【必見】山梨ワイナリーを代表するグランクリュを徹底紹介!!選出された4ワイナリーの顔となるトップキュヴェワインも徹底紹介!!

さて突然ではありますが、【グランクリュ】といった言葉を知っていますか。あまり聞き慣れていない人も多いのではないでしょうか。
グランクリュとは、主にフランスワインの格付けで使われる言葉です。そのため、山梨ワイン好きのみなさんが知らないのも普通です。高品質なワインを生産している特級畑を意味する言葉が、グランクリュになります。

そしてつい先日、山梨ワインドットノム編集部も愛読している【ワイン王国】にて【日本ワインのグランクリュ企画】が行われていました。
今回は、そのワイン王国にて紹介された【山梨県】の【グランクリュ】を紹介したいと思います。

日本が誇るグランクリュ

日本には、グラン・クリュを表現する格付け制度はありません。しかし、それは日本にグランクリュ級の畑がないわけではありません。そこでワイン王国では、日本のワイン産地の中で、特に注目されている地域や畑を【日本のグラン・クリュ】と表現しています。
気になる選択の基準は、すでにその地でワインが生産されていて、品質と量が安定していることや高い評価を得ていることなどになります。選ばれたエリアは、なんと11箇所!!もちろん…【山梨県】は含まれています!

そしてテイスターには、日本ワインに精通する5人が選出されています。そのテイスターには、編集部も記事で紹介したことのある【ひぐちくん】が参加しています。

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日本に数多くあるワイナリーの中から11カ所が厳選されています。

  • 北海道
    余市、空知
  • 山形県
    上山、高畠 上和田
  • 長野県
    塩尻
  • 山梨県
    峡東(甲州、笛吹、山梨)、中北(甲斐、韮崎、北杜)
  • 京都府
    京丹波
  • 広島県
    三次
  • 大分県
    安心院
  • 熊本県
    菊鹿

では、山梨県のグランクリュそしてワイナリーを代表するトップキュヴェワインを紹介していきます。

エントリーNo,1【サントリー登美の丘ワイナリー

登美 赤 2015

  • ワイン名
    登美 赤 2015
  • 品種
    メルロ:69%、プティ・ヴェルド:26%、カベルネ・ソーヴィニヨン:5%
  • タイプ
    ミディアムボティ
  • 瓶詰数量
    2,484本
  • アルコール度数
    13.0%
  • 総酸度
    0.51g/100ml
  • 醗酵
    MLFあり
  • 熟成
    フレンチオーク樽:100%
  • 新樽使用比率
    45.0%
  • ワイナリーコメント
    香りは、カカオ、ホワイトペッパーやブラックベリーにスモーキーな樽香を感じます。口当たりはアタックが強く豊かなタンニンとほどよい酸味を感じます。また、長い余韻を感じられるワインに仕上がっています。
    MEMO
    登美 赤は1986年に初リリースされ、ヴィンテージごとにブレンド品種、その割合を変更しています。そのため、同じ銘柄でも香りや味わいは同じにはなりません。
    注意
    ・現在、品切れ中の場合があります。
    ・素材の問題で、画像のヴィンテージが異なる場合があります。ご注意ください。

    【サントリー登美の丘ワイナリー】とは!?

    1909年の開園から一世紀以上も経っている、『サントリー登美の丘ワイナリー』。

    今では、多くの人に愛されている名前ですが、【サントリー】と【登美の丘】はあまり名前に連動性がないように思えます。
    ワイナリーの名前となっている【登美の丘】はどこから由来しているのでしょうか。
    それは、ワイナリーが位置している場所が由来になっていました。
    サントリー登美の丘ワイナリーに足を運んでいただくと、誰もが【納得】できる光景がありました。
    登美の丘ワイナリーにある丘を【登】ると【美】しい景観が、私たちの眼前に広がっています。
    【登って美しい】これが【登美の丘】と呼ばれている理由なのです。

    私たち訪問者の心に【安らぎ】を与えてくれる自然を持つ【サントリー登美の丘ワイナリー】は、広大な自家葡萄畑を所有し、【土造り】から真摯に【葡萄造り】と向き合い、瓶詰めされるまで一貫したワイン造りをしているワイナリーです。

