日本人の多くが【限定販売】の言葉に弱いのではないでしょうか。恥ずかしながら、編集部も【限定】をみると、ついついガチャを引きたくなってしまうのです。笑
そこで今回は7月1日水曜日から120セットの特別限定販売を開始した【勝沼ワイナリーズクラブ】の【勝沼ボトル8本ワインセット】を紹介したいと思います。この機会にぜひとも手に取ってみてはいかがでしょうか。
【勝沼ワイナリーズクラブ】とは!?
勝沼ワイナリーズクラブは、勝沼のワイン醸造家が集まって1987年に設立されました。
クラブが設立をした時期は、輸入ワインの台頭で日本のワイン造りが危機を迎えていた時期でもあったのです。
そこで、勝沼ワイナリーズクラブは、
- 勝沼町のまちづくりの一翼を担い、葡萄の景観の保持に努めること
- 甲州種ワインの品質の向上をアピールしていくこと
を目的に活動を続けています。現在では8社が参加して、甲州種を中心としたワイン造りに努めています。
所属ワイナリー
そんな【勝沼ワイナリーズクラブ】には現在8ワイナリーが属しています。さて、どのワイナリーかわかりますか?
エントリーNo,1原茂ワイン
1924年創業の原茂ワインは、まもなく100周年を迎えるワイナリーの1つです。【甲州】を中心に【シャルドネ】【メルロー】【アルモノワール】【ブラッククイーン】などの葡萄品種を栽培しています。そんな原茂ワインは他のワイナリーと異なり、2階にカフェが併設されています。そのため、勝沼の季節ごとの景観を楽しみながら、ワインと山梨の食のマリアージュも楽しむことができるワイナリーになっています。

エントリーNo,2白百合醸造
1938年に創業した白百合醸造は、ロリアンワインの相性で親しまれています。
【L’ORIENT】はフランス語で「東洋」を意味し、ヨーロッパに劣らない高水準のワイン造りを志した故に名付けられた名前です。
欧州に負けないために、白百合醸造は他のワイナリーよりも【原料である葡萄の質】にこだわっています。
また同時に【ローカル】にもこだわっています。山梨県は日本を代表する葡萄の生産県です。
つまり、白百合醸造は日本を代表する【最高の葡萄】を育て使うことのできる環境にあるのです。
だからこそ、白百合醸造のワイン造りは、地元を大切にすることからはじまっています。

エントリーNo,3蒼龍葡萄酒
蒼龍葡萄酒の創業は1899年にまで遡ります。まさに、日本のワイン醸造の歴史とほぼ同じ歳月を過ごしてきたワイナリーと言っても過言ではないでしょう。
そして非常に興味深いことに、蒼龍葡萄酒の【創業家】は日本のワイン造りの礎を築いた【高野正誠】と【土屋龍憲】と親戚関係にあたるそうです。
なるべくして【ワイナリー】になった、運命的なものを感じるワイナリーでもあります。
そんな蒼龍葡萄酒の名前にある【蒼龍】。凛々しく、逞しい漢字が使われています。
この漢字には、蒼龍葡萄酒の【願い】が込められているのです。
【蒼龍】とは、中国の故事になる東西南北の守護神の中で、幸せを呼ぶ神と言われている【東を守る神様】です。
【甲府盆地の東部】にある【甲州勝沼】で【山梨ワイン】の【蒼龍葡萄酒】のワインの歴史と伝統を守ってくれるよう、想いが込められているのです。

