みなさんは普段、どの国のワインを飲んでいますか??
スーパーやコンビニに行くと、日本だけではなくフランスやアメリカを中心とした海外ワインのラインナップを目にすることが非常に多いのではないでしょうか。
そのため、日本人は食材における国産愛は強いけれども、ワインにおける国産愛は弱いと思っていましたが、その私の考えは間違っていました。
たしかに、海外諸国と比べると日本国内におけるワインの認知度や愛飲レベルは低いです。
しかし、ワインを飲む人からすれば『日本ワイン』への評価は想像以上に高かったのです。
今回は、日本人のワインに対しての評価を紹介したいと思います。
月に1回以上飲む日本人は『どの国』のワインが好き??
まず最初に紹介したいのは、WINE BAZZARによって実施された『日本人は『どの国』のワインが好きか?』というアンケートです。
まず、結果として読み取れることは月に1度以上ワインを飲む人にとっては、フランスワインやアメリカワイン、安価で知られるチリワインよりも『日本ワイン』が好きであるということですね。もちろん、好き=購入は成立していない点は考慮しないといけませんが。
順位だけで見ると、日本ワイン→フランスワイン→イタリアワインと続いていますね。イタリアワインが3位にランクインしているのも少し驚きです。
僕は樽好きのため、ワイナリーに訪問すると必ずと言ってもいいほど『フレンチオーク』なのか『アメリカンオーク』なのか聞きます。
だから、3位にランクインするのはアメリカワインだと思っていました。
しかしこの結果ではアメリカワインの支持率が低いことがわかります。たしかに、僕もアメリカワインはあまり飲みませんが、ここまで低いとは驚きです。
よくワインで耳にする、ナパバレーはアメリカなのに…すごく不思議です。今度、アメリカワインをしっかり飲んでみたいと思います。
そして、話をランキング1位に向けてみましょう。
数字だけで見ると、日本ワインの評価は堂々たる1位ですね。
ただ、気になるのは日本ワインがなにをさすのかでしょうか。『山梨ワイン』なのか『長野ワイン』なのか『北海道ワイン』なのか、非常に気になりますね。
しかし、この結果から推察するに、日本ワインを飲んだことがある人は『正しい評価』をくだしている、ということですね。
非常に嬉しいことです。と同時に、問題点が明確になってきましたね。
日本ワインの問題は、日本人が日本ワインを飲むきっかけが少ない、または日本ワインを正しく味わえていない、ではないでしょうか。
前者においては、酒席の場では「ビール」「カクテル」「日本酒」「焼酎」など他のアルコールに手が伸びていることが大きな原因ではないでしょうか。
また後者においては、『ワイン』の楽しみ方を知らずにワインを複数回飲んで楽しめなかった、美味しくなかったが原因ではないでしょうか。
編集部もそうでしたが、『美味しいワイン』と『これは…ちょっと』といったワインはやはりあります。
ワインを知らない人と飲むと、後者にあたるケースが多くワイン離れに繋がっているのではないでしょうか。
現状、見えた課題を編集部も真摯に受け止め対策を講じるべきだと学びました。
編集部主催のワインイベントでは、ワインを飲みながら『ワイン造り』『ワインの楽しみ方』を伝えています。
満足度は間違いなく高いと自負しています。ぜひとも、ご参加いただきたいところですね。
- 調査方法
インターネット調査 - 調査対象
ワインを「月1回以上」飲むと答えた、『20歳以上の男女 200名』 - 集計期間
2019年2月12~17日
ワイナリー訪問に関して
次に紹介したいのは、『ワイナリー訪問』に関してのアンケートです。
また全体の約40%弱が『興味ない』と答えています。
先ほどの『国比較』とは異なり、少し厳しい評価になったのではないでしょうか。
今回のアンケート総数が225名、それの20%強というと約50名です。興味がない人は、約90名です。
たしかに、住んでる地域によってという側面も考慮する必要がありますが、ワイナリーに訪問した人数はもう少し高くあって欲しかったというのが本音です。
というのも、ワイナリーに行き醸造家の人と話をすると『ワイン観』が180度変わります。
そのワイナリーの歴史から醸造工程、工夫を聞くと話の途中でも『試飲したい〜!!』と心の中で叫んでしまうほどです。
飲めるドライバーがいたら、運転してる自分を悔やむでしょう。それほど世界が変わります。
ワイナリーに行くことで、より一層ワインを美味しく飲めることは間違いないのです。
ただしかし、この結果から大きな希望は感じ取りました。
それは、『ワイナリーに興味はある』と答えた人が約40%弱いたからです。
こう答えた人には、ぜひともワイナリーに行ってほしいですね。すると、知らぬ間にワインを欲する身体になっていることでしょう。笑
同時に、この40%という数字は私たち山梨ワインドットノムに向けられた数字ではないのか、とも考えています。