  • ワイナリー名
    サントリー登美の丘ワイナリー
  • 住所
    山梨県甲斐市大垈2786
  • 電話番号
    0551-28-7311
  • ホームページ
    https://www.suntory.co.jp/factory/tominooka/
  • エントリーNo,2【勝沼醸造

    アルガブランカ ヴィニャル イセハラ 2018

  • ワイン名
    アルガブランカ ヴィニャル イセハラ 2018
  • 品種
    甲州葡萄
  • タイプ
    辛口
  • 価格
    税込6,050円
  • ワイナリーコメント
    勝沼醸造の【アルガブランカシリーズ】は、日本固有の葡萄品種である【甲州】にこだわり特化した勝沼醸造のトップブランドです。
    伊勢原圃場という特別な畑で収穫された葡萄のみを用いて醸造しています。華やかで豊富な柑橘系のアロマと果実味に加え、爽やかな酸味とほのかな甘さの微妙なバランス、凝縮感がありエレガントな味わいに仕上がっています。また、心地良い余韻も長く続きます。
    注意
    ・現在、品切れ中の場合があります。
    ・素材の問題で、画像のヴィンテージが異なる場合があります。ご注意ください。

    購入はこちら

    【勝沼醸造】とは!?

    勝沼醸造を一言で表すのであれば、『山梨の葡萄にこだわり、世界を見据えたワイン造り』をおこなうワイナリーではないでしょうか。

    そこには、『甲州ワインを世界に』という強い想いがあります。どこよりも強く甲州ワインへの強い気持ちがあります。

    そんな勝沼醸造は、1937年の創業時には製糸業を営んでいました。
    しかし1941年からワインを本格化。そして現在では、日本を代表するワイナリーの1つになっています。
    ワイン造りをする上で、勝沼醸造が最も大切にしているのは『葡萄の糖度』です。それは、ワインの原点であり、美味しさを決めます。
    良いワインのために、さまざまな手法を取り入れ、良い葡萄を栽培し、醸造にもこだわっています。

    それが勝沼醸造です。

  • ワイナリー名
    勝沼醸造
  • 住所
    山梨県甲州市勝沼町下岩崎371
  • 電話番号
    0553-44-0069
  • ホームページ
    https://www.katsunuma-winery.com/
  • エントリーNo,3【シャトーマルスワイナリー

    穂坂日之城 シャルドネ 2018

  • ワイン名
    穂坂日之城 シャルドネ 2018
  • 品種
    シャルドネ
  • タイプ
    辛口
  • 瓶詰本数
    1,190本
  • 価格
    税込6,050円
  • ワイナリーコメント
    色調は、透明度が高く、クリーンな深みのあるイエローです。香りは、新鮮なグレープフルーツやパイナップルといった果実香、ハチミツやミネラル感のある香りの調和に加え、樽に由来するナッツ香が複雑さをもたらす優雅な香りも感じます。味わいは、アタックとして厚みがあり、新鮮なグレープフルーツやピーチのようなフレッシュ感ある果実味と、しっかりとした酸味・コクが骨格を形成する若々しい味わいを感じます。そして余韻に、心地よい樽香が残ります。
    注意
    ・ワイナリー限定販売ワインになります。
    ・現在、品切れ中の場合があります。
    ・素材の問題で、画像のヴィンテージが異なる場合があります。ご注意ください。

    購入はこちら

    【シャトーマルス】とは!?

    シャトーマルスワイナリーは、山梨県に2つの大規模施設を持つワイナリーとして非常に有名です。
    しかしその歴史は、そこまで深くなかったのです。
    シャトーマルスワイナリーの始まりは、1960年。鹿児島に本社を持つ本坊酒造が、山梨県笛吹市石和町に「マルス山梨ワイナリー」を設立したのが創業でした。

    それから40年後の2000年には、韮崎市穂坂地区に自社農園「穂坂日之城農場」が開園。そこで、ワイン用の高品質な葡萄を自社栽培するようになりました。
    その17年後の2017年。さらなる品質向上を目指して、「マルス穂坂ワイナリー」を新設されました。

