【山梨ワインドットノム】山梨ワイナリーを制覇した編集部が【初心者】にオススメするホンジョーワインとは!?【岩崎醸造特集】

来週は【山梨ヌーボー】ですね。もちろん【山梨ヌーボー2019】には参加をしました。どのワイナリーに並ぼうか、などを編集部で楽しく悩んでいたのが懐かしいです。
【2019年】山梨ヌーボー@東京 最速攻略レポート! ただ2020年度の山梨ヌーボーは、中止です。まさか1年でこんなにも日常が変わるなんて誰が想像していたでしょうか。非常に悔しいです。ただ、各ワイナリーからの新酒情報は少しずつ解禁していますので【初心者オススメワイン】と並行して、引き続き紹介をしていきたいと思います。

今週の【初心者オススメワイン】は、勝沼にこだわり続けるワイナリー【岩崎醸造】のワインから3本紹介したいと思います。この機会に、ぜひ手にとってみてはいかがでしょうか。

岩崎醸造とは!?


岩崎醸造
勝沼と共にこれからの日本ワインの未来を紡いでいくワイナリー

1941年創業の岩崎醸造は、創業以来地域と共生しているワイナリーです。なぜなら岩崎醸造は、葡萄栽培と醸造に関係していた個人醸造免許者130名の共同出資で立ち上がったワイナリーだからです。現在も、ワインの原料となる葡萄は自社畑と株主である農家の人々の葡萄に限定しています。もし自社畑、契約農家からの葡萄だけでは足りなくなってしまっても、ワイナリーがある【勝沼町】から葡萄を購入します。つまり【ホンジョーワイン】は勝沼の農家あってのワイナリーでもあるのです。

そんな岩崎醸造は【ホンジョー】の愛称で親しまれています。【岩崎醸造】と【ホンジョー】。文字だけ見てもその関係性がわからない人も多いのではないでしょうか。実はこの愛称は、地域の人々が命名したのです。岩崎醸造が造るワインが次第に地域の人々に認められるようになり、岩崎醸造を【本格醸造ワイン工場】と呼ぶようになったのです。そして、そこから【本格】【醸造】の頭文字が文字られ【本醸】になり、今では【ホンジョー】の愛称で愛されているワイナリーになっています。

そんな岩崎醸造の社長は、コミュニケーション力が高く、編集部も訪問をした際に非常に助けられました。
やはり初めて顔を合わせる瞬間は、誰しも緊張するでしょう。そんな中、アイスブレイクしてもらえると嬉しいですよね。
そして、同時に安心感を持って、接することができますよね。ワイン初心者からしてみると、非常にありがたいワイナリーなのです。

そんなワイン初心者向けの岩崎醸造では、最新のワイン機械から昔のワイン造りを想起できる醸造設備を見ることができます。
特に、樽が大好きな編集長は信じられないサイズの大樽を見て大興奮!!岩崎醸造に訪れたら絶対に見て帰りたい、そんな空間がたくさんあるワイナリーです。

  • ワイナリー名
    岩崎醸造(ホンジョーワイン)
  • 住所
    山梨県甲州市勝沼町下岩崎957
  • 電話番号
    0553-44-0020
  • ホームページ
    http://www.iwasaki-jozo.com/
  • 【ワイン初心者による岩崎醸造訪問記】勝沼と共に歩む老舗ワイナリーに訪問!!ユーモア溢れる社長に心を掴まれる!!

    編集部がオススメする【岩崎醸造】ワインを徹底解説

    今回も編集部は、

    • 葡萄由来の再現性
    • コストパフォーマンス
    • 飲み比べなどの相性
    • 食事との相性

    を基準にワインを選んでいます。

    なぜこんな基準が必要なの!?
    ワイン初心者にとって、【ワイン】とは未知なるものです。そのため、教科書やWebで検索している内容をそのまま伝えられても理解できません。つまり、専門用語中心だと理解が追いつかず、途中で脱線をしてしまいます。結果として、ワイン離れが起こってしまいます。ワインは奥が深く、知れば知るほど、飲めば飲むほど面白い世界です。そんな世界に足を踏み入れたにもかかわらず、すぐに抜けてしまうのは非常に残念です。そうならないためには、最初のワインが大切なのです。
    注意
    編集部の評価は、あくまで編集部が実際に体験したことなどが基準になっています。
    また、今回の評価は【ワイン初心者】が数多あるワイナリーから選ぶ際の手助けとなるために作ったものであって、ワインをランキングづけるものではありません。

