今日から10月が始まりますね。一概にして秋とは言えないと思いますが、ワインの本格的なシーズンが始まる季節になったことは間違いありません。少しずつ新型コロナウイルスの規制が緩和していますが、まだ自粛体制を貫いてる人も多いのではないでしょうか。そんなときのお供はやっぱりワインではないでしょうか。
そこで今回は本日2020年10月1日から開催されている【秋のワインフェア2020】に参加している山梨ワイナリーを一挙に紹介したいと思います。また、それらのワイナリーで編集部がオススメする山梨ワインも紹介したいと思います。ぜひ、足を運んで入手してみてください。
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【秋のワインフェア2020】とは!?
【秋のワインフェア2020】とは、2020年10月1日(木)から14日(水)まで京王百貨店 新宿店が開催しているイベントになります。このイベントでは、通常の酒売場で販売するワインとは別に、希少銘柄も含めたワインが取り揃えられています。まさに、自宅での【家飲み】を充実させるワインの宝庫と呼ぶにふさわしいイベントです。そして【秋のワインフェア】の見所の一つでもある【日替わり販売会】では日本を代表する12のワイナリーが登場します。さらに、約半数のワイナリーからは生産者も来場するとのことです。
コロナ禍の中、なかなかワイナリーに足を運べない日々ですが、秋のワインフェアではワイン生産者の話を直接聞くことができるのです。
ぜひとも少しの時間でも足を運びたいところですね。
それでは【日替わり販売会】で登場する山梨ワイナリーとそのワイナリーでオススメのワインを紹介したいと思います。
まるき葡萄酒【10月1日(木)】
まるき葡萄酒
現存する最古のワイナリーであり、日本ワインの礎を築いたワイナリー
明治24年に【まるき葡萄酒】設立します。これは、現存する最古のワイン醸造所と言われています。
また、まるき葡萄酒は日本政府がフランスに派遣をした【土屋龍憲】が創業者のワイナリーでもあります。そのため、日本のワインの歴史を知りたければ、絶対に訪れるべきワイナリーです。そんなまるき葡萄酒は【葡萄造り】に試行錯誤をした結果【羊】を家族に迎え入れています。
それは単なるマスコットキャラクターではなくサスティナビリティつまり、論理的に【葡萄環境】を考えた結果なのです。現に、今年のジャパンワインチャレンジでも金賞を獲得。日本のワイン文化を支えている第一人者であることは間違いありません。
まるき葡萄酒の葡萄
そしてまるき葡萄酒は、全国各地に自社圃場を所有しています。この数は、とても多いです。やはり実績や歴史があるからこそ成せることなのでしょう。
- 北海道富良野市
シャルドネ・メルローなど - 北海道中富良野町
ピノ・ノワール・リースリングなど - 長野県塩尻市
メルロー - 群馬県渋川市
ノートン・小公子など - 山梨県甲州市
甲州・マスカットベーリーAなど - 山梨県山梨市
甲州・メルローなど
工夫が凝らしてある、まるき葡萄酒のラベル
そして、編集部がオススメしたいのは、まるき葡萄酒の【ラベル】です。ラベルには葡萄の葉が描かれています。葡萄の葉は原産地の気候や風の強さにより品種ごと少しずつ形が違います。栽培から真摯に取り組み、それぞれの個性を活かしたワイン造りを心掛けている証として、各葡萄品種に敬意を表して葉をラベルに取り入れているのです。
まるき葡萄酒に関してはまるき葡萄酒公式ホームページより内容を一部引用しております。





