山梨ワインチョットノム@肉ワインフェス2019

9月26日 木曜日 12時。
その日編集部は「東京駅」にて待ち合わせをし、東海道線で横浜へ。
その後、みなとみらい線に乗り換え「馬車道駅」に。それから徒歩5分ほど歩いて、赤レンガ倉庫に到着。
今回はお店ではなく、「赤レンガ倉庫」で山梨ワインチョットノム第5回を実施。
9月26日木曜日から9月29日日曜日までの4日間、赤レンガ倉庫では『肉ワインフェス2019』が開催。
山梨ワイン編集部は、初日に参戦!!

「肉ワインフェス」ってどんなイベント!?

「肉ワインフェス2019」とは!?

誰もが『肉フェス』を耳にしたことがあるだろう。
『肉フェス』と聞いて頭に思い描いているイベントに近いが、実際は違うのだ。
肉フェス®から派生した新イベントが、『肉フェスワイン』。
『肉とワイン』をテーマコンセプトに絞った新しいイベントなのである。
ただ、開催曜日の「土日」に限っては、コンセプトがスペシャル化!
『肉とワイン』だけでなく、『肉とワインと音楽』をテーマコンセプトに潮風を感じる開放感ある横浜赤レンガで素敵な時間を過ごすことができるのだ。『音楽』で私たちを盛り上げてくれるのは、大人から子どもまでも一体感を持って楽しめるクラシックフェス『STAND UP! CLASSIC FESTIVAL’19』!
そして、気になる『ワイン』は有名国フランスやアメリカを中心にスペイン、チリなどのワインも集結。
負けじと日本も参戦しているが、残念なことに『シャトーメルシャン』のみがエントリー。
ただ、登場した18本ものワインが、あなたを楽しませてくれることは間違いなしだ。

注意
・『STAND UP! CLASSIC FESTIVAL’19』は有料になります。
・『食事』の購入は、現金不可になります。現金の場合、下記エリアで食券を購入の上、各店舗に並んでください。
・『電子マネー』は、事前にチャージしておくようお願いいたします。

  • 会場
    横浜赤レンガ倉庫
  • 開催期間
    2019年9月26日(木)〜29日(日)
  • 営業時間
    12:00〜21:00(9/26-27) /10:00〜21:00(9/28)/10:00〜19:00(9/29)
  • 主催
    肉ワインフェス2019横浜実行委員会(株式会社イープラス、株式会社ZEPPライブ、AATJ株式会社、かながわ畜産ブランド推進協議会)
  • オススメシーン
    女子会/デート/家族/夫婦/友人

もう既に終わってるイベントをまとめられても…と思ってる皆さん、安心してください。
肉フェスはまだ開催されます!!
これから「肉フェス」行きたいと思ってる人は、以下のスケジュールを確認して是非行ってみてください。

  • 会場
    さいたま新都心 けやきひろば
  • 開催期間
    2019年10月9日(水)〜 10月14日(月・祝)
  • 営業時間
    10:00 〜 21:00(平日11:00〜、最終日のみ〜20:00)
  • 主催
    AATJ株式会社
  • オススメシーン
    女子会/デート/家族/夫婦/友人
  • 会場
    国営昭和記念公園 ゆめひろば
  • 開催期間
    2019年10月18日(金)〜 10月27日(日)
  • 営業時間
    【平日・土】11:00〜21:00【日・祝】10:00〜20:00
  • 主催
    株式会社ニッポン放送(共催:AATJ株式会社)
  • オススメシーン
    女子会/デート/家族/夫婦/友人

注文完了!!

さて、まずは肉ワインフェス2019で出店していた「お店」を紹介します。

出店されていたお店

今回の「肉ワインフェス2019」では12もの店舗が出店していました。

12もの店舗の中から編集長が選んだお肉は…
「表参道 Lounge1908 牛ハラミステーキ ブルゴーニュソース」と「肉処 天穂 A4・A5熟成佐賀牛赤身厚切りステーキ」をチョイス!!

編集長コメント
「牛ハラミステーキ ブルゴーニュソース」は、バジルとニンニクが絶妙なバランスで効いています。
非常に濃い味付けだったため、自分好みでした。ただ、肉の質が悪いのか中々噛みきれなかったです。
そこが唯一気になった点です。個人的には、白ワインよりも赤ワインとの相性がよかったです。
「肉処 天穂 A4・A5熟成佐賀牛赤身厚切りステーキ」は、先ほどのお肉とは真逆で非常にサッパリしています。
また、前者と比べて肉の質が非常によく、柔らかく食べやすかったです。
白ワイン、赤ワインとも相性がよく、肉ワインフェスに来て頼むならこれだろうといった感じです。

肉ワインフェスでの山梨ワインは何位!?

