2020年も3/4が終わろうとしています。そんな今年の1年は、今までとは180度以上も変わった激動の1年だったと思う人も多いのではないでしょうか。実際に、新型コロナウイルスの影響で、多くのワイン関連イベントが中止されています。特に、日本ワインコンクールの中止は衝撃を受けました。ジャパンワインチャレンジは、ぜひとも予定通り開催することを願うばかりです。ほかにも塩ノ山フェスやワインツーリズムが開催するイベントなどの中止もありました。
そんな状況が続いていましたが、9月11日から山梨県の魅力であるワインを楽しめる機会として【八ヶ岳ワインフェス】がリゾナーレ八ヶ岳で開催することが決まりました。もちろん【密】を避けた安全な環境での開催になります。そこで今回は【八ヶ岳ワインフェス】の紹介そして【八ヶ岳ワインフェス】で見つけたら絶対に飲んで欲しい山梨ワインを紹介したいと思います。まだまだ予断は許せない状況が続きます。だからこそ、多くの山梨ワインを1箇所で味わえる場所は素敵ですね。
Contents
八ヶ岳ワインフェスとは!?
【八ヶ岳ワインフェス】は、日本を代表するワイン生産県である山梨県、長野県のワインを気軽に楽しむことができるイベントです。ワイナリーから厳選されたワインは飲み放題になっています。また、ワインを片手に持ちながらも食べられるおつまみの提供もあります。ワインの提供に加え、無料のゲームや、子供向けの葡萄アイスサービスもあり、家族でも楽しむことができるイベントになっています。
●3密回避のために、人数制限や会場整理を実施します。
●アルコール消毒および除菌の徹底を実施します。
●スタッフのマスク着用および衛生管理の徹底を実施します。
八ヶ岳ワインフェス
9月11日(金)〜11月27日(金)
11:00〜16:00
税込6,600円/1人
※料金には、館内3箇所でのワイン飲み放題、ワンハンドバーベキュー3本が含まれています。
BOOKS&CAFE
ピーマン通り・八ヶ岳ワインハウス・八ヶ岳ワインカーブラウンジ
0551-36-5111(9:00~19:00)
そんな八ヶ岳ワインフェスには、絶対に堪能すべき魅力が3つあります。
八ヶ岳ワインフェスの魅力①
字のごとく【八ヶ岳ワインフェス】に参加したら絶対に外せないのが【ワイン】です。
なんと、毎日30種類ものワインが提供されます。今年は新型コロナウイルス対策として、八ヶ岳の澄んだ空気の中で過ごせるメインストリート【ピーマン通り】そして、色づく山々を望みながらワインを味わえる【八ヶ岳ワインハウス】そして、ワインカーヴをモチーフにして設えた空間で窓外の紅葉を眺められる【八ヶ岳ワインカーヴラウンジ】の3つのエリアで提供されいます。期間中に提供されるワインは、全部合わせると約200種類程度とのこと。間違いなく、ワインでリフレッシュができること間違いなし。もちろん、自分好みのワインにも出逢えることでしょう。
八ヶ岳ワインハウスとは!?
【八ヶ岳ワインハウス】は、日本初のワインリゾートである「リゾナーレ八ヶ岳」にあります。ここでは、20種類以上ものワインをテイスティングできるワインサーバーが用意されています。
そして、テイスティングをしながら、ワイン文化と歴史に触れることもできます。また、ワインとの相性が抜群である逸品と一緒に、飲み比べも可能です。まさに、山梨県のワイナリーを巡っているような気分になれます。

八ヶ岳ワインカーヴラウンジとは!?
