日本では、日本ワインコンクール、ジャパンワインチャレンジの日本二大コンクールがあります。
それに加え、女性向けのサクラアワードなどのコンクールが追随している昨今。
今回は、それらのイベントの中に入り込んでいる、日本国内のワインをターゲットにしたコンクール「日本で飲もう最高のワイン」を紹介したいと思います。
Contents
「日本で飲もう最高のワイン」とは!?
『日本で飲もう最高のワイン』は、国産ワイン、輸入ワイン、葡萄品種ごとの評価ではなく、日本国内で手に入る全てのワインの中から一番美味しいワインを、先入観なしに探すことを目的としたイベントになります。
そしてこのイベントの最大の特徴、それは以下の2点でしょう。
つまり、最もベーシックなワインが対象になっているコンクールといえるでしょう。
そして魅力的であるのが、専門家だけでなく愛好家審査もあることではないでしょうか。
以下に愛好家審査員エントリー条件をまとめてみましたので、気になる方は申し込んでみてください。
編集部も申し込みを…?笑
愛好家審査員エントリー
コンクール審査員と聞くと身構えてしまう人も多いのではないでしょうか。
しかし、安心してください。
このコンクールは専門家ではない純粋な人のコメントを大切にしているコンクールです。
そのため、テイスティングの仕方を知らずとも大丈夫です。
当日テイスティングのやり方から詳しく説明をしてもらえます。
20歳以上で、ワインの販売や提供などの業務に従事していない方
12,000円
・交通費・宿泊費は自己負担となります。
・情報は、2019年度のものになります。
80名になります。※80名を超えた場合、抽選になります。
「日本で飲もう最高のワイン」をより詳しく
「日本で飲もう最高のワイン」の詳細なる審査は、以下の内容に基づいて実施されています。
エントリー対象
応募の対象となるワインは、酒税法第3条で定める原料を葡萄とした果実酒になります。
また製造方法による分類においては、スティルワインの白および赤ワインが対象になります。
香りや味の調整のための香料や色素を添加したものは対象外になります。
エントリー条件
では、どんなワインがエントリーできるのでしょうか。
白ワイン辛口・白ワイン甘口
赤ワインライトボディ・赤ワインミディアムボディ・赤ワインフルボディ
・応募総数は、先着300アイテムまでになります。
・同一ワインが複数の参加者によって出品され重複した場合であっても、参加費用の払い戻し、および、ワインの返却は行いません。
・また上記の場合、全ての参加者に同じテイスティング結果を報告させていただきます。
・審査の公平性を保つため、出品者の申請とは異なるカテゴリーに変更することもあります。
・出品ワインは返却されません。
エントリー費用
参加費用は、1アイテムから4アイテムまでは税込14,000円になります。5アイテムから10アイテムまでは税込10,000円になります。
参加費用は、参加申し込みと同時に支払っていただきます。また支払方法は銀行振り込みになります。振り込み先口座情報は、応募受付後にメールでお知らせいたします。入金の確認およびワイン受領が完了するまでは、正式な参加とはなりません。
提出ボトル数
出品ワイン数は、1社10アイテムまでになります。1アイテムにつき5本をお送りください。ただし、ハーフボトルの場合は10本になります。
原則、申し込み後のワイン銘柄の変更は受け付けられませんので、ご注意ください。
受賞カテゴリー
専門家、愛好家それぞれの審査において、各カテゴリーで一定の評点を獲得したワインが表彰されます。
また、各カテゴリーで専門家の評価と、愛好家の評価を足して最高得点を獲得したワインをその年のベストワイン賞として表彰します。
専門家と愛好家の合算で最高得点を獲ったワインになります。各カテゴリー1本ずつ計5銘柄に与えられます。
専門家と愛好家の合算で最高得点を獲った日本ワインになります。赤白1本ずつに与えられます。
専門家と愛好家の合算で最高得点を獲った、甲州100%のワインになります。
専門家と愛好家の合算で最高得点を獲った、マスカット・ベーリーA100%のワインになります。
20点満点中17.5点以上に与えられます。専門家と愛好家の審査によりそれぞれ表彰されます。
20点満点中15.5点以上、17.5点未満に与えられます。専門家と愛好家の審査によりそれぞれ表彰されます。
20点満点中13.5点以上、15.5点未満に与えられます。専門家と愛好家の審査によりそれぞれ表彰されます。
販売価格1,500円以下でゴールドメダル以上を獲得したワインに与えられます。
