最新ヴィンテージのワインの販売は、その年の秋から販売開始をします。しかしながら、ワイナリーが展開しているワインすべてがそのタイミングで販売開始するわけではありません。それは、ワインには発酵期間や熟成期間などが存在するからです。葡萄を収穫後、半年熟成することで美味しさが生まれるワインであれば、9月に収穫したとしても、最短リリースでも3月になります。つまり、必ずしも【収穫された年にすべてのワイン】が販売されるわけではありません。
そしてつい先日、【盛田甲州ワイナリー】から【新ヴィンテージワイン】の販売が開始されました。特に興味深いのは、【IWC 2020】にて【金賞】を受賞した【グランシャンモリ】の新ヴィンテージではないでしょうか。
さて、どんな仕上がりになっているのでしょうか。紹介していきたいと思います。
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盛田甲州ワイナリー
盛田甲州ワイナリー
山梨県鳥にワイン造りの誇りと情熱と未来を乗せて飛翔するワイナリー
盛田甲州ワイナリーの設立は1973年ですが、1973年設立とは思えない深い歴史があります。
遡ること1881年、盛田甲州ワイナリーはなんと愛知県の葡萄畑でワイン造りをしていたのです。しかし、フィロキセラのせいで葡萄は全く使い物にならず失敗してしまいました。そして、1度潰えた想いが日本のボルドーとも言われる「勝沼」で復活し、今にいたるのです。つまり、100年以上もの間にわたってワイン造りに携わっているワイナリーなのです。背水の陣となるに至っていた盛田甲州ワイナリーのその後の勢いはすさまじいものです。【ワインは農産物】と言い聞かせ、醸造の過程での処理や調整を極力控え、葡萄がもつ本来の味をそのままボトリングするイメージで仕込み、素直な葡萄の風味を持つワインに仕上げています。その結果が、IWC金賞受賞です。

まさに、山梨ワイン、日本ワインを支えているワイナリーの1つなのです。現在は、新型コロナウイルスの影響で工場見学や試飲も制限がかかっている中で楽しむことができます。中でも魅力的なのは、樽エリアとテイスティングでしょう。盛田甲州ワイナリーには、なんと100以上もの樽が使用されています。滅多に見ることのできない荘厳たる空間を目にすることができるでしょう。また、日本を代表する甲州ワインをはじめ、マスカットベーリーA、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、シャルドネといった幅広い葡萄品種のワインをワイナリースタッフの人と話しながら試飲することができます。ぜひ、足を運んでみてください。





新ヴィンテージワイン販売開始!!
つい先日、【盛田甲州ワイナリー】から【甲州ワイン】の新ヴィンテージワイン2本が販売開始されました。過去のヴィンテージでは、さまざまなコンクールで受賞しているワインです。どんなワインか、見逃せません。
グラン・シャンモリ 甲州シュールリー 2019
グラン・シャンモリ 甲州シュールリー 2019
甲州
白ワイン辛口
12%
低温発酵・シュール・リー製法
税込1,870円
【英国インターナショナルワインチャレンジ 2020】 金賞受賞

【日本ワインコンクール 2015】 金賞・部門最高賞・コストパフォーマンス賞受賞
シャンモリ 柑橘香甲州 2019
シャンモリ 柑橘香甲州 2019
甲州
白ワイン辛口
12%
7,600本
税込1,760円
【日本ワインコンクール 2019】 銀賞受賞
【日本ワインコンクール 2017】 金賞・コストパフォーマンス賞受賞
【日本ワインコンクール 2016】 金賞・コストパフォーマンス賞受賞
【ジャパン・ワイン・チャレンジ 2016】 金賞・受賞
また【盛田甲州ワイナリー】では、【甲州ワイン】を複数販売しています。他の【甲州ワイン】と比較しながら飲んでみると、【違い】がより明確に体験できるのではないか、と思い非常に楽しみです。
日本ワインコンクール
【日本ワインコンクール】は、【Japan Wine Competition】略して【JWC】として日本で最も大きいコンクールであり、信頼度のあるワインコンクールです。そして、国産原料葡萄を使った日本ワインの品質と認知度の向上を図ること、それぞれの産地のイメージと日本ワインの個性や地位を高めることを目的として、1年に1度開催されているコンクールになります。気になる第1回開催は2003年と、まだ日が浅いように思えますが、日本国内でのワインコンクールイベントとしては、歴史の古いコンクールの1つです。


ジャパンワインチャレンジ
ジャパン・ワイン・チャレンジは独立したワイン審査会として1997年に設立されました。日本ワインコンクールと並び、日本における二大ワインコンクールとして有名ですが、実は歴史的にはまだ朝買ったのですね。というのも、山梨ワインドットノム編集長の方が生まれた後に設立しているのです。ちなみに、双璧となっている日本ワインコンクールの初回開催は2003年とジャパンワインチャレンジよりも遅かったのですね。
そんなジャパンワインチャレンジは、小売業界との関わりに重点を置き、市場そして消費者に向けて広く役立つ情報の提供を目標として開催されています。そのため、日本国内におけるトップクラスの審査員はもちろんのこと、国際的にも有名な実力派審査員を毎年招聘しています。
そして、今ではジャパンワインチャレンジはアジア最大規模のワイン審査会の1つの地位を確立しています。


IWC インターナショナル・ワイン・チャレンジ
インターナショナル・ワイン・チャレンジは、1984年から始まったワインコンクールです。そして、2014年からは年2回の出品チャンスを設けるように変更されています。コンテストは2週間にわたって行われ、大会は三回戦まであります。最初はブラインド・テイスティングから始まり、300人の審査員によってテイスティングを受けます。審査結果で100点中84点以上を獲得すれば二回戦へ進出できます。毎年、15,000品以上が出品され、金賞以上の受賞銘柄は数%のため【最も金賞を取ることが難しい世界的アワードの一つ】と呼ばれています。

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非常に参考になると思います♪
ぜひ、みなさんの山梨へ観光する際のお供に!!
素人だからこそ感じる、ワインに対しての率直な感想を始め、ワインの基礎知識、山梨の美味しいお店などの情報を案内します。
情報は、記事執筆時点のものとなります。詳しくは、各ワイナリーサイトの情報をご確認下さい。
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