ここ10年の中で、小学生の夢ランキングでベスト10入りを複数回果たしている、【パイロット】。
しかし大人になると、パイロットへは憧れに変わり、そしてもっと言うのであれば、機内のクラスに興味を持つ人が多いのではないでしょうか。
特に、ファーストクラスの待遇をテレビで見ると、憧れを抱き、そしてリアルな様子を知りたくなるのではないでしょうか。
そこで今回は、ファーストクラスやビジネスクラスで採用されている山梨ワイナリーのワインを紹介したいと思います。
ファーストクラスは高すぎて無理だけども、ファーストクラスで採用されているものであれば、身近に手に入るケースが多いです。
ぜひ、【#おうちでワイン】として、【#おうちでシャトーメルシャン】として、この機会にファーストクラスに採用されているワインを飲んでみてはいかがでしょうか。

Contents
JALに採用されているワインとは!?
「Japan AirLines」略してJAL。
日本で最も有名であり、人気の航空会社の1つです。
もちろん、どのコースでもアルコールやソフトドリンクなどの提供はされています。
しかし、やはりファーストクラスおよびビジネスクラスと比較すると、ワインの種類やグレードは異なります。
現に、ファーストクラスでは採用されているが、ビジネスクラスでは採用されていないワインがあります。
そしてJALのファーストクラス、ビジネスクラスで提供されるワインが、山梨ワイナリーからも採用されているのです。
さてどのワイナリーか検討はつきましたか。
そうです、JALで採用された山梨ワイナリーは、日本屈指、山梨で3本の指に入るであろう【シャトーメルシャン】です。では、今回JALに採用されたシャトーメルシャンのワインはどのワインなのでしょうか。
それぞれ期間限定になりますが、採用されたワインは、
- シャトー・メルシャン 北信シャルドネ 2018
- シャトー・メルシャン 萌黄 2017
です。
【さすが】の一言に尽きますね。
では、それぞれのワインを紹介していきたいと思います。
シャトー・メルシャン 北信シャルドネ 2018
シャトー・メルシャン 北信シャルドネ 2018
シャルドネ
辛口
色調は、輝きのあるイエローです。
パイナップル、グレープフルーツや黄桃などの熟した果実に加え、樽発酵・育成由来のヴァニラ、ヘーゼルナッツやアーモンドの香りが調和しています。
程よい酸を感じた後、ミネラル感のニュアンスを感じ、コクのある果実味をとらえ、長い余韻を楽しむことができます。
ミネラル感のある味わいにトロピカルな華やかさが加わった、バランスの良い複雑な味わいの白ワインに仕上がっています。
また期間は、3月〜8月になります。
あくまで予定になります。
今までは、少し距離を置いていたワインではあります。というのも、北信シャルドネは長野ワインなのです。
山梨県がワイン県宣言した背景には、長野県や北海道、島根県などの追随を突き放すためとも言われています。
そして我々は山梨ワインドットノムであるため、山梨県のライバルであるワインに積極的になるのも少し違うかな、と思いつつ。
しかし、この機会に一歩足を踏み入れて、ビジネスクラス採用の萌黄との比較をしてみたいと思います。
なぜ、北信シャルドネがファーストクラスで、萌黄がビジネスクラスなのか。(これは、なぜ萌黄もファーストクラスではないのか、という意味でです。)
シャトー・メルシャン 萌黄 2017
シャトー・メルシャン 萌黄 2017
シャルドネ/甲州
辛口
色調は輝きのあるレモンイエローです。そして、グレープフルーツやゆずを想像させる柑橘系の香りとハーブや白い花の香りに、ほのかに香るヴァニラ香が調和しています。味わいは、生き生きとした酸とミネラル感が、豊かな果実味とともに余韻として感じられます。さわやかさとふくよかさを併せ持つ白ワインに仕上がっています。
また期間は、3月〜5月になります。
あくまで予定になります。
そして、思い出の強いワインでもあります。それは、山梨ワインドットノム初回試飲会イベントで飲んだ白ワインの1本だったからです。
そのときは、三養醸造の山田さんやソムリエ講師をゲストに呼んで20本以上のワインを一気に試飲しました。編集部は、美味しいワイン、苦手なワイン、面白いワイン、といった単調的なコメントしかできなかったです。
そんな中でも覚えているのは、樽香が他のワインと異なりバランスよく感じられたことです。
ワインとしての葡萄由来の香りに加え、樽のほのかな香りが誘ってくる感覚をそのとき初めて感じました。
それ以来、樽ワインが好きになりました。
そして、味わいも香りと同様バランスが絶妙に良いのです。
口当たりから余韻まで、抜け目がないワインだった印象を覚えています。
近いうち、飲んでみたいと思います。