今回、山梨ワインは『シャトーメルシャン』が白ワインと赤ワインで参戦!!
ただ正直、もう少し他のワイナリーも出店しているかと思ったのですが…残念・・・
編集長が決めた5本のワインがこちら。

  • 萌黄
  • 藍茜
  • モンダヴィ バーボンバレル シャルドネ
  • シャブリ
  • CHレイソン

萌黄

    萌黄は、さわやかさとふくよかさをあわせ持つ白ワインです。
    リッチな味わいのシャルドネに、繊細で『和』のニュアンスのある甲州をバランスよくブレンドしています。
    色合いは輝きのあるレモンイエローに仕上がっています。
    グレープフルーツやゆずなどの柑橘系の香りとハーブや白い花の香りに、ほのかなバニラの香りが調和しています。
    生き生きとした酸とミネラル感が、豊かな果実味とともに余韻として感じられます。
編集長コメント
甲州の香りが強く感じられます。
また、口当たりが非常にまろやかで、樽の甘い余韻も残ります。

食中

編集長コメント
食前とは味が180度変わり、酸味が主張してきました。
また、樽の感じが消えました。
樽の感じがなくなるのは非常に残念ですが、お肉とのバランスはよいです。
萌黄の評価
酸味
(3.0)
甘味
(1.5)
果実味
(4.0)
渋み
(2.5)
複雑さ
(3.0)
リセマラレベル
(4.0)
総合評価
(4.0)

藍茜

    藍茜は、赤い果実を連想させる香りをもち、まろやかなタンニンと心地よい酸味をもつ赤ワインです。
    しっかりとしたボディのメルローと、滑らかなテクスチャーと華やかな香りのマスカットベーリーAを主体にバランスよくブレンドしました。
    色調は、熟成のニュアンスを感じられるルビー色。
    そしてサクランボ、イチゴなどの赤い果実の香りに加え、スミレ、ブラックベリー、プラムの香りも感じられます。
    口中は、心地よい酸と柔らかいタンニンがバランスよく調和し、樽育成由来のヴァニラ香が余韻に複雑さを与えてくれます。
編集長コメント
香りからは、メルローよりもマスカットベーリーAの良い香りがします。
スッキリ系のフレッシュなベーリーAが前面にでていて、非常に飲みやすいです。
ただ、余韻は短めです。。

食中

編集長コメント
食前と比べて何故か重みが増した感じがします。
メルローを食前よりも感じますね。
全体的にフレッシュな柔らかい感じはなくなり、熟成した重厚感を感じます。
藍茜の評価
酸味
(4.0)
甘味
(1.5)
果実味
(4.0)
渋み
(2.5)
複雑さ
(2.5)
リセマラレベル
(2.5)
総合評価
(3.0)

モンダヴィ バーボンバレル シャルドネ

    『カリフォルニアワインの父』である、ロバート・モンダヴィが大切な人との食事の時間を楽しむために生み出したワインです。
    このワインは、カリフォルニアのワイン造りの技と、アメリカ南部のバーボン・ウイスキー熟成の伝統が出会って誕生した新しいスタイルです。
    伝統製法に、シャルドネのリッチさ、クリーミーな凝縮感が特徴的です。
編集長コメント
香りから既にバーボン樽の感じがします。特に、口に入れた瞬間はものすごいです。
心地よい感覚で江戸明治時代にタイムスリップした感じがします。
そして、後からシャルドネの果実美を感じ、樽の風味が余韻として残ります。

食中

編集長コメント
ワイン単体の際に心地よさを演出していた、樽の甘さが、少し肉と相反してしまう感じがします。
個人的には、食事と合うワインではなく単体で旨味が最大限発揮されているワインだと思います。
モンダヴィ バーボンバレル シャルドネの評価
酸味
(2.0)
甘味
(3.5)
果実味
(3.0)
渋み
(2.5)
複雑さ
(4.0)
リセマラレベル
(4.0)
総合評価
(4.5)

