今日から9月に入りました。さて、どんなワインライフを過ごしていますか。
早いワイナリーでは、すでに2020新酒をリリースしています。しかし多くのワイナリーは、山梨ヌーボーに向けて新酒造りを本格的に進めていることでしょう。
そこで今週は、編集長が甲州ワインで最もオススメする【ルミエールワイナリー】の【初心者オススメワイン】を紹介したいと思います。この機会に、ぜひ手にとってみてはいかがでしょうか。そして、来たる山梨ヌーボーを迎える準備をしましょう!
Contents
【ルミエールワイナリー】とはどんなワイナリー!?
ルミエールワイナリーの誕生は、1885年、日本が進取の精神に満ち溢れていた文明開化の黎明期のことです。
そこで、ルミエールワイナリーが注目をしたのが、西洋文化の華である「葡萄酒」でした。
それ以来、「本物のワインを作るために、本物の葡萄を育てる。」
この教えを忠実に守り続け、130年が経ちました。まさに、山梨ワイナリーを、日本ワイナリーの顔でもあるといえるワイナリーでしょう。
すでに、【グラス・オブ・バブリー・アワード2019】で山梨ワイナリー、山梨ワインの評価をあげてくれたことは間違いないでしょう。
これからのルミエールワイナリーに期待したいところです。
そんな歴史も実績も名高いルミエールワイナリーですが、ワイナリー施設も非常に魅力的です。
編集部が考える、その魅力は3つあります。【エノマティック機複数導入による試飲環境の充実さ】【葡萄畑〜工場の細部までできるワイナリーツアー】【併設施設で体験できるルミエールワイナリーのマリアージュ】です。
エノマティック機複数導入による試飲環境の充実さ
ルミエールワイナリーでは、エノマティック機が3台導入されています。
最大24本ものワインを試飲することができるのです。(24本ものワインを試飲すると、きっとベロベロになる人が多いことでしょう。)
そのため、何度訪れても楽しいワイナリーであることは間違いありません。
もちろん、最近機械【エノマティック】によって、中で管理されているワインは状態が非常にいいので、美味しいワインを常に飲むことができるのです。
これほどまでに試飲の環境が整っているワイナリーは少ないです。
ぜひ、潰れない程度に、24本ものワインを試飲してみてはいかがでしょうか。
エノマティックは、ワインの酸化を防ぎ、誰でも簡単にグラスワインを提供できる業務用ワインサーバーです。
レストランでのワインの保存をはじめ、ワインバーでのセルフサービスやワインショップ・酒販店での試飲などワイン提供の幅を広げてくれるものです。
さらに、ワインロスや人件費などお店の悩みを解決し、グラスワインサービスを劇的に向上させてくれます。
- ワインの品質保持アップ
抜栓後の管理は、ワインにとって非常に大切です。
エノマティックでは、食添用窒素ガスをワインボトル内に充填させることで、抜栓後のワインの品質を3週間以上保つことができます。
世界で唯一、イタリア『キャンティ・クラシコ社』そしてアメリカ『ソムリエ協会』から品質管理技術の証明を受けています。 - 均等量での試飲提供
人の手でワインを提供すると、やはり量がバラバラになってしまいますよね。(もちろん、バラバラのほうが人情感があって素敵なのですが。)
このエノマティックは、抽出量を3種類まで自由に設定できます。そしてボタン1つで、設定された量のワインを提供することができます。 - 温度管理
それぞれのワインタイプに応じて、最適な温度で保存・提供することが可能です。 - ワインカードの利用
ワインカードを利用することでセルフサービスでワインを提供できます。また、来店頻度や好みのワインなどの情報管理もできます。 - デザイン性
LED照明がワインのラベルを美しく演出してくれます。2012年グッドデザイン賞を受賞しています。
葡萄畑〜工場の細部までできるワイナリーツアー
