多くの人が待ち望んでいたのではないでしょうか。山梨ワインドットノム編集部が思う日本ワイン文化における重要なイベントは3つあります。
【日本ワインコンクール】【ジャパンワインチャレンジ】そして【山梨ヌーボー】です。
しかしながら、2020年は新型コロナウイルスの影響で【日本ワインコンクール】そして【山梨ヌーボー】が中止になりました。



編集部だけではなく、多くのワインファンが涙したことでしょう。ただ【ジャパンワインチャレンジ】だけは、入念な感染症対策を行った上で無事に開催することができました。そしてつい先日結果が発表されました。
今回は、山梨ワイナリーの【ジャパンワインチャレンジ2020】の受賞結果を一挙に紹介します。
Contents
ジャパンワインチャレンジとは!?
ジャパン・ワイン・チャレンジは独立したワイン審査会として1997年に設立されました。日本ワインコンクールと並び、日本における二大ワインコンクールとして有名ですが、実は歴史的にはまだ朝買ったのですね。というのも、山梨ワインドットノム編集長の方が生まれた後に設立しているのです。ちなみに、双璧となっている日本ワインコンクールの初回開催は2003年とジャパンワインチャレンジよりも遅かったのですね。
そんなジャパンワインチャレンジは、小売業界との関わりに重点を置き、市場そして消費者に向けて広く役立つ情報の提供を目標として開催されています。そのため、日本国内におけるトップクラスの審査員はもちろんのこと、国際的にも有名な実力派審査員を毎年招聘しています。
そして、今ではジャパンワインチャレンジは
アジア最大規模のワイン審査会の1つの地位を確立しています。
新型コロナウイルスの影響で開催が危ぶまれましたが、ジャパンワインチャレンジ2020は2020年9月14日(月)から9月17日(木)にかけて、東京アメリカンクラブにて開催されました。第23回目開催となった今年は、世界30ヶ国から1,000点を超す出品があったとのことです。そして、厳正なる審査を行い、ベスト・オブ・ショーを含むトロフィー賞12点、ベストバリュー賞19点、プラチナ賞25点、金賞51点、銀賞200点、そして銅賞444点という結果が、つい先日発表されました。
そして残念なことに…トロフィー賞およびプラチナ賞には山梨ワイナリーはランクインできませんでした。もちろん、全ワイナリーの全ワインがジャパンワインチャレンジ2020に出品されているわけではありませんので、一概には言えませんが、金賞以降にはずらっと登場していますので、悲しいですね。
それでは気を取り直して【金賞】【銀賞】【銅賞】のワインを紹介していきたいと思います。
さて、みなさんが飲んだことあるワインや知っているワイナリーのワインは登場するのでしょうか。気になりますね。
金賞
それでは金賞から発表をしていきます。
金賞を受賞した山梨ワイナリー数は【3ワイナリー】
そして受賞したワイン数も【3本】になります。
ロリアン 甲州 Vigne de Nakagawa
ロリアン 甲州 Vigne de Nakagawa
甲州葡萄
2019
辛口
2,911本
税込2,640円
白百合醸造
Pony Blanc
Pony Blanc
甲州葡萄
2019
やや辛口
税込1,650円
駒園ヴィンヤード
サントネージュ かみのやま中島畑メルロー
サントネージュ かみのやま中島畑メルロー
メルロー
2018
フルボディ
税込4,400円
サントネージュワイン
銀賞
それでは続いて銀賞を発表をしていきます。
銀賞を受賞した山梨ワイナリー数は【9ワイナリー】
そして受賞したワイン数も【16本】になります。
サントネージュ 牧丘倉科畑シャルドネ
サントネージュ 牧丘倉科畑シャルドネ
シャルドネ
2019
辛口
税込4,400円
サントネージュワイン
甲州樽熟成 i-vines vineyard
甲州樽熟成 i-vines vineyard
甲州葡萄
2018
辛口
樽熟成11ヶ月
5,162本
税込2,200円
シャトー酒折ワイナリー
勝沼甲州樽発酵
勝沼甲州樽発酵
甲州葡萄
2018
辛口
税込2,420円
シャトレーゼベルフォーレ勝沼
甲州シュールリー無濾過
甲州シュールリー無濾過
甲州葡萄
2019
やや辛口
税込1,920円
シャルマンワイン
穂坂 日之城 キャトル・ルージュ
穂坂 日之城 キャトル・ルージュ
メルロー、シラー、プティ・ヴェルド、カベルネ・ソーヴィニヨン
2018
フルボディ
税込6,380円
シャトーマルスワイナリー
甲州 ヴェルディーニョ
甲州 ヴェルディーニョ
甲州葡萄
2019
辛口
税込1,636円
シャトーマルスワイナリー
Tao Pinot Noir
Tao Pinot Noir
ピノ・ノワール
2019
ミディアムボディ
税込3,630円
駒園ヴィンヤード
Tao 甲州駒園
Tao 甲州駒園
甲州葡萄
2019
辛口
税込2,530円
駒園ヴィンヤード
余韻は長く旨味を感じる飲み心地に仕上がっています。
レゾン ルージュ
レゾン ルージュ
マスカットベーリーA、メルロー
2018
ミディアムボディ
税込3,850円
まるき葡萄酒
ラフィーユ 樽甲州
ラフィーユ 樽甲州
甲州葡萄
2018
辛口
税込2,640円
まるき葡萄酒
ラフィーユ 樽甲州
ラフィーユ 樽甲州
甲州葡萄
2017
辛口
税込2,640円
まるき葡萄酒
甲州シュール・リー 「緑」
甲州シュール・リー 「緑」
甲州葡萄
2019
辛口
税込2,200円
サドヤワイナリー
シャトーブリヤン 赤
シャトーブリヤン 赤
カベルネ・ソーヴィニヨン
2017
ミディアムボディ
税込3,300円
サドヤワイナリー
トラディショナル・リッチ・テイスト甲州
トラディショナル・リッチ・テイスト甲州
甲州葡萄
2019
辛口
税込1,760円
蒼龍葡萄酒
銅賞
最後に銅賞を発表をしていきます。
銅賞を受賞した山梨ワイナリー数は【13ワイナリー】
そして受賞したワイン数も【40本】になります。
サントネージュ 牧丘倉科畑シャルドネ
サントネージュ 牧丘倉科畑シャルドネ
シャルドネ
2018
辛口
税込4,400円
サントネージュワイン
サントネージュ かみのやま佐竹畑シャルドネ
サントネージュ かみのやま佐竹畑シャルドネ
シャルドネ
2019
辛口
税込4,400円
サントネージュワイン
デラウェア
デラウェア
デラウェア
2019
やや甘口
9,344本
税込1,540円
シャトー酒折ワイナリー
エステートシャルドネ
エステートシャルドネ
シャルドネ
2016
辛口
2,632本
税込2,937円
シャトー酒折ワイナリー
甲州ドライ
甲州ドライ
甲州葡萄
2019
辛口
24,220本
税込1,650円
シャトー酒折ワイナリー
甲州セミスイート
甲州セミスイート
甲州葡萄
2019
やや甘口
3,538本
税込1,650円
シャトー酒折ワイナリー
勝沼甲州シュールリー
勝沼甲州シュールリー
甲州葡萄
2019
辛口
税込2,200円
シャトレーゼベルフォーレ勝沼
甲州 穂坂収穫
甲州 穂坂収穫
甲州葡萄
2019
やや辛口
税込1,823円
シャトーマルスワイナリー
甲州 オランジュ・グリ
甲州 オランジュ・グリ
甲州葡萄
2019
やや辛口
税込1,636円
シャトーマルスワイナリー
白根 甲州 シュール・リー
白根 甲州 シュール・リー
甲州葡萄
2019
辛口
税込1,746円
シャトーマルスワイナリー
ハラモ甲州樽熟成
ハラモ甲州樽熟成
