%使用しています。フレッシュでフルーティーな果汁感が引き出されています。マスカット・ベーリーA特有のイチゴやベリーのような甘い香りに加え、すっきりした飲み口が特徴です。

    盛田甲州ワイナリー


    盛田甲州ワイナリー
    山梨県鳥にワイン造りの誇りと情熱と未来を乗せて飛翔するワイナリー

    盛田甲州ワイナリーの設立は1973年ですが、1973年設立とは思えない深い歴史があります。

    遡ること1881年、盛田甲州ワイナリーはなんと愛知県の葡萄畑でワイン造りをしていたのです。しかし、フィロキセラのせいで葡萄は全く使い物にならず失敗してしまいました。そして、1度潰えた想いが日本のボルドーとも言われる「勝沼」で復活し、今にいたるのです。つまり、100年以上もの間にわたってワイン造りに携わっているワイナリーなのです。背水の陣となるに至っていた盛田甲州ワイナリーのその後の勢いはすさまじいものです。【ワインは農産物】と言い聞かせ、醸造の過程での処理や調整を極力控え、葡萄がもつ本来の味をそのままボトリングするイメージで仕込み、素直な葡萄の風味を持つワインに仕上げています。その結果が、IWC金賞受賞です。

    【祝!快挙!】日本初!盛田甲州ワイナリー【グラン・シャンモリ 甲州シュール・リー 2018】が【IWC:インターナショナル・ワイン・チャレンジ】にて金賞受賞!

    まさに、山梨ワイン、日本ワインを支えているワイナリーの1つなのです。現在は、新型コロナウイルスの影響で工場見学や試飲も制限がかかっている中で楽しむことができます。中でも魅力的なのは、樽エリアテイスティングでしょう。盛田甲州ワイナリーには、なんと100以上もの樽が使用されています。滅多に見ることのできない荘厳たる空間を目にすることができるでしょう。また、日本を代表する甲州ワインをはじめ、マスカットベーリーA、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、シャルドネといった幅広い葡萄品種のワインをワイナリースタッフの人と話しながら試飲することができます。ぜひ、足を運んでみてください。

  • ワイナリー名
    盛田甲州ワイナリー
  • 住所
    山梨県甲州市勝沼町勝沼2842
  • 電話番号
    0553-44-2003
  • ホームページ
    https://www.chanmoris.co.jp/
  • 【ワイン初心者による盛田甲州ワイナリー訪問記】IWC甲州ワイン部門で初の金賞受賞ワイナリーに訪問!!ワイナリーの広さは東京ドーム何個分!? 【ワイン初心者による盛田甲州ワイナリー訪問記】IWC甲州ワイン部門で初の金賞受賞ワイナリーに訪問!!気になる工場の中に潜入!! 【ワイン初心者による盛田甲州ワイナリー訪問記】IWC甲州ワイン部門で初の金賞受賞ワイナリーに訪問!!受賞ワイナリーのワインの出来は!? 【祝!快挙!】日本初!盛田甲州ワイナリー【グラン・シャンモリ 甲州シュール・リー 2018】が【IWC:インターナショナル・ワイン・チャレンジ】にて金賞受賞! 【山梨ワインドットノム】山梨ワイナリーを制覇した編集部が【初心者】にオススメする盛田甲州ワインとは!?【盛田甲州ワイナリー特集】

    NOVICE

  • ワイン名
    NOVICE 甲州
  • 葡萄品種
    甲州葡萄
  • タイプ
    やや辛口
  • 価格
    税込1,500円
  • ワイン名
    NOVICE マスカットベーリーA
  • 葡萄品種
    マスカットベーリーA
  • タイプ
    ライトボディ
  • 価格
    税込1,500円
  • ワイナリーコメント
    今年の新酒は7月の長雨そして8月の高温乾燥で甲州、マスカットベーリーA共に病気が発生してしまいました。そのため、収穫時期を早めました。その結果、収穫量は減少、糖度も昨年から比較すると低下してしまいました。しかし。その分だけ酸度が上がりましたので、スッキリとしたワインに仕上がっています。香りと酸味のバランスのとれた新酒です。

