山梨のワイナリーはあと数年で100のお大台を超えるワイナリーの数になるでしょう。
そんな中、山梨ワインドットノム編集部は、2020年3月の時点で日本ワイナリー協会に登録されているワイナリーの約9割ほどの訪問をしてきました。
しかし、やはり1割前後は色々な理由で実現していないことも事実です。
ただ、そんなワイナリーも「山梨ヌーボー」などで出会いテイスティングに成功することもありました。


今回は、編集部が山梨県での訪問が叶わず、山梨ヌーボーで試飲ができた『スズラン酒造』について紹介をしたいと思います。また現在開催中の『ワインショップソムリエ 総決算SALE』では、シャトーメルシャンの2本のワインを除き、最大出品している山梨のワイナリーなのです。
本来であれば、ワイナリー専用ECサイトで各ワイナリーのワインを購入していただきたいところですが、
まず何よりワインを楽しむ、好きになることが大切だと思います。そのために、『ワインの飲み比べ』は必要です。
だからこそ、編集部も愛用する「ワインショップソムリエ」の総決算SALEを利用して気になる多くのワインを手にとっていただきたいと思います。
スズラン酒造とは!?
スズラン酒造。
山梨県にある長き歴史を持つワイナリーの1つです。その長き歴史は、1905年に動き出しました。
当時は、ワインよりも日本酒をメインで製造していたらしいのですが、戦争をキッカケにスズラン酒造の歴史が大きく変わります。
それは、ワインつまり葡萄酒から採れる、『酒石酸』が日本にとって、とてもとても貴重だったからです。
なぜなら酒石酸は、潜水艦や魚雷を探知するレーダーに必要なパーツだったからです。
その後、1970年代を境にスズラン酒造はワイン事業に舵をとります。
それからのスズラン酒造は山梨を代表するワイナリーとして、山梨県への『こだわり』を持ち続け、今日に至ります。
スズラン酒造のロゴ
平成に入ってから、スズラン酒造のロゴは変わりました。
実は、以前までは家紋がありましたが、最新のロゴには家紋はなく、スズランの花があります。
では、なぜスズランをロゴにいれたのでしょうか。それは、仲間への思いやりの想いからでした。
その昔、内戦の影響で北海道に移住してしまった一族がいたのです。その一族の人たちの志を忘れぬよう、大切にしたからだったのです。
『義』を思いやる『心』がロゴに込められていたのです。
ワインショップソムリエとは!?
ワインショップソムリエは、六本木にある実際の店舗に加え、オンラインショップでワイン、ワインに関係するアイテムなどを販売しています。
最大の魅力、それはやはりスタッフ全員がソムリエであることでしょう。つまり、初心者からワイン愛飲者まで幅広く対応することができるのです。
ワインに困ったら駆けこむべきでしょう。
ワインショップソムリエのこだわり
ワインショップソムリエのこだわりが2つあります。
1つめ、それは『自分たちが本当に納得したものしか売らない。徹底した生産者調査とブラインドテイスティング。』です。
ワイン販売店であれば「売れるワインを仕入れる」が一般的考え方だと思います。
しかしながら、ワインショップソムエリでは有名な受賞歴があるワイナリーだろうが、受賞歴のあるワインであろうが、
生産者としての信頼がなければ輸入も仕入れもしないのです。
またさらに驚くべきことは、ソムリエスタッフによる「クオリティチェック」です。その方法は、『ブラインドテイスティング』。
まさに、コンクール審査と言っても過言ではないでしょう。
この立ちはだかる壁をクリアすることで、ようやくワインショップソムリエの店頭に並ぶのです。
こういった経緯を知ると、ワインショップソムリエに並ぶワインやアイテムが一流であることを感じると同時に、安心しながら買い物できることは間違いありません。
そして、2つめ、それは『消費者ファーストであること』です。
たしかに、審査のハードルを高くし、良質ワインを取り揃えていたとしても、「高すぎたら」購入はできません。
良質なワインを取り揃えたからこそ、ワイン初心者から愛飲者までの人たちに共感を得て欲しい、はずです。
だからこそワインショップソムリエでは、仕入れる流通経路を最大限短縮。さらに、まとまったロットでの仕入れをすることで、コスト・マージンを最大限カットに尽力。
つまり、他社と比べコストパフォーマンスに優れたワインを提供できる体制を整えられているのです。
ただもう1つ重要なことがあります。それは、なによりソムリエの人たちが試飲したときの味わいが自宅で飲むときに担保されていないと意味がありません。
だからこそ、『ワイン輸送・保管のこだわり』も忘れていません。
現地の味わいをそのままにお届けしたい、その想いから倉庫は、ワインの保管に理想的な環境(湿度60~70%、室温13~15度の定温管理)を再現。
そして、世界各国の生産者から定温コンテナにて最短距離での直輸入も実現。
ここまでやれる、やらないといけないと実践しているのがワインショップソムリエです。
店舗情報
東京メトロ日比谷線「六本木」駅の3番出口を出て徒歩1分の場所にワインショップソムリエがあります。
