ワインが最も旬なシーズンになりましたね。お気に入りのワインは見つかりましたか??
ワインにハマると気になるのが、ワインと合わせる食事ですよね。実は、ワインと合わせる食事も人の好みで大きく分かれますね。
でも、できることなら生産県と一緒のもので揃えて味わいたいですよね。
そう思う人が増えているおかげで、ついに始動しました、『ワインフード』。今回は、『ワインフード』に関して、紹介します。
新委員会発足
2019年11月27日、ある委員会が設立されました。
『ワイン県やまなしワインフード推進委員会』です。
一体、どんな委員会なのでしょうか。
ワイン県やまなしワインフード推進委員会とは!?
『ワイン県やまなしワインフード推進委員会』とは、山梨県の富士河口湖町観光連盟が中心になって設立したものです。
すでに、県や県内16の市町村、それに民間を含めた60団体が参加しています。
設立後にかかわらず、ワイン県知事含め多くの人の協力を得ているのがわかります。
では『ワイン県やまなしワインフード推進委員会』の気になる設立目的はなんなのでしょうか。
設立目的とは
先日山梨県知事によって発表された、『ワイン県』宣言。
山梨県=ワイン県であることをより強く意識してもらうため、山梨県の名産品をより多くの人に知ってもらうために、ワイン県にふさわしい名産品『ワインフード』を全国に広めることを目的に設立されたのです。5年を目安に、100以上もの企業を巻き込んで関連商品の製造を目指すことにも触れています。
山梨県の魅力を日本中に、そして世界に発信するのが最終的な目標ということです。
そして、ワイン県知事から以下のようなコメントが発表されています。
- 山梨県は名実ともに日本一のワイン産地です。品質の高さはもちろん、生産量、ワイナリー数ともに日本一であり、それをバックアップする県の試験研究機関や大学などの支援体制も他県にはない水準となっています。また本県は日本ワイン発祥の地であり、明治期から続く150年に及ぶワイン造りの歴史があります。
近年、全国各地で、ワインを観光コンテンツにするなど、ワインを使って地方創生に取り組もうとする動きが起こっています。こうした中、山梨こそが名実ともに日本一のワイン産地であることを広く認識していただく意味で本年8月、「ワイン県」宣言を行いました。この宣言をきっかけに、山梨の魅力をPRし、多くの方にワインのみならず本県の豊かな食や産品に触れていただきたいと考えています。このたび、醸造過程で生じるブドウ果皮を原料にしたワインペーストが商品化されました。これまでもワインビーフやワイン豚などワインに関連する県産品が生み出され、大人だけでなくお子様にもおいしく召し上がっていただいています。このようにワインをきっかけに様々な商品が開発され、波及することは地域産業の活性化につながると考えます。今後このワインペーストを起点として、新たな山梨名物が生まれることを期待しています。
同時に、提案者である「富士河口湖町 観光連盟 理事長」である山下茂氏からも以下のようなコメントが発表されています。
- 山梨は世界に誇るワインの聖地として全国でも有数の葡萄の生産地である一方、ワインを作った後に出る搾りかす(パミス)は、年間約1万数千トンが廃棄処分されています。パミスを原料としたワインペーストは、果実以上の栄養価を持ち、食品だけでなく化粧品やサプリメント等にも健康的に美味しく加工できる汎用性の高い原料となります。
この大切な資源(ワインフード)を山梨の第三の名物として、これから山梨県内各地の特産品つくりに活かす「新しい観光資源」として支援しながら、積極的なプロモーション、販売促進物の配布などを行ってまいります。今月、14日~17日に実施する「国会ワールドカップ2019」、11月24日に毎年多くの参加者で賑わう「富士山マラソン2019」へワインフード商品提供も決定。山梨県の魅力を世界へ発信し、地方誘客を促進してまいります。また、この度の1か月半という短い期間の中にも関わらず、当事業にご賛同いただいた皆様のご協力を大変感謝申し上げます。ワインフード推進委員会は、観光先進県の実現に向け、地方自治体、民間企業等の関係者の皆様にご協力いただき、全力で取り組んでまいりますので、今後のご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
ワインフードとは!?
