2020年が幕を開け、1月も半月が終わりました。2019年、年末年始とワインを何本も何本も開けた人は多いのではないでしょうか。
編集部は、年末年始だけで親戚含め10本は開けました。
さて、今回は、マイボイスコム株式会社が2019年12月1日〜12月5日においておこなった、
男性5,470名、女性4,716名、合計10,186名を対象としたアンケートをもとに、編集部の考察を述べていきたいと思います。
編集部としては、非常に面白い結果になっていると思っています。
ぜひとも、こういった結果を今後はワイナリーの人と語り分析していきたい、と思いました。
ワイナリー関係者ではなくとも、この結果をみると『ワインに対しての考え方』が変わるのではないでしょうか。
Contents
ワインの飲用頻度は!?
まず最初に紹介したいのは、『ワインの飲用頻度』に関するアンケート結果になります。
この割合が全体の24%を占めています。たしかに、酒類消費量は昔に比べ大幅に減少をしている数字は発表されています。
しかし。それは飲む頻度としての減少を意味することであり、アルコール自体を摂取しない人を意味するとは思っていませんでした。
そのため、ワインを知ってもらう、飲んでもらう、楽しんでもらうためには、お酒を飲むことのキッカケ作りが必要だと学びました。
しかしながら、お酒は無理やり飲ませるものでもないので、純粋に『お酒自体の美味しさ』『料理とのマッチング』などをしっかり伝える必要があると同時に学びました。
そして、次に注目をした数字は『ワインは飲むが、年に数回』と答えた人の割合です。
うーん、非常に悲しいです。笑
もちろん、真意を知るにはアンサーした人を対象に追加のアンケートを実施する必要があります。
しかし推測をするに、以下の理由があげられるのではないでしょうか。
実際に、ビールは酒税の約4割強を占めています。他にも、ワイン以外のお酒を最初に飲んだ後、お酒を飲まなくなる人も多いのではないでしょうか。
編集長がおこなった試飲会でも同様のアンサーをする人は非常に多かったです。しかし、この後の調査で、この推測は打ち砕かれます・・・
また、残念な数字は『ワインをほぼ毎日飲む、週に3〜4日、週に1〜2日』と答えた人の割合です。
ワインを習慣的に飲んでいる人の割合が全体の約10%ほどしかいないのです。
今日では、コンビニやスーパーが多くのワインを取り扱っています。
さらに、山梨県のワイナリーの多くは『デイリーワイン』といった日常的に飲める、料理と一緒に楽しめるワインを多く造っています。
しかし、この結果から推察するに、実際にはワインを手に取る機会がないことを意味しているでしょう。
それは『ワインのイメージ』『ワインのコスト』『ワインの楽しみ方』などが、まだ伝わりきれていないからでしょう。
この結果を真摯に受け止めつつ、より一層ワインの魅力を発信、ワインと出会える機会の提供が必要であることを学びました。
よく飲むワインの種類とは!?
では、ワインを実際に飲んでいる人は『赤ワイン』『白ワイン』『スパークリングワイン』どの種類を飲んでいる人が多いのでしょうか。
前項では、やや予想を反した結果になりました。。。さて今回はいかに??
個人的には、ワインを愛飲している頻度の結果からは、ワインをあまり好きではないのではないか、と間接的に考えてしまうような結果になっていました。しかし、今回『ワインを飲む種類』に関してのアンケート結果では、赤ワインが最も高い割合を占めていることがわかります。しかも、75%を超える高割合です。
編集部がワインを学んでいる師匠から、以前このようなことを学びました。
『ワインに少しハマりだしている人、ワインをあまり飲んだことがない人は、基本的に白ワインが好きになりがちで白ワインを飲む頻度が非常に高い。でも、ワインにハマっていくと白ワインの深みや面白さでは物足りなくなってきて、次第に白ワイン好きだったにも関わらず赤ワインにハマりだすんだよ。』と。
初心者の方は白ワインを飲みがちですね。というのは、やはりワインの味の深みのバリエーションの多さが理由ではないでしょうか。
もちろん、白ワインは味が一辺倒ということではありません。私見ではありますが、白ワインは赤ワインに比べ『スッキリしていて、飲みやすいタイプ』のワインが多いということです。つまり、赤ワインは白ワインに比べ『味の複雑さが非常に多く、自分に適したワインが見つけにくく、ハマりにくい』と思っています。だから、赤ワインを飲んでいるということは、『ワインの美味しさ』はもちろん、『ワインの魅力』にも気づいているのではないか、と思っています。それゆえ、今回の結果はワインがもっと身近な生活になる可能性が非常に高いことを表していると思っています。
ワインの飲用シーンとは!?
では、気になるワインを飲むタイミングに関してです。
これには、驚きました。編集部は、3位の「季節行事」や5位の「誕生日や記念日」がダントツでトップをとると思っていたからです。
編集部が、ワイン初心者を招待した試飲会で参加していただいた20代や30代の方は、「クリスマス」や「恋人の誕生日」と答える人が、圧倒的に多かったからです。
実際に、編集長も副編集長もクリスマスになると『フレンチ』のお店をお互いに紹介しあったりします。
『フレンチ』といえば、昨年元SMAPの木村拓哉主演『グランメゾン東京』が話題になりましたね。
ドマラ内でもメインストーリーとして取り上げられましたが、『フレンチ』には、ワインが一緒に提供されることが多いです。
そのため、3位の「季節行事」や5位の「誕生日や記念日」がダントツでトップに君臨すると思っていたのですが…想像を超えた結果になりました。
しかし、この結果は悪くないと思っています。なぜなら、「親しい友人や家族と一緒に飲むとき」ということは『デイリー性』を重視されていることに繋がっていると思うからです。
日本のワイン文化を支えている、ワイン県山梨の大手ワイナリーでは『デイリーワイン』の類のワインを多数展開し始めています。
しかも、コストパフォーマンスも高く2,000円以内で買えるワインも増えています。
そのため継続的に、ワインのデイリー性をしっかりと伝え続けることが大切だと改めて思いました。
また、3位の「季節行事」や5位の「誕生日や記念日」でしかワインを飲まない人は、ワインのチョイスに迷ったりする人も多いと思います。
そのようなことがないよう、3位の「季節行事」や5位の「誕生日や記念日」と答えた人にも、ワインが日常生活に加わることで充実になることを伝えていきたいと思います。
ワインの購入場所、金額とは!?