【八ヶ岳ワインカーヴラウンジ】は、2019年11月2日~24日の期間限定でオープンした魅力的な空間です。
ワイン樽をリユースして造った大きなアーチがシンボルとなり、樽好きの編集長からすると夢のような場所でしょう。
そして、ワインは期間毎にテーマを変えて提供されます。
そんな八ヶ岳ワインカーヴラウンジでは、過去に3つのテーマをモチーフにしたイベントが開催されていました。
毎年11月3日は、新酒のワイン【山梨ヌーボー】の解禁日です。その解禁にあわせて、去年は11月2日~3日にカウントダウンパーティーを行い、樽からそのまま注がれる樽出しワインが提供されました。お祝い気分を盛り上げるワインとして、シャトージュンのワインが特別に用意されました。その他にも、山梨県と長野県で造られたおよそ30種類以上の新酒が味わうことができました。
■シャトージュンとは!?■
1979年に誕生した【シャトージュン】は、葡萄と真摯に向き合い、正直なワイン造りを目指しているワイナリーです。
特に、シャルドネや甲州の品質については、「日本ワインコンクール」で8年連続で入賞するなど高く評価されています。
シャトージュンは、江戸時代から葡萄栽培に適した土地として有名な勝沼で葡萄造り、そしてワイン造りをしています。
葡萄造りにおいて大切にしていることは【1本1本の葡萄】に違った魅力があるということです。
若々しい樹木には、瑞々しくキリッとした感じがワインに反映されます。その一方、古木であれば若木にない【深み】【凝縮感】をワインに付与することができます。原料が自然の産物だからこそ、シャトージュンでは葡萄の木の年齢もワイン造りに欠かせない大切なこだわりなのです。
そして、現在白ワインでは【甲州】【セミヨン】【シャルドネ】を中心に醸造、赤ワインでは【マスカットベーリーA】【メルロー】【カベルネ・ソーヴィニヨン】を中心に醸造しています。どのワインにも共通しているのは【エレガントさ】です。ワインがエレガントであればあるほど、料理とのマリアージュを最大限楽しむことができるからです。単体としてもマリアージュワインとしても高いパフォーマンスを魅せるシャトージュンのワインは、山梨ワインドットノムも自信をもってオススメできます。

ワイン用葡萄の栽培に大切な土地の風土に注目し、葡萄品種毎のテイスティングを楽しむことができます。畑の日照時間や土壌の特性、醸造方法などによって変わるワインの奥深い魅力を感じることができます。
最後のテーマ「シークレット」です。希少なワインばかりを集めた8杯のワインをセットで提供していましいた。特に、リゾナーレ八ヶ岳が提携shじているワイナリー【ドメーヌ ミエ・イケノ】の初期のビンテージをはじめ、酒販店では売られていないワイナリーのワインは、必見です。
■ドメーヌ ミエ・イケノとは!?■
ドメーヌ ミエ・イケノは、葡萄の栽培からワインの醸造までを一貫して手掛けているワイナリーです。
【自社畑100%の葡萄で高品質なワインを造りたい】
非常にシンプルな想いですが、内に秘められている【闘志】【こだわり】は底知れぬものがあります。
2007年春に八ヶ岳山麓の小高い丘陵地にワイン用葡萄の栽培を開始した、ワイン造りを完全なる0から始めたワイナリーです。
完全なる0から動き出した、ドメーヌ ミエ・イケノワイナリー。
驚くことに、日本で初めてグラビティ・フローシステムを導入したとのことです。
山梨ワインドットノム編集部が、Cantina Hiroや98winesに訪問したときに採用されていたシステムです。
このシステムのおかげで、葡萄には人工的な付加をかけずに、重力だけを利用し醸造することが可能になります。
その結果、葡萄やワインを優しく取り扱えるため、葡萄の繊細な個性をワインに活かすことができ、エレガントで特色のあるワインが仕上がるのです。
きっと近いうちに再び開催されるのではないか、と予想しています。
八ヶ岳ワインフェスの魅力②
そして【ワイン】と言えば、やはり【マリアージュ】つまり食事は欠かせません。今回【八ヶ岳ワインフェス】で用意されているワインのパートナーは…【ワインハンドバーベキュー】です。ワインを飲みながら、季節の野菜、ソーセージなどのバーベキュー串が用意されています。施設内に設置されたバーベキューグリルで、好みで焼いてから味わうこともできます。
八ヶ岳ワインフェスの魅力③
ここまで紹介してきた魅力は、すべて【ワイン】に関わるものですね。しかし、安心してください。