スケジュール
以下、ワインのエントリーステップになります。
2020年の開催日が決定しましたら、再度更新します。
『日本で飲もう最高のワイン2019』受賞ワイン紹介
では、受賞したワインを一挙に公開したいと思います。
ベスト日本ワイン賞
まずは、ベスト日本ワイン賞から紹介します。
アイススウィート ナイアガラ
アイススウィート ナイアガラ
大浦葡萄酒
ナイアガラ
白ワイン/極甘口
ナイアガラの芳香と甘さがより凝縮した、極甘口の優雅なデザートワインに仕上がっています。
高畠L’OGRE BLEU 青おに
高畠L’OGRE BLEU 青おに
高畠ワイナリー
メルロー/カベルネ・ソーヴィニヨン/プティ・ヴェルド
赤ワイン/フルボディ
ベスト甲州賞
では、山梨いや日本を代表する葡萄品種『甲州』から造られた甲州ワインのベスト甲州賞を紹介します。
島根わいん縁結 甲州
島根わいん縁結 甲州
島根ワイナリー
甲州
白ワイン/辛口
グリーンを帯びた薄いイエローで、青色~黄色のリンゴの香りが特徴です。
丸みのある柔らかさと切れ味の良い酸味で、甘いニュアンスも感じます。
GI山梨 甲州シュール・リー
GI山梨 甲州シュール・リー
シャトー勝沼
甲州
白ワイン/辛口
シュール・リー製法のおかげで、深みのあるコクと爽やかな喉越しを感じてもらえます。
ベストマスカットベーリーA賞
では、続いて甲州と双璧と言われることもある、ベストマスカットベーリーA賞を紹介します。
ロリアン マスカット・ベーリーA 樽熟成
ロリアン マスカット・ベーリーA 樽熟成
白百合醸造
マスカットベーリーA
赤ワイン/ミディアムボディ
キャンディフランボワーズのような華やかな甘い香りが特徴的です。また、程良い酸味と果実味が口いっぱいに広がります。
プラチナ賞
では次に、20点満点中17.5点以上に与えられるプラチナ賞を発表します。
専門家と愛好家部門で分かれています。
ロリアン マスカット・ベーリーA 樽熟成
ロリアン マスカット・ベーリーA 樽熟成
白百合醸造
マスカットベーリーA
赤ワイン/ミディアムボディ
キャンディフランボワーズのような華やかな甘い香りが特徴的です。また、程良い酸味と果実味が口いっぱいに広がります。
赤ワインミディアムボディタイプ専門家部門においてゴールド賞を受賞。
ゴールド賞
では次に、20点満点中15.5点以上、17.5点未満に与えられるゴールド賞を発表します。
こちらも専門家と愛好家部門で分かれています。
GI山梨 甲州シュール・リー
GI山梨 甲州シュール・リー
シャトー勝沼
甲州
白ワイン/辛口
シュール・リー製法のおかげで、深みのあるコクと爽やかな喉越しを感じてもらえます。
シャトーブリヤン 白
シャトーブリヤン 白
サドヤワイナリー
セミヨン
白ワイン/辛口
丹精込めて栽培したセミヨンを除梗・破砕を行わずに、葡萄を房ごと圧搾しました。
そして圧搾された果汁は、フレンチオークの樽で醗酵を行いました。
醗酵終了後、一旦澱引きし、再度ワインをオーク樽で貯蔵、その後一升瓶で熟成させました。
白ワイン辛口タイプ愛好家部門においてシルバー賞も受賞。
ル・モン 赤
ル・モン 赤
白百合醸造
マスカットベーリーA
赤ワイン/ライトボディ
赤ワインライトボディタイプ専門家部門においてシルバー賞を受賞。
ロリアン マスカット・ベーリーA 樽熟成
ロリアン マスカット・ベーリーA 樽熟成
白百合醸造
マスカットベーリーA
赤ワイン/ミディアムボディ
キャンディフランボワーズのような華やかな甘い香りが特徴的です。また、程良い酸味と果実味が口いっぱいに広がります。
赤ワインミディアムボディタイプ愛好家部門においてプラチナ賞を受賞。
菱山ベーリーA
菱山ベーリーA
シャトー勝沼
マスカット・ベーリーA
赤ワイン/ミディアムボディ
赤ワインミディアムボディタイプ専門家部門においてシルバー賞を受賞。
アダージョ上ノ山
アダージョ上ノ山
ドメーヌ茅ヶ岳
マスカット・ベーリーA
赤ワイン/ミディアムボディ
シルバー賞
最後に、20点満点中13.5点以上、15.5点未満に与えられるシルバー賞を発表します。
こちらも専門家と愛好家部門で分かれています。
高山村シャルドネ
高山村シャルドネ
サドヤワイナリー
シャルドネ
白ワイン/辛口
グラスをスワリングした際の粘性は中庸で、外観からは若々しく、健全な印象が伝わってくるワインです。
リンゴ、洋梨などの果実の香りや、白い花の香り、オークの木樽由来のバニラ香やトースト香が優しいまとまりを魅せています。
