山梨ワインドットノム編集部企画第2弾。
今回は、編集長と副編集長が来月の第3木曜日で発表される『ボジョレー・ヌーボー』について、『ロゼワイン5本を飲み比べ』をしてみました。
男2人がロゼワインを飲み比べしている絵面は少しきついですが…笑
今回セレクトされたワインは、以下の5本です。
- スパークリングワイン ROSE 2016@シャトー勝沼
- 芒(NOGI)@98wines
- 霜(SOU)@98wines
- 甲斐國一宮@矢作洋酒
- 牧丘の巨峰@Cantina Hiro
そして、前回の三養醸造の記事からカメラが変わりました。気づきましたか?笑
『iPhone11 Pro』です。
最後に、ポートレート撮影による『衝撃の写真』をお見せします。
ぜひとも、最後までご覧ください。
さて、撮影したロゼワインですが、本当に色鮮やかですね。
男2人でカメラを構えて撮影しているのが、痛々しく感じます。
最後は、恵比寿パーク、オリジナルブランド『BYRON BAY COFFEE』を添えて。
Contents
ロゼワインを感じる
山梨ワインドットノムでは、これまでのイベントで繰り返し『ワインの唯一無二性』について熱く語ってきました。
同じ品種でも、同じワイナリーでも、同じワインでも『色調』『味わい』『余韻』などが異なります。
また、人によっても苦味や甘味などの感じるレベルなども違います。
今回は初めての『ロゼワイン縛り』。
鮮やかな色調の違いがどこまで生まれるのか、そしてどんな味が表現されているのか、
しっかりとレポートしていきたいと思います。
特に、98winesからは2本のロゼワインが登場します。近い味なのか、それとも全く別の顔を登場させるのか、気になります。
編集部は、月に数回ほど山梨ワイナリーに足を運び、醸造家の人や現場の人と様々なお話を重ねてきました。
いざ検証です!!!
テイスティングコメント!!
今回試飲する、5本のワインをグラスに注ぎ並べてみました。
この距離からでも、同じ『ロゼワイン』にも関わらず、かなりの色の違いがわかります。
グラスにだけ焦点を当てて見ると………
ここまで近づけてみると、色調の違いは『歴然』ですね。
若干離れてみると、98winesの色調は違いがないように見えましたが、この距離で見るとハッキリわかりますね。
では、気になる味わい、余韻などを楽しんでみたいと思います!!
スパークリングワイン ROSE 2016@シャトー勝沼
さて、1本目は【スパークリングワイン ROSE 2016@シャトー勝沼】です。

『シャトー勝沼』のワイナリー詳細は、こちらから♪

編集部コメント
口当たりでまず甘さを感じますが、すぐに甘さが引き、豊かな果実味が広がります。
酸っぱ苦い余韻が残ります。
甘さはあまり感じず、酸味と苦味が口の中に滞在しています。
余韻は長いが、薄い味がじわじわと残る細長い感じです。
芒(NOGI)@98wines
2本目は【芒(NOGI)@98wines】です。

編集部コメント
口に含むと、香りに忠実に従った、ほのかなマスカットベーリーAの味と香りが広がります。
マスカットベーリーAとしては甘めに感じるが、ワインとしての甘さは控えめに感じます。
非常に果実味がわかりやすく感じられるワインだと思います。
初心者の方にオススメしたいワインの1本です!!
口に含んだ瞬間の味わいは、無味でしたが、次第に口の中に果実味が広がりました。
ただ、全体的に味は薄いです。ただ、香りを裏切らなっていないためバランスは非常に良いです。また、果実味は豊富に感じました。
余韻も中くらいほどの長さで、全体的にバランスが良いと思います。
霜(SOU)@98wines
3本目は【霜(SOU)@98wines】です。

編集部コメント
味は香りと驚くほどギャップを感じます。まず、口当たりは甘さを感じられる一方で、酸味をほとんど感じません。
また余韻はあまり残らず、甘さのない果実味を感じます。
口当たりは甘いです、しかし次第に酸味が広がります。正攻法のロゼワインと思いました。
ただ、余韻は程よくあるにも関わらず、唾液が残ってしまい口の中がリセットされないのが若干気になりました。
甲斐國一宮@矢作洋酒
4本目は【甲斐國一宮@矢作洋酒】です。

編集部コメント
口当たりは甘いが、次第にトウモロコシのような風味が口の中に広がります。
開封が遅くなったせいもあると思いますが、やや残念です…
しかし、口に含んだ瞬間、香りからは想像できないほどの甘さを感じます。
そして次第に、苦味が広がります。
味の変化に舌がついていくのが難しいのが正直な感想です…
牧丘の巨峰@Cantina Hiro
最後は【牧丘の巨峰@Cantina Hiro】です。