甲州葡萄
2018
辛口
税込2,431円
原茂ワイン
カベルネ・ソーヴィニヨン 釜無 無濾過
カベルネ・ソーヴィニヨン 釜無 無濾過
カベルネ・ソーヴィニヨン
2015
ミディアムボディ
税込3,850円
シャルマンワイン
甲州 白須 無濾過
甲州 白須 無濾過
甲州葡萄
2017
辛口
税込2,240円
シャルマンワイン
塩尻マスカット・ベーリーA
塩尻マスカット・ベーリーA
マスカット・ベーリーA
2017
ミディアムボディ
税込3,036円
サントリー登美の丘ワイナリー
塩尻メルロ
塩尻メルロ
メルロ
2016
ミディアムボディ〜フルボディ
税込3,960円
サントリー登美の丘ワイナリー
登美の丘 赤
登美の丘 赤
メルロ、カベルネ・ソーヴィニヨン、プティ・ヴェルド、カベルネ・フラン
2017
ミディアムボディ〜フルボディ
税込4,400円
サントリー登美の丘ワイナリー
登美の丘 甲州
登美の丘 甲州
甲州葡萄
2018
辛口
税込4,400円
サントリー登美の丘ワイナリー
シトラスセント甲州
シトラスセント甲州
甲州葡萄
2019
辛口
税込1,760円
蒼龍葡萄酒
蒼龍プレミアム甲州
蒼龍プレミアム甲州
甲州葡萄
2018
辛口
税込2,200円
蒼龍葡萄酒
グラン甲州
グラン甲州
甲州葡萄
ノンヴィンテージ
辛口
税込1,430円
蒼龍葡萄酒
リミテッド穂坂甲州 樽熟成
リミテッド穂坂甲州 樽熟成
甲州葡萄
2019
辛口
税込2,420円
蒼龍葡萄酒
リミテッド穂坂マスカット・ベーリーA 樽熟成
リミテッド穂坂マスカット・ベーリーA 樽熟成
マスカット・ベーリーA
2019
ミディアムボディ
税込2,420円
蒼龍葡萄酒
山梨のベーリーA 樽熟成
山梨のベーリーA 樽熟成
マスカット・ベーリーA
2019
ミディアムボディ
税込1,760円
蒼龍葡萄酒
セラーマスター 甲州
セラーマスター 甲州
甲州葡萄
2019
やや甘口
税込1,980円
白百合醸造
勝沼甲州
勝沼甲州
甲州葡萄
2019
辛口
税込2,035円
白百合醸造
マスカット・ベーリーA 樽熟成
マスカット・ベーリーA 樽熟成
マスカット・ベーリーA
2019
ミディアムボディ
税込3,300円
白百合醸造
甲州醸し SMOKE
甲州醸し SMOKE
甲州葡萄
2019
辛口
税込2,420円
サドヤワイナリー
オルロージュ 白
オルロージュ 白
甲州葡萄、ソーヴィニヨン・ブラン
2019
辛口
税込1,980円
サドヤワイナリー
甲州テロワールセレクション 祝
甲州テロワールセレクション 祝
甲州葡萄
2019
辛口
税込2,640円
勝沼醸造
グラン・シャンモリ ルージュ アッサンブラージュ
グラン・シャンモリ ルージュ アッサンブラージュ
マスカットベーリーA、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ
2018
ミディアムボディ
税込1,815円
盛田甲州ワイナリー
グラン・シャンモリ 甲州シュール・リー
グラン・シャンモリ 甲州シュール・リー
甲州葡萄
2019
辛口
税込1,870円
盛田甲州ワイナリー
シャンモリ 山梨 内田農園産 甲州
シャンモリ 山梨 内田農園産 甲州
甲州葡萄
2019
辛口
税込1,980円
盛田甲州ワイナリー
レゾン 甲州
レゾン 甲州
甲州葡萄
2018
辛口
税込3,850円
まるき葡萄酒
いろグラン 甲州
いろグラン 甲州
甲州葡萄
2018
辛口
税込2,200円
まるき葡萄酒
ラフィーユ 甲州 樽発酵
ラフィーユ 甲州 樽発酵
甲州葡萄
2018
辛口
税込2,640円
まるき葡萄酒
ラフィーユ トレゾワ 樽勝沼甲州
ラフィーユ トレゾワ 樽勝沼甲州
甲州葡萄
2018
辛口
税込3,300円
まるき葡萄酒
ラフィーユ トレゾワ 塩尻メルロー
ラフィーユ トレゾワ 塩尻メルロー
メルロ
2018
ミディアムボディ
税込3,850円
まるき葡萄酒
ラフィーユ 樽ベーリーA
ラフィーユ 樽ベーリーA
マスカットベーリーA
2018
ミディアムボディ
税込2,640円
まるき葡萄酒
ラフィーユ トレゾワ 樽南野呂ベーリーA
ラフィーユ トレゾワ 樽南野呂ベーリーA
マスカットベーリーA
2018
ミディアムボディ
税込3,300円
まるき葡萄酒
ヴァンドール メルロ@蒼龍葡萄酒
Curious Type N@蒼龍葡萄酒
シャルマン メルロ 尾白 無濾過@シャルマンワイン
徹底紹介!!受賞した山梨ワイナリーが丸裸に!?
【ジャパンワインチャレンジ2020】では【14】もの山梨ワイナリーが入賞を飾りました。受賞したワインに関しては前述で紹介しましたが、受賞したワインを造っているワイナリーも気になりますよね。それでは、山梨ワインドットノム編集部が受賞したワイナリーとはどんなワイナリーか、一挙に紹介していきたいと思います。
シャトー酒折ワイナリー
シャトー酒折ワイナリー
日常の食卓と寄り添えるワインを目指しているワイナリー
シャトー酒折ワイナリーは、1991年山梨県甲府市に設立された、「日常の食卓で楽しめる、美味しい山梨ワイン」を目指しているワイナリーです。
まず初めに、ワイナリー名に含まれている【酒折】の意味、気になりませんか?
【酒を折る!?】【折れ酒!?】あまり聞いたことがないですね。
調べて見たところ、判明しました。【酒折】とは、古事記・日本書紀に記された山梨で最も古いとされている地名だったのです。
その昔、「大和」朝廷に対抗する「酒折」朝廷があったとも言われているほどです。また、ヤマトタケル伝説にまつわる古代甲斐の中心地であったと伝えられています。
これは本当に古いですね。ワイン造りよりも少し前かな、と思っていたのですが1000年以上も余裕で遡るとは驚きです。
そのためか、実際にワイナリーのエントランスには、古事記のヤマトタケル物語を表したステンドグラスが飾られています。
そんな【酒折】では、こんな説もあります。
明治初期より、ワイン用葡萄の栽培が開始されたとされていますが、その葡萄品種開発の先進地だったのが【酒折】だったのです。
まさに、【葡萄】に【ワイン】に所縁のある言葉だったのです。
これを聞けば、納得ですね。
ワイン造りの基本、それは【葡萄栽培】です。葡萄栽培は、ワイナリーの色が大きくでますね。
【シャトー酒折ワイナリー】の葡萄栽培は、【甲州】【マスカットベーリーA】を中心に取り組んでいます。
そして、優秀な栽培家たちと協力をしながら【ワイン造り】をしています。加えて、【シャトー酒折ワイナリー】では地元農家との共生も心がけています。
高品質葡萄を仕入れるために、社員全員で厳しく選定しています。
仕入れた後も、配慮を欠かしません。、醸造設備の衛生管理に細心の注意を払い、醸造に使用する器具は、使用の都度すべての部品を分解し、徹底的に洗浄をしています。実は、丁寧な洗浄や消毒は、結果として亜硫酸の使用量を抑えることにつながります。つまり、徹底した管理は感染症対策だけではなく、葡萄がもつ本来の味わいをそのまま表現できるクオリティの高いワインの生産につながることなのです。さらに、製造工程においても微生物管理を徹底し熱処理をしない瓶詰めまでもおこなっています。【当たり前】のことを【当たり前に】できることは素晴らしいことだと思います。安心感を持つことができます。
【ワイン】を【追求】し続けたシャトー酒折ワイナリーですから、きっと自分のお気に入りの山梨ワインがそこにはあります。




