【素人による葡萄狩り体験!!】編集長の初体験を奪ったワイナリーは【鬼才】の【醸造長】がいる【三養醸造】!!甲州ワインの原料【甲州葡萄】を初めて食してみた!!

10月5日 土曜日 9時。
その日編集部は「三鷹駅」にて待ち合わせをし、調布ICから中央高速に乗り山梨県に向かっていた。
普段なら約2時間で山梨県入りできたのだが、その日は約3時間かかった。
帰りの渋滞は予想できているのだが、運転しているときは不明だった。
しかし、その不明な事態が山梨県に入ると解消された。
山梨県の天気は晴れ。(10月にしてはやや暑い。)
休日であること、そして外にでたくなるような絶好の観光日和でもあったせいだろう、
勝沼ICで降りた編集部は一般道で見たこともない人の多さと車の多さ、駐車場の満車表示を目にした。
何事!?と思いつつ運転をしてみると、あるイベントが開催されていることを知った。
それは、『勝沼葡萄祭り』だ。

勝沼葡萄祭りとは、山梨県を代表する葡萄農家さんが丹精込めて栽培した、甲州葡萄が約2,000kgほど盛大に振舞れます。
さらに、葡萄の早食い競争、葡萄の皮飛ばし世界大会などなど、葡萄にちなんだ催しも行われます。
また収穫に感謝して、甲州市のワイナリーで造られたワイン、葡萄ジュースが無料サービスされるブースもあります。
無料だけでなく、ワイングラスを1,000円で購入し、市内ワイナリーが出店するブースで、ワインを試飲、購入することもできます。

注意
・ワイングラスは数量限定での販売となります。なくなり次第終了となります。

また、ステージでも多彩な催しが行われています。メインゲストとして、第51回紅白歌合戦に出場した「花*花」が登場。
他にも、会場内外では勇壮な神輿や、勝沼踊りと言われる、盆踊りがお祭りを盛り上げてくれるそうです。
今年で66回目を迎えた勝沼葡萄祭りの開催に伴い、近隣の観光農園も大盛況していました。
そんな中、編集部が向かったのは…牧丘にある『三養醸造』。
今回は、試飲ではなく…『葡萄狩り』体験!!
26年間生きてきた編集長が人生初めての葡萄狩りを経験するのです。
その前に…『奥藤分店』でランチ。

お昼の時間帯であったせいか、こちらも大盛況。
そのおかげで、人生初の相席を体験。相席を許していただいたのは、山梨県勝沼住みの老夫婦。
「どこから来たのか」「どこに向かっているのか」など話をしていると、実は三養醸造のおばあさまの同級生だった。
この確率は、リセマラせずに単発でぶっ壊れキャラを引く確率と同じくらいであろう。
お昼ご飯を済ました編集部は、いざ『三養醸造』へ。

  • ワイナリー名
    三養醸造
  • 住所
    〒404-0013 山梨県山梨市牧丘町窪平237−2
  • 電話番号
    0553-35-2108
  • 営業時間
    9:00~17:30(不定休)
  • オススメ品種
    甲州ワイン/マスカットベーリーAワイン/デラウェアワイン/シャルドネワイン
  • オススメシーン
    デート/家族/夫婦/友人

初の葡萄狩りへ!!

さて、『三養醸造』へ到着した編集部。
早速、社長の山田さんと『甲州葡萄狩り』へ!!
と畑に向かう前に…必須アイテムを2つお借りしました。
それは…『ハサミ』と『蚊取り線香』。(当たり前ですよね。笑)

最強アイテムを身につけた、編集長。
いざ、甲州畑へ!!

実が赤くなっている葡萄も実が白い葡萄も山梨県を代表する『甲州葡萄』です。
赤い葡萄、白い葡萄、両方とも切らせてもらいました。
まず、葡萄の茎の真ん中部分を切ります。葡萄は予想以上に重たいので、しっかりと茎を持ちましょう!!
ここで注意していただきたいのは、ハサミです。
普通のハサミよりも切れやすくなっているため、自分の指を切らないように細心の細心の注意が必要です。
慣れたとき、注意力が散漫になっているとき、注意してください。
いざ、編集長が茎にハサミをかけ切る直前がコチラ。

そして、葡萄を切り終え赤い葡萄と白い葡萄を並べてみると………
色の違いがハッキリと分かりますね。

そして、ついに!!赤と白の甲州葡萄を食してみました!!

