山梨のワイナリーの数は現在90ほどあると言われていますが、これほどまで多いとどのワイナリーに行けば良いか迷いますよね!?
全ワイナリーに直接足を運んだドットノム編集部だからこそ、しっかりとオススメできる理由があります♪
今回は、2020年ブームになるのではないか、と思われる山梨ワイナリーを5選してみました。
ぜひとも、2020年の山梨旅行で訪れて見てください。
セレクトワイナリーポイント!
さて、早速今回選んだワイナリー5選のポイントを編集長に教えてもらいました。
では、気になる山梨ワイナリー5選を紹介していきましょう。
三養醸造
ワイナリー名
三養醸造
0553-35-2108
山梨県山梨市牧丘町窪平237-2
編集長アピールポイント
編集部が最初に取材をさせていただいた、ワイナリーです。思い入れも強くあるのですが、その点を抜きにしても選出しています。
三養醸造の最大の魅力は、なんといっても【醸造長の人柄の良さ】でしょう。話をしていて、おもしろいのはもちろんですが、様々な経験をさせてくれます。
忙しいときも、少しばかりといって約1時間ほどの話を聞いてくれたり、相談に乗ってくれたり…
本人からしたら当たり前のことをしているのかもしれませんが、ワイナリーを初めて訪問をする人からしたらすごく助かります。
受け身であっても、トークで自然とほぐれ有意義な時間を過ごせることは間違いありません。山梨ワインに興味を持った人、山梨県でワイナリーを探している人は『三養醸造』にしましょう。後悔しないです!!
三養醸造ってどんなワイナリー?
創業は昭和期。それ以来、日本の葡萄にこだわり続けている「純国産ワイナリー」のが「三養醸造」です。
三養醸造の名前の由来は唐代の有名な漢詩の三養訓が元になっています。
和約すると…『美味しい葡萄酒を飲んで楽しく生きよう』。
現社長であり、現醸造長の山田啓二さんを知っている人からしたら、ぴったりなネーミングであることはすぐにわかるでしょう。
そんな彼は『鬼才』と呼ばれています。会えば、すぐにその理由もわかります。
我々編集部は、ワイン造りについてはもちろん、彼の話し方や話す内容も含め天才、だと思いました。
知識を披露するのではなく、聞き手を彼自身の世界へ引き込むのです。
彼の素敵な魅力はまだあります。
それは、自分の造った葡萄、そしてワインに「素直」であることです。
美味しいものは、美味しい、まずいものはまずいと白黒はっきりしています。
だからこそ毎年、安定して美味しいワインを製造することができているのだと気づきました。
一緒にワインを飲みながらお話をするときの言動、表情は非常に素直です。
嘘はつけない人なんだとすぐにわかります。笑
ただ、そんな彼にも悩みがあるとのこと…それは、ワインを飲むときにあまり純粋に楽しめないことです。。。
というのもどうしても醸造家としての視点でワインを味わう癖が抜けないのです。
しかしそれこそ、プロである証拠でしょう。
最後に、名言をご紹介したいと思う。
彼曰く!!
「栽培は畑に出てれば葡萄が教えてくれる。醸造は葡萄が語りかけてくることがある!」と。
やはり、現場に立つことでこそ学べるものがあると。
まして、自然という毎年安定しない非科学的なものであるがゆえ、自分の目で自分の舌でしか感じ取ることはできないのでしょう。
これほどまでにワインを愛し、粉骨砕身の想いで取り組んでいる彼が造るワインが美味しくないと思いますか?
1本1本のワインに、個性そして目的を持たせ、製造方法含め様々な想いを飲み手に伝えようとしているワインが三養醸造にはたくさんあります。
それが三養醸造です!!
東夢ワイナリー
ワイナリー名
東夢ワイナリー
0553-44-5535
山梨県甲州市勝沼町勝沼2562-2
編集長アピールポイント
ワイナリー界のコングロマリットとも呼べる東夢ワイナリー。
現在準備中のワイナリーも含め、多数のワイナリーの助け合いが起こっている絆のワイナリーです。
今後、あのワイナリー群の中から世界を制するワイナリーが出るかもしれません。今後の動きに期待です!
来年2020年には、いくつのワイナリーが醸造免許を取得し、ワイン界に誕生するのでしょうか。
東夢ワイナリーってどんなワイナリー?