サントリー登美の丘ワイナリー
サントリー登美の丘ワイナリー
メイドインジャパニーズの夢を実現した実力派ワイナリー
1909年の開園から一世紀以上も経っている【サントリー登美の丘ワイナリー】。
今では、多くの人に愛されている名前ですが、【サントリー】と【登美の丘】はあまり名前に連動性がないように思えます。
ワイナリーの名前となっている【登美の丘】はどこから由来しているのでしょうか。
それは、ワイナリーが位置している場所が由来になっていました。
サントリー登美の丘ワイナリーに足を運んでいただくと、誰もが【納得】できる光景がありました。
登美の丘ワイナリーにある丘を【登】ると【美】しい景観が、私たちの眼前に広がっています。【登って美しい】これが【登美の丘】と呼ばれている理由なのです。
私たち訪問者の心に【安らぎ】を与えてくれる自然を持つ【サントリー登美の丘ワイナリー】は、広大な自家葡萄畑を所有し、【土造り】から真摯に【葡萄造り】と向き合い、瓶詰めされるまで一貫したワイン造りをしているワイナリーです。
サントリーの顔となるワイナリーシリーズ
では、【サントリー登美の丘ワイナリー】はどんなワインを展開しているのでしょうか。
現在、中心となっているのは3つのシリーズあります。
「登美の丘ワイナリー」シリーズ
山梨県のワイナリーで主に造られているワインシリーズです。頑なに土からつくりあげる「自園産葡萄100%」ワインです。
「塩尻ワイナリー」シリーズ
長野県のワイナリーで主に造られているワインシリーズです。日本の赤の可能性を拓く「長野県産葡萄100%」ワインです。
必見なワインは、【ミズナラ樽ワイン】になります。樽までも日本産にこだわっているワインです。
「ジャパンプレミアム」シリーズ
日本ワインでしか表現できない【産地】×【品種】の可能性への挑戦したシリーズです。
サントリーの登美の丘ワイナリーを動画でみることができます。遠方の方、ぜひ見てみてください。
■サントリー登美の丘ワイナリー ベーシックムービー編■
■収穫編■
■ワイン醸造編■
■土壌編■
■ワイナリー景観編■
■醸造チーム紹介編■
■葡萄栽培チーム編■


