ボジョレーヌーボーは皆さん名前の聞いたことのあるだろう有名なワインブランドですよね。
これを飲んでワイン好きになったという方がいるくらい、人気のワインでもあります。
近い11月に解禁が控えているので、おさらいの意味も込めてここで一度ボジョレーヌーボーについての理解を深めていきましょう!
Contents
ボジョレーヌーボーとは?
ボジョレーヌーボーとは、フランスのボジョレー地区で造られるワインで、赤ワインとロゼが存在します。
ボジョレー地区は、パリの東南に位置し、ブルゴーニュ地方の最南部にある丘陵地帯です。
そしてその年にボジョレー地区で収穫された「ガメイ」という品種の黒葡萄を100%使って作ると決められています。
だから、ボジョレーヌーヴォーには白ワインが存在しないのですね。

粒は比較的大きく、皮は薄めの葡萄です。
果汁の量が多くなりがちな葡萄なので、ワインの色調もあまり濃厚ではなく明るい感じです。
甘い果実の香りにフレッシュな果実感、そしてタンニンも少なめな葡萄です。
正しい呼び方はどれ?
ボジョレー・ヌーボーは、「ボージョレ・ヌーヴォー」とも言いますよね。
これは、フランス語で「Beaujolais nouveau」と書くものを日本語表記にする際、発音の聞き取りによって生じた差異なので、日本語ではいくつかの呼び方があります。
どれが正解とかはありませんので、好きな呼び方をしていただいて問題無いです!
人気になったきっかけは?
有名になったきっかけはボジョレー地区の一人の醸造家です。
その名はジョルジュ・デュブッフ(Georges Duboeuf)。
今や「ボジョレーの帝王」と呼ばれる存在ですが、彼はボジョレーのワインの美味しさをもっと多くの人に知って欲しいと願い、1970年代にパリのオペラ座の近くでボジョレーヌーヴォーの解禁を祝うイベントを行いました。
そしてそのイベントが大当たりし、大人気となりました。
この成功をきっかけに、世界中で様々なイベントを行うようになり、
今日のようにボジョレーヌーヴォーは世界的に有名なワインとなったのですね。
ボジョレーヌーボーの飲み方
ボジョレーヌーボーは名前の通り「新酒」なので、早めに飲み切りましょう。
また、非常にフレッシュなワインなので冷蔵庫で冷やして飲むのもオススメです!
癖が無いワインなので、食前・食中・食後、どのタイミングで飲んでも美味しくいただけます。
ボジョレーヌーボーの解禁日とその秘密
現在ボジョレーヌーヴォーの解禁日は、毎年11月第3木曜日と決まっています。
しかし、実は元々11月11日だったのです。
ボジョレー地区で最も収穫の早いワインが出来上がるのが大体この日周辺で、
さらにこの日は「聖マルティヌスの日」という聖人の日であったため、縁起も良いということでボジョレーヌーヴォーの解禁日にしていたのです。
その後、11月11日は「休戦記念日」という別の祝日になってしまい、「聖人の日」ではなくなってしまいました。
そこで、11日から一番近い聖人の日である11月15日に「聖タルベールの日」という聖人の日があったため、こちらに日付が移ったのです。
あれ、まだ第3木曜日に定まってないと思いましたね?
そうです、その後ある問題が生じます。
日付を定めてしまうと、土日と被ってしまった際にお店が定休日のため解禁日にワインを売れないという事態が頻発しました。
せっかくボジョレーヌーヴォーが解禁されてもお店で売れないのでは問題だ、ということで、
大体11月15日前後になる11月の第3木曜日に最終的に落ち着いたのです!
まとめ
いかがでしたか?
意外と知らないボジョレーヌーボーの秘密をご紹介できたのではないでしょうか!
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