エントリーNo,4丸藤葡萄酒
明治23年に、自宅の庭に小さな葡萄酒醸造所を造ったことから歴史が始まった丸藤葡萄酒。それ以来、親子四代でワイン造りに尽力をしているワイナリーです。甲州葡萄をはじめ、欧州系品種のカベルネ・ソーヴィニヨン、プティヴェルド、シャルドネなどの栽培、醸造に試行錯誤を重ねながら【世界に誇る日本のワイン】を目指しています。
エントリーNo,5錦城葡萄酒
錦城葡萄酒は、昭和38年、勝沼町小佐手の地に錦城葡萄酒が誕生しました。
ワイン造りの根底にある想いは【勝沼の葡萄のポテンシャルを最大限に活かした、自分たちが飲みたいワイン】を造ることです。
創業当初は、1.8ℓのみで醸造をしていたワインですが、昭和60年を境に720mlワインの醸造を開始しました。
今日では、年間約40,000本製造の比較的小さなワイナリーですが、全国からの評判は高いのです。
その証拠に、「BROCADE勝沼甲州」は、料理漫画「美味しんぼ」に取り上げられ、NHKの『小さな旅』にも紹介されています。
糖度の高い葡萄を使ったワイン造りは、ワイン愛飲者を納得させるだけではなく、ワイン初心者の方にも受け入れやすい優しい口当たりを実現しています。

エントリーNo,6シャトーメルシャン
シャトーメルシャンは、日本が誇る、代表的なワインメーカーです。
そして、日本のワイン文化の礎を作ったワイナリーの1つです。
では、日本で屈指のワイナリー、メルシャンはどんなワイン造りをしているのでしょうか。
シャトーメルシャンのブランドコンセプトは、シンプルであり基本に忠実なものでした。
『Growing Differences in the world』
「いいワインとは、その土地の気候、風土、生産者によって育てられる葡萄をそのまま表現したもの」
この信念を軸に、世界と切磋琢磨しているワイナリーです。
そして実行してきたことが正しかったと物語っているのは、「歴史」そして「実績」ではないでしょうか。
メルシャンの歴史は、約140年前の1870年代にまでさかのぼります。
明治時代終わりに、シャトーメルシャンの源流となる『大日本山梨葡萄酒会社』が創業されました。
つまり、シャトーメルシャンは日本ワインの原点なのです。
そしてやはり、創業の段階からシャトーメルシャンではありませんでした。
名前だけを見ると、外国企業のように感じられてしまいますからね。笑
そして、創業から約70年後に「メルシャンブランド」が誕生します。
着実なる努力の結果、ついに大きな一歩が動き出したのが1966年。
国際ワインコンクールで、日本初の金賞を受賞したのです。この瞬間、明治政府がフランスにワイン造りを勉強させた種が実った瞬間でした。
同時に、日本のワイン文化が世界に広まる第一歩、スタートラインに立ったとも言える瞬間でした。
そのスタートラインにいち早くたったのが、メルシャンだったのです。
そして1970年に、今日で最も広く知られているであろう「シャトーメルシャンシリーズ」が誕生しました。
月日を重ね、様々なトライを重ね今に至ります。今では、山梨県だけでなく秋田県、福島県、長野県にも畑を構え何十種類もの品種を栽培しています。
まさに日本のワイン技術の最先端を行くワイナリー、それがシャトーメルシャンです。
「アイコン」シリーズ
世界トップクラスの産地から生まれる、各ワイナリーの最高峰ワインシリーズです。
「テロワール」シリーズ
【適品種・適所】のコンセプトのもと、山梨県、長野県、秋田県、福島県の4つの県から、葡萄品種にふさわしい産地・区画を選びました。
その個性を最大限に引き出したテロワールシリーズです。
「クオリティ」シリーズ
【日常に「日本ワイン」のおいしさをお届けしたい。】
その想いを実現させるために、醸造家が感性を研ぎ澄ませて醸造しました。新しい日本ワインのスタンダードとなるワインシリーズです。