    日川中央葡萄酒


    日川中央葡萄酒
    世代交代を迎え、初代を超えるワインを目指すワイナリー

    昭和49年からワイン造りが始まった日川中央葡萄酒の代名詞となっているワインは【Liaison】シリーズです。

    気になる【Liaison】はフランス語で【結ぶ、繋ぐ】を意味しています。
    太陽の恵みを感動に結びつけ、消費者の手元に安心安全な良質なワインを繋ぐそんな想いが込められています。

    そして昨年から日川中央葡萄酒には新シリーズが誕生しました。その名も【新米】を意味する【NOVICE】です。ではなぜ、NOVICEが誕生したのでしょうか。それは昨年初代から二代目にバトンが渡されたからになります。つまり、世代交代し今後日川中央葡萄酒の看板を背負う二代目が展開するシリーズが【NOVICE】になります。

    そんな日川中央葡萄酒は収穫や仕込み、そして洗瓶、瓶詰めにいたるまで、全ての作業を家族総出でおこなっています。さらに、ワインの販売の約8割が消費者への直接販売になります。白ワインが約53%、赤ワインが約42%そしてロゼワインが約5%の割合で製造しています。気になる原料は【甲州】【マスカットベーリーA】【甲斐ノワール】【サンセミヨン】【シャルドネ】【メルロー】などを栽培しています。

    日川中央葡萄酒に訪問したときに絶対に訪れてほしいのが【地下の貯蔵庫】になります。この場所には、なんと日川中央葡萄酒が操業してからのワインが大切に保管されているのです。もちろん、私たちは見ることはできても飲むことができません。しかし、初代は味のチェックや研究のために毎年試飲をしているとのことです。ワイン好きには堪らない素敵な空間があります。ぜひ、声をかけて見てみてください。

  • ワイナリー名
    日川中央葡萄酒
  • 住所
    山梨県笛吹市一宮町市之蔵118-1
  • 電話番号
    0553-47-1553
  • ホームページ
    https://liaisonwine.jp/
  • 【ワイン初心者による日川中央葡萄酒訪問記】2代目にバトンタッチされたワイナリーに訪問!!まだまだ初代が強し!?笑

    日本の新酒 山梨県産マスカット・ベーリーA 2020

  • ワイン名
    日本の新酒 山梨県産マスカット・ベーリーA 2020
  • 葡萄品種
    マスカット・ベーリーA
  • タイプ
    ミディアムボディ
  • 栽培
    棚式栽培
  • 💡ワンポイント💡
    関信越エリア限定品になります。

    日本の新酒 山梨県産甲州 2020

  • ワイン名
    日本の新酒 山梨県産甲州 2020
  • 葡萄品種
    甲州葡萄
  • タイプ
    辛口
  • 栽培
    棚式栽培
  • 💡ワンポイント💡
    関信越エリア限定品になります。

    日本の新酒 山梨県産マスカット・ベーリーA ロゼ 2020

  • ワイン名
    日本の新酒 山梨県産マスカット・ベーリーA ロゼ 2020
  • 葡萄品種
    マスカット・ベーリーA
  • タイプ
    辛口
  • 栽培
    棚式栽培
  • 💡ワンポイント💡
    勝フェス限定品になります。

    シャトーメルシャン


    シャトーメルシャン
    日本が世界に誇る絶対的エースワイナリー

    シャトーメルシャンは、日本が誇る、代表的なワインメーカーです。そして、日本のワイン文化の礎を作ったワイナリーの1つです。
    では、日本で屈指のワイナリー、メルシャンはどんなワイン造りをしているのでしょうか。
    シャトーメルシャンのブランドコンセプトは、シンプルであり基本に忠実なものでした。
    『Growing Differences in the world』
    「いいワインとは、その土地の気候、風土、生産者によって育てられる葡萄をそのまま表現したもの」
    この信念を軸に、世界と切磋琢磨しているワイナリーです。

    そして実行してきたことが正しかったと物語っているのは、「歴史」そして「実績」ではないでしょうか。

    そんなメルシャンの歴史は、約140年前の1870年代にまでさかのぼります。
    明治時代終わりに、シャトーメルシャンの源流となる『大日本山梨葡萄酒会社』が創業されました。
    つまり、シャトーメルシャンは日本ワインの原点なのです。そしてやはり、創業の段階からシャトーメルシャンではありませんでした。
    名前だけを見ると、外国企業のように感じられてしまいますからね。笑