    そこでは、葡萄へのダメージが少ない、自然にかかる重力を利用した「グラビティ・フロー」を採用し、より高品質なワイン造りを可能にしました。
    つまり本坊酒造は、貯蔵熟成・瓶詰の拠点となる「マルス山梨ワイナリー」と醸造拠点となる「マルス穂坂ワイナリー」の2拠点を上手に使い分けて、ワイン造りをしているのです。まさに、二刀流を使って山梨ワインを牽引していると言えるでしょう。
    そして驚くべきことは、100年も待たずして2つめのワイナリーを創業していることです。しかも、単なる醸造施設ではなく、ワイナリーに足を運ぶ人のことを考慮した、ワイナリー造りになっていました。正直、このレベルでのこの成長速度は、信じられないです。そこまで速い成長速度を持つ「シャトーマルス」は『素晴らしいワインは、飲む人に感動を与えられる』と常々考えています。そして、その感動を与える機会に携われていることに感謝をすると同時に、稀有な職業に携わっていることを誇りに思っているワイナリーなのです。

    少し距離は遠いかもしれませんが、「シャトーマルス山梨ワイナリー」を訪問したのち「シャトーマルス穂坂ワイナリー」に行ってみるのも面白いかもしれません。
    まさに、【シャトーマルスフルツアー】。かなり有意義な時間を過ごせることはお約束します。

  • ワイナリー名
    シャトーマルス山梨ワイナリー
  • 住所
    山梨県笛吹市石和町山崎126
  • 電話番号
    055-262-4121
  • ワイナリー名
    シャトーマルス穂坂ワイナリー
  • 住所
    山梨県韮崎市穂坂町上今井8-1
  • 電話番号
    0551-45-8883
  • エントリーNo,4【丸藤葡萄酒

    ルバイヤート プティヴェルド 2017

  • ワイン名
    ルバイヤート プティヴェルド 2017
  • 品種
    プティ・ヴェルド:85%、タナ:10%、メルロ:5%
  • タイプ
    ミディアムボディ〜フルボディ
  • 価格
    税込7,480円
  • MEMO
    2020年8月に販売開始されるワインになります。

    【丸藤葡萄酒】とは!?

    明治23年に、自宅の庭に小さな葡萄酒醸造所を造ったことから歴史が始まった丸藤葡萄酒。それ以来、親子四代でワイン造りに尽力をしているワイナリーです。
    甲州葡萄をはじめ、欧州系品種のカベルネ・ソーヴィニヨン、プティヴェルド、シャルドネなどの栽培、醸造に試行錯誤を重ねながら【世界に誇る日本のワイン】を目指しています。

  • ワイナリー名
    丸藤葡萄酒
  • 住所
    山梨県甲州市勝沼町藤井780
  • 電話番号
    0553-44-0043
  • 公式ホームページ
    http://www.rubaiyat.jp/
  • 編集後記

    ワインのプロフェッショナルによる日本ワインの最高級紹介。これはワイン中級者や上級者はもちろんのこと、ワイン初心者にもすごく勉強になるものだと私は思う。
    たしかに、ワイン初心者からすると用語も知らない、味もあまり知らないのに意味があるのか、そう思う人もいるかもしれない。
    しかし思い出してほしい、幼少期に含め私たちが学ぶときは誰から学ぶのか、盗み取るのか。
    私たちが学ぶときの相手は、基本的にはその道のプロフェッショナルではないのか。少なくとも、私はそうだった。
    スポーツの例で恐縮だが、私は子供のころ野球少年だった。当時のスーパースターであったイチロー、松井秀喜、上原浩治などのフォームは数え切れないほど真似した。
    サッカー少年だった人は、プロ野球選手だけではなくプロサッカー選手のプレーの真似などをした人も多いのではないだろうか。
    このように、プロフェッショナルな人やものは私たちに指標を与えてくれる。だからこそ、日本を代表する最高級ワインを味わうことでワインに惚れるキッカケになるのではないか。
    いや、きっと掘れるだろう。ぜひ、試しに飲んでみてほしい。

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    非常に参考になると思います♪
    ぜひ、みなさんの山梨へ観光する際のお供に!!

    山梨ワインドットノム編集部は、【自称山梨ワイナリー観光大使】を役職に【醸造家徹底応援!】を掲げ活動をしております。
    素人だからこそ感じる、ワインに対しての率直な感想を始め、ワインの基礎知識、山梨の美味しいお店などの情報を案内します。
    情報は、記事執筆時点のものとなります。詳しくは、各ワイナリーサイトの情報をご確認下さい。
    各ワイナリーへのお問い合わせは、各ワイナリーサイト記載された方法でお問い合わせ願います。

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