先日の出来事だ。新車を納車した。
事の成り行きを最初から話すと、2019年2月に新車をオーダーするにあたり、某カーメーカー本社の人に担当ディーラーを紹介してもらった。
そしてオーダーしてから約9ヶ月経った11月大安の日、車を受け取りにディーラーに行くと、紹介してくれた人もいた。
ディーラーを紹介してもらったので、私の方こそ感謝をすべきにも関わらず、
納車の記念だろうか、お酒好きの彼が私に『おすすめのお酒を2本』もプレゼントしてくれた。
今回の記事を書こうと思ったキッカケは、この出来事だ。
ディーラーを紹介してもらい、お酒までいただいた。だから、私もお酒好きの彼に『山梨ワイン』をプレゼントしようと思った。
そしてふと思ったのだ。『山梨ワイン』をプレゼントとして贈ろうとしている人は私以外にも多いのではないだろうか。
同時に、私は月に数回山梨ワイナリーに足を運ぶため、ある程度山梨ワイナリーの各ワインの特徴などは知り得ているが、知らない人の方が多いのではないか、と感じた。だから、今回は山梨ワインドットノムが『プレゼント』におすすめのワインを紹介したいと思う。
この記事を読んで、ぜひとも『お返し』『誕生日』『記念日』『クリスマス』『正月』『母の日』『父の日』などに役立ててもらいたいと思う。
Contents
山梨ワインとはどんなワイン!?
ワインとは、広義の意味では葡萄果実を原料として醸造した酒類を意味する言葉ですね。
そして、押さえるべきポイントは2つ。
1つめは、「葡萄が原料であること」
2つめは、「製造方法が醸造酒であること」
です。
しかし、狭義的に考えると、「ワイン」「国産ワイン」「日本ワイン」「山梨ワイン」などに分けることができます。
山梨ワインとは!?
国産ワインとは、海外から輸入した葡萄や濃縮果汁を使用して国内で製造されたワインを意味する言葉です。
そして、日本ワインとは国産葡萄100%を使用して国内製造されたワインを意味する言葉です。
言葉を細分化すると、かなり異なることがわかります。
では、山梨ワインとは一体どんなワインなのでしょうか。
山梨ワインは、『山梨県で栽培された葡萄を100%使用し、山梨県内で醸造・瓶詰めしたワイン』を意味する言葉です。
山梨県内で製造されたとしても、葡萄品種(42種)や栽培地、アルコール度数などの国税庁が定める細かな条件を満たしていなければ、
「山梨ワイン」と謳えないのです。
代名詞といえば!?
そして、山梨ワインの代名詞といえば、白ワインでは『甲州』のワイン、赤ワインでは『マスカットベーリーA』のワイン、
であることは間違いありません。
この2種をなくして、『山梨ワイン』を語ることはできません!!
この葡萄品種名とそれぞれの葡萄が造るベーシックなワインの特徴だけは必ず覚えておきましょう!!
甲州ワインとは!?
では、早速「甲州ワイン」から紹介します。
気になる色調
まず、ワインがグラスに注がれたら気になるのは「色合い」ですよね。
もともと薄い色合いのワインなのか、それとも濃い色合いがベースのワインなのか、これによって想像する味や香りが全然異なります。
それに、ベーシックな色合いを知っていることで、その時々の色が故意にアレンジされているのか、自然の影響なのか、そのヴィンテージの特徴を色々と学ぶことにもなります。そのため、基本的な色合いを知っておくと良いと思います。
甲州ワインの色調は、カッコよくいえば『黄金色』です。
ただ、『黄金』というほど濃い甲州ワインは珍しく、比較的薄めの黄金色がベーシックです。
薄い甲州ワインの場合だと、透明の水にやや緑がかったような色になっています。
気になる香り
「色合い」をチェックしたら、次は『香り』ですね。
香りにも強い、弱いの段階があります。主観的な意見ではありますが、やはり「香りの強いワイン」は『豪華』なイメージを持ち、期待感が高まります。
「香りが弱い」からといって、「品質が低いこと」はありませんが、強い方が『葡萄本来の力、潜在能力を強く引き出している、再現できている』ように感じます。
では、具体的にどんな香りが特徴なのか。
甲州ワインは一言で言うと、『柑橘系の香り』が特徴です。
今まで飲んできた甲州ワインの傾向では、「グレープフルーツ」と感じた割合が非常に高いです。
気になる味わい
誰もが楽しみにしているのが『味わい』ですね。
色調や香りを良い意味でも悪い意味でも裏切ってくれます。笑
非常に酸味が強く果実味が豊かな辛口ワインが、甲州ワインのベーシックな状態と言えます。
そして、非常に興味深いのは『甲州ワインは化ける』ということです。
前述したのは、甲州ワインの基本的な味わいですが、製造方法によって大きく味わいが変化します。
そのため、基本的な味わいをまとめましたが、「甘口」に造ることも「余韻の長い複雑さ」を表現することもできるのです。
実際に、「甘口の甲州ワイン」を造っているワイナリーもあれば、敢えて澱を残したまま造る「シュール・リー製法」を使って『複雑味』を表現しているワイナリーもあります。
つまり、ワイナリーの個性が最大限に現れているといえるでしょう。
マスカットベーリーAワインとは!?
