【ワイン初心者による塩山洋酒訪問記】ベーリーアリカントA100%ワインを造る稀有な山梨ワイナリーに訪問!!人生初のコルク打ちを体験!!

今回、我ら山梨ワインドットノムメンバーは【塩山洋酒】へ行ってきました!
どんなワインにめぐりあえるのか、どんなワイナリーなのか、楽しみですね♪
塩山洋酒では、ワイナリー見学もさせていただけます!!
そして…再び山梨ワインドットノム編集部が初体験を!?
さて、今回はどんな初体験を迎えたのでしょうか…笑

カーナビを信用するな!?笑

さて、今回「塩山洋酒」に副編集長の車で向かっていていると…
カーナビは到着とあるが…目の前にはワイナリーがない!笑
困った山梨ワインドットノム編集部が頼ったのは…
「Google Map」!!
開いてみると…細い道を左折することルートが!!
よっしゃ、と思いきや…なんとも嬉しい偶然が…
なんと塩山洋酒の2代目が、ちょうど私たちのために戻ってきてくれるところに遭遇!
ちなみに現在、塩山洋酒では3代目になります。

2代目のあとを編集長が追い…山梨ワインドットノムの車を駐車するところを聞きます笑
そのまま車の後を追ってくれてOKとのことだったので、
「Google Map」通りに進み到着♪

こちらのオフィス兼工場の前に車を駐車しました!!
さて、どんな体験が待っているのか〜!!

今回は先に試飲をさせていただいた後、
工場見学、そして◯◯を体験させていただきました!!

試飲スタート!

今回は4本のワインを試飲させていただきました!?

と思いきや、気づいたら試飲のワインが増えて…笑
(このパターンどこかのワイナリーでも…どこでしょう)

結果!!!
6本のワインを試飲させていただきました!!笑
そして、試飲でも面白有難いことが起こりました!!それは後ほど…!!

MEMO
写真には7本の写真がありますが…試飲をさせていただいたのは6本です。
オレンジ色をしているワインですが…飲み忘れてしまいました・・・笑
といのも…編集長がSALZ BERG Koshuを飲み終えたあと…
順番を飛ばしてアリカントに食いついてしまい…飲むことを全員が忘れるという………ごめんなさい・・・
  • 甲州 重川 2018
  • 甲州 おりがらみ 2018
  • ADIRON 2018
  • Japanese Blend 2017
  • SALZ BERG Koshu 2016
  • ベーリーアリカント 2018

甲州 重川 2018

甲州 重川 2018

編集長コメント

すごい果実感がしっかりしていますね!!
次第に、さっぱりした味わいに変わってきますね。
全体的にバランスがよくて飲みやすいです♪

塩山洋酒ワイナリーコメント!

甲州市を流れる重川沿いにある自社農園の甲州種を100%使用しています!
2009年より単一仕込みをしています。
凝縮感溢れる果実味と洋ナシを感じさせる爽やかなかおりが広がり、
全体を骨格づけるスッキリとした酸が特徴の辛口白ワインです。

甲州 おりがらみ 2018

甲州 おりがらみ 2018

編集長コメント

果実感がしっかり残っている香りですね♪
口に含んだ瞬間から複雑感がにじみでてきますね!!
若干、甘さが残っていますね♪

塩山洋酒ワイナリーコメント!

自社農場で収穫した甲州を使用しています!
甲州の魅力を最大限に引き出すために、無濾過で瓶詰めをした「にごり」タイプの白ワインです。
酵母の深みとスッキリとした酸の中に若干の甘さを残した白ワインです!!
また、瓶内に澱を閉じ込めたまま瓶詰しているので、時間の経過とともに更に深い味わいも楽しんでいただけると思います!

ADIRON 2018

ADIRON 2018

編集長コメント

アジロンダックらしさの甘い香りが弱すぎず強すぎずしっかり表現されていますね!!
非常に果実感の豊かな香りがしますね♪
味もスッキリしていて、酸味も程よく残されていて飲みやすいですね!
甘口ってほど、甘くはないです!
そのため、甘口のアジロンダックよりは食事とも合わせやすいかもしれません!

塩山洋酒ワイナリーコメント!