    甲州 シュール・リー


    甲州 シュール・リー
    岩崎醸造を代表するスタンダードワイン

  • ワイン名
    甲州 シュール・リー
  • 品種
    甲州葡萄
  • タイプ
    辛口
  • 価格
    税込1,930円
  • ワイナリーコメント
    甲州葡萄を発酵後、澱とともに半年間熟成しました。その結果、酵母が自己分解し、旨味やミネラル感、クリーミーさを感じる白ワインに仕上がっています。香りからは、和柑橘、洋梨、うど、丁子の香りを感じます。その後、ソフトな口当たりに心地良い苦味の余韻も感じられます。大樽貯蔵から造り上げられたインパクトや複雑味がある甲州を感じることができる1本に仕上がっています。
    ワンポイント
  • 2016ヴィンテージ
    日本ワインコンクール 2017 銅賞
  • 2017ヴィンテージ
    日本ワインコンクール 2018 銅賞
  • テイスティング評価
    酸味
    (4.5)
    甘味
    (2.0)
    果実味
    (4.5)
    苦味
    (4.5)
    複雑さ
    (4.5)
    葡萄由来の再現性
    (4.5)
    コストパフォーマンス
    (5.0)
    飲み比べなどの相性
    (5.0)
    食事との相性
    (5.0)
    リセマラレベル
    (4.5)
    総合評価
    (4.5)

    ワインを購入する

    マスカット・ベリーA 山梨


    マスカット・ベリーA 山梨
    普段とは違ったマスカットベーリーAを垣間見れる1本

  • ワイン名
    マスカット・ベリーA 山梨
  • 品種
    マスカット・ベリーA
  • タイプ
    ライトボディ〜ミディアムボディ
  • 価格
    税込1,760円
  • ワイナリーコメント
    県内産の良質なマスカット・ベリーAを使用しています。ステンレスタンクで発酵・熟成させ、さらにほんの少量、古樽で熟成させた古酒をブレンドし、複雑な風味を備えたバランスの良いマスカット・ベリーAに仕上げました。イチゴやチェリーの赤い果実の香りに綿菓子やシナモンを連想させるチャーミングな香りを感じます。そして、フルーティーな果実味とフレッシュな酸に、スムースなタンニンを感じます。マスカット・ベリーA本来の魅力をきっちりと表現された1本になっています。
    テイスティング評価
    酸味
    (4.0)
    甘味
    (2.5)
    果実味
    (4.0)
    渋み
    (4.0)
    複雑さ
    (4.5)
    葡萄由来の再現性
    (4.0)
    コストパフォーマンス
    (5.0)
    飲み比べなどの相性
    (4.5)
    食事との相性
    (4.5)
    リセマラレベル
    (4.5)
    総合評価
    (4.5)

    ワインを購入する

    アジロン


    アジロン
    幻の葡萄をふんだんに使用した極上の赤ワイン

  • ワイン名
    アジロン
  • 品種
    アジロンダック
  • タイプ
    半甘口
  • 価格
    税込1,870円
  • ワイナリーコメント
    日本ワインの黎明期を担った葡萄品種アジロンダックを使用しています。栽培に手間がかかるため、現在では【幻の黒ブドウ】と称されるほど生産量が減り、日本国内では勝沼でしか生産されていない希少な品種です。このワインは、アジロンダックから手間を惜しまずに、しっかりとエキス分とタンニンを抽出しています。その結果、ブルーベリーなどの黒系果実の香りにマスカットや木苺の甘美な風味を感じます。そして口に含めると、適度な酸とタンニンが調和した果実味と嫌味のない優しい甘みが魅力的な味わいとなって仕上がっています。
    テイスティング評価
    酸味
    (3.0)
    甘味
    (4.0)
    果実味
    (4.0)
    渋み
    (2.0)
    複雑さ
    (4.0)
    葡萄由来の再現性
    (4.5)
    コストパフォーマンス
    (5.0)
    飲み比べなどの相性
    (4.5)
    食事との相性
    (3.5)
    リセマラレベル
    (4.5)
    総合評価
    (4.5)