編集部コメント
香りを裏切らない甘さですが、少し行き過ぎた甘さな気がします。
その香りに身を任せ、口に含んだ瞬間…
ガムシロップ、かき氷のシロップを飲んでいるような感じがする甘さを感じました。
そして、次第に甘さが酸味に代わり収束します。余韻は比較的短く、やや飲みにくいです。
編集部による、『ワイントーク』開始!!
今回は、1年間ワインについて独学で学んだ、編集長と服編集長が『山梨・ヌーボー』に関してお話をしてみました。
その様子がコチラ。
ボジョレー・ヌーボーについて
編集長
過去にどんな思い出がありますか?
新酒が発売されることは、ついにこの時期がきたな!!と期待感が高まるけど、正直あまり美味しいイメージがない。笑
まあ、ワインを学ぶ数年前の記憶だし、確実に安いワインを買った自分のせいだと思うが。
ただどうしても、私たちが手に取れる値段のボジョレー・ヌーボーは、宣伝ワインといったイメージがするな…
逆にどうかな??
副編集長
編集長
話を振っておいてなんだけど、実は今まで『ボジョレー・ヌーボー』を飲んだことがないんだよね。笑
流行りもの嫌いだから、『ボジョレー・ヌーボー』を飲むとミーハーな感じがして、なんだかんだで1回も手を出していない。
だから、今年は非常に楽しみなのが正直な気持ち。
もっと言うと、ワインに関しての知識がある程度ある今だからこそ『ボジョレー・ヌーボー』の凄さや楽しさが十分に分かるんじゃないかと。
マーケティングの凄さもそうだし、これだけ支持される理由も知りたいし。
『ドットノム・ヌーボー』が『ボジョレー・ヌーボー』に勝つためにもね。
『ドットノム・ヌーボー』いいね。
繰り返しになるけど、あくまで美味しくないイメージは数年前。
だから、同じように今年は正直楽しみ。今年色々と飲んでみて美味しくなかったら、ボジョレー・ヌーボーはダメなんじゃないかな。笑
ただ、正直『山梨・ヌーボー』は期待感が『ボジョレー・ヌーボー』よりもはるかに高い。
自分たちが醸造家の人と知り合って、初めて造られるワイン。
これは2018年ヴィンテージと比べて、どんな違いがあるのか、すごく楽しみ。
副編集長
編集長
先日飲んだ、ネコペティニャン(2019年 デラウェアペティアン)は美味しかったよね。
パイナップルを思わせる南国系の香り。味わいは、香りからは想像できないキリッとした辛口白ワイン。
これこそジャパニーズブランドのワインだと思ったね。
しかも、醸造家の山田さんと話すと増税されても、2,000円以上の値段で売れるワインだけど、税込2,000円以内で売りたいワインって言ってたよね。
限定900本だし、本当に買ってほしい『山梨・ヌーボー』の1本だったね。
副編集長
編集長
山梨・ヌーボーについて
副編集長
編集長
『ボジョレー・ヌーボー』は、フランスのボジョレー地区の『ボジョレー』に、新酒を意味する『ヌーボー』をくっつけた言葉だよね。
つまり、『ボジョレー・ヌーボー』ってワインブランドの名前ってことではないんだよね。
まさしく、副編集長が言ったように、各ワイナリーの新酒が解禁されるってことだね。だから一概に、『ボジョレー・ヌーボー』=『まずい』とは言えないのは、それが理由だね。
気になる解禁日は、日付けではなく、『11月の第3木曜日』。これも記事を書いてるから見てほしいね。
先日ワイン県宣言した山梨県が『ボジョレー・ヌーボー』に因んで命名したのが、『山梨県』で造られた、『新酒』の意味を込めて『山梨・ヌーボー』。
オリジナリティあるよね。
ただ、山梨県は日本を代表する葡萄品種、『甲州』と『マスカットベーリーA』で造られた新酒ワインを『山梨・ヌーボー』としているんだ。
そして解禁日は、毎年11月3日。『ボジョレー・ヌーボー』よりも全然早い!!
ワイン県宣言も最近したし、もっと『ワイン=山梨県』の認知が上がってほしいよね。
副編集長
編集長
理由も添えて。笑
副編集長
編集長
前回伺ったときに、アロマとブーケのお話から、それを体験するためにいただいた『ヌーヌーボー』が物凄く心象に残ってる。
若いワインのフレッシュな美味しさってこういうことなんだって初めて気付きを得たワイナリーでもあったし、そんなワイナリーが造る『山梨・ヌーボー』にはどうしても興味が出てしまうよね。『ヌーヌーボー』を造るワイナリーが造る『山梨・ヌーボー』響きも良くない?笑
丁寧に色々と教えてくれたワイナリーということで、たしかに記憶に残っているね。
鹿の角で遊んだ姿も鮮明に覚えてるよ。
副編集長
編集長
たぶん、来世は鹿になると思う。相性抜群だった。
副編集長は逆にどこ?
個人的には、『大和葡萄酒』『ドメーヌ茅ヶ岳』気になる。あとは、『シャトーマルス』だな〜。
大和葡萄酒、シャトーマルスに共通するのは、接客というか訪問したときの対応がよくて、トークが本当に楽しかった。
話をしている時間は、超高速で進んでいる感じ。
さらに、この人は本当にワインが好きなんだ、仕事ではなく純粋にワインに携わってることが好きなんだ、と思う感じ。
そういう人が造るワインって絶対美味しいはずなんだよね。
なんだろう、実績とかでは表せない、会った人でないとわからない感覚かな。笑
副編集長