甲州市内で収穫されたアジロンダックを100%使用しています。
日本では生食用の葡萄として古くから栽培されていた葡萄ですが、
近年では栽培面積の減少から希少品種として扱われているアジロンダック。
イチゴやハチミツを感じさせる濃厚な果実香が口の中に広がり、
そしてスッキリとした酸味が、ワインを苦手と考えている人でも飲みやすくなっています。
やや甘口タイプの赤ワインに仕上がっています。

Japanese Blend 2017

Japanese Blend 2017

編集長コメント

最初は、ブラッククィーンの酸味が強いですね!
ただ少しずつブラッククィーンが弱まりベーリーアリカントを感じ、
最後は樽の感じが口の中に広がりますね♪

塩山洋酒ワイナリーコメント!

日本品種のブラッククィーンを50%、ベーリーアリカントを25%、マスカットベーリーAを25%使用しています。
約8ヶ月間樽熟成をさせた後、ブレンドし深みのある色合いと爽やかな酸味、
コクを感じさせる味わいが特徴のミディアムボディの赤ワインに仕上がっています!!

SALZ BERG Koshu 2016

SALZ BERG Koshu 2016

編集長コメント

非常にいい香りですね♪
酸味が強いですが、次第に果実感が広がりますね!
そして、余韻もしっかり残っていてご飯と一緒に飲ませてほしいです!!笑

塩山洋酒ワイナリーコメント!

ステンレスタンクで醗酵をさせた甲州に、別の酵母で醗酵させ、樽熟成した甲州をブレンドした白ワインです!
白い花を感じさせる爽やかな香りと時間の経過とともにトロピカルな香りが特徴的です!
また、全体を引き締める酸、ほのかに香る樽香も特徴的な辛口の白ワインです♪

ベーリーアリカント 2018

ベーリーアリカント 2018

編集長コメント

ど真ん中ストレート並みにおいしいですね笑
どタイプです笑
ベーリーアリカントA100%は初めて飲みましたね!!これはすごい美味しいです。
飲みだたえ抜群!樽が強いけれども、葡萄の果実感もしっかり味わえて最高です!
樽好きは購入必須のワインです!!

塩山洋酒ワイナリーコメント!

自社農場で収穫をした、古い栽培歴史のある醸造用品種であるベーリーアリカントAを100%使用しています。
個性的な品種で、ビターチョコレートや黒糖のような香り、
深い色合いとコクを感じるフルボディタイプの辛口赤ワインに仕上がっています。

MEMO
ベーリーアリカントAを100%使ったワインを造ったのは
塩山洋酒が最初だと言われています!!

ここで山梨県ならではの心温まる出来事が♪
ベーリーアリカントAに編集長どハマり…!!
1杯の試飲で物足りなかったのか…
「もう1杯だけいただいていいですか…」と頼む編集長。
すると、快く注いでくれました。
その注いでくれた量が最初の2倍ほど・・・笑

1杯目

2杯目

一気に量が…笑
そして、編集長がクイっと飲み
「本当にこれ美味しいですね、ぼくのタイプドンピシャです」と言うと…

3杯目が笑

そして、地味に量が増えている…笑
テンポもよく非常に面白いやりとりでした笑
同時に山梨のワイナリーの人柄の良さを改めて感じた瞬間でした♪

工場へGO!!

試飲を終えた山梨ワインドットノム編集部。
次は、試飲したワインを造っている工場を案内していただくことに♪
塩山洋酒の歴史を教えていただきながら、工場へ!!

塩山洋酒の歴史

1957年に山梨県塩山市(現在の甲州市塩山)に、果実生産者組合を母体に果樹栽培の振興と農産物加工を目的として設立されたとのこと!!
最初は協同醸造組合的な形態だったのですが、当時の産業育成の方針に添って法人化をされたのです!
そして設立から2年後の1959年。
塩山洋酒醸造株式会社として本格的にワインの生産を開始されたのです!
そして、塩山洋酒は日本品種を第一に考え、欧州系品種は一切、栽培・醸造していないワイナリーなのです!!
特に、甲州種のワインは日本ワインコンクールにおいても連続受賞を続けているのです。
実績がありつつも、塩山洋酒にしかできないワイン造りを日々研究し、より良いワイン造りを常に追求されているのです!
現社長(3代目)は、山梨県出身のワイン醸造家が「より上質のワインを造りたい!!」という
共通意識の元に集まって結成されたグループ“アサンブラージュ”のメンバーでもあるとのこと!!
そのため、山梨のワインを知ってもらうために県内外での試飲会、ワイン醸造の技術的な情報交換など、幅広い活動を続けているのです。
ワインをもっと身近なものに、そして個性的でありながら親しみやすく、気軽に湯のみでも飲めるようなワイン造りを続けているのです!!