1階には、ワイン加え、ソムリエが厳選したチーズや生ハム、オリーブオイル、そしてワイングラスなどがあります。
2階には、世界各国のワインに加え、お得な期間限定セール商品、さらにワインセラーなども取り扱っています。
なにより、プロのソムリエのアドバイスを聞きながら、ゆっくりとお買い物が楽しめることが最大の魅力でしょう。
地下には、ワインショップソムリエ自慢の約5000本収納可能な地下セラーがあります。
ワインの保管に理想的な環境(湿度60~70%、室温13~15度の定温管理)を再現し、細心の注意を払い管理されています。
- ワイナリー名
ワインショップソムリエ - 住所
東京都港区六本木6-1-12 21六本木ビル6F - 電話番号
03-5843-1450
スズラン酒造セレクション@ワインショップソムリエ
では、ワインショップソムリエにはスズラン酒造のどんなワインがあるのでしょうか。
3月9日の段階では、14本ものワインが販売されています。
この時点で、売り切れ多数。。。
ソーヴィニョンブラン 2016
ソーヴィニョン・ブラン 2016
スズラン酒造
ソーヴィニョン・ブラン
甲州 勝沼 2015
甲州 勝沼 2015
スズラン酒造
甲州
シャルドネ 2017
シャルドネ 2017
スズラン酒造
シャルドネ
シェンブルガー 2008
シェンブルガー 2008
スズラン酒造
シェンブルガー
シェンブルガー 2017
シェンブルガー 2017
スズラン酒造
シェンブルガー
ピノ・ノワール ロゼ 2009
ピノ・ノワール ロゼ 2009
スズラン酒造
ピノ・ノワール
マスカットベリーA 2015
マスカットベリーA 2015
スズラン酒造
マスカットベリーA
メルロー 2016
メルロー 2016
スズラン酒造
メルロ
プティ・ヴェルド 2013
プティ・ヴェルド 2013
スズラン酒造
プティ・ヴェルド
複雑味、奥深さを感じられ、滑らかで口当たりも優しく、舌の上で緩やかな曲線を描く風味を楽しむことができます。
河口湖ピノ・ノアール 2018
河口湖ピノ・ノアール 2018
スズラン酒造
ピノ・ノアール
河口湖ピノ・ノアール 樽熟成 2010
河口湖ピノ・ノアール 樽熟成 2010
スズラン酒造
ピノ・ノアール
シラー 2016
シラー 2016
スズラン酒造
シラー
中尾シラー 樽熟成 2016
中尾シラー 樽熟成 2016
スズラン酒造
シラー
カベルネ・ソーヴィニョン 2014
カベルネ・ソーヴィニョン 2014
スズラン酒造
カベルネ・ソーヴィニョン
そのとき飲んだワインの品種は、「シェンブルガー」でした。同時に、葡萄品種「シェンブルガー」との出会いもそのときが初めてでした。
口に含んで最初に感じた感想は、素直に『美味しい』でした。もっとわかりやすく言うと、『飲みやすい』でした。
まさに、初心者向きワインと言ってもいいのではないか、と思うほどでした。キリッとした酸味に、喉越しがスッキリする感じ。
ぜひとも、スズラン酒造のシェンブルガーは飲んでいただきたい1本です。
ちなみに、副編集長はノンアルコールでスズラン酒造と出会っていました。(不思議なことに、ノンアルコール葡萄ジュースはあったのですが、ワインはなかったのです。)
@みんなの串揚げBO
が初めての出会い
- 掲載されているワインは、各ワイナリーショップ、ワイナリーオフィシャルサイト、ECサイトから購入が可能です。
- ワインが売り切れている場合があります。ご注意ください。
- ワインに関する情報等は、各ワイナリーにお問い合わせください。
編集長総括
では最後に、編集長からスズラン酒造について、『ワインソムリエ 総決戦SALE』の見所を聞いてみました。
ワインは寝かせておけるので、この機会に気になるワインをまとめ買いしましょう。
ショップをご覧いただければお分かりの通り、半額以下になっている商品も多々あります。
そして、まとめ買いしてやっていただきたいことが、そう、我々山梨ワインドットトノムメンバーも定期的に行なっている比較試飲ですね。
比較試飲はワインを複数本一気に開けてしまうので、初めてやる時はかなり勇気が必要です笑
ですが、その豪快さに見合うほどの発見を間違いなく得られます。
評価の仕方は2通りあります。それは絶対評価と相対評価です。
例えば美味しいラーメンを見つけて、美味しいと思った次の日に別のラーメンを食べて美味しいと感じた場合、果たしてどちらがより美味しかったのかの正確な評価は機会を分けてしまうとできないものです。
ワインも同様に、Aは酸味が強過ぎる、、、Bはもう少し酸味があればなと、比較すると見えてくる美味しさというものがどうしてもあります。
是非このチャンスを逃すことなく、買い溜め、そして比較試飲をしてみてください!
関連情報
編集長からのお願い
編集長
よろしくお願いいたします。_φ( ̄ー ̄ )
素人だからこそ感じる、ワインに対しての率直な感想を始め、ワインの基礎知識、山梨の美味しいお店などの情報を案内しています。
情報は、記事執筆時点のものとなります。詳しくは、各ワイナリーサイトの情報をご確認下さい。
各ワイナリーへのお問い合わせは、各ワイナリーサイト記載された方法でお問い合わせ願います。