昨今の状況を鑑み、期間延長等の可能性があるかもしれませんが、期間後の取扱ワインに関してはJALにお問い合わせください。
・仕入れ状況によって、提供内容が変わる可能性があります。
・国際線での提供になるため、国内線での提供はされていない可能性が高いです。
シャトーメルシャンとは!?
シャトーメルシャンは、日本が誇る、代表的なワインメーカーです。
そして、日本のワイン文化の礎を作ったワイナリーの1つです。
では、日本で屈指のワイナリー、メルシャンはどんなワイン造りをしているのでしょうか。
シャトーメルシャンのブランドコンセプトは、シンプルであり基本に忠実なものでした。
『Growing Differences in the world』
「いいワインとは、その土地の気候、風土、生産者によって育てられる葡萄をそのまま表現したもの」
この信念を軸に、世界と切磋琢磨しているワイナリーです。
そして実行してきたことが正しかったと物語っているのは、「歴史」そして「実績」ではないでしょうか。
シャトーメルシャンの歴史
メルシャンの歴史は、約140年前の1870年代にまでさかのぼります。
明治時代終わりに、シャトーメルシャンの源流となる『大日本山梨葡萄酒会社』が創業されました。
つまり、シャトーメルシャンは日本ワインの原点なのです。
そしてやはり、創業の段階からシャトーメルシャンではありませんでした。
名前だけを見ると、外国企業のように感じられてしまいますからね。笑
そして、創業から約70年後に「メルシャンブランド」が誕生します。
着実なる努力の結果、ついに大きな一歩が動き出したのが1966年。
国際ワインコンクールで、日本初の金賞を受賞したのです。この瞬間、明治政府がフランスにワイン造りを勉強させた種が実った瞬間でした。
同時に、日本のワイン文化が世界に広まる第一歩、スタートラインに立ったとも言える瞬間でした。
そのスタートラインにいち早くたったのが、メルシャンだったのです。
そして1970年に、今日で最も広く知られているであろう「シャトーメルシャンシリーズ」が誕生しました。
月日を重ね、様々なトライを重ね今に至ります。今では、山梨県だけでなく秋田県、福島県、長野県にも畑を構え何十種類もの品種を栽培しています。
まさに日本のワイン技術の最先端を行くワイナリー、それがシャトーメルシャンです。
「アイコン」シリーズ
世界トップクラスの産地から生まれる、各ワイナリーの最高峰ワインシリーズです。
「テロワール」シリーズ
【適品種・適所】のコンセプトのもと、山梨県、長野県、秋田県、福島県の4つの県から、葡萄品種にふさわしい産地・区画を選びました。
その個性を最大限に引き出したテロワールシリーズです。
「クオリティ」シリーズ
【日常に「日本ワイン」のおいしさをお届けしたい。】
その想いを実現させるために、醸造家が感性を研ぎ澄ませて醸造しました。新しい日本ワインのスタンダードとなるワインシリーズです。
- ワイナリー名
シャトーメルシャン - 住所
山梨県甲州市勝沼町下岩崎1425-1 - 電話番号
0553-44-1011

シャトーメルシャンに関してはシャトーメルシャン公式ホームページより内容を一部引用しております。
JAL ラウンジ採用ワイン
そして、空港には飛行機に搭乗する前に楽しむ場所【ラウンジ】がありますよね。
ラウンジでも、山梨ワインが採用されています。
採用されているのは3月に改装オープンが予定されていた【マンズワイン】のワインです。
ソラリス 甲州シュール・リー
ソラリス 甲州シュール・リー
甲州
辛口
優しい旨味と程よい厚みや豊かさが口の中に感じられ、フレッシュな酸味とのバランスも良い白ワインに仕上がっています。
シュール・リー製法を利用しているため、酵母由来の成分によるコクや豊かさも感じられます。
過去に、LUNARISシリーズなどは飲んだことありましたが、ソラリスはよくよく思い出して見ると飲んだことがないかもしれません。
そう考えると、マンズワインを最近飲んだことないかもしれない、と思いましたがマンズワインとは違った形で今年出会い、ワインを味わいました。
それは、【tukuruno】です。
自分好みのワインを作る、そんな夢のようなことができる空間を提供している、tukurunoにはマンズワインが協力しています。
それが、ワイン ブレンド パレットです。
編集長が認めた、秘密のブレンド比率は「tukuruno」訪問記事にありますので、ぜひトライしてみてください。
そのため、すでにマンズワインのワインは今年すでに飲んでいました。
しかし、やはりラウンジで取り扱われている山梨ワインは1種なので、この機会に飲み比べをしたいものですね。北信シャルドネと萌黄と。

編集後記
この記事を書いていたとき、大学2年の夏を思い出した。
大学2年の夏休み、大学のプログラムを使い【ケンブリッジ大学】へ法学研修に行った。
行きの飛行機で眠れず、アルコールを提供してもらったことを強く覚えている。
そのとき、初めて機内でもらえるアルコールが無料で飲めることを知った。
一見、無知な感じがするかもしれないが、長時間移動の経験が少ないせいか、どうしても感覚があまりなかったのだ。
例えば、新幹線であれば有料のものもあれば無料のものもある。そして飛行機も新幹線も同じように、運んでくるから重なってしまったのだろう。
また、新幹線でアルコールはあまり飲まない、というか持ち込む気もするからだ。
いま振り返ると、留学をする前に【ワイン】を今のように知っていればどれだけ楽しいヨーロッパ留学になっただろうか。
ウェルカムドリンクなどでワインを提供されたのも覚えている。非常に残念。
もちろん、法学研修で学んだイギリス法も99%忘れている。
(イギリスの契約と日本の契約の違いを学んだこと、裁判所傍聴したことは覚えているが内容はどこに消えたことやら・・・
1ヶ月なにをしたのだろう。黒歴史は覚えている。)
そしてここだけの話、それ以来飛行機に乗っていない。そう、パスポートの期限が切れているのだ。
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非常に参考になると思います♪
ぜひ、みなさんの山梨へ観光する際のお供に!!
素人だからこそ感じる、ワインに対しての率直な感想を始め、ワインの基礎知識、山梨の美味しいお店などの情報を案内します。
情報は、記事執筆時点のものとなります。詳しくは、各ワイナリーサイトの情報をご確認下さい。
各ワイナリーへのお問い合わせは、各ワイナリーサイト記載された方法でお問い合わせ願います。