東夢ワイナリーの第一印象は、『自然の中のワイナリー』です。ワイナリーの前には、川が流れていて近隣よりも少し肌寒い感じがします。
また空気も美味しく、身体が軽くなり生気が戻った気もします。
ワイナリー前にあるブランコも、少年時代を思い出させてくれる雰囲気をもたらしてくれます。
そして気になるワイン造りは、手間隙かけた安心・安全をモットーにワイン造りをしています。
実際に造るワインは、山梨県を代表する品種「甲州」「マスカットベリーA」に加え、稀有な「アジロンダック」「ビジュノワール」と幅広く作っています。
また、山梨県では実現が非常に難しいとされている「フルボディタイプ」のワインの醸造にも成功をしています。
しかし東夢ワイナリーの実力はワインの美味しさだけではないのです。
東夢ワイナリーは、葡萄生産者とワイン愛好家の橋渡しとなるような活動もしているワイナリーなのです。
実際に、すでに進行している『勝沼ワインプロジェクト』。

このプロジェクトを中心的に進めているのは東夢ワイナリーです。
新規参入するワイナリーを積極的に助け、地域活性の社会貢献もしています。
ワイナリーが葡萄の生産者とワイン愛好家をつなぎ、三者連携で運営したいと考えているワイナリー、それが『東夢ワイナリー』です。
ドメーヌ茅ヶ岳
ワイナリー名
ドメーヌ茅ヶ岳
080-5534-1674
山梨県韮崎市上ノ山3237-6
編集長アピールポイント
ドメーヌ茅ヶ岳は、これも一味違った路線でワイン造りをしているワイナリーです。
一言で言うなら、ハイテクワイナリーです。
年々アップデートされる技術。その技術をワイン造りに積極的に採用しているワイナリーなので、進化が見逃せません。
ドローンの次は何を使うのか、楽しみですね!
かなり小規模でワイナリーを経営されているワイナリーですが、ワイン好きの想いが伝わると、とても興味深い話をたくさんしてくれます。
そんなドメーヌ茅ヶ岳が造るワインは、『充実感』が半端ないです。特に赤ワインは、鳥肌がたちます。ぜひとも、飲んで欲しいです。
ドメーヌ茅ヶ岳ってどんなワイナリー?
葡萄栽培がさかんな茅ヶ岳南麓の韮崎にドメーヌ茅ヶ岳はあります。
創業当時から変わらずに、「評価の高い韮崎の葡萄を使い、韮崎の地で、付加価値を高めたワイン生産を行いたい」「恵まれた環境をワイン造りに生かしたい」と
ワイン愛と地元愛によって誕生したワイナリーです。
そして、実際にワイナリーへ行くとわかります。ワイン造りへの愛情が。
ワイン造りに欠かせない要素として、ドメーヌ茅ヶ岳では『研究』『技術力』を積極的に導入しています。
その先端技術によって造られたワインは、ワイン好きを恍惚にさせてくれること間違いありません。
山梨ワインドットノム編集部には一撃必殺でした。(実際に、数本購入しその日の夜に開けたほどです。)
高いパフォーマンス力のあるワイナリー、それがドメーヌ茅ヶ岳です!!
98wines
ワイナリー名
98wines
0553-32-8098
山梨県甲州市塩山福生里250-1
編集長アピールポイント
新設のワイナリーにも関わらず、醸造施設の充実さ、そして清潔感は期待のルーキーと言わざる得ないでしょう。
期待の新人ルーキーである98winesの最大の魅力。それは景観です。これに関しては、他のワイナリーを圧倒しています。
自然由来でこれほどまでに美しい場所でワイン造りをしているなんて、きっと羨ましい限りです。
私が思う『山梨ワイン』の本当の意味。それを体現しつつあるワイナリーだと思っています。
時間を忘れて楽しむことができるワイナリーであることは間違いありません。
そんな98winesが造るワインは、1本1本がエレガント。
ワインを飲み始めたとき、エレガントって表現など意味がわからないと思っていました。
しかし98winesにきて、その真の意味がわかりました。
色調、香り、味わい、ワインを彩る要素のバランスがどれも完璧なバランスなのです。
間違いなく2020年のブームとなることでしょう。
98winesってどんなワイナリー?