赤い葡萄を食べてみた

編集長コメント
「皮に旨味が凝縮されているので、必ず皮を吸い付くほど味わってください。」とのことで、一口でパクリと実食!!
普段食べている食用の葡萄とは全く異なります。
種の多さ!!葡萄1粒に対し、なんと5粒も種が入っていました!(口の中で粒数を数えられるとキスがうまいらしいです。照)
味は甲州ワインからは想像もつかない『甘さ』。まるで巨峰を食べているかのような甘さです。
その後酸味が感じられるようになったが、甲州ワインと今回いただいた葡萄を結びつけるのは中々困難だと思いました。
デザートとして食べれるほど甘く美味しかったです!
葡萄から甲州ワインに変わる1秒1秒を見てみたい。。。そして、そのステップごとで味見をして変化をもっと肌で感じたいと思いました。
ぜひ、みなさんも食べてほしいです。

白い葡萄を食べてみた

編集長コメント
先ほどの赤く色付いている葡萄に比べて、酸味を感じられました。
果肉の部分は特に酸っぱさを感じましたが、皮の部分には先ほどと似た甘さがあります。
この白い葡萄が、甲州ワインの基になっているのではないか、と強く感じれました。
山田さんに話を聞いたところ、甲州ワインの原料として好まれるのは白い葡萄とおっしゃっていたのが納得できます。

勢いを止めることなく、葡萄を収穫しようとした編集長。
しかしここでトラブルが!?
それがコチラ。

編集長が収穫した葡萄が腐っていたのです…
こんなとき、どうするのか…山田さんに聞いてみると、「腐敗している葡萄を1つ1つ切り落として畑に…」とのこと…
実際に編集長がやってみることに。

この腐敗しているのが、『晩腐病』にかかっている葡萄です。

さすがにワイン用葡萄として利用することはできませんが…晩腐病にかかっている葡萄は食べれます。笑
とのことで、『編集長、晩腐病葡萄を食してみた』実行です。笑(副編集長はもちろん、醸造家の山田さんにも食べてもらいました。笑)

晩腐病葡萄を食べてみた

編集長コメント
見た目から絶対に食べてはいけないものだと本能で感じられましたが、勇気を出して食べてみました。
5秒ほどで吐き出してしまった。。。葡萄の味とは程遠く、梅干しに近いものを食べた感覚でした。
紹興酒、古酒に漬けた梅干し+レーズンのような味わいです。間違いなく食用ではありませんので、もったいない精神で食べないようにしましょう。

その後、マスカットベーリーAの畑、シャルドネの畑を案内していただきました!!
最初にマスカットベーリーAの畑に。

残念なことに、マスカットベーリーAの収穫は全て終了していました。
未収穫の葡萄が1つもありませんでした。

ただ足元をよくみると、先ほど教えてもらった晩腐病葡萄がたくさんありました………

そして、シャルドネの畑に…
道中、茎と葡萄の絞りかすに遭遇。ワイナリーになると、ここまでの絞りかすが発生するんです。

ここまで、絞りかすの量が多いと少し離れた畑からも匂いを感じます。
梅干しが好きな人は、好きな香りかも・・・?笑

そして、ちょうど葡萄の絞りかすを捨てに来た現場に遭遇!!