エントリーNo,7くらむぼんワイン
遡ること大正2年に【くらむぼんワイン】は創業しました。2014年までは【山梨ワイン】の名前で親しまれていましたが、突然の名前変更。
これには社長含めワイン造りに対しての想いが込められていました。
【くらむぼん】は、有名作家の宮沢賢治が書いた童話【やまなし】で蟹が話す言葉です。この童話を通して、宮沢賢治が伝えたかったことは【人間と自然の共存】【科学の限界】【他人への思いやり】です。これに共感し、社名変更に至ったのです。
編集部も、この3フレーズを聴いた瞬間【ワイン造り】に欠かせない要素であることに気づきました。
まさに、【くらむぼんワイン】は【結果】よりもむしろ【過程】に重点を置き【純粋な心】でワインと向き合っていることを強く感じます。
そんな【くらむぼんワイン】を彩るのは、4種類のワインタイプです。
天然酵母で醸造した、くらむぼんワインのコンセプトである「自然な味わいのワイン」を体現したスペシャルなワインに仕上がっています。
日常生活の一部になること間違いなし。
ラベルのイラストは、社名の由来でもある宮沢賢治の童話『やまなし』に登場する
『蟹』『やまなし』『魚』『かわせみ』『樺の花』がモチーフになったデザインが採用。
辛口の『甲州』と甘口の『あじろん』の2種類がラインナップされている。
1つ1つのワインの質が本当に高く、購入するときに悩みに悩みます。そして、さらにオーナーのトークが面白く、ワイナリー見学では資料館やセラーだけではなく自社畑にも案内してくれるため、ワイン初心者にはオススメのワイナリースポットです。


エントリーNo,8中央葡萄酒
グレイスワインを一言で表すのであれば、『世界と戦う日本代表』ワイナリーではないでしょうか。
なぜなら、グレイスワインは、国内でのワイナリー基準ではなく敢えてハードルの高い『世界』に基準を置いているからです。
では、世界基準になるために一体どんなことをしているのでしょうか。
グレイスワインは、1923年の創業以来『葡萄栽培』に最も力を注いでいます。それは、ワインの香りや味わいは『葡萄』が決定づけると確信しているからです。
だからこそ、グレイスワインでは『葡萄栽培』に大きく関わる『畑』『栽培方法』にはこだわり続けています。
1990年以降には欧州系葡萄の垣根式栽培を手がけはじめました。
そして、2002年には三澤農場を開園し、甲州葡萄の垣根式栽培も本格化。
葡萄を収穫だけの観点で捉えるのではなく、『醗酵』『貯酒』と醸造工程全体を踏まえた線で考え、最前を引き出せるように努めているのです。
中央葡萄酒『グレイスワイン(GRACE WINE)』
山梨県甲州市勝沼町等々力173
0553-44-1230
https://www.grace-wine.com/