『ドメーヌ茅ヶ岳』の記事は、こちらから♪
【ワイン初心者によるドメーヌ茅ヶ岳訪問記】至宝のマスカットベーリーAを使うワイナリーに訪問!!マスカットベーリーAの甘い香りの秘密を学ぶ!?
『シャトーマルス』の記事は、こちらから♪
【ワイン初心者によるシャトーマルス山梨ワイナリー訪問記】ユニークな工場見学が魅力のワイナリーに訪問!!自分の生まれた年代ワインが飲める!?
【ワイン初心者によるシャトーマルス穂坂ワイナリー訪問記】出来立てホヤホヤの新築ワイナリーに訪問!!工場から漂う最先端技術!!
編集長
『ドメーヌ茅ヶ岳』も最新鋭なロジカルワイナリーとして記憶に超残ってる。
それに加えて、アットホームな感じがあるとより一層楽しめるよね。
副編集長
編集長
まあ、まずは11月3日に開催される『山梨・ヌーボー』に行こう。
副編集長
編集長
編集後記
最後に、『ロゼワイン』縛りのワイン会を終えた、編集長に感想を聞いてみました。
ワインを飲む、となるとどうしても赤ワインか白ワインになる。実際に行くお店のラインナップも基本的には赤ワインか白ワインばかり。
だから、女性や初心者向きに甘く飲みやすいように造っているイメージが強かった。
しかし、実際に飲み比べてみると『ロゼワイン』もしっかりジャンルとして確立しているんだぞと、改めて感じさせられた。
造り方の都合上、薄い色調になる『ロゼワイン』。
ただそれは、赤ワインの下位互換ではなく、赤ワインにスッキリさを与えるという選択肢になっていると学んだね。
だから、赤ワインの渋い感じが苦手な人は、『ロゼワイン』から飲み慣れていけば良いと思う。(次第に物足りなくなって、きっと赤ワインを求めると思うけどね。笑)
逆に僕みたいな赤ワイン好きには、『ロゼワイン』の中にある赤ワインの特徴みたいなのを感じられると非常に楽しめるな、と思った。
特に、今回で言えば、98winesの『芒』なんかが非常にいい例。
マスカットベーリーAの味をしっかりと感じられて、『ロゼワイン』が黒葡萄から造られていることに分かりやすく気付ける。
そういう「発見」や「気付き」もワインを楽しむってことなんじゃないかなと再認識しましたね。
これを読んでくださっている皆さんにも、是非『ロゼワイン』を飲んでもらって、ワインをもっと楽しんで欲しいですね!
山梨ワインドットノムの記事を通じて、山梨ワインがワインに興味がなかった人やワインが苦手だった人の日常生活の一部になれると嬉しいです。
ぜひ、飲食店に行った際に山梨ワインを扱っていたらコメント欄で教えて欲しいです。
これからもしっかりと山梨ワインの魅力を伝えていきます!!
最後にロゼワイン会の撮影中に発生した、衝撃写真です。
心の準備ができた人だけ見てください。
心臓の弱い方はご遠慮ください。

関連情報
山梨ワインドットノム編集部 おすすめ記事
山梨ワインドットノムが自信を持ってお届けしている記事です♪
特に…
山梨ワイン パーフェクトガイド2019
【必見】山梨ワイン完全ガイド!世界で認められている、山梨ワインとはどんなワイン!?これを読めば、山梨ワインがわかる。山梨ワインのことは、山梨ワインドットノムにお任せ!
山梨ワイナリー データベース
【困ったらドットノム!2019年最新版】山梨県のワイナリー完全マップ!山梨県のワイナリーを一挙紹介。山梨ワイン、山梨ワイナリーのことは山梨ワインドットノムにお任せ!
非常に参考になると思います♪
ぜひ、みなさんの山梨へ観光する際のお供に!!
素人だからこそ感じる、ワインに対しての率直な感想を始め、ワインの基礎知識、山梨の美味しいお店などの情報を案内します。
情報は、記事執筆時点のものとなります。詳しくは、各ワイナリーサイトの情報をご確認下さい。
各ワイナリーへのお問い合わせは、各ワイナリーサイト記載された方法でお問い合わせ願います。