甲州葡萄工房

ワインは山梨県の、地場産業製品として好評を得ております。
塩山洋酒では、自園農場をはじめ契約栽培農家で生産された県内産葡萄を100%使用したワイン造りを行っているとのこと!!
そして、「甲州葡萄工房」の名前のようにワイン醸造のほか、葡萄果汁やワインゼリーの製造など、葡萄を始めとする農産物の加工製品にも力を注いでいるのです!!
ワイナリーを法人化した組織だけではなく、地域少しでも貢献できる企業でもありたいと考えていらっしゃいます!!

MEMO
一部、公式ホームページより引用させていただいております。

工場見学

「除梗」「破砕」エリア

まずは、ワインショップ兼テイスティングルームの右側に付随している「除梗」「破砕」エリアへ♪

「タンク」エリア

そして、ワインショップ兼テイスティングルームの左側に付随している「タンク」エリアに♪

こちらが入り口です♪

中に入ると…

まずは、「琺瑯タンク」がお出迎え♪

そして、奥に進もうとしていたところ…
「この数字はなんだと思いますか?」と。
それがコチラ!

なにかに似ている気はしますよね…
1分弱考えていると…頭をあげたそのときです!!
琺瑯タンクに書かれている情報と同じであることに気づく編集長。
そうなんです、過去にタンクとして利用をしていた跡だったのです。
今では使い方が違えど、その証拠に…

取り出すエリアがしっかりと配置されていました!!
そして、「ステンレスタンク」エリアです♪

気づきましたでしょうか…
左上!!

実は、写真に写っていない右側にも書かれていたのです!!

扉の先は…

現在は、「貯蔵庫」になっていましたが…
ありました!!!!

反対側にも♪

数十年前のワイン造りの姿を見たくなってきますね!!

そして、「濾過」エリアも紹介してくれました!!

「1代目」

2枚目のシートのような網をうまく利用するんですね!

「2代目」
そして、これが2代目♪

「3代目:現役」
現役選手である3代目!!
徐々に機械が現代化している感じは、デザインなどからも感じますね!!笑

「コルク打栓」エリア

最後に、「コルク打栓」エリアに…♪
すると…「コルクは打った経験あるの?」と聞かれる編集長。
すぐさま、「実は、試飲はめちゃめちゃしているんですが、葡萄の収穫もコルクも未経験なんです…」と。
それを聞いた2代目が「コルク打ってみるか〜?」と…
すぐさま「ぜひ!!!」と…
実際に経験をさせていただきました!!!
その動画がコチラ♪

工場から戻ると…編集長が、驚くべき発言を。。。笑
「最後にもう1杯だけもらえますか…」とお願いをする編集長。
そのお願いに…
すぐさまOKをして注いでくれました笑
4杯目がコチラ。

並々に注がれています笑
また増えてるっていう笑
本当にどハマりだったのですね、これも一気に飲み干してしまいました笑
もちろん、購入しました♪

そうだ、塩山洋酒へ行こう!

編集長が最近ハマりにハマっているベーリーアリカントA。
ベーリーアリカントAは、主に赤ワインの色付けのために使われている品種で、ワインに樽のような香りや味わいをもたらしてくれる葡萄です。
塩山洋酒は、編集長の好きなワインのタイプが増えるキッカケをくれました♪
また、山梨ワインドットノム編集部は塩山洋酒でコルク打栓を初めて経験させていただきました!!

タイミングが合えばみなさんもできるかもしれませんよ〜!!
塩山へ訪れたときには、ぜひとも訪れてほしいワイナリーです!
ぜひ、休日は塩山洋酒醸造へ♪

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特に…
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非常に参考になると思います♪
ぜひ、みなさんの山梨へ観光する際のお供に!!