サドヤワイナリー
サドヤワイナリー
編集長が「樽ワイン」にハマるきっかけを作ったワイナリー
サドヤは【日本で初めてワイン専用の葡萄品種でワインを醸したワイナリー】と言われています。創業は1917年まで遡ります。
サドヤ洋酒店の6代目が本格的なワインの製造を目指し【サドヤ醸造場】作ったのが始まりです。
農場を開墾するまでの間は、勝沼の葡萄園と契約し、契約農家の人たちが作る葡萄を原料に、「甲鐵天然葡萄酒」を商標とするワインを造っていました。
そして創業から約20年後の1936年。甲府市善光寺町に自家農園をついに開墾します。当時の日本は、甘口ワインが主流だったにも関わらず、フランスから導入したワイン醸造用葡萄の苗木を植え、栽培に成功した葡萄を使い、本格辛口ワインの製造を開始したのです。
そして2007年に「株式会社サドヤ醸造場」から「株式会社サドヤ」へと社名を変更し現在に至ります。
そんなサドヤは【食】との結びつきを大切にしています。突出した個性は考えず、ゆっくりと料理とともに楽しめるワインを目指しています。
そのため、【優しく上品な味わいが追求された】ワインが非常に多いです。また、若いワインの魅力よりも【10、20、30年と熟成を楽しめる】こともサドヤワインの特徴でもあります。そしてサドヤワインが造る【RUBY】は、編集長がオススメする赤ワイン第2位にランクインしています。
今日、知名度・味ともに山梨を代表するワイナリーの一つでもあるサドヤワイナリー。
実は、ブライダルやレストランも兼ね備えています。ぜひ、ワイン好きな方々は【ワインブライダル】いかがでしょうか。