子供がいる家庭も楽しむことのできるサービスも準備されています。特に、2020年は新型コロナウイルスの影響で夏の風物詩である【お祭り】も体験できていないのではないでしょうか。【八ヶ岳ワインフェス】で用意されているゲームは、さまざまな高さに並べられているワインボトルに輪を投げる【ワイン輪投げ】そしてコルクで作られた的を狙う【コルク射撃】と、子供たちが間違いなく楽しむことができるでしょう。
また、葡萄アイスも用意されています。
【リゾナーレ八ヶ岳】忘れちゃいけない魅力
そして、忘れてはならないのが【リゾナーレ八ヶ岳】の隠れた魅力【VINO BOX】と【ワインボトルクリスマスツリー】です。
VINO BOX
【VINO BOX】とは、ホテルメイドの6種類の軽食と、ソムリエが厳選した料理に合う赤白ワイン2種類のミニボトルセットになります。
自分の宿泊部屋でもワインに酔いしれることができる素敵なアイテムです。
期間限定【VINO BOX】
9月11日(金)〜11月27日(金)
税込3,850円
BOOKS&CAFE
要予約
0551-36-5111(9:00~19:00)
ワインボトルクリスマスツリー
9月にクリスマス!?と思う人も多いのではないでしょうか。実は、リゾナーレ八ヶ岳では【八ヶ岳ワインフェス】で使用したワインボトルを12月1日から始まる【八ヶ岳クリスマスタウン】のワインボトルクリスマスツリーに使っているのです。
【八ヶ岳ワインフェス】に参加した人は、絶対に訪れたくなりますね。
八ヶ岳ワインフェス×ドットノム編集部オススメ山梨ワイン
最後に【八ヶ岳ワインフェス】で見つけたら【絶対に飲んで欲しい山梨ワイン】を3本紹介したいと思います。
ワインフェスということで、
を軸にワインをセレクトしています。
光 甲州
光 甲州
甲州葡萄
辛口
樽熟成 20ヵ月
税込3,300円
凝縮感のある果実のアロマにバターやローストしたナッツのような力強い香り、程よい酸と旨味が溶け込んだ厚みのある味わいが特徴的な白ワインです。
ルミエールワイナリーとは!?
ルミエールワイナリーの誕生は、1885年、日本が進取の精神に満ち溢れていた文明開化の黎明期のことです。
そこで、ルミエールワイナリーが注目をしたのが、西洋文化の華である「葡萄酒」でした。
それ以来、「本物のワインを作るために、本物の葡萄を育てる。」
この教えを忠実に守り続け、130年が経ちました。まさに、山梨ワイナリーを、日本ワイナリーの顔でもあるといえるワイナリーでしょう。
すでに、【グラス・オブ・バブリー・アワード2019】で山梨ワイナリー、山梨ワインの評価をあげてくれたことは間違いないでしょう。
これからのルミエールワイナリーに期待したいところです。
そんな歴史も実績も名高いルミエールワイナリーの魅力は3つあります。【エノマティック機複数導入による試飲環境の充実さ】【葡萄畑〜工場の細部までできるワイナリーツアー】【併設施設で体験できるルミエールワイナリーのマリアージュ】です。
ぜひ一度味わってみてください。

霜(SOU) 甲州
霜(SOU) 甲州
甲州葡萄
辛口
税込2,420円
98winesとは!?
【98wines】とは、2019年に本格的に、ワインをリリースした山梨県のワイナリーです。
【県内屈指のワイナリー】と、県内からの呼び声が非常に高いのです。
今では、【日本ワイナリー協会】へのホームページにも記載がされているのですが、昨年山梨ワインドットノム編集部が山梨出張を行っているときには、そういった更新がされていませんでした。では、どのようにワイナリーの存在を知ったのでしょうか。
それは、編集部が他の山梨ワイナリーへ取材をしているときのことでした。
「【98wines】という最近出来たばかりのワイナリーがあるのだけど、行ったことあるかな?」
この一言から【98wines】との出会いが始まったのです。もちろん、当時の編集部は知りませんでした。ただ、その日は98winesへのアポイントメントはとれていなかったので、次回の出張かな、と思っていました。しかし、その後ランチをしていた【ラ・メゾン・アンシェンヌ(LA MAISON ANCIENNE)】でも【98winesは行ったことないのであれば、今からでも行くべき!】と押されました。こんなにも、1日に繰り返し【紹介】されたことはなく非常に戸惑いました。
たしかにワイナリー訪問をすると、「〜ワイナリーでもうちと同じ品種のワインは扱ってます。」と言った話などはします。しかし、【このワイナリーには行った方がいいよ!!】と推薦されることはありませんでした。複数のワイナリー、そして飲食店からも紹介されたとなれば、行くしかありません。もし、お話がNGでも売店やワインのテイスティング、購入はできると思い、車を飛ばして駆け込みました。そしてワイナリーに到着し一望できた、【山梨を素で表す光景】ワイナリー各所に散りばめられた【工夫】【遊び心】そんな素敵な空間がそこにはありました。そして、そんな自然の中で飲む色鮮やかなロゼワイン。言葉で語ることのできない【感動】を味わうことができました。
