【おうち時間】の相棒として、【ワイン】を飲む人も多いのではないでしょうか。
ただ、コンビニやスーパーに足を運ぶと多くのワインが棚に並んでいて、なにを選んでいいのかわからないという声もたくさん聞きます。
ワインは人によって感じ方が様々なので、【これを見れば失敗しない!!】そんなことは絶対にありません。
もちろん、【産地】【醸造家】【品種】【ワインのタイプ】【一緒に食べる食事】など一般的に参考にすべきものはあります。
しかし、【ラベルデザイン】だけで判断する人は少ないのではないでしょうか。
今回は、山梨ワインドットノム完全主観企画になります。山梨県のワイナリーの全ECサイトを【デザイナー】が見た中で、【ラベルデザイン】でワインを選んでみました。
毎日ワインで晩酌をしている人や、週末ワインを楽しんでいる人にオススメです。一風変わった選択で、お気に入りとなるワインに出会えるかもしれません。
さて、どんなワインが選ばれるのでしょうか。
Contents
【徹底紹介!!】ラベルデザインで選ばれた【山梨ワイン】第4選!!
では一体、どんな【デザイン基準】をもとに選ばれているのでしょうか。
- ラベルデザインが傑出しているもの
- ラベルデザインが他のワイナリーとは類似しておらず、独創的なもの
- ラベルデザインから【期待感】を感じさせてくれるもの
これらの基準を元に4ワイナリーから選出をしています。
ぜひ、これからの【おうち時間】のお供としての【ワイン】を選ぶ基準の参考になれば幸いです。
フラワーラベルシリーズ@四恩醸造
まず、最初は【四恩醸造】になります。
四恩醸造の中で【このワインのデザイン!!】ということではありません。
【フラワーシリーズ】自体が、どのワイナリーも真似できない【ラベルデザイン】になっていると思います。
マーガレット
甲州
辛口
カサブランカ
甲州、プチマンサン、ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ
辛口
希望
ソーヴィニヨン・ブラン、プチマンサン、シャルドネ
辛口
薔薇
マスカットベーリーA、メルロ
ライトボディ
カサブランカ
マスカットベーリーA、メルロ
ライトボディ
向日葵
巨峰
辛口
実際にお話を伺いましたが、このラベルデザインは四恩醸造に飾られている【油彩画】が元々のデザインとなっています。
細かいところまで神経の行き届いた、素晴らしい絵だと思います。
これは、他のワイナリーが真似することはほぼできない特長の1つであることは間違いありません。
まさに【個性あふれる、独創的なデザイン】ではないでしょうか。
【ワインの酸味には食事の輪郭を際立たせる】
これは、テイスティングをご一緒させてもらったからこそ痛感できたことだと思います。四恩醸造ワインは、フルボディ系が好きな私からすると、少し【物足りなさ】を感じました。
しかし、非常に【飲みやすい】ため、翌日が仕事のときの晩酌ワインとしては最適だと思います。
また、ワインをあまり知らない友人を家に呼んだときなどに、振る舞うとラベルもおしゃれなのでいいと思いました。
【四恩醸造】とは!?
【四恩醸造】は、一般公開を原則実施していないワイナリーです。
元々は、学校法人四恩学園の自然教育拠点として、【葡萄畑の栽培】を中心に取り組んでいました。
それから約20年後の2007年に、四恩醸造は【ワイン事業】に本格的に参入をします。
その参入背景には、【巨峰を中心とした葡萄の美味しさをより多くの家庭に届けたい】そんな想いがありました。
編集部も取材をした際、言葉だけでは伝えきれないだろうと感じるほど【自社畑の巨峰がめちゃめちゃ美味しい】と語ってくれました。
高級葡萄でもある【巨峰】だけでなく、【甲州】そして山梨県では珍しい【プチマンサン】などを使ってワイン造りをしています。
そんな四恩醸造が造るワインは、【ワイン初心者】でも飲みやすい【辛口ワイン】です。
実際に、編集部メンバーやその身内がお正月に飲ませてもらいましたが、あっという間になくなってしまいました。
もちろん、ワイン好きの人は【軽い】と言っていましたが、四恩醸造は、【辛口でありながらも、飲みやすいライトタイプ】を意図して造っているので当然です。
実際に、ワインがなくなっているのですから、【食に合う辛口ワイン】であることは間違いありません。
癖になってしまう心地よさを提供してくれている四恩醸造ワインですが、非常に稀有なワインですので見つけたら是非手に取ってみてほしいです。
ラベルデザインが特徴的なので、見かけたらすぐにわかると思います。
- ワイナリーの詳細はこちらからご覧ください。

