10年以上前は、夏といえば7月中旬から8月末にかけて強く感じていました。しかし昨今、特に2020年今夏は8月半ばから本格的な夏を感じています。
そのため、今までは夏を感じたい、と思うこともありませんでした。ただ数日前から酷暑と呼ぶにふさわしい気温が、天気が続いています。
こんなにもすぐに気温が上昇するとは思ってもみませんでした。家に汗だくで帰ると、キンキンに冷えたビールも飲みたくなりますが、夏といえばやはり【スパークリングワイン】でしょう。
そこで今回は、山梨ワインドットノム編集部がオススメする【2020年夏に飲みたいスパークリングワイン@山梨ワイナリー】を紹介したいと思います。
Contents
スパークリングワインとは!?
暑い夏に合わせるワインといえば、やはりスパークリングワインではないでしょうか。
シュワシュワと口の中で弾ける感覚が口の中を、ひときわ爽快にさせてくれますね。
編集部でも何度か紹介はしているのですが、オススメスパークリングを紹介する前に【スパークリングワインとは】なにかを紹介したいと思います。
■スパークリングワインとは■
スパークリングワインとは、炭酸ガスによって発泡性を有しているワインの総称です。そのため、よく耳にすることのある【シャンパン】【スプマンテ】【カヴァ】などはすべて【スパークリングワイン】の一種なのです。
では、【シャンパン】【スプマンテ】【カヴァ】などの違いはなんなのでしょうか。
シャンパンを除き【スプマンテ】はイタリアで、【カヴァ】はスペインで親しまれている名称です。使用している葡萄品種などの違いはありますが、基本的にはそれぞれの国で親しまれているスパークリングワインの名称になります。
例外となっているシャンパンが気になりますね。
【シャンパン】は、他のスパークリングワインとは異なり厳しい条件をクリアしないと名乗ることができません。
つまり、多くの人が【シャンパン】【シャンパン】と呼んでいるワインは実はシャンパンではない可能性が高いのです。
シャンパーニュ地方@フランス
ピノ・ノワール
ムニエ
シャルドネ
ピノ・グリ
ピノ・ブラン
プティ・メリエ
アルバンヌ
【シャンパン方式(トラディショナル方式)】:一次発酵を終え、瓶に詰められたスティルワインに糖分と酵母を加えて密栓し、瓶内で二度目の発酵を起こさせる製法
11%以上
※上記に加え、さらに厳しい条件が【原産地呼称法(AOC法)】によって設けられています。
編集部として、絶対に覚えて帰っていただきたいところは【シャンパンは、スパークリングワインの1種類であること】そして【日本で造られたスパークリングワインをシャンパンと呼べないということ】の2点です。特に若者は、スパークリングワインよりもシャンパンの方が親しみ深い呼称かもしれませんが、実は前述のような違いを知らずに使っている人が非常に多いです。恥ずかしながら、編集部もその1人でした。
ぜひ、恥をかかないためにも覚えておきましょう。大切な人とデートをしたときに知らないと…幻滅されてしまうかもしれませんよ~笑
ドットノム【サマースパークリングセレクション2020】
第5選発表!!
それでは、山梨ワインドットノム編集部が2020年夏にオススメする【山梨ワイナリーが造るスパークリングワイン】を4本紹介したいと思います。
オススメする基準は、
- 葡萄由来の再現性
- コストパフォーマンス
- 爽快感
- 夏らしさ
になります。
甲州スパークリング
甲州スパークリング
甲州葡萄
辛口
瓶内二次発酵 瓶内熟成期間8ヶ月
3,272本
税込2,970円
【フジッコワイナリー】とは!?
