編集長、甘口ワインを開拓?
最近辛口のワインばかり飲んでいるので、そろそろ甘口の美味しいワインでも探してみようかな、と!!
編集長
師匠
ほぅ。
ワイン好きたるもの、辛口から甘口まで網羅せんといかんからな!
ワイン好きたるもの、辛口から甘口まで網羅せんといかんからな!
ですよねー!
元々は甘口のワインが好きだったんですけどねー。
元々は甘口のワインが好きだったんですけどねー。
編集長
ワイン初心者には甘口ワインがオススメ!
師匠
そうじゃなー。
やはり特に初心者には、まずは甘口のワインが好まれる傾向にあるようじゃな。
やはり特に初心者には、まずは甘口のワインが好まれる傾向にあるようじゃな。
その通りですねー。
どうしても…ワインはワイン独自の特性を知るまでは、辛口が美味しいとはなりにくいですよね。
特に若い人たちには、飲み物は飲み物単体として考えがちですからね…
食べ物に合う…というよりも飲み物として美味しいか、を考えがちですよね。
そして、飲み物にも炭酸、糖分、カフェインなどを求める傾向が高いため、
ワインで辛口というのを初心者に求めるのは難しいかと………
どうしても…ワインはワイン独自の特性を知るまでは、辛口が美味しいとはなりにくいですよね。
特に若い人たちには、飲み物は飲み物単体として考えがちですからね…
食べ物に合う…というよりも飲み物として美味しいか、を考えがちですよね。
そして、飲み物にも炭酸、糖分、カフェインなどを求める傾向が高いため、
ワインで辛口というのを初心者に求めるのは難しいかと………
編集長
師匠
うむ。
元々辛口の日本酒好きだとか、焼酎が好きな層にはすんなりと辛口ワインも受け入れられるかもしれんがな。
お酒自体の初心者や、まだ舌の敏感な若い層には辛口ワインはハードルが上がるかもな笑
元々辛口の日本酒好きだとか、焼酎が好きな層にはすんなりと辛口ワインも受け入れられるかもしれんがな。
お酒自体の初心者や、まだ舌の敏感な若い層には辛口ワインはハードルが上がるかもな笑
そうなんですよー!
なので、そういった人たちにも美味しいと思ってもらえるような、ワインはないかなぁと。
なので、そういった人たちにも美味しいと思ってもらえるような、ワインはないかなぁと。
編集長
貴腐ワインとは!?
師匠
うーむ。
それなら、貴腐ワインとかはどうじゃ?
それなら、貴腐ワインとかはどうじゃ?
(プレゼントワインのりんく)
貴腐ワイン???
え…それ美味しいんですか…なんかハードル高いようなまずいような…笑
え…それ美味しいんですか…なんかハードル高いようなまずいような…笑
編集長
師匠
ええ、ドン引き〜!!
なんか一時期それ流行ってましたよね…笑
だって、「貴」ってワインのイメージからして「貴族」。
そして「腐」って…なんかいいイメージが湧かない漢字だと思うんですけど・・・
だって、「貴」ってワインのイメージからして「貴族」。
そして「腐」って…なんかいいイメージが湧かない漢字だと思うんですけど・・・
編集長
師匠
たしかに…お主の言う通りかもしれん…
素直に字面だけを見てしまうと・・・
素直に字面だけを見てしまうと・・・
なんか臭そうですよね。。。
大丈夫なんですか?
そんなワインを、ワイン初心者に勧めてしまって。。。
大丈夫なんですか?
そんなワインを、ワイン初心者に勧めてしまって。。。
編集長
師匠
ばかもん笑
字面的には、そういうイメージを感じを持ってしまうかもしれないが…
貴腐ワインは初心者にこそオススメしたい、入門ワインとしてピッタリなワインなんじゃ!
字面的には、そういうイメージを感じを持ってしまうかもしれないが…
貴腐ワインは初心者にこそオススメしたい、入門ワインとしてピッタリなワインなんじゃ!
えええ、衝撃、ドン引き〜!!(使い方合ってる!?笑)
是非、貴腐ワインを僕に教えてください!!!