シャブリ

    葡萄は全て手摘み収穫をしています。そして葡萄の品質を守るため、出来るだけ早くワイナリーに運んでいます。
    そして、空気式プレス機を使用して優しく丁寧に圧搾しています。その後、75%ステンレスタンク、25%オーク樽にて発酵・熟成をしました。
    余分な樽香をつけずに複雑さを引き出すため、新しい樽と複数回使用した樽を組み合わせて使用しています。
    その結果、透明感と美しい輝きを持つ、緑がかった黄金の色合いです。
    ピーチを思わせる、熟した果実の香りを中心に、ほのかに柑橘系やジャスミン、スミレを思わせる花の香りを感じます。
    そして口中はふくよかで、テロワール由来のミネラル感が際立ち、とてもフレッシュで余韻が長いワインに仕上がっています。
編集長コメント
柑橘系の香りが優雅に誘ってきます。
気になる味わいは非常に鋭く、強い酸味を感じます。
そして、余韻は短めです。

食中

編集長コメント
味が薄いので、肉を邪魔せずよく合います。
口の中をスッキリさせるので、食後のリフレッシュに最適なワインだと思います。
シャブリの評価
酸味
(4.5)
甘味
(1.5)
果実味
(4.0)
渋み
(2.5)
複雑さ
(4.0)
リセマラレベル
(4.0)
総合評価
(4.0)

CHレイソン

    色調は、深みのある鮮やかなルビー色に仕上がっています。
    華やかに広がる果実のフレッシュなアロマに、スパイスの効いたほのかな香りを感じます。
    そして口に含むと丸みのある、なめらかなタンニンを心地よく感じるが故、しっかりとした骨格を想像できます。
    また、フレッシュな果実感も魅力的で、オーク香と調和のとれたバランスの良いワインに仕上がっています。
編集長コメント
香りから高級感溢れる感じを醸し出しています。
口に含めると、数年寝かせたワインというのがすぐに感じられます。
そして、柔らかな余韻が残ります。

食中

編集長コメント
今回飲んだ中では肉と最適なワインです!複雑味の中でも肉の旨味が更に引き立っています。
流石ボルドーワイン!の一言です。
CHレイソンの評価
酸味
(3.0)
甘味
(1.5)
果実味
(3.0)
渋み
(4.5)
複雑さ
(4.0)
リセマラレベル
(4.0)
総合評価
(5.0)

ジューシーであるがため、5杯のワインでもお腹が満たされた今回の肉ワインフェス2019。
来年も非常に楽しみなイベントの1つです。
ただ、2020年にはもっと多くの山梨ワインが入ってきてほしいのが正直な気持ちです。

肉ワインフェス2019の評価
美味しさ
(4.0)
雰囲気
(4.0)
品揃え
(3.0)
接客態度
(4.5)
リセマラレベル
(4.0)
総合評価
(4.0)

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ぜひ、みなさんの山梨へ観光する際のお供に!!

最近耳にする、「山梨ワイン」。
実は、山梨ワインには決まりがあったのです。
山梨ワインの定義をご紹介♪

国税庁

地理的表示「山梨」生産基準
1 酒類の産地に主として帰せられる酒類の特性に関する事項
(1)酒類の特性について
イ 官能的要素
山梨ワインは、甲州やマスカット・ベーリーAなどの山梨で古くから栽培されているぶどうや、ヨーロッパを原産とするヴィニフェラ種など、様々なぶどう品種について、山梨の自然環境に根付くよう品種改良や栽培方法等の工夫を行ってきたことにより、ぶどう本来の香りや味わいといった品種特性がよく顕れた、総じてやや穏やかな酸味を有するバランスの良いワインである。
その中でも甲州を原料としたワインは、口中で穏やかな味わいを感じることができ、またドライなワインはフルーティーな柑橘系の酸味を有する。
また、マスカット・ベーリーAを原料としたワインは、鮮やかな赤色の色調を有し、甘さを連想させる香りとタンニンによる穏やかな渋みを有する。
さらに、ヴィニフェラ種を原料とした白ワインは、やや穏やかな酸味とよく熟したヴィニフェラ種特有の果実の香りを有し、口に含むとボリューム感に富んでいる。ヴィニフェラ種を原料とした赤ワインは、しっかりとした色調を有し、タンニンによる十分な渋みとふくよかさのバランスが良い。

ロ 化学的要素
山梨ワインは、アルコール分、総亜硫酸値、揮発酸値及び総酸値が次の要件を満たすものをいい、発泡性を有するものも含む。
(イ) アルコール分は8.5%以上20.0%未満。ただし、補糖したものは上限値を15.0%未満とし、甘口のもの(残糖分が45g/L以上のものをいう。以下同じ。)は下限値を4.5%以上とする。
(ロ) 総亜硫酸値は250mg/L未満(甘口のものを除く。)。
(ハ) 揮発酸値は赤ワインで1.2g/L以下。白ワイン及びロゼワインで1.08 g/L以下。
(ニ) 総酸値は3.5g/L以上。

