【2019年版 JWC結果発表!!】日本ワインコンクール2019で受賞した【甲州ワイン】を一挙大公開!!【前編】

11月3日。何の日かわかるだろうか。
それは、『山梨ヌーボー』の日だ。
世界でいう、『ボジョレー・ヌーボー』の日本版と考えてもらえればよいだろう。
さて、11月3日の記念すべき解禁日を迎えるにあたって、知っておいたほうがいいことがある。それは日本における、『ワイン2大コンクール』である。
これを知らずして、日比谷公園に出向くよりもチェックしたうえで参加したほうが100倍楽しみ方は増すだろう。

2大コンクールとは!?

では、いったい日本における『ワイン2大コンクール』とはなにを意味するのか。

それは、

だ。なんと、2大コンクールともに、『JWC』と表記されるのだ。
そのため、ワイナリーに行ったとき『JWC入賞の~』と言っても通じないことも多い。なぜなら、『JWC』がどちらのコンクールを指すのか、がわからないからである。
ちなみに、すべてのワイナリーのすべてのワインが対象になっているわけではない。エントリーされたワインの中で入賞が決まる点はしっかりと理解していただきたい。

では、今回は気になる2大コンクールの1つ、『日本ワインコンクール』について紹介していこう。

ジャパンワインコンクールとは

その歴史は2003年から動き出した。
国産の葡萄を100%使用して国内で造られた「日本ワイン」を対象とした、日本で唯一のコンクールとして今も確固たる地位を築いている『日本ワインコンクール』。
コンクールの目的は、国産原料葡萄を使用した日本ワインの品質と認知度向上、それに加え、それぞれの山地のイメージと日本ワインの個性、地位の更なる向上である。

審査は、以下の内容に基づいて実施されている。

  • 対象ワイン
    果実酒等の製法品質表示基準第1項第3号で定める「日本ワイン」
  • 出品条件
    応募規定に定める通り。
  • 日本ワインコンクール
    
    (1)原則として市販酒であり、蔵内酒の場合は、2019年9月末日までに市場に流通すること及び出品時に商品名が確定していること。
    (2)同一ロットのワインで(※「同一ロット」とは、瓶詰めの時期が同一で、複数のタンクや樽などに分けて醸造や貯蔵が行われた場合は、事前に混合して均一化を行った後、同一品質のものとして、同一仕様の容器に充填され、 同一のラベルが貼られるものを意味します。)、720ml又は750ml瓶で1000本以上(極甘口部門のワインは720ml 瓶換算で100本に相当する量) が出品時に瓶詰めされていること。ただし、出品時に瓶詰めされていなければならない量には、すでに市場に流通している分は含まない。なお、瓶詰めの時期のみが異なることで別ロット扱いとなるワインを出品する場合には、事前に事務局に相談してください。
    (3)ボトルの容量は、720ml又は750mlであること。ただし、極甘口部門のワインは200ml以上で2Lを超えないこと。
    (4)出品部門の決定にあたっては、以下の条件に従うこと。
      ・欧州系品種、国内改良等品種、北米系等品種については、当該部門の原料品種の使用割合の和が85%以上、甲州については100%であること。
      ・欧州・国内改良品種等ブレンドについては、2つ以上の部門の原料品種を使用しており、そのうち同一部門の原料品種の使用割合の和がいずれも85%未満(※甲州の場合は100%未満)であること。
      ・極甘口、ロゼワイン、スパークリングワインの各部門は原料品種を問わない。
       ※ただし、銘柄等にスパークリングワインなど、発泡性の記述のあるものはスパークリングワイン部門、残糖100g/L以上のワインは極甘口部門に出品すること。
      (注)審査の公平さを保つため、参加申込者の申請とは異なる部門に変更することがあります。
    (5)応募にあたっては、日本ワインコンクール公式ホームページから、出品者名、銘柄、原料品種名
      (複数の原料の場合はその割合)、産地名、希望小売価格(蔵内酒の場合は予定価格)、部門、分析結果等を入力・登録し、ワイン貼付票を貼付したワインを送付すること。
    (6)金賞又は銀賞を受賞した場合は、公開ワインテイスティング用に受賞ワイン(金賞20本程度、銀賞10本程度)をワイナリー販売価格の半額程度で提供していただきます。
    