驚くことに、フジッコワイナリーの設立は1990年秋とつい最近のことのように感じます。
しかしながら、満を持しての登場と感じます。それは、フジッコワイナリーは【おまめさん】そして山口美江が出演した【しば漬け食べたい】のCMで一世を風靡した、あの有名なフジッコ株式会社の酒類事業なのです。
創業して以来、【良いワインは良い葡萄から】を合言葉に本格的なワイン造りを目指しています。
とりわけ、大切にしている点は契約生産者との信頼関係です。
【ワイン造り】に欠かせない高品質な葡萄を収穫するためには【持ちつ持たれつ】の関係でなければなりませんよね。
そして、フジッコワイナリーだからこそ造れるワインがあります。それは【日本の食卓に合う美味しいワイン】です。
すでに日本の食の一端を担っているフジッコグループだからこそ造り出せるのです。
そんなフジッコワイナリーが造るワインは、日本産ワインの評価のバロメーターとも言われている【日本ワインコンクール】で素晴らしい成績を残しています。2020年の段階で、300ものワイナリーが存在すると言われている日本の中で直近5年の金賞受賞実績は日本で6番目なのです。
輝かしい成績を残しながらも日本ならではのワインを求めて、これからも挑戦を続けていくと語るフジッコワイナリー。
山梨にあるワイナリーに訪れてみると、工場見学を担当してくれるスタッフの方々や現場の方々も優しく非常に充実な時間を過ごすことができます。
- ワイナリーの詳細はこちらからご覧ください。

K537 GI YAMANASHI N.V.
K537 GI YAMANASHI N.V.
甲州葡萄
辛口
ステンレスタンク発酵+タンク内2次発酵
1,014本
税込3,960円
【MGVsワイナリー】とは!?
【MGVs】ワイナリーを四字熟語で表現するなら、【鎧袖一触】が相応しいのではないでしょうか。
聞いたことのない人が多い四字熟語だろう。この四字熟語は、【鎧の袖で少し触れたぐらいの簡単さで敵を負かすこと】を意味する言葉です。
なぜワイナリー事業を開始したのが2016年と最近なのにも関わらず、【鎧袖一触】が相応しいのか。それは、他ワイナリーが認めるほどの【圧倒的なクオリティ】にあります。【MGVsワイナリー】のワインは、3,000円以上が当たり前で5,000円以上のものも見られます。
この金額だけを見ると、【少し高い】と思う人も多いのではないでしょうか。しかし【圧倒的に安い】のです。【このワインのクオリティで3,000円、5,000円は安すぎる】ということです。たしかに、金額だけを見れば高いと思う人もいるかもしれません。(現に、今日のワイン市場では500円ワインや1,000円台のワインは散見しています。)しかし、日本のワイン文化を支えている山梨県内の多くのワイナリーから【なぜ、あの金額であのワインが造れているのか、不思議】とまで言われています。それだけ高品質な葡萄を造り、手間がかかっていることが十分に伝わります。
もちろん編集部も実際にテイスティングをしています。口に含んだ瞬間、【衝撃】が走りました。
訪問したワイナリーの人と話をすると、【マスカットベーリーAは重さを表現するのが非常に難しい】とよく言われます。そのせいか、我々の判断基準として【マスカットベーリーA100%でミディアムボディ〜フルボディ】を再現することは【すごいこと】なのだという感覚があります。
まさに、【プロフェッショナル】だとすぐさま感じました。山梨ワインの中でもトップに駆け上ろうとしているワイナリー【MGVsワイナリー】をぜひ、味わっていただきたいです。
- ワイナリーの詳細はこちらからご覧ください。

シャトージュン スパークリング
シャトージュン スパークリング
甲州葡萄
中口
税込2,310円
甲州葡萄を100%使用した炭酸ガス充填方式のスパークリングワインです。
シャトージュンとは!?
1979年に誕生した【シャトージュン】は、葡萄と真摯に向き合い、正直なワイン造りを目指しているワイナリーです。
特に、シャルドネや甲州の品質については、「日本ワインコンクール」で8年連続で入賞するなど高く評価されています。
シャトージュンは、江戸時代から葡萄栽培に適した土地として有名な勝沼で葡萄造り、そしてワイン造りをしています。
葡萄造りにおいて大切にしていることは【1本1本の葡萄】に違った魅力があるということです。
若々しい樹木には、瑞々しくキリッとした感じがワインに反映されます。その一方、古木であれば若木にない【深み】【凝縮感】をワインに付与することができます。原料が自然の産物だからこそ、シャトージュンでは葡萄の木の年齢もワイン造りに欠かせない大切なこだわりなのです。
そして、現在白ワインでは【甲州】【セミヨン】【シャルドネ】を中心に醸造、赤ワインでは【マスカットベーリーA】【メルロー】【カベルネ・ソーヴィニヨン】を中心に醸造しています。どのワインにも共通しているのは【エレガントさ】です。ワインがエレガントであればあるほど、料理とのマリアージュを最大限楽しむことができるからです。単体としてもマリアージュワインとしても高いパフォーマンスを魅せるシャトージュンのワインは、山梨ワインドットノムも自信をもってオススメできます。
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スパークリング ロゼ
スパークリング ロゼ
甲州葡萄、マスカットベーリーA
やや辛口
税込1,650円
シャトー勝沼とは!?