関連情報

塩山洋酒 基本情報

塩山洋酒 基本情報
社 名: 塩山洋酒醸造株式会社
所在地: 〒404-0041 山梨県甲州市塩山千野693
電話番号: Tel:0553-33-2228
営業時間: 09:00〜17:00
HP: 公式ホームページ
国税庁

地理的表示「山梨」生産基準
1 酒類の産地に主として帰せられる酒類の特性に関する事項
(1)酒類の特性について
イ 官能的要素
山梨ワインは、甲州やマスカット・ベーリーAなどの山梨で古くから栽培されているぶどうや、ヨーロッパを原産とするヴィニフェラ種など、様々なぶどう品種について、山梨の自然環境に根付くよう品種改良や栽培方法等の工夫を行ってきたことにより、ぶどう本来の香りや味わいといった品種特性がよく顕れた、総じてやや穏やかな酸味を有するバランスの良いワインである。
その中でも甲州を原料としたワインは、口中で穏やかな味わいを感じることができ、またドライなワインはフルーティーな柑橘系の酸味を有する。
また、マスカット・ベーリーAを原料としたワインは、鮮やかな赤色の色調を有し、甘さを連想させる香りとタンニンによる穏やかな渋みを有する。
さらに、ヴィニフェラ種を原料とした白ワインは、やや穏やかな酸味とよく熟したヴィニフェラ種特有の果実の香りを有し、口に含むとボリューム感に富んでいる。ヴィニフェラ種を原料とした赤ワインは、しっかりとした色調を有し、タンニンによる十分な渋みとふくよかさのバランスが良い。

ロ 化学的要素
山梨ワインは、アルコール分、総亜硫酸値、揮発酸値及び総酸値が次の要件を満たすものをいい、発泡性を有するものも含む。
(イ) アルコール分は8.5%以上20.0%未満。ただし、補糖したものは上限値を15.0%未満とし、甘口のもの(残糖分が45g/L以上のものをいう。以下同じ。)は下限値を4.5%以上とする。
(ロ) 総亜硫酸値は250mg/L未満(甘口のものを除く。)。
(ハ) 揮発酸値は赤ワインで1.2g/L以下。白ワイン及びロゼワインで1.08 g/L以下。
(ニ) 総酸値は3.5g/L以上。

(2)酒類の特性が酒類の産地に主として帰せられることについて
イ 自然的要因
山梨県は、西側の県境を走る赤石山脈系の高山群と、南側の県境から北東に伸びる富士火山系の高山群に囲まれた山間地である。海洋の影響が少ないため、梅雨や台風の影響を受けにくく、盆地特有の気候として、日中は気温が上昇するが、朝夕は大きく気温が低下するため、1日の気温差が大きい。
この自然環境により、ぶどうの成育期においては、梅雨による多湿の影響が少なく、成熟期においても台風等による風害や日照不足を原因とする病害が発生しにくいため、ぶどうの栽培に適しており、ぶどうの着色や糖度などの品質全体に良い影響を与えている。ぶどう栽培地は、主として富士川の支流流域に沿って広がっている。多くのぶどう栽培地は、花崗岩及び安山岩の崩壊土から成る、土層が深く肥沃で排水も良好な緩傾斜にある。このような好条件を有するため、ぶどうは健全でよく熟し品種特性が良く維持されたバランスの良いワインとなる。