ワイン県やまなしワインフード推進委員会の目指すのは「第三の名物ワインフード」。
実際にワイン造りに関係しているものが「ワインフード」に生まれ変わっています。
ワインの醸造で出る葡萄の搾りかすの粉末やペーストを活用した食品や化粧品を「ワインフード」と命名しています。
すでに山梨県内10社が先行してチョコレートや焼き菓子それにハムなどを製造し、幅広い世代で楽しめる新名物としての商品化を進めているのです。
ワインペーストとは
では、一体ワイン造りに関係しているものとは。それは『ワインペースト』です。
ワインペーストとは、ワインを搾汁した後の葡萄果皮『パミス』を原料に作った商品です。たしかにワイン製造の過程で、葡萄の皮は捨てられてしまうことが多いです。
しかし、我々編集部は『葡萄収穫』の体験をしたとき、醸造長から教えられたことがあります。それは、『葡萄の皮にこそ、最大の甘さがあり美味しい、だから皮を絞るまで食べてね』と。
もちろん実際にその場でその言葉を理解したつもりですが、公に発表されるとさらに痛感するものがあります。
葡萄の皮のポテンシャルを認め、最大限大切に使いたい思いがきっかけで『ワインペースト』が生まれたのです。
ワインパミスの入手法
ワインは、白ワインと赤ワインによって製造過程が異なります。
圧搾後に入手することは変わりませんが、圧搾段階の前の工程で異なります。
白ワインの場合
白ワインは以下の工程で造られますね。
- 白ワインの場合は、破砕・除梗、圧搾をした後に発酵させるのがポイントです。
圧搾時に残る果皮・種がパミスになります。
赤ワインの製造と異なり、果皮・種(パミス)が発酵していないことが一般的です。
赤ワインの場合
赤ワインは以下の工程で造られますね。
- 赤ワインの場合は、破砕・除梗後に、実を果皮や種ごと発酵させます。
その後、圧搾により、果皮・種と液体に分けられるのが一般的な製造工程です。
このときに残る、果皮・種がパミスになります。
ワインパミスの特徴
では、原料となる『ワインパミス』とはどんなものなのだろうか。
安心安全高品質
ワインペーストの原料、それはワイナリーから直接仕入れた、厳選された山梨県産ワインです。
そのため、品質は日本最高品質と言っても過言ではありません。
葡萄の種なども手作業で取り除き、一つ一つ丁寧に品質を見極めています。
柔軟性で食生活を豊かに
ワインペーストは、食品・化粧品・サプリメントなど様々な商品に加工が可能です。
ペーストは、繊細でなめらかな口当たりなため、食感を残すあらごしまで使用目的に合わせた加工も可能なのです。
粉末は練りこむことで、パンや麺類、スイーツや健康食品などへのアレンジもすることができます。
そして、アントシアニンやレスベラトロールといったポリフェノールが多く含有されていることが知られています。
また、ワインの中には移行しないオレアノール酸という成分も含まれています。
今までにない、食生活が実現することは間違いないでしょう。
編集長の声
最後に、「ワインフード」に対しての感想を編集長に聞いてみたいと思います。
かくいう自分も、まるき葡萄酒に併設されたフードコーナーにあるワインカレーしか食べたことがないので、今後色々なワインフードが出てくるかと思うと楽しみにせざるを得ません!
ワインは生活習慣病や花粉症対策に使える薬としての役割もあるので、食べれば食べるほど健康になっていきそうですよね笑
目指せ、ワインフード全制覇!
山梨ワインドットノムで、これから食べるワインフードは随時掲載していきます♪
乞うご期待です!
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非常に参考になると思います♪
ぜひ、みなさんの山梨へ観光する際のお供に!!
素人だからこそ感じる、ワインに対しての率直な感想を始め、ワインの基礎知識、山梨の美味しいお店などの情報を案内します。
情報は、記事執筆時点のものとなります。詳しくは、各ワイナリーサイトの情報をご確認下さい。
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