  • 参加費用
    1エントリーあたり15,000円。
  • 審査方法
    手順1
    審査方法
    ・官能審査による審査とし、20点満点で採点、審査基準はこちら
    手順2
    審査基準
    • 色調/清澄度、香り、味、ハーモニーの4項目(スパークリングワイン以外)
    • 色調/清澄度、発泡性・持続性、香り、味、ハーモニーの5項目(スパークリングワイン)
    手順3
    審査員
    • 外国人審査員を含め25名程度
    • 外国人審査員、国税庁、酒類総合研究所の専門家、各主要ワイン産地組合の代表、有識者等
  • 表彰
    部門ごとに、金賞・銀賞・銅賞等を授与
  • MEMO
    金賞:17.0点以上を標準とする、各部門エントリー数の3~5%
    銀賞:15.5点以上17.0未満を標準とする、各部門エントリー数の10~15%
    銅賞:14.0点以上15.5未満を標準とする
    奨励賞:13.0点以上14.0未満を標準とする
    注意
    • 受賞の割合は各部門エントリー数の40%までを標準とする
    • 各部門の得点割合の状況により、各賞の標準点数と異なる賞(部門最高賞・コストパフォーマンス賞)となることがある

ジャパンワインコンクール受賞ワイン紹介

では、気になる日本ワインコンクールの受賞ワインを一挙に公開!!

金賞

岩出甲州きいろ香 キュヴェ・ウエノ

まるき甲州

銀賞

玉諸甲州きいろ香

フジクレール 甲州樽発酵

トラディショナル・リッチ・テイスト甲州

    商品情報
    • 「ワイナリー」蒼龍葡萄酒
    • 「品名」トラディショナル・リッチ・テイスト甲州
    • 「品種」甲州
    • 「ヴィンテージ」2018
    • 「タイプ」辛口

シャンモリ 柑橘香

グランキュヴェ甲州 勝沼菱山畑

    商品情報
    • 「ワイナリー」イケダワイナリー
    • 「品名」グランキュヴェ甲州 勝沼菱山畑
    • 「品種」甲州
    • 「ヴィンテージ」2018
    • 「タイプ」辛口

シャトーマルス 穂坂甲州

フジクレール 甲州シュール・リー 東渓

勝沼甲州シュール・リー

    商品情報
    • 「ワイナリー」麻屋葡萄酒
    • 「品名」勝沼甲州シュール・リー
    • 「品種」甲州
    • 「ヴィンテージ」2018
    • 「タイプ」辛口

グラン・シャンモリ 甲州シュール・リー

甲州樽熟

勝沼の甲州 樽熟成

グランシャンモリ 樽熟成 甲州

特醸甲州

銅賞

甲州辛口

    商品情報
    • 「ワイナリー」モンデ酒造
    • 「品名」甲州辛口
    • 「品種」甲州
    • 「ヴィンテージ」NV(ノンヴィンテージ)
    • 「タイプ」辛口

山梨甲州

山梨甲州樽発酵

    商品情報
    • 「ワイナリー」グランポレール勝沼
    • 「品名」山梨甲州樽発酵
    • 「品種」甲州
    • 「ヴィンテージ」2018
    • 「タイプ」辛口

Curious Type SH

    商品情報
    • 「ワイナリー」蒼龍葡萄酒
    • 「品名」Curious Type SH
    • 「品種」甲州
    • 「ヴィンテージ」2018
    • 「タイプ」辛口

岩崎甲州

グラン・シャンモリ 樽熟成甲州

ラフィーユ 甲州 樽発酵

セレクト

    商品情報
    • 「ワイナリー」イケダワイナリー
    • 「品名」セレクト
    • 「品種」甲州
    • 「ヴィンテージ」2018
    • 「タイプ」辛口