そして、ワイナリーに行ったときに外せないもの、それは【ワイナリー見学】でしょう。
ルミエールワイナリーツアーは、山梨ワイナリーの中でも非常に充実した時間を過ごせるワイナリー見学ができると思います。
では、編集部が考えている充実した時間とは。それはワイン造りの現場をどれだけ知れるか、だと思います。
つまり、ワインができるまでの流れを全て観れるかどうかです。
実際にワイナリーショップで販売されているワインの造り方の流れを見て行くと、理解が深まり、感動が生まれ自然と【飲んでみたい!!】といった気持ちに駆られる人が多いです。特に、葡萄畑を一緒に見れる、というのはポイントが高いです。他のワイナリーでは、葡萄畑に踏み込んで見れることがあまりないのです。
そのため、編集部としては【ワイナリー見学1時間コース】がオススメです。
ワイナリー見学1時間コース
10:30〜
※1日1回
①葡萄畑(日本式の棚仕立てによる畑・ヨーロッパ式の垣根仕立ての畑)→②醸造棟→③国の登録有形文化財「石蔵発酵槽」→④地下セラー
※30分コースよりも詳しく案内をしてくれます。
税込1,000円/1人
※試飲代金は含まれていません。
※予約は、2人から可能です。
※前日の15時までに、予約をしてください。
ワイナリー見学30分コース
11:45~,
14:00~,
16:00~,
※8月~11月の土日祝日のみ、16時のコースが増便されます。
①葡萄畑(日本式の棚仕立てによる畑)→②醸造棟→③国の登録有形文化財「石蔵発酵槽」→④地下セラー
税込500円/1人
※試飲代金は含まれていません。
※予約は、2人から可能です。
※前日の15時までに、予約をしてください。
・団体のお客様の予約やイベント等がある場合、予約ができないことがあります。
・見学のルートは都合により、変更する場合があります。
・9月~11月の土日祝日に塩山駅および勝沼ぶどう郷駅からタクシーを利用予定の場合、タクシー台数に限りがあるので予約をオススメします。
ぜひ、ルミエールワイナリーツアーに参加してみてください。
併設施設で体験できるルミエールワイナリーのマリアージュ
そして、最後の魅力はルミエールワイナリーに併設している【レストラン『ゼルコバ』】です。
- 甲斐サーモン、甲州ビーフ、ルミエール自家製ワインベーコン、大塚人参、クレッソン(道志村)、各種フルーツなど季節ごとの地元食材を使っています。
バターは多用せず、自家製ワイン、ヴィネガー、ピラン塩で軽やかに調理しています。
目に鮮やか身体にも優しい料理が特徴的です。
やはりワインは、食事と切り離せない大切な飲み物です。
そのため、ワイン単体で美味しいものが一緒に食べる食事に応じて、食事の美味しさやワインの美味しさが変わることが多いのです。
もちろん、ワイン単体で美味しければ、ワイン単体で味わうものと割り切ればいいのですが、せっかくであれば食事とも楽しみたいですよね。
だから、ワイナリーに併設しているレストランがあれば、すぐさま検証ができるのです。
さらに、そのワイナリーのスタッフやレストランスタッフとも相談することができ、より一層ワインに対しての理解が深めることができるのです。
ぜひ、ルミエールワイナリーに行く際は、併設レストラン『ゼルコバ』にも足を運んでみてください。
ゼルコバ
〒405-0052 山梨県笛吹市一宮町南野呂624
0553-47-4624
平日ランチ:11:30~14:00(L.O.)
平日ディナー:17:30~20:00(L.O.)
土日祝日ランチ:11:00~,12:45〜
土日祝日ディナー:17:30~20:00(L.O.)
1月~3月:月・火曜日
4月~8月:火曜日
9月~11月:無休
12月:火曜日

編集部が【初心者】にオススメする【ルミエール】ワインを徹底解説
では、編集部が【初心者】にオススメする【ルミエールワイナリー】のワインを紹介したいと思います。
オススメ度とは!?