- ワイナリー名
四恩醸造 - 住所
山梨県山梨市牧丘町千野々宮764-1 - ホームページ
https://shion-winery.co.jp/
ジャパニーズスタイルシリーズワイン@アルプスワイン
続いて、【アルプスワイン】になります。
こちらもワイン単品ではなく、【ジャパニーズスタイル】シリーズになります。
ジャパニーズスタイルワイン甲州
甲州
辛口
ジャパニーズスタイルワインデラウェア
デラウェア
辛口
ジャパニーズスタイルワイン ベーリーA
マスカットベーリーA
辛口
中央に位置するサークルデザインが非常に深い味わいを表現しています。
【ラベル全体】を見渡すと【日本国旗】のように感じませんか?また、サークルデザインが【葡萄1粒】を表しているように感じませんか?
このように、【シンプル】でありながらも【ラベル全体】を見ると、いろいろな見え方を感じるデザインになっているのが魅力的に感じました。
【アルプスワイン】とは!?
1962年創業の【アルプスワイン】。
元々お米や肥料を扱う問屋を営んでいましたが、創業者が大のお酒好きであったが故、次第にワイン造りに興味を持ち始めます。
その結果、当時地域の農家の人々が運営していた「御代咲醸造」を引き取り、アルプスワインの歴史が始まりました。
驚くべきことは、【好きを仕事にし、成功している】ということです。
実際に、数多あるマスカットベーリーAワインの中では【アルプスワイン】が【最も美味しい】と編集長は言っているほどです。
しかし、今日に到るまでの努力、試行錯誤の繰り返し。そして、着実に1つ1つの壁を乗り越えてきたことがワイナリーからは感じ取れます。
ぜひ、足を運んでいただきたいワイナリーの1つです。
- ワイナリーの詳細はこちらからご覧ください。

- ワイナリー名
アルプスワイン - 住所
山梨県笛吹市一宮町狐新居418 - 電話番号
0553-47-0383 - ホームページ
http://www.alpswine.co.jp/
オルロージュ@サドヤワイナリー
そして、【サドヤワイナリー】になります。
こちらはシリーズというより、ワイン単体に近いイメージです。
オルロージュ 白
甲州、ソーヴィニョン・ブラン
辛口
オルロージュ 赤
マスカット・ベーリーA、カベルネ・ソーヴィニヨン
ミディアムボディ
まさに、ワインの大切な要素を見事に【おしゃれ】に細部まで表現できていると感じました。
ワインには、【ヴィンテージ】があります。つまり、時がそのワインの出来、味、評価に繋がる一要素だということです。
さらに、ワインには熟成期間やセラーで寝かせておく期間などもあります。【いつ飲むのが、最適なのか】ワクワクドキドキさせてくれるデザインになっていると感じます。
そして、ヴィンテージ表記の中にも【時計】が表現されています。見落としそうな細かい面にまで、時が刻まれている、素敵なデザインです。
【サドヤワイナリー】とは!?
サドヤは、日本で初めてワイン専用の葡萄品種でワインを醸したワイナリー、と言われています。
創業は1917年まで遡ります。サドヤ洋酒店の6代目今井氏が、本格的なワインの製造を目指し、「サドヤ醸造場」作ったのです。
農場を開墾するまでの間は、勝沼の葡萄園と契約し、契約農家の人たちが作る葡萄を原料に、「甲鐵天然葡萄酒」を商標とするワインを造っていました。
創業から約20年後の1936年。甲府市善光寺町に自家農園を、ついに開墾!!
当時の日本は、甘口ワインが主流だったにも関わらず、フランスから導入したワイン醸造用葡萄の苗木を植え、栽培に成功した葡萄を使い、本格辛口ワインの製造を開始したのです。
そして、2007年に「株式会社サドヤ醸造場」から「株式会社サドヤ」へと社名を変更し現在に至ります。
今日、知名度・味ともに山梨を代表するワイナリーの一つでもあるサドヤワイナリー。
またブライダル、レストランも兼ね備えており、山梨県を代表する会社でもあるのです。
そんなサドヤが考えるワインは、「食」との結びつきを大切にしています。
「優しく上品な味わいの追求」。これこそまさに、サドヤワインの特徴です。
突出した個性は考えず、ゆっくりと料理とともに楽しめるワインを目指しているのです。
若いワインの魅力よりも「10、20、30年と熟成を楽しめる」こともサドヤの特徴でもあります。
編集長がオススメする赤ワイン第2位『RUBY』を製造しているワイナリーでもあります。
- ワイナリーの詳細はこちらからご覧ください。