サントネージュワイン
サントネージュワイン
アサヒビールグループが誇るオリンピックスポンサーワイナリー
編集部が感じる、サントネージュワインは【先見の明があるワイナリー】です。
その理由は、どのワイナリーよりも先に【欧州品種原料葡萄】の導入をしたからです。そして、ワイン専用葡萄を栽培していなかった山形県上山市でワイン専用葡萄の栽培開始をしたワイナリーでもあります。まさに、新たな可能性を見つけ成功に導いているワイナリーといえるでしょう。そして、世界的ワインコンクールのリュブリアナ国際ワインコンクールでも大金賞を受賞もしました。今日における、山梨ワイナリーの栽培技術、山梨以外のワイナリーの礎を作ったワイナリーの1つであることは間違いないでしょう。
気になる【サントネージュ】とは、フランス語で【聖なる雪】を意味する言葉です。
サントネージュワインへの行き帰り、そして葡萄栽培の作業に辛くなり空を仰いだその視線の先には、世界に名を馳せる富士山が自然と見えてくるとのことです。その【富士山の頂きにかかる雪】これが由来でした。
富士山の最も高い頂上を聖域として扱い、神々しいほどに輝く雪を【サントネージュ】と表現しているのです。
そして富士山のように日本を代表するワインを造れるように、ワイナリー名には世界を見渡す強い想いが秘められていました。
そして、サントネージュワインには【独特なテロワール】があります。通常【テロワール】とは【地勢】【気候】【土壌】の3要素を指します。しかし、サントネージュはそれら3つに加え【人】も加えて考えています。同じ【地勢】【気候】【土壌】でも、生産者が異なれば葡萄の個性は変わります。同様に、同じ葡萄でも醸造家が異なれば、ワインは変わります。つまり【人】はワインに反映される、欠かせない個性のひとつなのです。だからこそ、サントネージュは多くのコミュニケーションを重ね【人】をとても大切にしています。
サントネージュワイナリー
0553-22-1511
山梨県山梨市上神内川107-1
https://www.asahibeer.co.jp/enjoy/wine/ste-neige/

シャルマンワイン
シャルマンワイン
北杜エリアで獅子奮迅の活躍を魅せるワイナリー
【シャルマンワイン】がある場所は、山梨県の北杜市です。山梨県には、80以上ものワイナリーが存在しますが、その多くは【勝沼】に密集しています。
実際に、北杜市には指で数えられるほどのワイナリーしかありません。そんな数少ないワイナリーの1つに属する【シャルマンワイン】ですが、編集部が訪問をした日には、5組以上もの人が訪れていました。それだけ魅力のあるワイナリーということでしょう。
【シャルマンワイン】としてのワイン造りは、1963年からになりますが、実はそれ以前から、農家が持ち寄った葡萄でのワイン造りは行われていました。そのため、そのころの歴史を含めるとシャルマンワインは、【100年】を超える歴史があるワイナリーなのです。そして、シャルマンワインとしての一歩、それは自社農園でワイン専用ヨーロッパ系葡萄の栽培でした。現在でも、シャルマンワインで最も多く扱っている葡萄は、【カベルネ・フラン】になります。他には、【甲州】【マスカットベーリーA】【セミヨン】【シャルドネ】【メルロー】も栽培しています。【カベルネ・フラン】と聞くと、ワイン初心者の多くの人が【?】と首をかしげる人も多いのではないでしょうか。山梨ワインドットノム編集部も山梨出張であまり飲んだことのない葡萄品種です。【ルミエールワイナリー】や【中央葡萄酒】で見かけたことがあるくらいかもしれません。
そんな貴重な葡萄品種である【カベルネ・フラン】が人気となっている【シャルマンワイン】では、葡萄栽培において2つのことに特にこだわっています。それは【熟した状態で葡萄を収穫すること】と【旨味を凝縮すること】です。熟した葡萄は、糖度が高く、その分美味しいワインになります。その一方、完熟しきれていない葡萄で造るワインには雑味を感じてしまうケースが多いです。これを聞くと、「どのワイナリーでも熟せばいいのでは!?」と簡単に思う人も多いかもしれません。しかしながら、これが簡単なことではないのです。葡萄が熟する状態になるということは、その分長く畑で栽培されていることを意味します。つまり、【病気】になる可能性や【動物に食べられる】可能性もその分高くなるわけです。加えて、日本には台風が頻繁に起こる時期に葡萄を収穫します。それだけ【熟した状態の葡萄】を収穫するのは大変であり【リスク】なのです。
そして、【シャルマンワイン】では、できるだけ農薬を使わない【減農薬栽培】にもこだわり、【旨味】が凝縮しているワインにこだわっています。
まさに、数少ない北杜エリアにある山梨ワイナリーの中で1人、【勝沼エリア】に負けぬよう、置いていかれぬよう【獅子奮迅】の活躍をしているワイナリーと感じます。そして、観光客を受け入れる体制も万全に整っています。工場見学はNGエリアはありますが、自分たちのペースでおこない、質問もできます。また、【シャルマンワイン】で試飲できるワインの数は非常に多いです。そのため、時間があっと言う間に過ぎ去り、そこにはワインに酔い、ワイナリーに心酔している自分がいるでしょう。
【シャルマンワイン】は、そんな自分に出会わせてくれるワイナリーです。