「甲州ワイン」に並ぶ、ワイン県の顔となっているのが『マスカットベーリーA』のワインです。
『マスカットベーリーA』のワインは一体、どんな特徴があるのでしょうか。
気になる色調
赤ワインは、白ワイン以上に色調が気になる人も多いのではないでしょうか。色鮮やかですからね。
そして主観的な印象としては、薄い色合いが特徴だと思っています。
しかし、薄いというのも悪い意味合いは全くなく、むしろ逆です。マスカットベーリーAが比較的軽めの葡萄なので、濃い色合いが出しにくいのです。
そのため、葡萄本来の色合いということができるでしょう。また、単に色が薄いと言うよりも『色鮮やか』と述べた方が適切だと思っています。
俗に言う、『インスタ映え』します。笑
しかし、ごく稀に色の濃いマスカットベーリーAのワインに遭遇します。濃厚な味を想像させてくれます。
気になる香り
そして『香り』ですが、『香り』こそマスカットベーリーAの最大の特徴といっても過言ではないでしょう。
『マスカットベーリーA』は、甘いキャンディーのような香りがします。
本当に甘く優しい香りです。香水としても抜群に人気を誇るのではないか、と思うほど良い香りです。
時々、甘い香りをしない醸造をするワイナリーもいます。
しかしながら圧倒的に『甘い香り』のマスカットベーリーAの方が多いと思います。
気になる味わい
では、『色が薄く、甘い香りの赤ワイン』とは一体どんな味わいなのでしょうか。
結論から言うと、『味わいは薄め』です。赤ワイン用語で言うのであれば、ライト〜ミディアムボディでしょうか。
やはり、マスカットベーリーAの葡萄自体が軽い葡萄のため、重くするのが非常に大変なのです。
そのため、『ライトボディタイプ』、やさしい口当たりに渋みの弱い仕上がりになっていることが多いです。
しかしながら、中には『ミディアムボディ』に仕上がっているワイナリーもあります。
ミディアムボディタイプのマスカットベーリーAのワインには、渋みをしっかりと感じることができます。
また渋みなどを表現するために、樽熟成させることもよくあります。
また一味変わったワインを楽しむことができます。
セレクトワインポイント!
さて本題です。
今回は、『プレゼント』が基本テーマになるため、『ワイン好き』『お酒好き』の方向けに、山梨ワインを編集長に選んでもらいました。
セレクトポイントは、
『実際にワイナリーで飲んでみて記憶に残るほど美味しかったかどうか』です。
プレゼントワイン5選
では、紹介していきましょう。
グリド甲州
グリド甲州
柑橘系の果実の香りにスパイス香が調和し、溌剌とした酸味に、仄かな甘み、旨味を感じます。
洗練されたスタイルは、近年国際的な評価も高まっています。
酸味、甘みのバランスが非常に良く、果実味由来の旨みを感じられる甲州ワインです!