勝沼ワイナリーズクラブ 勝沼ボトル8本ワインセット
【勝沼ボトル】とは、ボトルの加飾の部分に、明治10年にフランスに渡ったワイン造りのパイオニアである【土屋龍憲】と【高野正誠】がデザインされた勝沼ワイナリーズクラブが作ったオリジナルボトルです。ただ、この勝沼ボトルの使用基準はとても厳しく、毎年3月と8月に客員審査員も招いて審査会が開かれ、以下の条件を満たす必要があります。
- 勝沼町産の甲州種を100%使用していること
- 葡萄を収穫した地区、栽培者や葡萄の糖度を記載すること
- ワインの醸造過程を詳細に記すこと
- 出品種を分析し、遊離亜硫酸は60ppm以下とすること
- 官能審査は20点満点で、12点以上で合格とすること
これはフランスのAOC制度にならって、日本で最初につくられた品質と原産地を保証する制度です。
そして今回は、勝沼ワイナリーズクラブ8社から、それぞれ1種類ずつ勝沼ボトルの甲州もしくはクラブ審査会合格ワイン、勝沼町産100%のGI Yamanashi合格ワインが厳選されました。新型コロナウィルスの影響で自宅でワインを楽しむ方が多い中、特別限定のワインセット販売となります。
では今回、限定で120セットだけ用意されている【勝沼ボトル8本ワインセット】にはどんなワインが入っているのでしょうか?
原茂勝沼甲州 2019
甲州葡萄
辛口
ステンレスタンク
税込1,991円
甲州の持つ独特の渋みと苦味を味わいの骨格を表現しています。百合やカモミールなどの白い花の香りに、口中では穏やかな酸味と旨味を感じるワインに仕上がっています。
ロリアン勝沼甲州 2018
甲州葡萄
辛口
ステンレスタンク
税込2,035円
・日本ワインコンクール2019 銅賞受賞
・Decanter Asia Wine Awards 2019 Bronze受賞
・ソムリエ・ワイン・アワード2020 推奨
勝沼の甲州樽熟成 2019
甲州葡萄
辛口
ステンレスタンク発酵、樽熟成
税込1,760円
ルバイヤート甲州樽貯蔵辛口 2018
甲州葡萄
辛口
樽醗酵と樽貯蔵のブレンド
税込2,530円
ブロケード甲州 2019
甲州葡萄
辛口
ステンレスタンク発酵
税込1,870円
【勝沼甲州セレクテッド・ヴィンヤード 2018】
勝沼甲州セレクテッド・ヴィンヤード 2018
甲州葡萄
辛口
ステンレスタンク発酵、約8か月間育成
くらむぼん樽甲州 2019
甲州葡萄
辛口
タンク発酵と樽発酵のブレンド
税込2,250円
日本の柑橘類、カボス、柚子、橙、花梨、グレープフルーツのような香りに、オークの香りが加わって、とても複雑で芳ばしい香りとなりました。味わいは、柑橘類のようなフレッシュな果実味、生き生きとした酸味に、少しの苦味のバランスがとても良く、口中での果実香と樽香も奥行きを感じます。果実香と樽香とのバランスを重視しました。甲州種の特徴をなるべく自然な形で残そうとしたワインです。
グレイス甲州 2018
甲州葡萄
辛口
ステンレスタンク
税込3,000円
【勝沼ボトル8本ワインセット】に関するまとめ
では最後に、今回紹介した【勝沼ボトル8本ワインセット】をまとめたいと思います。
支払い方法や注文方法もまとめてありますので、ご覧ください。
勝沼ボトル8本ワインセット
税込17,936円
原茂勝沼甲州 2019@原茂ワイン
ロリアン勝沼甲州 2018@白百合醸造
勝沼の甲州樽熟成 2019@蒼龍葡萄酒
ルバイヤート甲州樽貯蔵辛口 2018@丸藤葡萄酒
ブロケード甲州 2019@錦城葡萄酒
勝沼甲州セレクテッド・ヴィンヤード 2018@シャトー・メルシャン
くらむぼん樽甲州 2019@くらむぼんワイン
グレイス甲州 2018@中央葡萄酒
新田商店から発送されます。
・支払い方法は代金引換のみとなります。
・発送は、新田商店から行われます。
・注文の締め切りは7月20日月曜日になります。
・注文方法は、PDFをダウンロードの上、FAX【0553-44-3437】もしくはメール【masaaki.nitta@gmail.com】にて対応になります。
勝沼ワイナリーズクラブのメンバーがそれぞれのワイン全てに1本ずつサインをしたワインが届きます。
ワイナリーが通常営業に戻った際に、ワイナリーを訪問するときの特典として、各ワイナリーから何らかのサービスを受けられます。
例:売店でのワイン購入割引など、どんな特典があるかは購入してからのお楽しみになります。
オリジナルデザインの勝沼グラスを1個プレゼントされます。
各ワイナリーのワイン説明文と一緒に、メンバーからの感謝メッセージが入っています。
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ぜひ、みなさんの山梨へ観光する際のお供に!!
素人だからこそ感じる、ワインに対しての率直な感想を始め、ワインの基礎知識、山梨の美味しいお店などの情報を案内します。
情報は、記事執筆時点のものとなります。詳しくは、各ワイナリーサイトの情報をご確認下さい。
各ワイナリーへのお問い合わせは、各ワイナリーサイト記載された方法でお問い合わせ願います。