駒園ヴィンヤード
駒園ヴィンヤード
オンラインストアを持たずとも人気絶頂ワインを多数排出するワイナリー
駒園ヴィンヤードの歴史は、1953年に遡ります。そして当時のワイナリー名は【五味葡萄酒】と別名での創業でした。
つい最近【駒園ヴィンヤード】への変更がされたのです。
そんな駒園ヴィンヤードの特徴は【葡萄】に忠実な【まっすぐ】なワイン造りをするワイナリーです。
また、生産量が少ないためどのワインも入手が非常に困難です。そのため、知る人ぞ知るワイナリーではないでしょか。
編集部も駒園ヴィンヤードには、昨年の夏手前に訪問しています。葡萄畑見学や工場見学はできなかったのですが、とてもたくさんのワインのテイスティングをさせていただきました。どのワインも醸造家の個性が存分に現れていて【面白く本当に美味しいワイン】ばかりでした。【甲州ワイン】と言われても、納得できない独特な香りは今でも忘れません。それほど、他のワイナリーとは一線を画しているワインが造られていました。また、試飲は1本1本のグラスを用意してくれました。些細なことかもしれませんが、そういった雰囲気を含め【純粋にワインの美味しさを楽しんでもらう環境への妥協のなさ】を感じました。
県内トップレベルと呼び声高いワインの質に加え、ワイン初心者でも温かく迎え入れてくれるワイナリーが【駒園ヴィンヤード】なのです。

シャトレーゼワイナリー
シャトレーゼワイナリー
超人気スイーツブランドに加え超本格派ワインも造りあげるワイナリー
シャトレーゼの創業は、1954年。そして、約50年弱の歳月を経た2000年からワインの醸造を勝沼の地で開始したのです。
しかし、シャトレーゼワイナリーは勝沼だけではなく甲斐エリアにもあります。これは、雪印が1985年に始めたワイナリーを2002年に買い取ったのです。そのため、シャトレーゼワイナリーは、勝沼と甲斐の2つの地点でワイン事業を行なっています。
「食後のデザートだけでなく、食全体を通して楽しめる、上質なワインをお届けしたい」この想いを抱きながらワイン造りをしているワイナリーが、
シャトレーゼワイナリーなのです。
『良いワインは良い葡萄から』をモットーに、それぞれの土地の特性を生かした自社農場で、葡萄栽培に取り組んでいます。
管理している農場は勝沼町を中心に、以下の葡萄品種を栽培しています。
メルロー、甲斐ノワール、シャルドネ、ソーヴィニヨンブラン、セミヨンを垣根式で栽培しています。
カベルネ・ソーヴィニヨン、シャルドネを垣根式で栽培しています。
甲州を棚式で栽培しています。
カベルネ・ソーヴィニヨンを垣根式で、甲斐ノワールを棚式で栽培しています。
メルローを垣根式で栽培しています。
カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、プティ・ヴェルド、シャルドネ、ソーヴィニヨンブランを垣根式で、デラウェア、甲州、メルローを棚式で栽培しています。
シャルドネ、甲州、ソーヴィニヨンブランを垣根式で栽培しています。
自社農場のほか、顔の見える契約農家の方が造った葡萄を厳選して原料にしています。
シャトレーゼのワイン仕込みは、8月~10月に行われます。日照条件や雨量により品質が大きく変化する中、常に葡萄と向き合いながら、試行錯誤し、一番よい状態で収穫し、仕込みを行うようにしています。また熟成中のワインにも、厳しい品質管理と繊細な作業と向き合っています。
そんなシャトレーゼワイナリーでは、2012年にスパークリングワインの製造設備を導入し、スパークリングワインを製造できるようになりました。
- ワイナリー名
シャトレーゼ勝沼ワイナリー - 住所
〒409-1316 山梨県甲州市勝沼町勝沼2830-3 - 電話番号
0553-20-4700
- ワイナリー名
シャトレーゼ甲斐ワイナリー - 住所
〒400-0105 山梨県甲斐市下今井1954 - 電話番号
0551-28-4451


原茂ワイン
原茂ワイン
勝沼の景観とワインのマリアージュを楽しめるワイナリー
1924年創業の原茂ワインは、まもなく100周年を迎えるワイナリーの1つです。【甲州】を中心に【シャルドネ】【メルロー】【アルモノワール】【ブラッククイーン】などの葡萄品種を栽培しています。そんな原茂ワインは他のワイナリーと異なり、2階にカフェが併設されています。そのため、勝沼の季節ごとの景観を楽しみながら、ワインと山梨の食のマリアージュも楽しむことができるワイナリーになっています。