では、実際にワインをどこで購入しているのでしょうか。
「スーパーマーケット」が購入者の7割弱です。「ディスカウントストア」「酒屋」が約2割となっています。「ディスカウントストア」は過去の調査と比較すると減少傾向にあります。
そしてワインの飲用頻度が高い層では、「ネット通販」「ワインの専門店、ワイナリー」がやや高くなっています。
またワインを普段購入する金額の割合は、1本あたり「500円~1000円未満」「1000円~1500円未満」が購入者の約4割を占めています。
たしかに最近は大手のスーパー等では、山梨ワインを見かける機会も多くなって来ました。
しかしながら、そのラインナップは貧弱であると言わざるを得ません。そのため、編集部としては『Web』での注文が最も高い割合を占めると思っていました。ただ今回の結果を見れば、高くなりつつあるものの「スーパー」の一強になっています。
つまり、スーパーマーケットへの販路を拡大することと同時に主婦層を含め山梨ワインの美味しさを伝えていく必要があると思いました。
需要が高まれば、自然と供給も多くなるはずなので、日本のワイナリー、そして農家さんを応援するためにも、是非とも山梨ワイン、日本ワインを手に取っていただきたいですね。そして、普段ワインを飲まない方にとっては、3,000円を越すワインの購入は中々厳しいものかと思います。
しかし、私見にはなりますが、この価格帯からワインクオリティはかなり変わりますので、勇気を出して手に取っていただきたいですね!
ワイン購入時の重視点とは!?
そして、ワインを購入する上で重視する点に関してもアンケートが実施されました。
「価格」「味」「種類」を重視して購入すると答えた人が約6割、「生産地」「銘柄」と答えた人は約3割ほどです。
女性の30~50代では、「味」の比率が高くなっている一方、「生産地」は、若年層で比率が低い傾向にあります。
むしろ、少ない?と思うくらいです。
実際に、ワインは食事と一緒に楽しむことも多いため「価格」「味」「種類」を重視しないというのも本末転倒な気がするからです。
そのため、編集部が注目をしたのは「生産地」です。
生産地に注目をして購入すると答えた人が約3割もいるのは、かなりいい収穫ではないでしょうか。
つまり、飲み手である消費者がワインの造り手のことを考え始めている証拠だからです。
しかし、若年層で比率が低いという結果もあります。これはすぐに改善すべきことですね。
というのは、ワインは生産地に注目をするようになると、世界が広がり何倍も楽しくなるからです。
そして実際に、ワイナリーの人は、消費者である私たちのリアルな声を待っています。
だからこそ、ワイナリーに行って話を聴きながらワインを飲むと、家で飲むよりも数倍美味しく感じます、すると、ワインが好きになります。
ワイナリーの人は、自分が造ったワインを受け入れてもらえると、もっともっと自信を持ってワイン造りに勤しむことができます。
その結果、日本のワインの質がさらに高まり世界に負けないワインを造れるようになると思います。
このように、生産地に注目をすることで、日本のワイン文化がうまく循環していくのです。
山梨ワインドットノムは、引き続き、「生産地の大切さ」「ワイナリーの素晴らしさ」「醸造家の人と飲むワインの魅力」を伝えていきたいと思います。
編集長の声
いかがでしたでしょうか。他にも様々な見地が可能かと思います。
ぜひとも、コメント欄で教えていただけますと幸いです。
さて最後に、編集長がオススメする『ワインの利用シーンベスト3』を聞いてみたいと思います。
ワインの他のお酒との明確な違いは、食事に合うことはもちろんのこと、食事の美味しさを更に引き立てる部分にあると思います。
焼肉のときに飲むビールはたしかに美味しいですが、焼肉の美味しさを増長させることはありません。
是非、マリアージュを意識してワインを選んでみてください。
第2位は、誕生日、クリスマスデート等特別な日に飲んでいただきたいですね。
ヴィンテージの年度や、その人の特色、好みに合わせたワイン選びをすることが出来るのがワインの特徴でもあります。
プレゼントをする際に、そのワインのバックボーンを、教えることが出来れば、一生記憶に残るプレゼントにすることも可能なのです。
そして気になる第1位ですが、1番のオススメはズバリ、普段の何気ない日常で飲むことですね!
普段家でお酒を飲まれる方は、ビールや日本酒、焼酎を飲まれることが多いでしょうか。
その、普段飲みのお酒を、ワインに変えてみていただきたいですね。
赤ワインにはポリフェノールも含まれており、健康にも良いですし、何よりワインには糖質が殆ど含まれません。
つまり、ワインをいくら飲んでも太ることはないのです!本場フランスでは、安いワインを水代わりに飲んでいると聞きます。
このようなハードルを下げた飲み方を、是非皆さんにしていただきたいですね!
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非常に参考になると思います♪
ぜひ、みなさんの山梨へ観光する際のお供に!!
素人だからこそ感じる、ワインに対しての率直な感想を始め、ワインの基礎知識、山梨の美味しいお店などの情報を案内します。
情報は、記事執筆時点のものとなります。詳しくは、各ワイナリーサイトの情報をご確認下さい。
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