- ワイナリー名
サドヤワイナリー - 住所
山梨県甲府市北口3-3-24 - 電話番号
0120-253-108 - ホームページ
https://sadoya.co.jp/
グランシャンモリ 甲州 シュール・リー@盛田甲州ワイナリー
最後は、【盛田甲州ワイナリー】の【グランシャンモリ 甲州 シュール・リー】です。
IWC(インンターナショナルワインチャレンジ)2020でも金賞を受賞している実績もあるワインになります。

グランシャンモリ 甲州 シュール・リー
甲州
辛口
高級感や強調と聞くと、目立たせることを考えて情報整理などがうまくできていないものが多いですが、バランスが絶妙に良いです。
また、ラベルのメイン背景となっている色も【ブラックグリーン】となっています。この工夫も素敵です。
そして、ラベルの形も【長方形】ではなく、【四隅】が削られています。
見事なデザインだと思います!
原料に使用している葡萄の収穫は、10月初旬の糖度・酸度共に凝縮度が高い時期に行い、発酵期間は低温でゆっくりと約45日間をかけて丁寧に行なっております。
シュール・リー製法の工程であるバトナージュ(定期的なワインと澱の攪拌)も回数を多く実施すること(ワインの状態を見ながら)により、ワインそのものの旨味と厚みは十二分に発揮されています。今後もビン内熟成が進む事により非常に楽しみなワインです。
【盛田甲州ワイナリー】とは!?
盛田甲州ワイナリーは、山梨県鳥にワイン造りの誇りと情熱と未来を乗せて飛翔するワイナリーと言うにふさわしいワイナリーだと思います。
盛田甲州ワイナリーの設立は1973年ですが、1973年設立とは思えない深い歴史がありました。
遡ること1881年、盛田甲州ワイナリーは愛知県の葡萄畑でワイン造りをしていました。しかし、フィロキセラのせいで葡萄は全く使い物にならなかったのです。そして、1度潰えた想いは日本のボルドーとも言われる「勝沼」で復活し、今にいたるのです。つまり、100年以上もの間にわたってワイン造りに携わっているワイナリーなのです。
背水の陣となるに至っていた盛田甲州ワイナリーのその後の勢いはすさまじいものです。
【ワインは農産物】と言い聞かせ、醸造の過程での処理や調整を極力控え、葡萄がもつ本来の味をそのままボトリングするイメージで仕込み、素直な葡萄の風味を持つワインに仕上げています。その結果が、IWC金賞受賞です。
山梨ワイン、日本ワインを支えているワイナリーの1つなのです。
- ワイナリーの詳細はこちらからご覧ください。



- ワイナリー名
盛田甲州ワイナリー - 住所
山梨県甲州市勝沼町勝沼2842 - 電話番号
0553-44-2003 - ホームページ
https://www.chanmoris.co.jp/
【番外編!!】ボトルデザインが【かわいい山梨ワイン】紹介!!
さて、いかがでしたでしょうか。最後に、通常ではワインボトルは【ボルドー型】や【ブルゴーニュ型】が多く利用されているように思えます。
しかし【女性向きワイン】や【優しい甘口ワイン】を表現するために、【ボトルデザイン】にも工夫されているケースがあります。
今回は、【ボトルデザイン】が【かわいいデザイン】となっている【山梨ワイン】を2本紹介したいと思います。
- 女性へのプレゼントにオススメです!!
フリージングワインシリーズ@蒼龍葡萄酒
フリージングワイン 白
甲州
甘口

