梅雨がきたと思いきや真夏日のような暑さを感じる日もあり非常に過ごしにくい天気が続いていますね。
また今年は、新型コロナウイルスの影響で【マスク】をせざる得ない状況にあります。熱中症の可能性が例年以上に高まっていると思いますので、こまめに水分補給、休息をとるようにしましょう。
さて本日は、山梨ワイナリーの【新リリースワイン】を紹介します。
ワインと言えば、葡萄を収穫してそのまま秋にリリースをして終わりと思っている人もいるかもしれません。
しかしながら、熟成期間等によっては春にリリース、夏にリリースすることも少なくありません。
そのため、お気に入りのワイナリーや山梨ワインの動向は外せませんね。
今日紹介するワインは【ルミエールワイナリー】と【ニュー山梨ワイン醸造】のワインになります。
週末の【おうち時間】に向けて、手に入れてみてはいかがでしょうか。
Contents
【ルミエールワイナリー】とはどんなワイナリー!?
ルミエールワイナリーの誕生は、1885年、日本が進取の精神に満ち溢れていた文明開化の黎明期のことです。
そこで、ルミエールワイナリーが注目をしたのが、西洋文化の華である「葡萄酒」でした。
それ以来、「本物のワインを作るために、本物の葡萄を育てる。」
この教えを忠実に守り続け、130年が経ちました。まさに、山梨ワイナリーを、日本ワイナリーの顔でもあるといえるワイナリーでしょう。
すでに、【グラス・オブ・バブリー・アワード2019】で山梨ワイナリー、山梨ワインの評価をあげてくれたことは間違いないでしょう。

これからのルミエールワイナリーに期待したいところです。
そんな歴史も実績も名高いルミエールワイナリーですが、ワイナリー施設も非常に魅力的です。
編集部が考える、その魅力は3つあります。
【エノマティック機複数導入による試飲環境の充実さ】【葡萄畑〜工場の細部までできるワイナリーツアー】【併設施設で体験できるルミエールワイナリーのマリアージュ】です。
エノマティック機複数導入による試飲環境の充実さ
ルミエールワイナリーでは、エノマティック機が3台導入されています。
最大24本ものワインを試飲することができるのです。(24本ものワインを試飲すると、きっとベロベロになる人が多いことでしょう。)
そのため、何度訪れても楽しいワイナリーであることは間違いありません。
もちろん、最近機械【エノマティック】によって、中で管理されているワインは状態が非常にいいので、美味しいワインを常に飲むことができるのです。
これほどまでに試飲の環境が整っているワイナリーは少ないです。
ぜひ、潰れない程度に、24本ものワインを試飲してみてはいかがでしょうか。
エノマティックは、ワインの酸化を防ぎ、誰でも簡単にグラスワインを提供できる業務用ワインサーバーです。
レストランでのワインの保存をはじめ、ワインバーでのセルフサービスやワインショップ・酒販店での試飲などワイン提供の幅を広げてくれるものです。
さらに、ワインロスや人件費などお店の悩みを解決し、グラスワインサービスを劇的に向上させてくれます。
- ワインの品質保持アップ
抜栓後の管理は、ワインにとって非常に大切です。
エノマティックでは、食添用窒素ガスをワインボトル内に充填させることで、抜栓後のワインの品質を3週間以上保つことができます。
世界で唯一、イタリア『キャンティ・クラシコ社』そしてアメリカ『ソムリエ協会』から品質管理技術の証明を受けています。 - 均等量での試飲提供
人の手でワインを提供すると、やはり量がバラバラになってしまいますよね。(もちろん、バラバラのほうが人情感があって素敵なのですが。)
このエノマティックは、抽出量を3種類まで自由に設定できます。そしてボタン1つで、設定された量のワインを提供することができます。 - 温度管理
それぞれのワインタイプに応じて、最適な温度で保存・提供することが可能です。 - ワインカードの利用
ワインカードを利用することでセルフサービスでワインを提供できます。また、来店頻度や好みのワインなどの情報管理もできます。 - デザイン性
LED照明がワインのラベルを美しく演出してくれます。2012年グッドデザイン賞を受賞しています。
葡萄畑〜工場の細部までできるワイナリーツアー