    そして、創業から約70年後に「メルシャンブランド」が誕生します。着実なる努力の結果、ついに大きな一歩が動き出したのが1966年。
    国際ワインコンクールで、日本初の金賞を受賞したのです。この瞬間、明治政府がフランスにワイン造りを勉強させた種が実った瞬間でした。
    同時に、日本のワイン文化が世界に広まる第一歩、スタートラインに立ったとも言える瞬間でした。
    そのスタートラインにいち早くたったのが、メルシャンだったのです。
    そして1970年に、今日で最も広く知られているであろう「シャトーメルシャンシリーズ」が誕生しました。
    月日を重ね、様々なトライを重ね今に至ります。今では、山梨県だけでなく秋田県、福島県、長野県にも畑を構え何十種類もの品種を栽培しています。
    まさに日本のワイン技術の最先端を行くワイナリー、それがシャトーメルシャンです。

    「アイコン」シリーズ

    世界トップクラスの産地から生まれる、各ワイナリーの最高峰ワインシリーズです。

    「テロワール」シリーズ

    【適品種・適所】のコンセプトのもと、山梨県、長野県、秋田県、福島県の4つの県から、葡萄品種にふさわしい産地・区画を選びました。
    その個性を最大限に引き出したテロワールシリーズです。

    「クオリティ」シリーズ

    【日常に「日本ワイン」のおいしさをお届けしたい。】
    その想いを実現させるために、醸造家が感性を研ぎ澄ませて醸造しました。新しい日本ワインのスタンダードとなるワインシリーズです。

  • ワイナリー名
    シャトーメルシャン
  • 住所
    山梨県甲州市勝沼町下岩崎1425-1
  • 電話番号
    0553-44-1011
  • ホームページ
    https://www.chateaumercian.com/
  • 【ワイン初心者によるシャトーメルシャン訪問記】日本を代表するトップワイナリーに訪問!!日本ワインの歴史を学ぶならシャトーメルシャンの資料館は外せない!! 【検証結果】シャトーメルシャン 玉諸甲州きいろ香 2017と1本飲み切ってみた。食事・お菓子・デザートどの相性がベストマリアージュだった? 【山梨ワインドットノム】山梨ワイナリーを制覇した編集部が【初心者】にオススメするメルシャンワインとは!?【シャトーメルシャン特集】

    編集部総括

    今回編集部が注目したワイナリーが【盛田甲州ワイナリー】【日川中央葡萄酒】【シャトーメルシャン】になります。
    盛田甲州ワイナリーは、シャンモリ山梨甲州シリーズが毎年と言っても過言ではないほど、世界的なコンクールで賞を受賞しています。そのため必然的にも、2020ヴィンテージの出来はどんなものなのか、非常に気になっています。
    そして日川中央葡萄酒は、3ワイナリーの中でも最も注目をしているワイナリーです。なぜなら、2019年にワイナリーを訪問したときに初代が造るワイン【Liaison】と二代目が造る【NOVICE】のテイスティングをしました。そのときは、初代がガイドをしてくれたのですが、NOVICEの出来にまだまだ物足りない様子を見せていました。そして編集長もNOVICEよりもLiaisonの方が美味しい、と言っていました。そのため、2020ヴィンテージはどんな出来なのか、そして初代が認める仕上がりになっているのか、非常に気になっています。
    そして、山梨県のワイナリーを語る上では外すことのできないのがシャトーメルシャンでしょう。山梨県だけではなく、日本のワイン業界を引っ張っているシャトーメルシャンが造る新酒は、2020ヴィンテージワインを評価する上での大きな指針にもなると思っています。
    2019ヴィンテージと一緒に購入して、おうち時間の充実を図るのはいかがでしょうか。

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    非常に参考になると思います♪
    ぜひ、みなさんの山梨へ観光する際のお供に!!

    山梨ワインドットノム編集部は、【自称山梨ワイナリー観光大使】を役職に【醸造家徹底応援!】を掲げ活動をしております。素人だからこそ感じる、ワインに対しての率直な感想を始め、ワインの基礎知識、山梨の美味しいお店などの情報を案内します。
    情報は、記事執筆時点のものとなります。詳しくは、各ワイナリーサイトの情報をご確認下さい。各ワイナリーへのお問い合わせは、各ワイナリーサイト記載された方法でお問い合わせ願います。

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