(2)酒類の特性が酒類の産地に主として帰せられることについて
イ 自然的要因
山梨県は、西側の県境を走る赤石山脈系の高山群と、南側の県境から北東に伸びる富士火山系の高山群に囲まれた山間地である。海洋の影響が少ないため、梅雨や台風の影響を受けにくく、盆地特有の気候として、日中は気温が上昇するが、朝夕は大きく気温が低下するため、1日の気温差が大きい。
この自然環境により、ぶどうの成育期においては、梅雨による多湿の影響が少なく、成熟期においても台風等による風害や日照不足を原因とする病害が発生しにくいため、ぶどうの栽培に適しており、ぶどうの着色や糖度などの品質全体に良い影響を与えている。ぶどう栽培地は、主として富士川の支流流域に沿って広がっている。多くのぶどう栽培地は、花崗岩及び安山岩の崩壊土から成る、土層が深く肥沃で排水も良好な緩傾斜にある。このような好条件を有するため、ぶどうは健全でよく熟し品種特性が良く維持されたバランスの良いワインとなる。

ロ 人的要因
山梨ワインの生産は、1870年頃から始まったといわれている。当時は、栽培されたぶどうのほとんどが生食用として消費されており、その余剰によりワインの生産が行われていた。ぶどうの栽培量が増加しても、ワインに加工し販売することができたため、農家は過剰生産を恐れずにぶどう栽培に取り組むことができ、ぶどう栽培技術の創意や改善が重ねられていった。これにあわせて、ワインの製造量も増加し、醸造技術も蓄積されていくなどの好循環が生まれ、地域の経済発展を担ってきた。
このようなワイン産業に対しては、明治時代より、政府や山梨県庁、市町村が法的整備や資金支援、品種改良に関する研究開発など様々な支援を行ってきた。現在は、県の機関として山梨県工業技術センターの中にワインセンターが設置されており、ぶどう栽培やワイン醸造の研究開発のみならず、山梨のワイン製造者に対する技術指導・支援を行っており、高品質な山梨ワインを生産する技術的基盤になっている。また、山梨大学には1947年に発酵研究所(現ワイン科学研究センター)が設置されるなど、更なる研究開発や人材育成に注力している。
日本のぶどう産地はヨーロッパのぶどう産地に比べれば降雨量が多く、山梨県もぶどうの栽培期間中に雨の影響を受けるが、山梨県のワイン事業者は、垣根栽培のぶどうに傘をかけたり、雨の跳ね返りを防ぐため垣根の高い位置でぶどうを育てるなど、様々な工夫により、品質の高いぶどう栽培を根付かせてきた。
山梨ワインは、魚介類の食事とワインを合わせた際に生臭みの原因となる物質を発生させる鉄分の量が海外で生産されるワインと比べ総じて少ない。これは、山梨県は海洋に面していない地域でありながら、寿司屋が多いなど魚介類の消費を好む傾向があり、このような地域の人々の嗜好に合うようワインの製造工程で工夫が重ねられた結果であるといえる。山梨ワインは和食等の魚介類を材料に用いた食事と相性が良く、山梨県の人々にとってワインが身近な酒類として定着してきた一つの要因といえる。

2 酒類の原料及び製法に関する事項
地理的表示「山梨」を使用するためには、次の事項を満たしている必要がある。
(1)原料
イ 果実に山梨県で収穫されたぶどう(次に掲げる品種に限る。)のみを用いたものであること。
甲州、マスカット・ベーリーA、ブラック・クイーン、ベーリー・アリカントA、デラウェア、交配品種(甲斐ノワール、甲斐ブラン、サンセミヨン、アルモノワール、ビジュノワール、モンドブリエ)、ヴィニフェラ種(シャルドネ、セミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン、ピノ・ブラン、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、カベルネ・フラン、ピノ・ノワール、プティ・ヴェルドー、シュナン・ブラン、ピノ・グリ、ヴィオニエ、シェンブルガー、リースリング、ゲベルツトラミナー、ミュスカデ、サンソー、テンプラニーリョ、マルベック、タナ、アルバリーニョ、サンジョベーゼ、ネッビオーロ、バルベーラ、ピノ・ムニエ、ジンファンデル、ツバイゲルトレーベ、グルナッシュ、カルメネール、プティ・マンサン)

ロ 酒税法第3条第13号に規定する「果実酒」の原料を用いたものであること。ただし、同法第3条第13号ニに規定する香味料(以下単に「香味料」という。)は、ぶどうの果汁又はぶどうの濃縮果汁(いずれも山梨県で収穫されたぶどうのみを原料としたものに限る。)に限り用いることができる。