シャトーマルスワイナリー
シャトーマルスワイナリー
山梨にある笛吹・韮崎の2拠点から至高のワインを造るワイナリー
シャトーマルスワイナリーは、山梨県に2つの大規模施設を持つワイナリーとして非常に有名です。しかしその歴史は、そこまで深くなかったのです。シャトーマルスワイナリーの始まりは、1960年。鹿児島に本社を持つ本坊酒造が、山梨県笛吹市石和町に「マルス山梨ワイナリー」を設立したのが創業でした。
それから40年後の2000年には、韮崎市穂坂地区に自社農園「穂坂日之城農場」が開園。そこで、ワイン用の高品質な葡萄を自社栽培するようになりました。その17年後の2017年。さらなる品質向上を目指して、「マルス穂坂ワイナリー」を新設されました。
そこでは、葡萄へのダメージが少ない、自然にかかる重力を利用した「グラビティ・フロー」を採用し、より高品質なワイン造りを可能にしました。
つまり本坊酒造は、貯蔵熟成・瓶詰の拠点となる「マルス山梨ワイナリー」と醸造拠点となる「マルス穂坂ワイナリー」の2拠点を上手に使い分けて、ワイン造りをしているのです。まさに、二刀流を使って山梨ワインを牽引していると言えるでしょう。
そして驚くべきことは、100年も待たずして2つめのワイナリーを創業していることです。しかも、単なる醸造施設ではなく、ワイナリーに足を運ぶ人のことを考慮した、ワイナリー造りになっていました。正直、このレベルでのこの成長速度は、信じられないです。そこまで速い成長速度を持つ「シャトーマルス」は『素晴らしいワインは、飲む人に感動を与えられる』と常々考えています。そして、その感動を与える機会に携われていることに感謝をすると同時に、稀有な職業に携わっていることを誇りに思っているワイナリーなのです。
少し距離は遠いかもしれませんが、「シャトーマルス山梨ワイナリー」を訪問したのち「シャトーマルス穂坂ワイナリー」に行ってみるのも面白いかもしれません。まさに、【シャトーマルスフルツアー】。かなり有意義な時間を過ごせることはお約束します。
シャトーマルス山梨ワイナリー
山梨県笛吹市石和町山崎126
055-262-4121
シャトーマルス穂坂ワイナリー
山梨県韮崎市穂坂町上今井8-1
0551-45-8883


勝沼醸造
勝沼醸造
山梨ワインを世界に導くエッセンシャルワイナリー
勝沼醸造は1937年創業以来、勝沼のワイン産業振興に尽力してきたファミリーワイナリーです。
1990年頃から高品質なワイン造りに注力し始め、2003年にはフランスのワインコンクール「ヴィナリーインターナショナル」で銀賞を受賞するなど、評価を高めてきた実力派ワイナリーです。現在では日本古来のワイン用葡萄品種である「甲州」に特化し、勝沼のテロワールを追及する造り手として日本国内のみならず世界的にも高い注目を集めています。
勝沼醸造のワイン造り
では、世界が認めるワインは一体どのようにして造られているのでしょうか。
今も変わらずあり続ける、勝沼醸造のワイン造りのテーマ、それは「たとえ一樽でも最高のものを」。
良いワインのために、さまざまな手法を取り入れ、良い葡萄を栽培し、醸造にもこだわっています。
湿気の多い日本では、葡萄は棚づくりが一般的です。しかし勝沼醸造では、ヨーロッパなどで主流の垣根仕立てを採用しています。
さらに、1本の樹に実る葡萄を制限している。また、葡萄の肩や先端を落として房を小さく仕上げている。
たしかに葡萄の収量は減りますが、1粒1粒の糖度を高めることができるのです。
日本の土地は栄養が豊富に含まれています。しかし、実はワインの原料となる葡萄は、砂利や石が多く痩せた土地が適しているのです。
そこで、勝沼醸造では葡萄のポテンシャルを高めるために、石灰などを投入して、葡萄に適した土地へと改良を行っています。
雨の時期は葡萄の房ごとに傘をかけるなど、手入れを頻繁にすることで、葡萄を病気にさせないように栽培しています。
氷結濃縮法を採用すると、実は製造コストがかなり高くなるのです。
しかし、価格以上の価値を追求し、他社に先駆けて氷結濃縮法を導入しています。
白ワイン用の葡萄品種は、圧力をかけずに搾汁すると皮や種の渋味・苦味が入らないため、上質な果汁が取り出せると考えられています。
しかし勝沼醸造では、皮と実の間にある甲州種のうま味を取り出すため、しっかりと圧力をかけて搾汁しています。
ゆっくりと丁寧に時間をかけて搾ることで、甲州種ならではの苦みを生かした個性が際立つワインに仕上がっています。


蒼龍葡萄酒
蒼龍葡萄酒
山梨ワインの伝統と繁栄を担う運命的ワイナリー
蒼龍葡萄酒の創業は1899年にまで遡ります。まさに、日本のワイン醸造の歴史とほぼ同じ歳月を過ごしてきたワイナリーと言っても過言ではないでしょう。
そして非常に興味深いことに、蒼龍葡萄酒の【創業家】は日本のワイン造りの礎を築いた【高野正誠】と【土屋龍憲】と親戚関係にあたるそうです。
なるべくして【ワイナリー】になった、運命的なものを感じるワイナリーでもあります。
そんな蒼龍葡萄酒の名前にある【蒼龍】。凛々しく、逞しい漢字が使われています。
この漢字には、蒼龍葡萄酒の【願い】が込められているのです。
【蒼龍】とは、中国の故事になる東西南北の守護神の中で、幸せを呼ぶ神と言われている【東を守る神様】です。
【甲府盆地の東部】にある【甲州勝沼】で【山梨ワイン】の【蒼龍葡萄酒】のワインの歴史と伝統を守ってくれるよう、想いが込められているのです。