ロ 人的要因
山梨ワインの生産は、1870年頃から始まったといわれている。当時は、栽培されたぶどうのほとんどが生食用として消費されており、その余剰によりワインの生産が行われていた。ぶどうの栽培量が増加しても、ワインに加工し販売することができたため、農家は過剰生産を恐れずにぶどう栽培に取り組むことができ、ぶどう栽培技術の創意や改善が重ねられていった。これにあわせて、ワインの製造量も増加し、醸造技術も蓄積されていくなどの好循環が生まれ、地域の経済発展を担ってきた。
このようなワイン産業に対しては、明治時代より、政府や山梨県庁、市町村が法的整備や資金支援、品種改良に関する研究開発など様々な支援を行ってきた。現在は、県の機関として山梨県工業技術センターの中にワインセンターが設置されており、ぶどう栽培やワイン醸造の研究開発のみならず、山梨のワイン製造者に対する技術指導・支援を行っており、高品質な山梨ワインを生産する技術的基盤になっている。また、山梨大学には1947年に発酵研究所(現ワイン科学研究センター)が設置されるなど、更なる研究開発や人材育成に注力している。
日本のぶどう産地はヨーロッパのぶどう産地に比べれば降雨量が多く、山梨県もぶどうの栽培期間中に雨の影響を受けるが、山梨県のワイン事業者は、垣根栽培のぶどうに傘をかけたり、雨の跳ね返りを防ぐため垣根の高い位置でぶどうを育てるなど、様々な工夫により、品質の高いぶどう栽培を根付かせてきた。
山梨ワインは、魚介類の食事とワインを合わせた際に生臭みの原因となる物質を発生させる鉄分の量が海外で生産されるワインと比べ総じて少ない。これは、山梨県は海洋に面していない地域でありながら、寿司屋が多いなど魚介類の消費を好む傾向があり、このような地域の人々の嗜好に合うようワインの製造工程で工夫が重ねられた結果であるといえる。山梨ワインは和食等の魚介類を材料に用いた食事と相性が良く、山梨県の人々にとってワインが身近な酒類として定着してきた一つの要因といえる。

2 酒類の原料及び製法に関する事項
地理的表示「山梨」を使用するためには、次の事項を満たしている必要がある。
(1)原料
イ 果実に山梨県で収穫されたぶどう(次に掲げる品種に限る。)のみを用いたものであること。
甲州、マスカット・ベーリーA、ブラック・クイーン、ベーリー・アリカントA、デラウェア、交配品種(甲斐ノワール、甲斐ブラン、サンセミヨン、アルモノワール、ビジュノワール、モンドブリエ)、ヴィニフェラ種(シャルドネ、セミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン、ピノ・ブラン、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、カベルネ・フラン、ピノ・ノワール、プティ・ヴェルドー、シュナン・ブラン、ピノ・グリ、ヴィオニエ、シェンブルガー、リースリング、ゲベルツトラミナー、ミュスカデ、サンソー、テンプラニーリョ、マルベック、タナ、アルバリーニョ、サンジョベーゼ、ネッビオーロ、バルベーラ、ピノ・ムニエ、ジンファンデル、ツバイゲルトレーベ、グルナッシュ、カルメネール、プティ・マンサン)

ロ 酒税法第3条第13号に規定する「果実酒」の原料を用いたものであること。ただし、同法第3条第13号ニに規定する香味料(以下単に「香味料」という。)は、ぶどうの果汁又はぶどうの濃縮果汁(いずれも山梨県で収穫されたぶどうのみを原料としたものに限る。)に限り用いることができる。

ハ 果汁糖度が、甲州種は14.0%以上、ヴィニフェラ種は18.0%以上、その他の品種は16.0%以上であるぶどうを用いること。ただし、ぶどう栽培期間の天候が不順であった場合には、当該ぶどう栽培期間を含む暦年内に収穫されたぶどうに限り、それぞれの必要果汁糖度を1.0%下げることができる。
なお、酒税法3条第13号ハに掲げる製造方法により製造するもののうち、他の容器に移し替えることなく移出することを予定した容器及び密閉できる容器等で発酵させることにより発泡性を有することとするものに用いるぶどうについては、甲州種は11.0%以上、ヴィニフェラ種は15.0%以上、その他の品種は13.0%以上であるぶどうを用いることができる。

ニ 原料として水及びアルコールを使用していないこと。ブランデー及びスピリッツについては、他の容器に移し替えることなく移出することを予定した容器で発酵させたものに、発酵後、当該容器にブランデー及びスピリッツを加える製法を行う場合に限り使用すること。

(2)製法
イ 酒税法第3条第13号に規定する「果実酒」の製造方法により、山梨県内において製造されたものであり、「果実酒等の製法品質表示基準(平成27年10月国税庁告示第18号)」第1項第3号に規定する「日本ワイン」であること。
ロ 酒税法第3条第13号ロ又はハに規定する製造方法により、糖類(酒税法3条第13号ハに掲げる糖類のうち、他の容器に移し替えることなく移出することを予定した容器及び密閉できる容器等で発酵させることにより発泡性を有することとするものに用いる糖類を除く。)を加える場合は、その加える糖類の重量が、果実に用いたぶどうの品種ごとに、それぞれ次の範囲内であること。
・ 甲州種 100ml当たり10g
・ ヴィニフェラ種85%以上 100ml当たり6g
・ その他の品種 100ml当たり8g
ハ ぶどうの収穫からワインの瓶詰を行うまでの補酸の総量が9g/L以下であること。
ニ 除酸剤については、総酸値を5g /L低減させるまで加えることができること。
ホ 製造工程上、貯蔵する場合は山梨県内で行うこと。
ヘ 山梨県内で、消費者に引き渡すことを予定した容器に詰めること。

