気がつけば11月も下旬に差し掛かっていますね。この時期になると考えることは2つありますね。【クリスマス】と【年末年始】です。みなさんは、どんな予定ですか。え…私ですか?それはもちろん!未定です。涙
予定が入ってくれると嬉しいのですが、どうでしょうか…笑
さて話を戻しまして…特にクリスマスは【お肉】のイメージが強い人が多いのではないでしょうか。お肉だから赤ワインでないといけない、というわけではありませんが、赤ワインのおかげでお肉の油を軽くして食べやすくマリアージュしてくれているのも事実です。そこで今回特集をしたいのは【赤ワイン】のレベルが際立って高い大和葡萄酒です。
ハギーワインの愛称で親しまれている【大和葡萄酒】のワインから【初心者オススメワイン】をセレクトしました。この機会に、ぜひ手にとってみてはいかがでしょうか。
大和葡萄酒とは
大和葡萄酒
“凝縮性”を武器に世界水準を目指すワイナリー
大和葡萄酒は、世界水準でのワイン造りを【品質・価格】の観点から目指しているワイナリーです。
世界水準を目指す上で、大和葡萄酒では【良いワインは良い造り手から】を合言葉に、自分自身に向き合い、そして葡萄と正直に向き合ってワイン造りをおこなっています。この合言葉の背景には日本人らしい【歴史・根源】を大切にする大和葡萄酒らしさが込められています。日本古来の葡萄品種【甲州葡萄】を大切に、日本の環境だからこそ造り上げられるワインを目指しているのです。まさに、日本独自の価値観を誇りに日本独自のワイン造りをおこなっているワイナリーと言えるでしょう。
つまり、大和葡萄酒が「100%」納得できるワインができたとき、それは【歴史】が紡いだ【日本代表ワイン】であることに違いないでしょう。
多くの人が大和葡萄酒の歴史は古く伝統がもたらした実力と思っているのではないでしょうか。たしかに、昭和28年に前身である第十一葡萄酒組合が法人化することがきっかけで、世の中に【大和葡萄酒】の名が生まれました。そしてそれ以来、長野工場の開設、ビール事業展開を進めていましたが、今日のワインブランドを手がけるようになったのは2001年です。そう考えると、現在大和葡萄酒の顔となっているようなワインブランドの歴史が、山梨県内では非常に浅いことがわかります。同時に、ワイナリーのレベルの高さを感じ取ることができるのではないでしょうか。驚くほどの賞を獲得していることが、それを証明してくれているでしょう。
大和葡萄酒 3本の矢
そんな大和葡萄酒の実績を影で支えてくれるものがあります。それは、毛利元就の3本の矢の考え方に近い【大和葡萄酒 3観】です。それは【凝縮】【複雑】【エレガント】です。これらを最重要課題としてワイン造りに励んでいます。
旨味が【凝縮】している葡萄とは一体どんな葡萄なのでしょうか。それは【皮が厚く小さい粒で粗着性のある葡萄】だと大和葡萄酒は考えています。そのため、食用葡萄と醸造用葡萄をしっかりと分けて栽培しています。
【複雑性】を備えていないワインは世界では認められない、と大和葡萄酒は考えています。そのため【複雑性】を表現するために、日々の研究はもちろんのこと、すでに【土壌の改良】【水分量の調整】などに着手をしています。現在、ミネラル豊富な葡萄の栽培をする独自技術の確立には成功しています。
【エレガントさ】とは、内的に感じるものであり、人それぞれ趣味も違えば当然味覚なども異なります。そのため、言葉で表すことは非常に難しいものです。ただ唯一語れることとして、原料となる葡萄、その葡萄の状況に合った最適な醸造方法、酸味、香り、味わい、余韻などすべてのバランスが調和したワインを飲んだときに【エレガントさ】を感じるということです。狙って容易にできるものではなく、1つ1つの工程の質を極めれば極めるほど、光が見えてくると考えられています。


編集部がオススメする【大和葡萄酒】ワインを徹底解説
今回も編集部は、
- 葡萄由来の再現性
- コストパフォーマンス
- 飲み比べなどの相性
- 食事との相性
を基準にワインを選んでいます。
また、今回の評価は【ワイン初心者】が数多あるワイナリーから選ぶ際の手助けとなるために作ったものであって、ワインをランキングづけるものではありません。
十二原
十二原
遠方から求めにくる大和葡萄酒を代表するスタンダードワイン
十二原
メルロー
フルボディ
税込2,600円
保正
保正
大和葡萄酒が仕上げる”樽”と”メルロー”が融合した本格派フルボディ
保正
メルロー
フルボディ
税込4,430円
右八
右八
大和葡萄酒が掲げる”凝縮性”をハッキリと感じる逸品
右八
シラー
フルボディ
税込4,430円
- 大和葡萄酒には、山梨ワインドットノムも足を運びワイナリーショップのバーカウンターにてワインのテイスティングをさせていただいた経験があります。そのとき、非常に強く記憶に残っているのが「【十二原】は遠方のお客様が直接買いにきてくれるワイン」という言葉です。この言葉に惹かれ、テイスティングをさせていただくと、買いに来たくなる理由そしてワイナリースタッフの言葉の真意が身体の中に染み渡ってくる感じがしました。普段とは一線を画されているようなメルローの仕上がり方を感じます。良い意味で期待を裏切ってくれる感動そして、普段とは違う仕上がり方であっても葡萄由来の重さは忠実に再現され、フルボディに近い仕上がりです。大和葡萄酒を知るには【十二原】は外せません。そんな大和葡萄酒の代名詞ワインを中心に他の2本をチョイスしました。【保正】は【十二原】とメルローを使用している点は変わりませんが、少し醸造工程が異なります。編集長が大好きな【樽】を使用しています。この両本を飲み比べすることによって、自分が樽好きであるか、の確認もできるだけではなく重めの品種である葡萄と【樽】を使ってまでの重さを好むのか、など自分の好きな味の範囲をより鮮明にできるのではないでしょうか。そして最後の1本は【右八】です。このワインは、シラーを使っています。シラーワインは山梨県のワイナリーではあまり造られていません。そのため、もしかしたらこの記事で初めて知ったかも、と言う人もいるかもしれませんし、シラーワインはオーストラリアなどが有名で日本では造れないと思っていた人もいるかもしれませんね。しかし、そういった思惑を一蹴してくれます。【シラー】の名前を見ると、爽やかなライトボディ系の感じをもつ人もいるかもしれませんが、これもまた良い意味で裏切ってくれます。驚き、そして上品な気持ちになっている自分がいることでしょう。もちろん、飲み比べとしての狙いは【メルロー】と【シラー】どちらが好きか、を初心者のゴールに置いています。ぜひ、お試しください。
今回、赤ワイン3本セレクトになりましたが…白ワインのオススメはこちらにありますので、気になる人は読んでみてください。

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非常に参考になると思います♪
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