紹介してくれた人たち同様、編集部も一瞬で魅了されてしまいました。
東京に戻った後に知ったのですが、98winesの醸造長【平山繁之】さんの経歴は凄まじいものでした。
山梨県を牽引しているワイナリーの1つである、シャトーメルシャンで醸造責任者を務めた後、伊勢志摩サミットやファーストクラスでもワインを提供していた実績のあるワイナリー、勝沼醸造の役員にも就任していました。まさに、プロフェッショナルの中のプロフェッショナルであり、日本のワイン文化を支えている人物の1人であることは間違いありません。
たしかに独立をするのは当たり前、その経歴があれば大丈夫、そんな声をあげる人も多くいるかも知れません。
しかし、実際に、平山さんと直接お話をさせていただいたから強く言えることがあります。
それは、彼がそんなことに頼っていないこと、そんな発言を認めていないことです、もっと言えば、そんな評価はしてくれるな、と言わんばかりの強い想いを感じました。
また【山梨ワインドットノム】のコンセプトや想いを伝えると、理解してくれた反面、非常に厳しい意見もいただきました。
- 日本ワインは、山梨県だろうがまだまだ世界的に見れば、認められていないです。ここ数年、日本ワイン、そして山梨ワインの評価は上がっているのはたしかですが、まだまだ世界には遠く及ばないです。だからこそ、紹介や実績などは関係なく【厳しい目で】わたしたちのワイナリー【98wines】を正当に評価していただきたいです。
ただ、正当に評価するには【山梨ワインドットノム】さんも【ワイン】に対して【真摯に向き合い成長】をしてください。【素人】であっても、【評価する側の人間】である以上、【根拠】をしっかり持てるよう【ワイン】と向き合ってください。そのためであれば、わたしたち【98wines】もできる範囲の協力は惜しみません。
直接話していただいたからこそ、【世界】と戦う【本気度】が伝わりました。現状なんかに甘えていられるか、そんな想いがひしひしと伝わりました。
編集部に対しても、厳しい指摘がありながらも【山梨ワイン】を広げたい、もっと多くの人に【山梨のワインは、こんなにも美味しいのだ!!】
そんな思いを【一緒に】伝えようとしてくれている様子を感じ取ることができました。
ワイン素人がワイナリーを高くレビューしているだけではありません。
山梨県内のワイナリー、山梨県内の飲食店からの評価も高いワイナリーそれが【98wines】なのです。
98wines
山梨県甲州市塩山福生里250-1
0553-32-8098
https://98wines.jp/
https://www.facebook.com/98wines/
https://www.instagram.com/98wines/?hl=ja




アダージョ上ノ山
アダージョ上ノ山
マスカットベーリーA
フルボディ
税込3,500円
ドメーヌ茅ヶ岳とは!?
ドメーヌ茅ヶ岳は、葡萄栽培がさかんな茅ヶ岳南麓の韮崎にあります。韮崎エリアには、ワイナリーの数は非常に少ないです。しかしながら、熱量は勝沼エリアに全く負けていません。さらに、勝沼エリアにはあまり見られない【研究】【最先端技術】を積極的に導入しているワイナリーです。
そんなドメーヌ茅ヶ岳の最大の魅力は【超絶濃厚】な【マスカットベーリーA】を栽培できているところです。
そのおかげで、赤ワインはマスカットベーリーAとは思えないほど【濃厚】です。色調・香り・味わいどれもとっても、これほどまでに濃い赤ワインは山梨県内にはないのではないでしょうか。【マスカットベーリーA】の秘密【フラネオール】を研究した醸造家だからこそ造れる【究極】のマスカットベーリーAワインがあります。

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非常に参考になると思います♪
ぜひ、みなさんの山梨へ観光する際のお供に!!
素人だからこそ感じる、ワインに対しての率直な感想を始め、ワインの基礎知識、山梨の美味しいお店などの情報を案内します。
情報は、記事執筆時点のものとなります。詳しくは、各ワイナリーサイトの情報をご確認下さい。
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