甲州らしいワインを選ぶならグリド甲州を選んでみてはいかがでしょうか。
萌黄
萌黄
リッチな味わいのシャルドネに、繊細で”和”のニュアンスのある甲州をバランスよくブレンドしました。
色合いは輝きのあるレモンイエローです。
グレープフルーツやゆずなどの柑橘系の香りとハーブや白い花の香りが感じられ、ほのかなヴァニラの香りが調和しています。
生き生きとした酸とミネラル感が、豊かな果実味とともに余韻として感じられます。
樽由来のワインの美味しさに、気付かせてくれた1本でもあります。
流石メルシャン、クオリティが高い、と思わせてくれる1本です。樽好きで、白ワイン好きな方に送るには最高の1本と言えるでしょう。
マスカット・ベーリーA 樽貯蔵 「紅」-RUBY-
マスカット・ベーリーA 樽貯蔵 「紅」-RUBY-
愛らしく、チャーミングな印象のマスカット・ベーリーAが、8ヶ月間のフレンチオークの木樽での熟成を経て、美しくたおやかな印象のワインへと成長を遂げました。品種由来のラズベリー、フランボワーズなどのベリー系の果実の香りと、木樽での熟成に由来する、トースト香、ヴァニラ香が美しく調和しています。
心地の良い酸味とタンニン分がバランス良く、穏やかながらも芯のある味わい、雑味のない綺麗な余韻も印象的です。
マスカットベーリーAの良さをまさに体現していて、スッキリめの赤ワインながらも、酸味や旨みが非常に良いバランスで纏まっています!
そして何より、樽由来の余韻が最高のワインです。軽めの赤ワイン好きで、かつ樽好きの方には間違いなくオススメできる1本です。
アダージョ・ディ・上ノ山 赤
アダージョ・ディ・上ノ山 赤
命名のように、緩やかな気分にしてくれるワインです。
グラスに注がれた瞬間、その色のあまりの濃さに驚いのを今でも覚えています。
マスカットベーリーAを普段から知っている人ほど驚くことでしょう。
そしてそのインパクトに違わず、味も非常に濃厚で、完熟したベーリーAを贅沢に味わうことが出来ます。
しかしながら余韻はちゃんとスッキリとするので、ベーリーAの真の姿を味わいたい方にオススメできるワインです。
LUNARIS マスカット・ベーリーA-樽熟成-
LUNARIS マスカット・ベーリーA-樽熟成-
セニエをし、より深みのある色調、しっかりとした味わいのワインをつくることを目指しました。
定期的にルモンタージュやピジャージュをしながら醸しを行うことで、しっかりと抽出をし、その後樽熟成をさせました。
華やかな香りと、なめらかできめ細かなタンニンが特長の赤ワインです。
まさに文句の付け所のないワインで、香り、旨み、そして余韻も最高のワインです。
最高品質のマスカットベーリーAをプレゼントしたい方にオススメです。
いかがでしたでしょうか??
飲んだことあるワインはありましたか?お気に入りのワインはありましたか?
ぜひ、機会があればプレゼントしてみてください。
編集長からのお願い
編集長
よろしくお願いいたします。_φ( ̄ー ̄ )
関連情報
山梨ワインドットノム編集部 おすすめ記事
山梨ワインドットノムが自信を持ってお届けしている記事です♪
特に…
山梨ワイン パーフェクトガイド2019
【必見】山梨ワイン完全ガイド!世界で認められている、山梨ワインとはどんなワイン!?これを読めば、山梨ワインがわかる。山梨ワインのことは、山梨ワインドットノムにお任せ!
山梨ワイナリー データベース
【困ったらドットノム!2019年最新版】山梨県のワイナリー完全マップ!山梨県のワイナリーを一挙紹介。山梨ワイン、山梨ワイナリーのことは山梨ワインドットノムにお任せ!
非常に参考になると思います♪
ぜひ、みなさんの山梨へ観光する際のお供に!!
素人だからこそ感じる、ワインに対しての率直な感想を始め、ワインの基礎知識、山梨の美味しいお店などの情報を案内します。
情報は、記事執筆時点のものとなります。詳しくは、各ワイナリーサイトの情報をご確認下さい。
各ワイナリーへのお問い合わせは、各ワイナリーサイト記載された方法でお問い合わせ願います。