フリージングワイン 赤
マスカットベーリーA
甘口

同時に、ラベルデザインも高級感があり、非常に個性的なデザインボトルだと思います。
【フリージングワイン マスカットベーリーA】の購入はこちらから

【蒼龍葡萄酒】とはどんなワイナリー!?
蒼龍葡萄酒の創業は1899年にまで遡ります。まさに、日本のワイン醸造の歴史とほぼ同じ歳月を過ごしてきたワイナリーと言っても過言ではないでしょう。
そして非常に興味深いことに、蒼龍葡萄酒の【創業家】は日本のワイン造りの礎を築いた【高野正誠】と【土屋龍憲】と親戚関係にあたるそうです。
なるべくして【ワイナリー】になった、運命的なものを感じるワイナリーでもあります。
そんな蒼龍葡萄酒の名前にある【蒼龍】。凛々しく、逞しい漢字が使われています。
この漢字には、蒼龍葡萄酒の【願い】が込められているのです。
【蒼龍】とは、中国の故事になる東西南北の守護神の中で、幸せを呼ぶ神と言われている【東を守る神様】です。
【甲府盆地の東部】にある【甲州勝沼】で【山梨ワイン】の【蒼龍葡萄酒】のワインの歴史と伝統を守ってくれるよう、想いが込められているのです。
- ワイナリー名
蒼龍葡萄酒 - 住所
山梨県甲州市勝沼町下岩崎1841 - 電話番号
0553-44-0026 - ホームページ
http://www.soryu-wine.co.jp/

Regalo felice@Cantina Hiro
Regalo felice
甲州
マスカットベーリーA
巨峰極甘
巨峰辛口
そして、なによりこのボトルデザインの魅力は、キャップが【ハート】になっている点、そして4本のボトルキャップを揃えることで【ハート】が【四つ葉のクローバー】に変わる点ではないでしょうか。私たちの心に訴えかける【心温まる】デザインになっています。
【いろいろな想いを込めて、大切な人にプレゼントしてほしい】とした願いから、この最小ワインボトルが生まれました。
大切な方への想いを【告げる、伝える、込める、詰める】そういった心のこもった贈り物として最適です。
ワインの種類は、赤ワイン、白ワイン、ロゼワイン、甘口ワインと贅沢な4種類が揃っています。
ワインには、日本を代表する【甲州】【マスカットベーリーA】だけでなく、【巨峰】の【甘口】【辛口】をセットされています。食用葡萄として有名な【巨峰】は、あまりワインとしては知られていませんが、実は非常に贅沢なことなのです。さらに、その巨峰を2タイプ用意されているので、ワインの楽しみ方や感じ方などを十分に学べそうです、また、ボトルを重ねると、【四つ葉のクローバー】が出来上がります。【幸せ】を運んでくるワインとして、心も満たされます。また、【ワインの容量】も飲み比べができるよう、低容量になっています。お酒が弱い人でも、楽しめるワインになっています。

【Cantina Hiro】とはどんなワイナリー!?
【Cantina Hiro】の【Cantina】とはイタリア語で【小さなワイナリー】の意味を持つ言葉です。
イタリア語が社名に使われているように、Cantina Hiroの目標は【牧丘を日本のBaroloにすること】です。
【Barolo】とは、イタリアを代表するワインブランドで、【ワインの王】と呼ばれています。
つまり、【Cantina Hiro】は、日本における【ワインの王】を目指し、日々ワイン醸造と向き合っているワイナリーなのです。
そんな【Cantina Hiro】は2014年創業設立、そして、ワイナリー最初のワインは、2017年にリリース。にも関わらず、ワイン雑誌【ワイン王国】7月号(2019年6月5日発売)の特集【110人が選ぶ168本 日本ワイン総選挙】にて【Cantina Hiro】のワインは選出されているのです。歴史が浅いからという理由で【ワイナリー訪問】や【ワイン購入】などを後回しにすることのできない【ワイナリー】であることは間違いありません。
- ワイナリー名
Cantina Hiro - 住所
山梨県山梨市牧丘町倉科7143 - 電話番号
0553-35-5555 - ホームページ
https://cantina-hiro.jp/

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ぜひ、みなさんの山梨へ観光する際のお供に!!
素人だからこそ感じる、ワインに対しての率直な感想を始め、ワインの基礎知識、山梨の美味しいお店などの情報を案内します。
情報は、記事執筆時点のものとなります。詳しくは、各ワイナリーサイトの情報をご確認下さい。
各ワイナリーへのお問い合わせは、各ワイナリーサイト記載された方法でお問い合わせ願います。