豊富なミネラル感も感じさせられ、冷涼な土壌で栽培された葡萄であることを思い起こさせる涼しげな印象のワインです。
アタックは軽やかで心地よく、豊富な酸と果実味からは滋味深い旨味を感じます。
サントネージュ かみのやまシャルドネ
サントネージュ かみのやまシャルドネ
サントネージュワイン
シャルドネ
白ワイン/辛口
フレッシュで爽やかな味わいを目指すため、ステンレスタンクで熟成したワインと樽熟成ワインを適度にブレンドすることで、味わいにふくらみと複雑さを与えています。
サントネージュ 山梨産甲州
サントネージュ 山梨産甲州
サントネージュワイン
甲州
白ワイン/辛口
サントネージュ 甲州樽熟
サントネージュ 甲州樽熟
サントネージュワイン
甲州
白ワイン/辛口
凝縮した果実味となめらかな口当たりです。ほのかな苦みをともなった心地よい余韻が続きます。
シャトーブリヤン 白
シャトーブリヤン 白
サドヤワイナリー
セミヨン
白ワイン/辛口
丹精込めて栽培したセミヨンを除梗・破砕を行わずに、葡萄を房ごと圧搾しました。
そして圧搾された果汁は、フレンチオークの樽で醗酵を行いました。
醗酵終了後、一旦澱引きし、再度ワインをオーク樽で貯蔵、その後一升瓶で熟成させました。
白ワイン辛口タイプ専門家部門においてゴールド賞を受賞。
ロリアン 甲州樽発酵
ロリアン 甲州樽発酵
白百合醸造
甲州
白ワイン/辛口
白桃のような甘い香りと樽香が広がり、心地よい酸味とオイリーで深みのあるワインに仕上がっています。
時分(JIBUN)
時分(JIBUN)
大和葡萄酒
甲州
白ワイン/辛口
番イ(つがい)
番イ(つがい)
大和葡萄酒
甲州
白ワイン/辛口
シュール・リー製法によりアミノ酸やペプチドがワインに溶け込み深みのある層の厚いワインに仕上がっています。
鳥居平今村醸造 特別単一区画・上菱平圃場

Source:シャトー勝沼
鳥居平今村醸造 特別単一区画・上菱平圃場
シャトー勝沼
甲州
白ワイン/辛口
ル・モン 赤
ル・モン 赤
白百合醸造
マスカットベーリーA
赤ワイン/ライトボディ
赤ワインライトボディタイプ愛好家部門においてゴールド賞を受賞。
オルロージュ 赤
オルロージュ 赤
サドヤワイナリー
マスカット・ベーリーA/カベルネ・ソーヴィニヨン
赤ワイン/ライトボディ
軽快な飲み口の中に、完熟したカベルネ・ソーヴィニヨンの持つしっかりとした骨格、滑らかなタンニンが特徴です。
マスカット・ベーリーA 樽貯蔵「紅」-RUBY-
マスカット・ベーリーA 樽貯蔵「紅」-RUBY-
サドヤワイナリー
マスカット・ベーリーA
赤ワイン/ライトボディ
心地の良い酸味とタンニン分がバランス良く、穏やかながらも芯のある味わい。雑味のない綺麗な余韻も印象的です。
菱山ベーリーA
菱山ベーリーA
シャトー勝沼
マスカット・ベーリーA
赤ワイン/ミディアムボディ
赤ワインミディアムボディタイプ愛好家部門においてゴールド賞を受賞。
かみのやま渡辺畑カベルネ・ソーヴィニヨン
かみのやま渡辺畑カベルネ・ソーヴィニヨン
サントネージュワイン
カベルネ・ソーヴィニヨン
赤ワイン/フルボディ
編集長による、【総評】
最後に、「日本で飲もう最高のワイン」「日本で飲もう最高のワイン2019入賞ワイン」に関して総評をしてもらいました。
実際にワインを飲む人の大半は、ワインの素人であるのは間違いありません。
そんな素人の意見こそ、飲み人の立場に寄り添った意見になるのではないか、そういった考えのもと山梨ワインドットノムは日々情報を発信しているので、この品評会に対して非常に好感が持てます。笑
そして昨年度の結果を見ると、自分のワインの評価が愛好家レベルに達しているのではないかと思いました。
少し安心しましたね。普段は、白ワインでは辛口、赤ワインではフルボディをメインで飲んでいます。
そのため、経験的にも語れますが、甘口はまだ経験が浅いです。
ただ甘いワインとして評価をするのではなく、ワインとしての評価をくだせるようになりたいと思いました。
その段階に達したら、自信を持って評価する側として応募したいですね。
関連情報
編集長からのお願い
編集長
よろしくお願いいたします。_φ( ̄ー ̄ )
素人だからこそ感じる、ワインに対しての率直な感想を始め、ワインの基礎知識、山梨の美味しいお店などの情報を案内しています。
情報は、記事執筆時点のものとなります。詳しくは、各ワイナリーサイトの情報をご確認下さい。
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