イチオシ!!まるきワインは【コレ】を買え!?
いろグラン 甲州
名実ともにまるき葡萄酒を代表する至高の1本
いろグラン 甲州
甲州葡萄
辛口
税込2,200円
ジャパンワインチャレンジ 2017 金賞
サクラアワード 2017 金賞
日本ワインコンクール 2016 銀賞
ジャパンワインチャレンジ 2016 銀賞
サクラアワード 2016 銀賞
三養醸造【10月4日(日)】
三養醸造
鬼才と呼ばれる男が極上の山梨ワインを造るワイナリー
創業以来、日本の葡萄にこだわり続けた【純国産ワイナリー三養醸造】の名前の由来は唐代の有名な漢詩の三養訓が元になっています。
和約すると『美味しい葡萄酒を飲んで楽しく生きよう』これほどまでに、ぴったりなネーミングはないのではないでしょうか。
現醸造長である、山田啓二さんは【鬼才】と呼ばれています。
その理由は、彼に会えばすぐにわかります。我々編集部は、ワイン造りはもちろんのこと、彼の話し方や内容も含め天才だと思います。
知識だけではなく、聞き手を彼自身の世界へ引き込んでしまう、その魅力は本当に才能だと思います。
そんな彼の名言をご紹介しましょう。
【栽培は畑に出てれば葡萄が教えてくれる。醸造は葡萄が語りかけてくることがある】
自然物である葡萄は、毎年安定しない非科学的なものです。
そのため、自分の目で自分の舌でしか感じ取ることはできない、まさにワイナリーのあるべき姿を伝えてくれています。
これほどまでにワインを愛し、粉骨砕身の想いで取り組んでいる彼が造るワインが美味しくないはずありません。
1本1本のワインに個性そして、目的を持たせ、製造方法含め様々な想いを飲み手に伝えようとしているワインが三養醸造にはあります。






まさに【ワイン初心者】【ワイン素人】の方にはありがたいワイナリーです。
また、テイスティングできるワインも高品質のものなので、普段居酒屋などで飲んでいるワインと違う世界を体験することができます。
醸造長も口が達者ですので、話が尽きることがなく非常に有意義な時間を過ごせます。たまに、素人には深すぎるワイン知識が登場します。笑
また、三養醸造には【犬】【猫】がいますので、動物が苦手な人は・・・
しかしながら、今後ワイナリー訪問をしていく人はぜひとも最初にチョイスすべきワイナリーだと思います。
ちなみに山梨ワインドットノムが初めて訪問したワイナリーは【三養醸造】です。
イチオシ!!三養ワインは【コレ】を買え!?
ルージュ
さまざまな葡萄がミラクルフュージョンした再現性不可能な1本
ルージュ
マスカットベーリーA、欧州系葡萄多種
ミディアムボディ
税込1,980円
フジッコワイナリー【10月6日(火)】
フジッコワイナリー
ワインと食の共存共栄を先陣切って促進させているワイナリー
フジッコワイナリーの設立は、驚くことに1990年秋とつい最近のことのように感じます。
しかしながら、満を持しての登場と感じます。それは、フジッコワイナリーは【おまめさん】そして山口美江が出演した【しば漬け食べたい】のCMで一世を風靡した、あの有名なフジッコ株式会社の酒類事業なのです。
創業して以来、【良いワインは良い葡萄から】を合言葉に本格的なワイン造りを目指しています。
とりわけ、大切にしている点は契約生産者との信頼関係です。
【ワイン造り】に欠かせない高品質な葡萄を収穫するためには【持ちつ持たれつ】の関係でなければなりませんよね。
そして、フジッコワイナリーだからこそ造れるワインがあります。それは【日本の食卓に合う美味しいワイン】です。
すでに日本の食の一端を担っているフジッコグループだからこそ造り出せるのです。
そんなフジッコワイナリーが造るワインは、日本産ワインの評価のバロメーターとも言われている【日本ワインコンクール】で素晴らしい成績を残しています。2020年の段階で、300ものワイナリーが存在すると言われている日本の中で直近5年の金賞受賞実績は日本で6番目なのです。
輝かしい成績を残しながらも日本ならではのワインを求めて、これからも挑戦を続けていくと語るフジッコワイナリー。
山梨にあるワイナリーに訪れてみると、工場見学を担当してくれるスタッフの方々や現場の方々も優しく非常に充実な時間を過ごすことができます。