是非、貴腐ワインを僕に教えてください!!!
編集長
師匠
仕方がないのぅ…
貴腐ワインとは、文字通り「貴腐葡萄」という葡萄で造られたワインのことなんじゃ。
貴腐ワインとは、文字通り「貴腐葡萄」という葡萄で造られたワインのことなんじゃ。
貴腐葡萄?初めて聞きますねー!
甲州やマスカットベーリーAのように、貴腐ブドウという品種があるんですかね?
甲州やマスカットベーリーAのように、貴腐ブドウという品種があるんですかね?
編集長
師匠
いや、それは違うんじゃ。
貴腐葡萄は元々、他の辛口ワインに使われている葡萄と全く同じものなんじゃ。
貴腐葡萄は元々、他の辛口ワインに使われている葡萄と全く同じものなんじゃ。
???
んーつまり…
甲州やマスカットベーリーAの中でも、貴腐葡萄と呼ばれる甲州やマスカットベーリーAが存在するってことですか?
んーつまり…
甲州やマスカットベーリーAの中でも、貴腐葡萄と呼ばれる甲州やマスカットベーリーAが存在するってことですか?
編集長
師匠
そういうことじゃ!
ボトリティス・シネレア菌(貴腐菌)という葡萄の果皮に感染するカビの一種があるんじゃが、
この菌が葡萄の果皮に付着すると、菌糸が侵入して果皮の組織が破壊されるんじゃよ。
その後、日照が多く乾燥した天候が続くことで葡萄中の水分が蒸発して、
収穫時には糖分などのエキスが凝縮した貴腐葡萄へと変貌を遂げるんじゃな。
ボトリティス・シネレア菌(貴腐菌)という葡萄の果皮に感染するカビの一種があるんじゃが、
この菌が葡萄の果皮に付着すると、菌糸が侵入して果皮の組織が破壊されるんじゃよ。
その後、日照が多く乾燥した天候が続くことで葡萄中の水分が蒸発して、
収穫時には糖分などのエキスが凝縮した貴腐葡萄へと変貌を遂げるんじゃな。
ほえー!カビって聞くと…なんか嫌な感じがしますけど…笑
本当に、普通の葡萄がボトリティス・シネレア菌(貴腐菌)によって、貴腐葡萄と呼ばれるようになるんですね!
本当に、普通の葡萄がボトリティス・シネレア菌(貴腐菌)によって、貴腐葡萄と呼ばれるようになるんですね!
編集長
師匠
うむ。
この状態の貴腐葡萄は非常に糖度が高いんじゃ!!
だから、貴腐葡萄を原料にワインを造ると、極甘口の貴腐ワインができあがるのじゃ。
この状態の貴腐葡萄は非常に糖度が高いんじゃ!!
だから、貴腐葡萄を原料にワインを造ると、極甘口の貴腐ワインができあがるのじゃ。
糖度で悩んでいるワイナリーに教えてあげたいですね!!
編集長
師匠
ばかもん!!そんなんで解決したら、とっくにやってるわぃ。
それに、この貴腐葡萄を作るには結構な手間が掛かるんじゃよ。
それに、この貴腐葡萄を作るには結構な手間が掛かるんじゃよ。
そうなんですか!?
てっきりボトリティス・シネレア菌(貴腐菌)に感染すれば簡単に貴腐葡萄が出来上がるのかと。。。
てっきりボトリティス・シネレア菌(貴腐菌)に感染すれば簡単に貴腐葡萄が出来上がるのかと。。。
編集長
貴腐ワインとなる条件とは?
師匠
そんな簡単に貴腐ブドウが出来上がったら誰も苦労せんのじゃ。。。
貴腐葡萄ができるには特定の条件を満たす必要があるんじゃよ。
貴腐葡萄ができるには特定の条件を満たす必要があるんじゃよ。
特定の条件?