オススメする基準は、
- 葡萄由来の再現性
- コストパフォーマンス
- 飲み比べなどの相性
- 食事との相性
です。
つまり、専門用語中心だと理解が追いつかず、途中で脱線をしてしまいます。結果として、ワイン離れが起こってしまいます。ワインは奥が深く、知れば知るほど、飲めば飲むほど面白い世界です。そんな世界に足を踏み入れたにもかかわらず、すぐに抜けてしまうのは非常に残念です。そうならないためには、最初のワインが大切なのです。
また、今回の評価は【ワイン初心者】が数多あるワイナリーから選ぶ際の手助けとなるために作ったものであって、ワインをランキングづけるものではありません。
光 甲州
光 甲州
甲州葡萄
辛口
樽熟成 20ヵ月
税込3,300円
凝縮感のある果実のアロマにバターやローストしたナッツのような力強い香り、程よい酸と旨味が溶け込んだ厚みのある味わいが特徴的な白ワインです。
プレステージクラス テンプラニーリョ
プレステージクラス テンプラニーリョ
テンプラニーリョ
フルボディ
税込4,400円
黒いベリーやプラムのコンポートのような香りに紅茶やスパイスのニュアンスが上品に漂う、リッチでエレガントな味わいを感じる赤ワインに仕上がっています。
トラディショナル スパークリング KAKITSUBATA
トラディショナル スパークリング KAKITSUBATA
甲州
辛口
税込4,620円
デキャンター・ワールド・ワイン・アワード 2018 銀賞受賞

- 今回は白ワイン1本、赤ワイン1本、スパークリングワイン1本の紹介でした。オススメワインには、それぞれに役割をもたせてチョイスしています。そのため、単にワインの美味しさだけで選択はしていません。もちろん、ワインとしての美味しさも大切ですが、ワインは食事と合わせて楽しむお酒でもあり、葡萄品種によって、同じスティルワインでも全く別の香り・味わい・余韻を持ちます。そういった相違性を感じるのもワインをより深く楽しむ方法です。ぜひとも、ワイン初心者の方に感じていただきたいものです。
【光 甲州】は編集長が山梨ワインの中で最も愛するワインです。ワイン初心者だった編集長が一口飲んで感じた【甲州ワイン】の質の高さを感じて欲しいです。
そして【プレステージクラス テンプラニーリョ】は、多くの人が初めて聞く葡萄品種として選びました。ワインは葡萄に依存するお酒です。こんな葡萄品種があるのか、を感じてもらいたい、そして葡萄品種にも興味を持っていただくキッカケになると嬉しいと思っています。そして、この【プレステージクラス テンプラニーリョ】は日本ワインでは造るのが非常に困難と言われている【フルボディ】の仕上がりになっています。日本が誇る山梨県のワイナリーが造るフルボディを感じてほしいです。最後に紹介した【トラディショナル スパークリング KAKITSUBATA】はルミエールワイナリーを感じる上では外せないスパークリングワインです。なぜなら【トラディショナル スパークリング KAKITSUBATA】は、世界初の実績を持っている世界が認めるワインだからです。
ワイン初心者だからこそ、世界が認める最高レベルのワインがどんなワインであるかを肌で感じることは、今後のワインライフにおける大事なワンピースになると思っています。ワインの購入は、ワイナリーから直接購入することをオススメします。ワインのマル秘エピソードも聞けるかもしれません。そして言うまでもなく、安心安全低価格で購入できるのは、ワイナリーです。
今年の夏は、自宅で【トラディショナル スパークリング KAKITSUBATA】を飲みながらDAZNで野球中継が唯一の励み🍾

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非常に参考になると思います♪
ぜひ、みなさんの山梨へ観光する際のお供に!!
素人だからこそ感じる、ワインに対しての率直な感想を始め、ワインの基礎知識、山梨の美味しいお店などの情報を案内します。
情報は、記事執筆時点のものとなります。詳しくは、各ワイナリーサイトの情報をご確認下さい。
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