秋の花粉症対策にワインが効果的な理由とは?

花粉症が流行るシーズンのイメージといえば春ですが、実は秋にも花粉症が流行するのをご存知でしょうか?
実はシーズン毎に飛ぶ花粉の種類が違うのです。
かくいう筆者も、春には花粉症の症状が全く出ないのですが、この時期になると発症してしまいます笑
そしてそんな花粉症に対して、実はワインが効果的なのです。
今回は、そんな花粉症の基礎知識と、ワインの関係性について学んでいきましょう。

実は年中花粉が飛んでいる!?

花粉症の原因となる植物は、大きく分けて2種類に分けられます。

木本の花粉

文字通り木から飛ぶ花粉のことを木本の花粉と呼びます。
押さえるべき種類と花粉が飛ぶ時期は以下の通りです。

MEMO

ハンノキ属(カバノキ科)
1月~5月


スギ
9月~7月


ヒノキ
1月~7月

ご覧の通り、名前だけではピンと来ないかもしれませんが、
写真で見ると誰しもが一度は見たことある!となる木ばかりですよね。

そして、花粉が飛ぶ期間も想像より遥かに長いですよね。
ピークは3月4月ですが、スギに関してはほぼ1年中飛んでいることになります。

草本花粉

続いて草から飛ぶ花粉の一覧です。

MEMO

イネ科
3月~12月


ブタクサ属(キク科)
7月~12月


ヨモギ属(キク科)
8月~11月


カナムグラ(アサ科)
8月~11月

見てお分かりの通り、秋ごろに発症する花粉症はこの草本花粉によるものです。
この中でも筆者はブタクサによる花粉症に悩まされているため、毎年10月頃になると鼻水が止まらなくなります。。。

上記の木本花粉と草本花粉を併せて1年間漏れなく何かしらの花粉が飛んでいるため、複数対象の花粉症の方は季節問わず花粉症になってしまうのですね。。。

花粉症のメカニズム

あまり知られていない花粉症になぜなるのかというお話を先にします。

MEMO
花粉が体内に入ると、花粉に対する抗体が体内に生成されます。
鼻や眼の粘膜にある抗体と花粉が結合することで、アレルギー反応を引き起こす物質が放出されるのです。
その結果、花粉を体外に排出するために鼻水や涙の過剰分泌が起こるのです。
体内に入ったウィルスを排出するために咳やくしゃみが出る風邪のメカニズムと同じですね!

花粉症に関する基礎情報を学んでいただいた上で、次はいよいよ本題である花粉症対策におけるワインの話に入っていきます。

花粉症対策に赤ワイン

理由は後述しますが、花粉症対策には赤ワインが非常に有効です。
が、注意していただきたいことが1点あります!

花粉症にアルコールはNG

実は、アルコールは花粉症を悪化させます。

え?赤ワインはアルコールだけど、、、と思った皆さん、1つずつ解説していくのでもう少しお待ちください。

アルコールを摂取すると、身体はアルコールを分解するために体内の水分を使います。
よくお酒を飲むとトイレが近くなりませんか?
それはアルコールが体内に入ると、新陳代謝が活発になり腎臓の血液濾過能力が促進されるからなのです。

結果として軽い脱水症状を引き起こし粘膜の水分量が減ることで、花粉を体外に出そうとする免疫システムが弱まってしまいます。

そこで、赤ワインにちょっとした一工夫を加えて欲しいわけです。

花粉症対策にはホットワイン

理屈は簡単で、アルコールが花粉症に良くないのであれば、ワインを加熱してアルコールを飛ばせば良いのです!
次になぜホットワインが花粉症対策に良いのか、理由を書いていきます。

赤ワインに含まれるポリフェノールの効果

赤ワインは種や果皮ごと醸造するワインなので、ポリフェノールが含まれています。
このポリフェノールが、花粉症に対して非常に有効な成分なのです。

MEMO
ポリフェノールは殆どの植物に含まれる苦みや色素の元となる物質です。
抗酸化作用が強く、有害物質を無害な物質に変える作用があります。

花粉症の原因かつアルコールを摂取することでも生成されるヒスタミンという物質があるのですが、実はこのヒスタミンが鼻水や目の痒みを引き起こすのです。
そしてポリフェノールはこのヒスタミンを抑制する効果があるのですね!

ホットワインの作り方


アルコールを飛ばすためにワインを加熱するわけですが、当然完全に100%のアルコールを飛ばすことは不可能です。
しかしながら、下記のいくつかの方法で簡単に美味しいホットワインが作れるので、実践してみてください!

※アルコールの蒸発する温度は78.3℃ですので、沸騰しない程度に加熱することが大事です。

MEMO
➀赤ワインを小鍋に入れて沸騰しない程度に加熱する。
➁赤ワインを耐熱容器に入れて、熱燗を作る要領で湯銭する。
➂赤ワインを耐熱グラスに注ぎ、電子レンジで1分ほど加熱する。
個人的にはホットミルクのように簡単に作れる3番をオススメします!

アレンジとして、生姜やハチミツ、シナモンやレモンスライス等を加えるとホットワインと相性が良いので更に美味しくいただけると思います。

ホットワインは少し劣化してしまったワインも美味しく飲める方法の1つなので、是非試してみてください!

まとめ

いかがでしたか?
この時期に花粉症に苦しむ同士が多いと思うので、今回は花粉症対策としてのワインをご紹介しました。
好きな美味しいワイン飲みながら、花粉症対策もできるというまさに一石二鳥の情報だと思うので、今年の花粉はワインで共に乗り切りましょう!

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