そして、ワイナリーに行ったときに外せないもの、それは【ワイナリー見学】でしょう。
ルミエールワイナリーツアーは、山梨ワイナリーの中でも非常に充実した時間を過ごせるワイナリー見学ができると思います。
では、編集部が考えている充実した時間とは。それはワイン造りの現場をどれだけ知れるか、だと思います。
つまり、ワインができるまでの流れを全て観れるかどうかです。
実際にワイナリーショップで販売されているワインの造り方の流れを見て行くと、理解が深まり、感動が生まれ自然と【飲んでみたい!!】といった気持ちに駆られる人が多いです。特に、葡萄畑を一緒に見れる、というのはポイントが高いです。他のワイナリーでは、葡萄畑に踏み込んで見れることがあまりないのです。
そのため、編集部としては【ワイナリー見学1時間コース】がオススメです。
ワイナリー見学1時間コース
10:30〜
※1日1回
①葡萄畑(日本式の棚仕立てによる畑・ヨーロッパ式の垣根仕立ての畑)→②醸造棟→③国の登録有形文化財「石蔵発酵槽」→④地下セラー
※30分コースよりも詳しく案内をしてくれます。
税込1,000円/1人
※試飲代金は含まれていません。
※予約は、2人から可能です。
※前日の15時までに、予約をしてください。
ワイナリー見学30分コース
11:45~
14:00~
16:00~
※8月~11月の土日祝日のみ、16時のコースが増便されます。
①葡萄畑(日本式の棚仕立てによる畑)→②醸造棟→③国の登録有形文化財「石蔵発酵槽」→④地下セラー
税込500円/1人
※試飲代金は含まれていません。
※予約は、2人から可能です。
※前日の15時までに、予約をしてください。
・団体のお客様の予約やイベント等がある場合、予約ができないことがあります。
・見学のルートは都合により、変更する場合があります。
・9月~11月の土日祝日に塩山駅および勝沼ぶどう郷駅からタクシーを利用予定の場合、タクシー台数に限りがあるので予約をオススメします。
ぜひ、ルミエールワイナリーツアーに参加してみてください。
併設施設で体験できるルミエールワイナリーのマリアージュ
そして、最後の魅力はルミエールワイナリーに併設している【レストラン『ゼルコバ』】です。
- 甲斐サーモン、甲州ビーフ、ルミエール自家製ワインベーコン、大塚人参、クレッソン(道志村)、各種フルーツなど季節ごとの地元食材を使っています。
バターは多用せず、自家製ワイン、ヴィネガー、ピラン塩で軽やかに調理しています。
目に鮮やか身体にも優しい料理が特徴的です。
やはりワインは、食事と切り離せない大切な飲み物です。
そのため、ワイン単体で美味しいものが一緒に食べる食事に応じて、食事の美味しさやワインの美味しさが変わることが多いのです。
もちろん、ワイン単体で美味しければ、ワイン単体で味わうものと割り切ればいいのですが、せっかくであれば食事とも楽しみたいですよね。
だから、ワイナリーに併設しているレストランがあれば、すぐさま検証ができるのです。
さらに、そのワイナリーのスタッフやレストランスタッフとも相談することができ、より一層ワインに対しての理解が深めることができるのです。
ぜひ、ルミエールワイナリーに行く際は、併設レストラン『ゼルコバ』にも足を運んでみてください。
ゼルコバ
〒405-0052 山梨県笛吹市一宮町南野呂624
0553-47-4624
平日ランチ:11:30~14:00(L.O.)
平日ディナー:17:30~20:00(L.O.)
土日祝日ランチ:11:00~,12:45〜
土日祝日ディナー:17:30~20:00(L.O.)
1月~3月:月・火曜日
4月~8月:火曜日
9月~11月:無休
12月:火曜日

ルミエールワイナリーによる【オレンジワイン】販売開始!!
まずはじめに紹介するのは【6月10日】に販売開始をしたオレンジワインになります。
オレンジワインは最近流行りのワインで【第四のワイン】と言われたりもしています。
プレステージクラス オランジェ 2019
プレステージクラス オランジェ 2019
甲州葡萄
やや辛口
11%
税込1,980円
バナナやアプリコットなどのまろやかな果実香を、心地よい酸が引きしめる、優しい味わいのワインになっています。
オレンジワインとは!?