2019年、ワイン県である山梨県の歴史が大きく動きました。
なぜか。『98wines』が正式にオープンしたからです。
編集部にここまでのことを書かせるほどの魅力があるワイナリー、それが98winesです。
醸造家が有名だから?違います。
恥ずかしながら、編集部は醸造家である平山さんを会うまで知りませんでした。
彼の経歴は、プロフェッショナルの中のプロフェッショナルであることは間違いありません。
山梨県を牽引しているワイナリーの1つである、シャトーメルシャンで醸造責任者を。
そして、勝沼醸造で役員を歴任していたから実績は語るに及びません。
しかし、それ以上にワイナリーの、ワインの魅力が素晴らしい。
今年から本格的な一歩が踏み出された98winesのコンセプト。
それは98winesが『豊かな自然の中でワインを醸造しながら、いろいろな人たちと出会い『ワインの持つ力』を創造する場所』になることです。
実際にこのコンセプトを『鉄でできた醸造棟』『石でできた貯蔵庫』『木でできた交流スペース』通称、3つの塔で実現しています。
そして、98winesの最大の魅力。それは、山梨県の他ワイナリーなどからの推薦度です。
ワイナリーに訪問すると、「〜ワイナリーでも〜品種のワインは扱ってますね。」と言った話などは多々あります。
しかし、『〜ワイナリーには行った方がいいよ!!』と推薦されることはありませんでした。
ただ、「98winesは絶対行ってほしい!!」という声は、複数のワイナリーから、そして飲食店からも紹介されました。
だから、その日車を飛ばして駆け込みました。
到着するまでの車内は、疑っていました。
しかし、到着し一望できたその光景、そして素晴らしい景観を見ながら飲む色鮮やかなロゼワイン。
言葉で語ることのできない感動を味わうことができました。
素人がレビューで評価しているだけではありません。
同業者、県内の飲食店からの評価が高いワイナリー、それが98winesです!!
MGVSワイナリー
ワイナリー名
MGVSワイナリー
0553-44-6030
山梨県甲州市勝沼町等々力601-17
編集長アピールポイント
自社のオフィスにしたいほどカッコイイデザインのワイナリーから作られる、高級志向のワインは他のワイナリーとは一線を画しています。
舌も目も楽しめるワイナリーであることは間違いありません。
MGVsワイナリーってどんなワイナリー?
1953年創業の会社ですが、ワイナリー事業の創業は2016年と日が浅いワイナリーです。
・糖度が充分に上がり、ほどよく酸味も残せるワインに適した絶好の葡萄栽培に適した地が隣接していたこと
・農家の息子として育ち、代々この地で丹精込めて育てた葡萄を引き継ぎ、より良い栽培方法を従業員とともに確立したいという想いがあること
・品質に厳しい半導体製造で培ってきた経験を活かし、更に徹底した品質と衛生管理を保つノウハウがあること
・そして、なによりもこの地のぶどうで出来るワインが好きであること
この想いが、ワイナリー事業への意思を強く固め、今に至るのです。
たしかに、日は浅いですが、その想い、そのこだわり、その仕上がりは玄人といっても過言ではありません。
編集部が思うMGVsワイナリーの魅力的なこだわり、それは『品種』にあります。山梨県のどのワイナリーも約5種類ほどの品種を扱っています。
しかし、MGVsワイナリーは、日本を代表する葡萄品種『甲州』と『マスカットベーリーA』にこだわって栽培、醸造をしています。
仕事には譲れない想いがあることがあります。MGVsワイナリーは、品種がその1つであることが強く伝わりました。
特にワイナリーショップの空間、そしてワインの質からヒシヒシと伝わってきます。
そして、『仕上がり』。
色々なワイナリーから話を聞くと、『マスカットベーリーAで重さを表現するのが非常に難しい』とよく耳にします。
そのせいか、我々の判断基準として『マスカットベーリーA100%でミディアムボディ〜フルボディ』を再現できること、
これはまさに『プロフェッショナル』『努力の賜物』とすぐさま感じました。
甘い香りからの甘口もいいですが、食事を考えると甘い香りからの重さ、複雑な余韻も大人の味として非常に良い。
小学生の頃、ブラックコーヒーが苦手だったけれども、年齢を重ねるとブラックコーヒーが好きになる、
それに近い気もしています。そんな懐かしい想いも感じさせるワイナリー、最先端ハイクオリティーワイナリーそれがMGVsワイナリーです!!
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非常に参考になると思います♪
ぜひ、みなさんの山梨へ観光する際のお供に!!
素人だからこそ感じる、ワインに対しての率直な感想を始め、ワインの基礎知識、山梨の美味しいお店などの情報を案内します。
情報は、記事執筆時点のものとなります。詳しくは、各ワイナリーサイトの情報をご確認下さい。
各ワイナリーへのお問い合わせは、各ワイナリーサイト記載された方法でお問い合わせ願います。