【シャトー勝沼】とは、日本のワイン文化がまだ世界に認められていなかった時期からワイン造りに魅了されて尽力してきたワイナリーです。
ワイナリーに魅了され携わること140年以上、日本にあるワイナリーの中でも、とても古い伝統的ワイナリーです。
そのため、今では各旅行会社が山梨県の観光ツアーを組む【バスツアープラン】に必ずと言ってもいいほど含まれています。
そんなトラディショナルなシャトー勝沼では【ワイナリー見学】【豊富なテイスティングワイン】【併設レストランでのマリアージュ体験】【オリジナルファームプログラム】を年間を通して楽しむことができます。
■【懇切丁寧なワイナリー見学】■
シャトー勝沼ワイナリーの広大な工場施設は自由見学になっています。
決められたルートを進んでいく見学ですが、自分のペースで見学することができるのがいいですね。
そしてルート上でワイン造りに欠かせない場所では、テキスト解説なども用意されています。編集長が大好きな樽エリアは、夏場は非常に涼しく心地よいです。
そして、最後までルートに沿って進むとテイスティングができる【ワイナリーショップ】に到着します。そのまま試飲カップを手にとってテイスティングが可能になっています。まさにムダのない工場見学なのです。
■【初心者から玄人にも好まれるテイスティングコーナー】■
シャトー勝沼のテイスティングシステムは【無料試飲】と【有料試飲】の2種類あります。無料試飲は、甘口のワインに加えて、カウンターで1杯ずつ注いでもらうワインも飲むことができます。ワイン初心者向けのワインと言っても良いワインがザッと10種類前後用意されています。その一方、有料試飲では比較的ワイン慣れしている人向けの辛口タイプのワインが準備されています。もちろん、初心者向けの無料試飲に加え有料試飲をすることもできます。
まさにシャトー勝沼のテイスティングコーナーは、ワイン初心者だけではなく、ワイン慣れしている人も楽しめる素敵な環境と言えます。
■【併設レストランでのマリアージュ体験】■
また、シャトー勝沼には【レストラン鳥居平】が併設しています。そこでは、ワインと本格フレンチ料理のマリアージュを体験することができます。
マリアージュに正解はありません。しかし、ワインを造ってるワイナリーがオススメするマリアージュがハズレなわけがありません。
レストラン鳥居平
山梨県甲州市勝沼町菱山4729
0553-44-3080
ランチタイム:11:00~15:00
ティータイム:15:00~17:00
ディナータイム:17:30~20:00
http://www.toriivilla.jp/
■【ワイナリーファンを増やすオリジナルプログラム】■
そしてシャトー勝沼では、ワインをより身近に感じてもらうための葡萄造り体験プログラム【ファーム トゥ ボトル】も実施しています。
このプログラムに参加すると、ワイナリーが1年を通して経験するワイン造りの工程を経験することができます。
- ワイナリーの詳細はこちらからご覧ください。

- セレクトされたワインの中で、飲んだことのあるワインや知っているワインはありましたか。こんなにも暑い夏は、キンキンに冷やした甲州のスパークリングワインを食前酒として仕事後に一杯飲みたいところですね!!きっとその日の疲れが少しずつ和らいでいくでしょう。
スパークリングワイン特集だったので、紹介できませんでしたが…去年の夏に【シャトーマルス穂坂ワイナリー】に訪問をした際、あまりの暑さにウェルカムドリンクとして冷えた【マスカット&ライチ】をいただいた記憶が蘇ってきました。早く山梨ワイナリー取材をしたい!!
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- 【勝沼編】はこちらからご覧ください。








非常に参考になると思います♪
ぜひ、みなさんの山梨へ観光する際のお供に!!
素人だからこそ感じる、ワインに対しての率直な感想を始め、ワインの基礎知識、山梨の美味しいお店などの情報を案内します。
情報は、記事執筆時点のものとなります。詳しくは、各ワイナリーサイトの情報をご確認下さい。
各ワイナリーへのお問い合わせは、各ワイナリーサイト記載された方法でお問い合わせ願います。