オレンジワインとは、字のごとく【オレンジ色】をしているワインになります。一見【葡萄】からは想像つかない色調ですが、収穫した葡萄の醸造方法によってこれほどまでに色が仕上がるのです。
ワインには、白ワイン用葡萄品種と赤ワイン用葡萄品種があります。
オレンジワインは、白ワイン用葡萄品種を使いますが、赤ワインの醸造工程を使って造ります。
つまり、オレンジワインは赤ワイン用葡萄品種を使って白ワインの醸造工程を使って造るロゼワインと対になっていると考えられます。
マセラシオン・カルボニック製法とは!?
通常のワインは収穫後、破砕して攪拌などの作業をしますが、マセラシオンカルボニック製法では、それらの作業をしません。
収穫した葡萄を破砕せずにそのままタンクの中で放置し、タンク内に二酸化炭素を充満させます。
二酸化炭素は酸素よりも比重が重いのでタンクの下部にたまります。その結果、理論上葡萄の果実は酸素との接触がなくなるのです。
つまり、酸素との接触を最大限になくせるため、酸化が抑制され、甘くフルーティーな香りをもつワインに仕上げられる製法なのです。
では次に、ニュー山梨ワイン醸造がリリースしたワインを紹介したいと思います。
【ニュー山梨ワイン醸造】とはどんなワイナリー!?
ニュー山梨ワイン醸造は、葡萄の生産量が日本一の山梨県の中で葡萄の栽培面積、収穫量、出荷量1位を誇っている笛吹市にある【JAふえふき】の直営のワイナリーです。
遡ること昭和38年に、地元で収穫された葡萄を使って、地元で楽しめるワインを醸造することを目的に発足しました。
そんなニュー山梨ワインが造るワインのラベルには、【8vin-yard MISAKA】の文字が書かれています。
ワイナリー名からは想像もできない【8vin-yard MISAKA】という言葉。
編集部が取材したときに、聞いて見ました。すると、快く教えてくれました。実は、前述した【JAふえふき】に大きく関係していることがわかりました。
【JAふえふき】とは、【御坂】【八代】【一宮】【石和】【境川】【中道】【豊富】【芦川】の8つの地域で構成されています。
そして、これら8つの地域で栽培された葡萄を使用して、【御坂町】(ニュー山梨ワイン醸造がある場所)で醸造をしています。
つまり、【葡萄】の地域と【ワイン】を醸造している場所から命名されているのです。
さらに、【8】は末広がりで縁起のいい数字であり、横に寝かせることで【無限大】を意味する数字でもあります。
【末永く繁栄し地域活性につながるワイナリーでありますように】といった願いも込められているとおっしゃっていました。
今回の東京のホテルへのワイン採用のように、可能性が【無限大】であることを証明しているワイナリーなのです。
新型コロナウイルスが収束したら、ぜひ訪れて見てください。編集部も、また訪れます。

美令(BIREI) マスカットベリーA
続いて【6月3日】に販売開始をしたロゼワインになります。前述にもありますように、オレンジワインと対をなすロゼワインです。
美令(BIREI) マスカットベリーA
マスカットベーリーA
辛口
12%
税込2,750円
満開の桜の花を思わせるエレガントでピュアな色彩と、爽やかな酸味で口当たりの良いストロベリー香を思わせるバランスの取れたワインに仕上がっています。
【美令(BIREI)】の名は、美和神社の周りの園地を選抜し、糖度の高いマスカットベリーA種だけで、初めて令和元年に仕込みを行ったことから命名しています。
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非常に参考になると思います♪
ぜひ、みなさんの山梨へ観光する際のお供に!!
素人だからこそ感じる、ワインに対しての率直な感想を始め、ワインの基礎知識、山梨の美味しいお店などの情報を案内します。
情報は、記事執筆時点のものとなります。詳しくは、各ワイナリーサイトの情報をご確認下さい。
各ワイナリーへのお問い合わせは、各ワイナリーサイト記載された方法でお問い合わせ願います。