    ワインを購入する

      今回は白ワイン1本、赤ワイン2本の紹介でした。繰り返し語りすぎて、耳にタコができてしまっているかもしれませんが、山梨ワインを知るには【甲州ワイン】を外すことはできません。それぞれのワイナリーの【甲州ワイン】は最低でも1本は飲んでいただきたいと思っています。今回、岩崎醸造でセレクトした【甲州ワイン】は通常とは少し醸造方法が異なります。【シュール・リー製法】を使っています。シュール・リーとは、発酵中に発生した澱を取り除かずにワインと一緒に寝かせる製法です。これによって、澱由来の複雑味、旨味をワインに与えることができるのです。通常の甲州とはどう違うのか、感じてもらえるのではないでしょうか。同時に、自分は【ノーマル甲州】が好みなのか【シュール・リー甲州】が好きなのかがわかってくるのではないでしょうか。
      そして赤ワインは【マスカットベーリーA】と【アジロンダック】の品種比較をした飲み比べをオススメします。過去に何度か似たような飲み比べは紹介していると思いますが、今回の2品種に関しては【香り】が非常に似ているのです。似ていると言うと、若干語弊があるので補足をすると両葡萄品種、ワインから甘い香りで飲み手である私たちを優しく包み込み誘っています。しかし、少しばかり香りの甘さや柔らかさが異なります。香りはワインにとって大切な要素の1つです。自分が飲みたくなるような香りとはどんな香りなのか、知ってみてはいかがでしょうか。そして、男性にはぜひともこの2品種は女性に紹介できるようになってほしいとも思っています。こんなにも優しく妖艶な香りを感じさせる赤ワインは、きっと女性の心も甘く包み込むきっかけになるのではないでしょうか。そして、香りを感じつつ味わいも楽しんでみてください。岩崎醸造の場合、香りを大きく裏切ることはありいませんが、ワイナリーによってはアジロンダックを辛口で造っているワイナリーもあります。そのワインはまた今度紹介しますが、葡萄に純粋に造ったアジロンダックワインの甘口、辛口比較も面白そうですよね。話は少し脱線しかけてしまいましたが、ワインの仕上がりが素人目では若干似ている【マスカットベーリーA】と【アジロンダック】を飲み比べ、知っておくことで赤ワインの経験値はあがると思っています。
      ぜひ、お試しあれ。

      「個人的には【アジロンダック】の香りの方が好きですが【ワイン】として比べると【マスカットベーリーA】の方が好き」
      とちょっとソムリエのようなことを言ってみた。笑

    関連情報

    山梨ワインドットノム編集部 おすすめ記事

    山梨ワインドットノムが自信を持ってお届けしている記事です♪
    特に…
    山梨ワイン パーフェクトガイド
    【必見】山梨ワイン完全ガイド!世界で認められている、山梨ワインとはどんなワイン!?これを読めば、山梨ワインがわかる。山梨ワインのことは、山梨ワインドットノムにお任せ!

    【2020】山梨ワイナリー データベース
    【困ったらドットノム!2020年最新版】山梨県のワイナリー完全マップ!山梨県に新たに誕生したワイナリー、2020年新設予定のワイナリーも一挙に紹介!!

    【2020】山梨ワイナリー 【初心者向け】営業状況まとめ

    非常に参考になると思います♪
    ぜひ、みなさんの山梨へ観光する際のお供に!!

    山梨ワインドットノム編集部は、【自称山梨ワイナリー観光大使】を役職に【醸造家徹底応援!】を掲げ活動をしております。
    素人だからこそ感じる、ワインに対しての率直な感想を始め、ワインの基礎知識、山梨の美味しいお店などの情報を案内します。
    情報は、記事執筆時点のものとなります。詳しくは、各ワイナリーサイトの情報をご確認下さい。
    各ワイナリーへのお問い合わせは、各ワイナリーサイト記載された方法でお問い合わせ願います。

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です