アルガブランカ クラレーザ

    商品情報
    • 「ワイナリー」勝沼醸造 金川ワイナリー
    • 「品名」アルガブランカ クラレーザ
    • 「品種」甲州
    • 「ヴィンテージ」2017
    • 「タイプ」辛口

甲州シュール・リー

シャンモリ・フィエルテ プライベートリザーブ バレル・ファーメンテッド

    商品情報
    • 「ワイナリー」盛田甲州ワイナリー
    • 「品名」シャンモリ・フィエルテ プライベートリザーブ バレル・ファーメンテッド
    • 「品種」甲州
    • 「ヴィンテージ」2018
    • 「タイプ」辛口

グラン・シャンモリ 甲州シュール・リー

ラフィーユ 甲州

アルガーノ ボシケ

    商品情報

オリファン 甲州シュール・リー

    商品情報
    • 「ワイナリー」笹一酒造
    • 「品名」オリファン 甲州シュール・リー
    • 「品種」甲州
    • 「ヴィンテージ」2018
    • 「タイプ」辛口

甲州シュール・リー無濾過

    商品情報
    • 「ワイナリー」シャルマンワイン
    • 「品名」甲州シュール・リー無濾過
    • 「品種」甲州
    • 「ヴィンテージ」2018
    • 「タイプ」辛口

シャンモリ山梨

    商品情報
    • 「ワイナリー」盛田甲州ワイナリー
    • 「品名」シャンモリ山梨
    • 「品種」甲州
    • 「ヴィンテージ」2018
    • 「タイプ」辛口

SALZ BERG Koshu

    商品情報
    • 「ワイナリー」塩山洋酒
    • 「品名」SALZ BERG Koshu
    • 「品種」甲州
    • 「ヴィンテージ」2018
    • 「タイプ」辛口

Tao甲州駒園樽醗酵

    商品情報
    • 「ワイナリー」駒園ヴィンヤード
    • 「品名」Tao甲州駒園樽醗酵<
    • 「品種」甲州
    • 「ヴィンテージ」2018
    • 「タイプ」辛口

プレミアムキュヴェ甲州樽熟

    商品情報
    • 「ワイナリー」イケダワイナリー
    • 「品名」プレミアムキュヴェ甲州樽熟<
    • 「品種」甲州
    • 「ヴィンテージ」2018
    • 「タイプ」辛口

ロリアン セラーマスター甲州

    商品情報
    • 「ワイナリー」白百合醸造
    • 「品名」ロリアン セラーマスター甲州<
    • 「品種」甲州
    • 「ヴィンテージ」2018
    • 「タイプ」辛口

ハギーワイン 時分

    商品情報
    • 「ワイナリー」大和葡萄酒
    • 「品名」ハギーワイン 時分
    • 「品種」甲州
    • 「ヴィンテージ」2018
    • 「タイプ」辛口

樽熟甲州

    商品情報
    • 「ワイナリー」イケダワイナリー
    • 「品名」樽熟甲州
    • 「品種」甲州
    • 「ヴィンテージ」2018
    • 「タイプ」辛口

ハギーワイン 番イ

    商品情報
    • 「ワイナリー」大和葡萄酒
    • 「品名」ハギーワイン 番イ
    • 「品種」甲州
    • 「ヴィンテージ」2018
    • 「タイプ」辛口

ロリアン 勝沼甲州

    商品情報
    • 「ワイナリー」白百合醸造
    • 「品名」ロリアン 勝沼甲州<
    • 「品種」甲州
    • 「ヴィンテージ」2018
    • 「タイプ」辛口

グランキュヴェ甲州 樽醗酵

    商品情報
    • 「ワイナリー」イケダワイナリー
    • 「品名」グランキュヴェ甲州 樽醗酵
    • 「品種」甲州
    • 「ヴィンテージ」2018
    • 「タイプ」辛口