シャルドネの畑に到着すると…奇跡的にシャルドネが少しだけ…

シャルドネ葡萄を食べてみた

編集長コメント
甲州葡萄と比べ、シャルドネ葡萄は粒の大きさがめちゃめちゃ小さいです。
そのため、甲州に比べて、蜜感が非常にあり、まさにジュースが口に溢れる感じでした。
味は甘く、酸味はあまり感じられずデザート用の葡萄といった感じを持ちました。
個人的には、赤い甲州葡萄よりも美味しく感じたが、好みで分かれるかもしれないです笑

蚊と蜘蛛に怯えているため、背中が猫みたく丸まっています笑

シャルドネの畑を案内していただき、葡萄狩りを終えました。
そしてワイナリーへ戻り、新酒を試飲させていただくことに!!

三養醸造2019新酒ワインを試飲!?

今回、限定900本の2019年新酒ワインも1本完成していることで試飲させていただきました。
ラベルの納品が11月になるので、オフィシャル販売はもう少し先になります。
ワイナリーでは先行して購入することができます♪
気になるのは、11月に納品されるラベル。今年のラベルは『こたろう』。
『コタロウ??』と聞いて、耳を疑う人は多いだろう。同時に、知っている人は、きっと三養ファンだろう。
『コタロウ』は…「猫」です。笑

え??と思った人は、三養マスターかもしれません。
三養醸造といえば、『犬』が有名ですよね。しかし、第二の番猫が増えたのです♪
人懐っこくとても可愛いです。あまり鳴きませんが、モフモフとした毛を触らせてくれます。
そんな『コタロウ』がモチーフになっているラベルが11月に登場します。
どんなイラストで仕上がっているのか、非常に気になりますね!!

2019 新酒デラウェアペティアン/通称:ネコペティニャン

編集長コメント
香りはパイナップルのような南国系で、非常に豊かな甘い香りがします。
しかし、その香りとは裏腹に味わいには甘さを一切感じられず、酸っぱ苦いスパークリングワインでした。
好みは選びそうだが、スッキリ辛口のお酒が好きな人にはオススメである。
単体で飲むというよりは、食事と非常に合うだろうスパークリングワイン!
純粋に正攻法でワインを造られている、さすが三養醸造!!と思う1本です。
2019 新酒デラウェアペティアン/通称:ネコペティニャンの評価
酸味
(3.0)
甘味
(1.0)
果実味
(4.0)
渋み
(4.5)
複雑さ
(4.0)
リセマラレベル
(4.0)
総合評価
(4.0)

編集後記

そして最後に、初の葡萄狩りをした、編集長に感想を聞いてみました。

編集長コメント
今回は三養醸造さんで微力ながら甲州葡萄収穫のお手伝いをさせていただきました。
この作業を畑全面やらないといけないと考えるといかに大変な作業かが分かった。特に家族経営でこなすなんて信じられないです。。。
重量にして1t以上の葡萄を切り、運ばないといけないのだから、ワイン造りには愛情と情熱が必要不可欠だと改めて理解しました。
いつも飲んでいる甲州ワインの原料である葡萄を肌で感じて正直、嬉しかったです。
この味を知っていることで、次に飲む甲州ワインで新たな発見が出来るかと思うとワクワクが止まらないです。
今回は甲州とシャルドネでしたが、飲んだことのあるマスカットベーリーAやメルローなど他の品種も試したいと強く感じました。
色々なワインの原料である葡萄を、食べてみたいと思った。
そして今後葡萄狩りをされる方に絶対におすすめしたいアドバイスが1つあります。
それは、必ず長袖長ズボンで臨むことである!!!(編集長は全身を十数カ所虫に刺されました。残念なことに、ガードしきれない頬も刺されていました。笑)

関連情報

三養醸造のワイン詳細はコチラ♪

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ぜひ、みなさんの山梨へ観光する際のお供に!!

山梨ワインドットノム編集部は、【自称山梨ワイナリー観光大使】を役職に【醸造家徹底応援!】を掲げ活動をしております。
素人だからこそ感じる、ワインに対しての率直な感想を始め、ワインの基礎知識、山梨の美味しいお店などの情報を案内します。
情報は、記事執筆時点のものとなります。詳しくは、各ワイナリーサイトの情報をご確認下さい。
各ワイナリーへのお問い合わせは、各ワイナリーサイト記載された方法でお問い合わせ願います。

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