外出自粛要請、他都道府県への移動自粛要請が解除されたとしても、様子見をする人もいるのではないでしょうか。
たしかに、毎年この時期は繁忙期よりも少し落ち着くこともあり、ワイナリー訪問が活発になります。しかし今年は、【安全性配慮】の面から我慢する人も多いと思います。ただ、我慢ばかりするとそれはそれで健康によくはありません。
そこで今回は、そんな親切心溢れる行動に応えて、シャトーメルシャンが実施する予定の【バーチャル メルシャン】を紹介したいと思います。
シャトーメルシャンに行きたくても行けていない人は、自宅から【葡萄畑】を見学することができます。多少の臨場感はなくなってしまいますが、【安心】して見学できます。すでに行ったことある人でも、別の角度から改めて楽しむこともできるのではないでしょうか。ぜひこの機会に、視聴してみてはいかがでしょうか。
シャトーメルシャンとは!?
シャトーメルシャンは、日本が誇る、代表的なワインメーカーです。
そして、日本のワイン文化の礎を作ったワイナリーの1つです。
では、日本で屈指のワイナリー、メルシャンはどんなワイン造りをしているのでしょうか。
シャトーメルシャンのブランドコンセプトは、シンプルであり基本に忠実なものでした。
『Growing Differences in the world』
「いいワインとは、その土地の気候、風土、生産者によって育てられる葡萄をそのまま表現したもの」
この信念を軸に、世界と切磋琢磨しているワイナリーです。
そして実行してきたことが正しかったと物語っているのは、「歴史」そして「実績」ではないでしょうか。
シャトーメルシャンの歴史
メルシャンの歴史は、約140年前の1870年代にまでさかのぼります。
明治時代終わりに、シャトーメルシャンの源流となる『大日本山梨葡萄酒会社』が創業されました。
つまり、シャトーメルシャンは日本ワインの原点なのです。
そしてやはり、創業の段階からシャトーメルシャンではありませんでした。
名前だけを見ると、外国企業のように感じられてしまいますからね。笑
そして、創業から約70年後に「メルシャンブランド」が誕生します。
着実なる努力の結果、ついに大きな一歩が動き出したのが1966年。
国際ワインコンクールで、日本初の金賞を受賞したのです。この瞬間、明治政府がフランスにワイン造りを勉強させた種が実った瞬間でした。
同時に、日本のワイン文化が世界に広まる第一歩、スタートラインに立ったとも言える瞬間でした。
そのスタートラインにいち早くたったのが、メルシャンだったのです。
そして1970年に、今日で最も広く知られているであろう「シャトーメルシャンシリーズ」が誕生しました。
月日を重ね、様々なトライを重ね今に至ります。今では、山梨県だけでなく秋田県、福島県、長野県にも畑を構え何十種類もの品種を栽培しています。
まさに日本のワイン技術の最先端を行くワイナリー、それがシャトーメルシャンです。
「アイコン」シリーズ
世界トップクラスの産地から生まれる、各ワイナリーの最高峰ワインシリーズです。
「テロワール」シリーズ
【適品種・適所】のコンセプトのもと、山梨県、長野県、秋田県、福島県の4つの県から、葡萄品種にふさわしい産地・区画を選びました。
その個性を最大限に引き出したテロワールシリーズです。
「クオリティ」シリーズ
【日常に「日本ワイン」のおいしさをお届けしたい。】
その想いを実現させるために、醸造家が感性を研ぎ澄ませて醸造しました。新しい日本ワインのスタンダードとなるワインシリーズです。
- ワイナリー名
シャトーメルシャン - 住所
山梨県甲州市勝沼町下岩崎1425-1 - 電話番号
0553-44-1011 - 公式ホームページ
https://chateaumercian.com/

【バーチャル メルシャン】とは!?
【バーチャル メルシャン】とは、自宅にいながらも、メルシャンのワイン造りの環境を体験できるワイナリーツアーになります。
シャトーメルシャンは、世界トップクラスのワインに並ぶ【アイコンシリーズ】産地の個性を表現した【テロワールシリーズ】日本ワインの魅力を日常にお届けする【クオリティシリーズ】の3部構成になっています。今回の【バーチャル メルシャン】では、通常のワイナリーツアーでも紹介する機会が非常に少ない【アイコンシリーズ】のヴィンヤードを中心に、勝沼・桔梗ヶ原・椀子ワイナリー長が、映像を通じて案内してくれます。
- 第1回 バーチャルメルシャン
鴨居寺ヴィンヤード【鴨居寺シラーの区画】 - 日時
2020年6月20日(土)11:00~11:20 - 担当者
勝沼ワイナリー長 田村隆幸
- 第2回 バーチャルメルシャン
桔梗ヶ原ヴィンヤード【シグナチャーの区画】 - 日時
2020年7月18日(土)11:00~11:20 - 担当者
桔梗ヶ原ワイナリー長 勝野泰朗
- 第3回 バーチャルメルシャン
椀子ヴィンヤード【オムニスの区画】 - 日時
2020年8月8日(土)11:00~11:20 - 担当者
椀子ワイナリー長 小林弘憲
- 第4回 バーチャルメルシャン
城の平ヴィンヤード【オルトゥスの区画】 - 日時
2020年9月5日(土)11:00~11:20 - 担当者
勝沼ワイナリー長 田村隆幸
- やはり【ワインファン】にとって、日本ワインを牽引している【シャトーメルシャン】は一度は訪れて見たい夢の場所でもあるのではないでしょうか。
しかし昨今の状況を鑑みて、自粛している人も多いでしょう。そんな人のことも考慮した上で、さまざまな提案をしているメルシャンは企業としても一流だと思います。今回は、メルシャンのヴィンヤードだけになりますが、視聴者数や反響次第では【バーチャル ファクトリー】があるかもしれません。実際に造られた葡萄を知ってしまうと、その後どのような過程を得て実際のワインへと変わっていくのか知りたくなってしまいますよね。ワイン造りの基本的な流れは知っていたとしても、各ワイナリーによって、それぞれの過程での時間配分や企業秘密のような工夫をしていることが多いでしょう。そういったシーンも見て見たくなってしまう企画ですね。まずは来週6月20日(土曜日)の第1回目イベントを楽しみに、第2弾企画【メルシャン ファクトリー】に期待をしたいところですね。
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非常に参考になると思います♪
ぜひ、みなさんの山梨へ観光する際のお供に!!
素人だからこそ感じる、ワインに対しての率直な感想を始め、ワインの基礎知識、山梨の美味しいお店などの情報を案内します。
情報は、記事執筆時点のものとなります。詳しくは、各ワイナリーサイトの情報をご確認下さい。
各ワイナリーへのお問い合わせは、各ワイナリーサイト記載された方法でお問い合わせ願います。