ソラリス 山梨甲州シュール・リー

    商品情報
    • 「ワイナリー」マンズワイン
    • 「品名」ソラリス 山梨甲州シュール・リー
    • 「品種」甲州
    • 「ヴィンテージ」2018
    • 「タイプ」辛口

山梨甲州

上菱平圃場

    商品情報
    • 「ワイナリー」シャトー勝沼
    • 「品名」上菱平圃場
    • 「品種」甲州
    • 「ヴィンテージ」2018
    • 「タイプ」辛口

ドメーヌシャトレーゼ甲州

ロリアン 甲州樽醗酵

    商品情報
    • 「ワイナリー」白百合醸造
    • 「品名」ロリアン 甲州樽醗酵<
    • 「品種」甲州
    • 「ヴィンテージ」2018
    • 「タイプ」辛口

勝沼甲州シュール・リー

テロワールセレクション祝

    商品情報
    • 「ワイナリー」勝沼醸造 金川ワイナリー
    • 「品名」テロワールセレクション祝
    • 「品種」甲州
    • 「ヴィンテージ」2018
    • 「タイプ」辛口

菱山甲州

    商品情報
    • 「ワイナリー」シャトー勝沼
    • 「品名」菱山甲州
    • 「品種」甲州
    • 「ヴィンテージ」2018
    • 「タイプ」辛口

ロリアン 勝沼甲州

ハギーワイン 蕾

    商品情報
    • 「ワイナリー」大和葡萄酒
    • 「品名」ハギーワイン 蕾
    • 「品種」甲州
    • 「ヴィンテージ」2018
    • 「タイプ」辛口
注意
  • 入賞ワイン(準備中表示がされているワインも含め)は、各ワイナリーショップ、ワイナリーオフィシャルサイト、ECサイトから購入が可能です。
  • 入賞ワインが売り切れている場合があります。ご注意ください。
  • 準備中表示のワインは準備が整い次第、更新いたします。
  • ワインに関する情報等は、各ワイナリーにお問い合わせください。
  • 編集長による、【総評】

    最後に、2019年のワイナリー訪問で感じたことを踏まえて、今回の入賞ワインに関して総評をしてもらいます。

    編集長総評
    どこの受賞ワインも、聞いたことのあるワイナリーばかりですね!!!
    って言えるのは僕がほとんどの山梨ワイナリーを巡ったから言えることですかね笑
    しかしながら1つ驚いたのは、同じワイナリーが複数の賞を受賞しているというところでしょうか。
    金賞を受賞しているワイナリーが、同時に銀賞も受賞していたりと。
    受賞癖みたいなものがあるのでしょうか笑
    ただ、1度訪れていて、実際にどんなワイナリーかが分かるワイナリーが入賞していると、それはそれで嬉しい気持ちになれますね笑

    当然エントリーをそもそもしていないワイナリーもあるでしょうし、
    受賞しているワイナリーが必ずしも他のワイナリーよりも優れているとは言えませんが、
    それでもJWC受賞ワイン(ワイナリー)となると在庫が薄くなってしまうところを見る限りでは、中々の広告宣伝効果がありそうです笑
    多くのワイナリーが目指している賞に違いありませんね!
    現時点で今年の受賞ワインのほとんどは飲めていないので、また別の記事で受賞ワインにフォーカスを当てて紹介したいと思います!
    乞うご期待を!

    関連情報

    編集長からのお願い

    編集長

    受賞ワインをお飲みになった方々のご感想をたくさん募集しています!コメントにて教えていただければ幸いです!
    よろしくお願いいたします。_φ( ̄ー ̄ )
    山梨ワインドットノム編集部は、【自称山梨ワイナリー観光大使】を役職に【醸造家徹底応援!】を掲げ活動をしております。
    素人だからこそ感じる、ワインに対しての率直な感想を始め、ワインの基礎知識、山梨の美味しいお店などの情報を案内しています。
    情報は、記事執筆時点のものとなります。詳しくは、各ワイナリーサイトの情報をご確認下さい。
    各ワイナリーへのお問い合わせは、各ワイナリーサイト記載された方法でお問い合わせ願います。

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