編集部の理念は、『醸造家徹底応援!!』です。
編集部が体験したことを、よりリアルに、より多くの人に伝えることで、多くの人がワイナリーに足を運ぶきっかけになると思っているからです。
すでに編集部は、山梨県のワイナリーを全制覇しました。(※新設ワイナリー、取材常時NGワイナリーを除く。)
そして、現在は新設ワイナリーと醸造責任者への『ワインに関するインタビュー』を行っています。
より多くの人に、魅力あるコンテンツを届けなければならないと改めて自覚しました。特に興味がないと回答した人を減らす努力をしないとなりませんね。
では、この結果を年代別にみていきたいと思います。
個人的に衝撃を受けたのは、『40代、50代のワイナリー訪問の興味の低さ』が目立っている点です。
20代や30代は、ワインに興味を触れたりするタイミングだと思います。そのため、結果としてはこの数字が少しずつでも上昇してくれば、と思っています。
そのため想像をしている以上にワイナリーに興味を持っている人は多いと思ったのが正直な感想です。
その一方、40代や50代の低さが少し気になります。
編集部がワイナリー訪問したときの話です。鮮明に覚えているワイナリーが3つほど。
菱山中央葡萄酒、東夢ワイナリー、三養葡萄酒の醸造家の人との話です。
どのワイナリーも共通して言えるのは、40代〜50代の人がワイナリーを立ち上げたいと思って通っていること、学んでいること、修行していることです。
実際に、学んでいる人もいれば定年退職を目安に山梨に移住してワイナリーを本格的にやりたい、という相談も多いとおっしゃっていました。
そのため、ワイナリー訪問への経験や興味はもう少し高いと予想をしていました。
感覚としては、20代、30代よりも40代、50代の方が高いイメージでした。
20代、30代の若者の興味が高いことは非常にいいことだと思います。
この層が、ワイナリーにどれだけ強い関心を持てるのか、が今後の日本のワイン産業の鍵を握るのではないでしょうか。
私も、お金と時間さえあれば、今すぐにでも樽ワイン専用ワイナリーを立ち上げようと思っているほどですから。
政府の人々にも積極的に協力をしてほしいところですね。
私たち編集部は、引き続き若者へのワインキッカケを提供し続けたいと思います。
- 調査方法
インターネット調査 - 調査対象
ワインが「好き」と答えた『20歳以上の男女 225名』 - 集計期間
2019年2月12~13日
アンケートを見ると、思っていた以上に国内でも日本ワインの評価は一定数あることはわかりました。
山梨県がワイン県宣言をしたこともあり、今後はさらにその需要が大きくなると考えられる一方、
今後想定される問題もあるのです。
それは、需要に対しての『供給量』をクリアできるのか、ではないでしょうか。
しかしこれが非常に難しい問題なのです。
『ワインの質』を決める『葡萄』。その葡萄は自然物であるがゆえ、生産量が人為でどうにかできるものではないからです。
そして、この問題に加え『EPA問題』もあります。
もしEPAによって、ヨーロッパワインの価格が下がった場合のアンケート結果も紹介します。
EPAによってヨーロッパワインが安くなったら??
最後に紹介したいのは、『EPAによってヨーロッパワインの価格が安くなったらどうするのか』に関してのアンケートです。
特に興味深いと思ったのは、価格が安くなることで、「ヨーロッパワインを飲む機会が増えそう」と答えている人が6割以上いる点です。
個人的な感覚としては、『価格面』で考えるとヨーロッパワインよりも日本ワインの方が高い気がしています。
しかし、この結果を推察するとヨーロッパワインの方が高く、そのせいで普段から手がだせていないように感じます。
そのため、考え方に多少相違があったのは、興味がそそられました。
ただ、希望としてはヨーロッパワインを比較対象として飲むことは増えつつも、『いつも飲んでいる山梨ワイン』などを変わらず愛飲する、のが素敵だと思いました。
もちろん、「少し高めの価格帯のワインも購入してみたい」や「ワイン自体を飲む頻度が高くなること」も日本人がワインに興味を持ついいきっかけにはなると思いますので、
いいキッカケになると思いますが。
貿易の自由化に加え、投資、人の移動、知的財産の保護や競争政策におけるルール作り、様々な分野での協力の要素等を含む、幅広い経済関係の強化を目的とする協定です。
いかがでしたでしょうか。
ぜひとも、これをきっかけにワイナリーに足を運ぶようになっていただけると嬉しいです。
また、山梨ワインを飲んでもらえるとさらに嬉しいです。
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ぜひ、みなさんの山梨へ観光する際のお供に!!
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