ハ 果汁糖度が、甲州種は14.0%以上、ヴィニフェラ種は18.0%以上、その他の品種は16.0%以上であるぶどうを用いること。ただし、ぶどう栽培期間の天候が不順であった場合には、当該ぶどう栽培期間を含む暦年内に収穫されたぶどうに限り、それぞれの必要果汁糖度を1.0%下げることができる。
なお、酒税法3条第13号ハに掲げる製造方法により製造するもののうち、他の容器に移し替えることなく移出することを予定した容器及び密閉できる容器等で発酵させることにより発泡性を有することとするものに用いるぶどうについては、甲州種は11.0%以上、ヴィニフェラ種は15.0%以上、その他の品種は13.0%以上であるぶどうを用いることができる。

ニ 原料として水及びアルコールを使用していないこと。ブランデー及びスピリッツについては、他の容器に移し替えることなく移出することを予定した容器で発酵させたものに、発酵後、当該容器にブランデー及びスピリッツを加える製法を行う場合に限り使用すること。

(2)製法
イ 酒税法第3条第13号に規定する「果実酒」の製造方法により、山梨県内において製造されたものであり、「果実酒等の製法品質表示基準(平成27年10月国税庁告示第18号)」第1項第3号に規定する「日本ワイン」であること。
ロ 酒税法第3条第13号ロ又はハに規定する製造方法により、糖類(酒税法3条第13号ハに掲げる糖類のうち、他の容器に移し替えることなく移出することを予定した容器及び密閉できる容器等で発酵させることにより発泡性を有することとするものに用いる糖類を除く。)を加える場合は、その加える糖類の重量が、果実に用いたぶどうの品種ごとに、それぞれ次の範囲内であること。
・ 甲州種 100ml当たり10g
・ ヴィニフェラ種85%以上 100ml当たり6g
・ その他の品種 100ml当たり8g
ハ ぶどうの収穫からワインの瓶詰を行うまでの補酸の総量が9g/L以下であること。
ニ 除酸剤については、総酸値を5g /L低減させるまで加えることができること。
ホ 製造工程上、貯蔵する場合は山梨県内で行うこと。
ヘ 山梨県内で、消費者に引き渡すことを予定した容器に詰めること。

3 酒類の特性を維持するための管理に関する事項
(1)地理的表示「山梨」を使用するためには、当該使用する酒類を酒類の製造場(酒税法(昭和28年法律第6号)第28条第6項又は第28条の3第4項の規定により酒類の製造免許を受けた製造場とみなされた場所を含む。)から移出(酒税法第28条第1項の規定の適用を受けるものを除く。)するまでに、当該使用する酒類が「酒類の産地に主として帰せられる酒類の特性に関する事項」及び「酒類の原料及び製法に関する事項」を満たしていることについて、次の団体(以下「管理機関」という。)により、当該管理機関が作成する業務実施要領に基づく確認を受ける必要がある。
管理機関の名称:地理的表示「山梨」管理委員会
住所:山梨県甲府市東光寺3-13-25地場産業センター2階
山梨県ワイン酒造組合内
電話番号:055-233-7306
ウェブサイトアドレス http://www.wine.or.jp
(2)管理機関は、業務実施要領に基づき、ぶどう栽培期間の天候が不順であったと認める場合には、直ちにその旨を公表する。

4 酒類の品目に関する事項
果実酒

別紙2 備考
酒類の地理的表示に関する表示基準(平成27年国税庁告示第19号)第10項第3号の規定により、第9項の規定を適用しないものとして公示する商標その他の表示については、以下の「商標その他の表示」のとおりです。
商標その他の表示
甲州市原産地呼称ワインの認証条例(平成20年甲州市条例第34号)の規定により行う認証の表示
(注)地理的表示「山梨」の指定をした日前から使用していた上記の「商標その他の表示」に限り、地理的表示「山梨」の指定後も、引き続き表示を認めるものです。

5 統一ロゴ
地理的表示「山梨」のラベル表記は、GI Yamanashi(GI=Geographical Indicationの略)を統一ロゴとする。
山梨ワインドットノム編集部は、【自称山梨ワイナリー観光大使】を役職に【醸造家徹底応援!】を掲げ活動をしております。
素人だからこそ感じる、ワインに対しての率直な感想を始め、ワインの基礎知識、山梨の美味しいお店などの情報を案内します。
情報は、記事執筆時点のものとなります。詳しくは、各ワイナリーサイトの情報をご確認下さい。
各ワイナリーへのお問い合わせは、各ワイナリーサイト記載された方法でお問い合わせ願います。

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