”ビールっ腹”という言葉があるように、私たちにはお酒を飲むと太るというイメージがなんとなく定着しています。
特に、ワインは原料が甘い葡萄なので、糖質が多いのではないかと不安になる方も多いですよね。
しかし、実際のところはどうなのか。
今回は、そんな疑問をロジカルに解決していこうと思います。
はじめに
そもそも、太る原因とは何か。
私たちは食事をすることで生活に必要なエネルギーを得ています。
食事によって摂取された炭水化物、タンパク質、脂質、などの栄養素が胃で消化され、小腸で分解、その後は血液に乗り吸収されていきます。
炭水化物が分解されるとブドウ糖が作られ、血糖値が一時的に上昇します。
血糖値が上昇し始めると、膵臓からインスリンというホルモンが分泌され、ブドウ糖を細胞に運んでエネルギーに変えてくれます。
この時に過剰に炭水化物を摂取し過ぎると、ブドウ糖を細胞に運ぶことができず、次々と中性脂肪に変わってしまいます。
血糖値という言葉を聞いたことは当然あるかと思いますが、この値が高ければ高いほど、運びきれないブドウ糖が中性脂肪に変わっていってしまうということなんですね。
つまり、大前提として1日に消費するエネルギー量を摂取するエネルギー量が上回ると太るということは覚えておいてください。
ワインに含まれるカロリーは?
さて、本題に入りましょう。
エネルギーの単位を表す、カロリーについて見ていきましょう。
ワインに含まれるカロリーは、
比較的甘めに造られることが多いロゼワインは80キロカロリー前後、スパークリングワインは100キロカロリー前後と言われています。
正直、これだけ見ても高いのか低いのかよく分からないですよね。
そこで、他のよく飲まれるお酒とカロリーの比較をしてみましょう。
他のお酒のカロリーは?
日本酒は100mlで100キロカロリー前後
焼酎は100mlで150〜170キロカロリーと言われています。
まさかのビールのカロリーの低さに驚きですが、他のお酒と比べてみてもワインが特段高いという訳では無さそうですね。
比較してみた結果、
カロリーが高いわけでは無いということが分かったので、次は糖質について見ていきましょう。
ワインに含まれる糖質は?
白ワインは2.0g・赤ワインは1.5gと言われています。
ビールは3.0g、日本酒は4.1g前後です。
ちなみにおにぎり1個分の白米(100g)が37gなので、やはり糖質においても高いとは言えなそうですね。
なぜ太ると言われるのか?
先述した通り、ワイン単体で太るということは無さそうですよね。
(飲み過ぎたら別です)
ではなぜ、太りやすいと言われてしまうのでしょうか。
その答えは、食事シーンにあります。
普段から飲まれる方は別ですが、日本においてワインは特別な食事のときに飲まれることが多いです。
記念日のパーティや、高級な食事等で食事と併せて飲むような場面が多いかと思います。
そしてそのような食事は、量を多く食べ過ぎてしまったり、高カロリーな食事の場合が多いのです。
つまり、疑問の答えは
「ワインで太るのではなく食事で太っている」
ということになります。
盲点と言うか、言われてみると納得ですよね笑
比較に挙げたビールもそれ単体で太るとは考えにくいので、やはり飲み会で食べ過ぎてしまうことが原因ということですね。
寧ろ痩せる効果がある?
実はワインやウィスキーやブランデー等の蒸留酒を飲むと血糖値、そしてインスリンの量が下がることがドイツの研究でわかっています。
先に書いた通り、太る要因はまさにこの2つの数値なので、これが下がるということは「ワインを飲むと痩せる」と言うことができるでしょう。
甘口のワインには糖分が多く含まれているので、そこは注意してください。
ワインは太らないだけでなく、寧ろ痩せるお酒であるということが分かりました。
しかしながら、これを知ったからと言って飲み過ぎは厳禁です笑
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