「シャトレーゼ」と耳にすると、多くの人が「お菓子」や「スイーツ」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
編集部もそう思っていました。しかしながら、シャトレーゼの本社は山梨県にあります。さらに、実はシャトレーゼはワインも作っているのです。
実際に、生ワインフェアを実施していたりしたので既に知っている人も多いかもしれませんね。
今回は、お菓子で有名な『シャトレーゼ』のワイナリーに関して紹介したいと思います。
ぜひとも、「シャトレーゼワイナリー」に行こうとしている人やワイン好きの方は参考にしてみてください。
Contents
『シャトレーゼワイナリー』とは!?
シャトレーゼの創業は、1954年。そして、約50年弱の歳月を経た2000年からワインの醸造を勝沼の地で開始したのです。
しかし、シャトレーゼワイナリーは勝沼だけではなく甲斐エリアにもあります。これは、雪印が1985年に始めたワイナリーを2002年に買い取ったのです。
そのため、シャトレーゼワイナリーは、勝沼と甲斐の2つの地点でワイン事業を行なっています。
「食後のデザートだけでなく、食全体を通して楽しめる、上質なワインをお届けしたい」この想いを抱きながらワイン造りをしているワイナリーが、シャトレーゼワイナリーなのです。
ワインのための葡萄造り
『良いワインは良い葡萄から』をモットーに、それぞれの土地の特性を生かした自社農場で、葡萄栽培に取り組んでいます。
管理している農場は勝沼町を中心に、以下の葡萄品種を栽培しています。
メルロー、甲斐ノワール、シャルドネ、ソーヴィニヨンブラン、セミヨンを垣根式で栽培しています。
カベルネ・ソーヴィニヨン、シャルドネを垣根式で栽培しています。
甲州を棚式で栽培しています。
カベルネ・ソーヴィニヨンを垣根式で、甲斐ノワールを棚式で栽培しています。
メルローを垣根式で栽培しています。
カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、プティ・ヴェルド、シャルドネ、ソーヴィニヨンブランを垣根式で、デラウェア、甲州、メルローを棚式で栽培しています。
シャルドネ、甲州、ソーヴィニヨンブランを垣根式で栽培しています。
自社農場のほか、顔の見える契約農家の方が造った葡萄を厳選して原料にしています。
『シャトレーゼ』のワイン醸造
シャトレーゼのワイン仕込みは、8月~10月に行われます。
日照条件や雨量により品質が大きく変化する中、常に葡萄と向き合いながら、試行錯誤し、一番よい状態で収穫し、仕込みを行うようにしています。
また熟成中のワインにも、厳しい品質管理と繊細な作業と向き合っています。
そんなシャトレーゼワイナリーでは、2012年にスパークリングワインの製造設備を導入し、スパークリングワインを製造できるようになりました。
- ワイナリー名
シャトレーゼ勝沼ワイナリー - 住所
〒409-1316 山梨県甲州市勝沼町勝沼2830-3 - 電話番号
0553-20-4700
- ワイナリー名
シャトレーゼ甲斐ワイナリー - 住所
〒400-0105 山梨県甲斐市下今井1954 - 電話番号
0551-28-4451
工場見学へ
シャトレーゼワイナリーのワイナリー見学は、自由見学になっています。
そのため、ワイナリーショップに寄らずとも試飲ができる展望ハウスまで行くことができますが、初めて訪問するときはおすすめしません。
まずは、PR室があるワイナリーショップに寄りましょう。スタッフの人が、声をかけて案内をしてくれます。
すると、ワインの知識やワインの歴史を映像で学べる、シアタールームに案内をしてくれます。
シアタールームにて映像を見終えた後は、ローマンガラス美術館・発酵タンクのある工場へ通じています。
そして奥に進むと、工場へ繋がります。
10klタンクが15基・20klタンクが14基あるとのこと…
1基にはおよそワイン3万本分の量のワインが入っているそうです。
仮に1日1本ワインを飲んだとしても、約80年も…お酒は二十歳からなので100歳を軽く超えますね。。。笑
発酵タンク工場を見終えると、ワインショップに戻るのではなく外にでます。
そこには、葡萄畑があります。しかし、下からよりも上から見たほうがいいと思います。
そのため、発酵タンクを見終え外に出たら展望ハウスを目指しましょう。
ここで1つ忘れてはいけないのが、道中ワインセラーがありますので見落とさないよう気をつけてください。
いざ、中に入ると、涼しい!が…この冬の時期は寒い・・・笑
夏は最高です、人気スポットであること間違いなしです。
ワインセラーを見終えると、ようやく展望ハウスに到着します。
やはり展望ハウス側から見た方が畑は見やすいですね。
そして展望ハウスの中に。
展望ハウスの中では、ワインの無料テイスティング・ワインの購入・シャトレーゼのチーズケーキの試食などができます。
テイスティング紹介
シャトレーゼ甲斐ワイナリーにて試飲できたワインを紹介します。
今回は、3本のワインを試飲することができました。
セラマスター 白
セラマスター 白
セラマスター 白
シャトレーゼ
シャルドネ
スティルワイン白/辛口
良く冷やして飲むことで、すっきりとした酸味がより一層引き立ちます。
その後、樽の穏やかな余韻が残ります。香りと反してかなりの辛口タイプです。
巨峰わいん
巨峰わいん
巨峰わいん
シャトレーゼ
巨峰
ロゼワイン/甘口
非常にフルーティーで飲みやすい味わいです。
ただ甘いだけではない、巨峰ワインですね。
酸化防止剤無添加甘口赤ワイン
酸化防止剤無添加甘口赤ワイン
酸化防止剤無添加甘口赤ワイン
シャトレーゼ
コンコード
スティルワイン赤/極甘口
コンコード種から製造されるワインは酸化防止剤を使用しなくてもフルーティーで華やかな果実香があり、鮮やかな濃い赤色の色調でありながら渋みは抑えられてとても飲みやすいワインとなります。
味もほぼ想像通りですが、酸味がかなり効いていて、良い意味で裏切られます。
シャトレーゼらしいデザートテイストのフレッシュさを楽しみたい方はこれですね。
シャトレーゼが提案する、チーズケーキ×ワイン
シャトレーゼといえば、やはり展望ハウスで試飲もできるチーズケーキが有名です。
そこでシャトレーゼが提案する、「チーズケーキ」と「ワイン」のマリアージュを最後に紹介したいと思います。
ベルフォーレワイナリーでも販売しているチーズケーキは、芳醇なチーズの香りと、控えめの甘さが特徴です。
そのため、甘いワインと合わせたくなる気持ちもありますが、チーズケーキの風味をより楽しむために、少しキリッとしたワインのほうが合います。
シャトレーゼが提案するベストなワインは、「ソフトスパークリングワイン 甲州&ベリーA」です。
山梨県産甲州種とマスカット・ベリーA種を使用したフルーティーなスパークリングワインです。
そのため、チーズの香りと相性ばっちりです。さらに、鮮やかなロゼ色なので、見た目にもおしゃれです。
そうだ、『シャトレーゼ』へ行こう!
ワインの実績も申し分ないシャトレーゼワイナリー。
ワイナリー見学は、自由見学で自分たちのペースで回れます。
ただ、親しみやすいスタッフの人と少人数で一緒に回れると、よりワインを楽しめる気はします。
しかし、シアタームービーはそれをカバーするくらい非常に濃い内容になっていますので必見です。
また展望ハウスに行ったら、ワインの試飲に加えチーズケーキの試飲も忘れずにしましょう。
シャトレーゼで楽しい休日を♪
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