テイスティングになると、基本的には自由行動になってしまうので、話す機会が工場見学よりも減ってしまいます。
ただ、そのときの混雑具合によっては、気さくに話しかけてくれるので、質問がしやすいときもあります。
イチオシ!!フジッコワインは【コレ】を買え!?
フジクレール メルロー
ワイン好きがハマらないわけがないフジクレールを代表する赤ワイン
フジクレール メルロー
メルロー
ミディアムボディ
税込2,211円
シャトージュン【10月9日(金)】
シャトージュン
アパレル業界からワイン業界に進出する異端児ワイナリー
1979年に誕生した【シャトージュン】は、葡萄と真摯に向き合い、正直なワイン造りを目指しているワイナリーです。
特に、シャルドネや甲州の品質については、「日本ワインコンクール」で8年連続で入賞するなど高く評価されています。
シャトージュンは、江戸時代から葡萄栽培に適した土地として有名な勝沼で葡萄造り、そしてワイン造りをしています。
葡萄造りにおいて大切にしていることは【1本1本の葡萄】に違った魅力があるということです。
若々しい樹木には、瑞々しくキリッとした感じがワインに反映されます。その一方、古木であれば若木にない【深み】【凝縮感】をワインに付与することができます。原料が自然の産物だからこそ、シャトージュンでは葡萄の木の年齢もワイン造りに欠かせない大切なこだわりなのです。
そして、現在白ワインでは【甲州】【セミヨン】【シャルドネ】を中心に醸造、赤ワインでは【マスカットベーリーA】【メルロー】【カベルネ・ソーヴィニヨン】を中心に醸造しています。どのワインにも共通しているのは【エレガントさ】です。ワインがエレガントであればあるほど、料理とのマリアージュを最大限楽しむことができるからです。単体としてもマリアージュワインとしても高いパフォーマンスを魅せるシャトージュンのワインは、山梨ワインドットノムも自信をもってオススメできます。


そのため、ワイン以外の目的の人も来訪しています。そのせいもあり、スタッフの人と話をする機会がやや少なく感じました。
ワイナリーショップが小さめだからこそ、スタッフの人とワインについて談義したいところですが、そこが少し残念です。
多くを話すことで、醸造施設まで見せてもらえるのではないか、といった期待も持ってしまっているので・・・。
イチオシ!!シャトージュンワインは【コレ】を買え!?
甲州
サミット会議でも振舞われたシャトージュンの代表「甲州」ワイン
甲州
甲州葡萄
辛口
税込2,200円
四恩醸造【10月12日(月)】
四恩醸造
ラベルデザインが独創的な謎多き一般非公開ワイナリー
【四恩醸造】は、一般公開を原則実施していないワイナリーです。
元々は、学校法人四恩学園の自然教育拠点として、【葡萄畑の栽培】を中心に取り組んでいました。それから約20年後の2007年に、四恩醸造は【ワイン事業】に本格的に参入をします。その参入背景には、【巨峰を中心とした葡萄の美味しさをより多くの家庭に届けたい】そんな想いがありました。編集部も取材をした際、言葉だけでは伝えきれないだろうと感じるほど【自社畑の巨峰がめちゃめちゃ美味しい】と語ってくれました。高級葡萄でもある【巨峰】だけでなく、【甲州】そして山梨県では珍しい【プチマンサン】などを使ってワイン造りをしています。そんな四恩醸造が造るワインは、【ワイン初心者】でも飲みやすい【辛口ワイン】です。
実際に、編集部メンバーやその身内がお正月に飲ませてもらいましたが、あっという間になくなってしまいました。
もちろん、ワイン好きの人は【軽い】と言っていましたが、四恩醸造は、【辛口でありながらも、飲みやすいライトタイプ】を意図して造っているので当然です。
実際に、ワインがなくなっているのですから、【食に合う辛口ワイン】であることは間違いありません。
癖になってしまう心地よさを提供してくれている四恩醸造ワインですが、非常に稀有なワインですので見つけたら是非手に取ってみてほしいです。ラベルデザインが特徴的なので、見かけたらすぐにわかると思います。



何と言っても【ワイン素人】【ワイン初心者】の意見を非常に大切にしてくれます。
そのため、素直な意見を言える環境にあります。また、わからないことをわからないと言えば、丁寧に【ここまでか】と思われるほど解説してくれます。ぜひ、事前に予約をとって足を運んでみてはいかがでしょうか。【山梨ワインドットノム】のお話をすれば予約がとれるかも!?笑
イチオシ!!四恩ワインは【コレ】を買え!?
マーガレット
優しいラベルから鋭い切れ味を感じさせる極辛口白ワイン
マーガレット
甲州葡萄
辛口
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非常に参考になると思います♪
ぜひ、みなさんの山梨へ観光する際のお供に!!
素人だからこそ感じる、ワインに対しての率直な感想を始め、ワインの基礎知識、山梨の美味しいお店などの情報を案内します。
情報は、記事執筆時点のものとなります。詳しくは、各ワイナリーサイトの情報をご確認下さい。
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