これまた難しそうな臭いがしてきましたね。。。
これまた難しそうな臭いがしてきましたね。。。
編集長
師匠
そもそもボトリティス・シネレア菌(貴腐菌)というのは、本来葡萄にとっては有害な菌じゃからな。
果実や花弁、葉、茎などを腐敗させてしまう灰色カビ病として知られている菌なんじゃよ。
果実や花弁、葉、茎などを腐敗させてしまう灰色カビ病として知られている菌なんじゃよ。
えぇ。。。
そんなヤバイ菌なんですか。。。普通に葡萄が腐ってしまいそうですが、大丈夫なんですか?
そんなヤバイ菌なんですか。。。普通に葡萄が腐ってしまいそうですが、大丈夫なんですか?
編集長
師匠
いや、普通なら大丈夫じゃない笑
が、そこで特定の条件の話に戻るんじゃな。
その条件というのは、「朝に霧が発生して菌の生育に都合の良い温度や湿度状態になっていること」 「日中は晴天で乾燥し、水分の蒸発が進行すること」
が、そこで特定の条件の話に戻るんじゃな。
その条件というのは、
の2つじゃ。
これが非常に重要だと言われているんじゃ。
さらに、これらの条件下で少なくとも1ヶ月以上の日数が必要と言われており、
この間に貴腐化するのに不都合な天候変化が起こると、ただの腐敗になってしまうことも多々あると言われておるんじゃ…
それは中々に無理ゲー感がありますね笑
そんな条件を達成できるってなると、そもそも特定の地域でしか貴腐葡萄は作れなさそうですね。。。
そんな条件を達成できるってなると、そもそも特定の地域でしか貴腐葡萄は作れなさそうですね。。。
編集長
貴腐ワインは希少!
師匠
その通り!
だからこそ、他のワインに比べると、どうしても高価になるんじゃな。
前述したように貴腐葡萄は水分が蒸発しているから、果汁が採れる量が極僅かじゃ。
世界最高峰の貴腐ワインを生み出すフランスのアキテーヌ地方ジロンド県ソーテルヌ村にある
リュル=サリュース家所有のシャトー・ディケムは、1本の葡萄樹からグラス1杯分のワインしか造らないと言われているからのぅ。
だからこそ、他のワインに比べると、どうしても高価になるんじゃな。
前述したように貴腐葡萄は水分が蒸発しているから、果汁が採れる量が極僅かじゃ。
世界最高峰の貴腐ワインを生み出すフランスのアキテーヌ地方ジロンド県ソーテルヌ村にある
リュル=サリュース家所有のシャトー・ディケムは、1本の葡萄樹からグラス1杯分のワインしか造らないと言われているからのぅ。
なんて手間のかかる希少なワインなんだ。。。
でもそれだけ手間を掛けているワインなら、絶対美味しいですし、是非とも飲んでみたくなりました!
やはり、ただ甘いよ!!ってよりもそのワインのストーリー聞くと、今すぐにでもAmazonをポチりたくなりますね笑
でもそれだけ手間を掛けているワインなら、絶対美味しいですし、是非とも飲んでみたくなりました!
やはり、ただ甘いよ!!ってよりもそのワインのストーリー聞くと、今すぐにでもAmazonをポチりたくなりますね笑
編集長
師匠
そうじゃろそうじゃろ。
ワインは、ストーリーが本当に面白いんじゃ!!
貴腐ワインは、非常に甘いから、食後のデザートワインとして飲むとよいぞ〜!
ワインは、ストーリーが本当に面白いんじゃ!!
貴腐ワインは、非常に甘いから、食後のデザートワインとして飲むとよいぞ〜!
はい!!ダイエット後にでも〜!笑
編集長
関連情報
山梨ワインドットノム編集部は、【自称山梨ワイナリー観光大使】を役職に【醸造家徹底応援!】を掲げ活動をしております。素人だからこそ感じる、ワインに対しての率直な感想を始め、ワインの基礎知識、山梨の美味しいお店などの情報を案内します。情報は、記事執筆時点のものとなります。詳しくは、各ワイナリーサイトの情報をご確認下さい。各ワイナリーへのお問い合わせは、各ワイナリーサイト記載された方法でお問い合わせ願います。