まるき葡萄酒
まるき葡萄酒
現存する最古のワイナリーであり、日本ワインの礎を築いたワイナリー
明治24年に【まるき葡萄酒】設立します。これは、現存する最古のワイン醸造所と言われています。
また、まるき葡萄酒は日本政府がフランスに派遣をした【土屋龍憲】が創業者のワイナリーでもあります。そのため、日本のワインの歴史を知りたければ、絶対に訪れるべきワイナリーです。そんなまるき葡萄酒は【葡萄造り】に試行錯誤をした結果【羊】を家族に迎え入れています。
それは単なるマスコットキャラクターではなくサスティナビリティつまり、論理的に【葡萄環境】を考えた結果なのです。現に、今年のジャパンワインチャレンジでも金賞を獲得。日本のワイン文化を支えている第一人者であることは間違いありません。
まるき葡萄酒の葡萄
そしてまるき葡萄酒は、全国各地に自社圃場を所有しています。この数は、とても多いです。やはり実績や歴史があるからこそ成せることなのでしょう。
- 北海道富良野市
シャルドネ・メルローなど - 北海道中富良野町
ピノ・ノワール・リースリングなど - 長野県塩尻市
メルロー - 群馬県渋川市
ノートン・小公子など - 山梨県甲州市
甲州・マスカットベーリーAなど - 山梨県山梨市
甲州・メルローなど
工夫が凝らしてある、まるき葡萄酒のラベル
そして、編集部がオススメしたいのは、まるき葡萄酒の【ラベル】です。ラベルには葡萄の葉が描かれています。葡萄の葉は原産地の気候や風の強さにより品種ごと少しずつ形が違います。栽培から真摯に取り組み、それぞれの個性を活かしたワイン造りを心掛けている証として、各葡萄品種に敬意を表して葉をラベルに取り入れているのです。
まるき葡萄酒に関してはまるき葡萄酒公式ホームページより内容を一部引用しております。





盛田甲州ワイナリー
盛田甲州ワイナリー
山梨県鳥にワイン造りの誇りと情熱と未来を乗せて飛翔するワイナリー
盛田甲州ワイナリーの設立は1973年ですが、1973年設立とは思えない深い歴史がありました。
遡ること1881年、盛田甲州ワイナリーは愛知県の葡萄畑でワイン造りをしていました。しかし、フィロキセラのせいで葡萄は全く使い物にならなかったのです。そして、1度潰えた想いは日本のボルドーとも言われる「勝沼」で復活し、今にいたるのです。つまり、100年以上もの間にわたってワイン造りに携わっているワイナリーなのです。
背水の陣となるに至っていた盛田甲州ワイナリーのその後の勢いはすさまじいものです。【ワインは農産物】と言い聞かせ、醸造の過程での処理や調整を極力控え、葡萄がもつ本来の味をそのままボトリングするイメージで仕込み、素直な葡萄の風味を持つワインに仕上げています。その結果が、IWC金賞受賞です。

まさに、山梨ワイン、日本ワインを支えているワイナリーの1つなのです。





白百合醸造
白百合醸造
打倒っ!!欧州を掲げ地元勝沼をこよなく愛すワイナリー
1938年に創業した白百合醸造は、ロリアンワインの相性で親しまれています。
【L’ORIENT】はフランス語で「東洋」を意味し、ヨーロッパに劣らない高水準のワイン造りを志した故に名付けられた名前です。
欧州に負けないために、白百合醸造は他のワイナリーよりも【原料である葡萄の質】にこだわっています。
また同時に【ローカル】にもこだわっています。山梨県は日本を代表する葡萄の生産県です。
つまり、白百合醸造は日本を代表する【最高の葡萄】を育て使うことのできる環境にあるのです。
だからこそ、白百合醸造のワイン造りは、地元を大切にすることからはじまっています。



編集部総括
さて、話を少し変えまして編集部が受賞ワインの中でオススメワインしたいワインを最後に紹介したいと思います。それは、やはり駒園ヴィンヤードではないでしょうか。駒園ヴィンヤードのワインは本当にクオリティが高いのです。飲み比べをしても毎回新たな発見、ワクワクドキドキさせてくれます。しかしながら、駒園ヴィンヤードはあまり有名なワイナリーではないのです。それはなぜでしょうか。編集部が勝手に考えている理由としては自社ECサイト、ホームページがないこと、そして質にこだわるからこそ生産本数が少ないことが挙げられます。今回金賞を受賞しているので、すぐになくなることでしょう… もし、出会うことがあればぜひとも入手してみてください。言うまでもなく、駒園ヴィンヤードのワインだけではなく、JWC2020で受賞した山梨ワインは、10月中には完売の札がネット上で掲げられることでしょう。もちろん、中にはまだ販売されてないワインもあります。2020年は新型ころなウイルスの影響で、例年以上にオンラインストアが活発に稼働していると予想できます。ぜひとも、今のうちに手に入れて山梨ヌーボーを迎えてみてはいかがでしょうか。
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非常に参考になると思います♪
ぜひ、みなさんの山梨へ観光する際のお供に!!
素人だからこそ感じる、ワインに対しての率直な感想を始め、ワインの基礎知識、山梨の美味しいお店などの情報を案内します。
情報は、記事執筆時点のものとなります。詳しくは、各ワイナリーサイトの情報をご確認下さい。
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