3 酒類の特性を維持するための管理に関する事項
(1)地理的表示「山梨」を使用するためには、当該使用する酒類を酒類の製造場(酒税法(昭和28年法律第6号)第28条第6項又は第28条の3第4項の規定により酒類の製造免許を受けた製造場とみなされた場所を含む。)から移出(酒税法第28条第1項の規定の適用を受けるものを除く。)するまでに、当該使用する酒類が「酒類の産地に主として帰せられる酒類の特性に関する事項」及び「酒類の原料及び製法に関する事項」を満たしていることについて、次の団体(以下「管理機関」という。)により、当該管理機関が作成する業務実施要領に基づく確認を受ける必要がある。
管理機関の名称:地理的表示「山梨」管理委員会
住所:山梨県甲府市東光寺3-13-25地場産業センター2階
山梨県ワイン酒造組合内
電話番号:055-233-7306
ウェブサイトアドレス http://www.wine.or.jp
(2)管理機関は、業務実施要領に基づき、ぶどう栽培期間の天候が不順であったと認める場合には、直ちにその旨を公表する。

4 酒類の品目に関する事項
果実酒

別紙2 備考
酒類の地理的表示に関する表示基準(平成27年国税庁告示第19号)第10項第3号の規定により、第9項の規定を適用しないものとして公示する商標その他の表示については、以下の「商標その他の表示」のとおりです。
商標その他の表示
甲州市原産地呼称ワインの認証条例(平成20年甲州市条例第34号)の規定により行う認証の表示
(注)地理的表示「山梨」の指定をした日前から使用していた上記の「商標その他の表示」に限り、地理的表示「山梨」の指定後も、引き続き表示を認めるものです。

5 統一ロゴ
地理的表示「山梨」のラベル表記は、GI Yamanashi(GI=Geographical Indicationの略)を統一ロゴとする。

白ワイン用品種

甲州

甲州は、白葡萄ですが、果皮はやや紫がかったピンク色をしています。
また、甲州は果皮は厚めで、樹勢が強く、病気に強いです。
日本の気候とは相性が良く、あまり病気にならずに甲州を育てることができます。
糖度は上がりにくく、穏やかな味わいのワインになります。
味わいは穏やかなものもあれば、軽やかでスッキリとした味わいであるワインも多いです。
そして、後味に少し苦味・渋味が残るのが甲州の特徴です。
最近では、「シュール・リー製法」の甲州ワインが人気です。スッキリした辛口の甲州ワインです。
他にも樽で熟成した厚みのあるタイプや、早く収穫することで柑橘系の香りが強いタイプ、果皮と一緒に仕込み複雑さをだしたグリタイプ、などがあります。

注意
甲州と樽は相性が良いとは言えません…長い間の樽熟成は、甲州の香りや味がほとんどなくなってしまいます。

シャルドネ

小さめの房と薄めの果皮の小粒の実が特徴です。世界各国で栽培されている葡萄品種の1つです。
元々葡萄品種としては個性が弱く、あまり特徴のないぶどうです。
そのため、栽培環境や醸造家の技術などがストレートに反映されやすいです。
スッキリとしたタイプのワインもあれば、コクのある飲みごたえ抜群のタイプまで、幅広く再現されています。
オリジナルな特徴は弱いですが、「果実感」「酸味」などの点では、非常に高いスペックを有しています。

セミヨン

大きめの房と粒が特徴です。また、安定した収量も魅力の1つです。
特徴的な香りがないこと、そして落ち着いた果実味、重圧感などもセミヨンの特徴です。
熟成能力が高い葡萄で、長ければ長いほどコクがある味わいを感じれます。
また、貴腐葡萄になると、世界最高峰の甘口ワインの原料になります。

赤ワイン用品種

マスカットベーリーA

房と粒は大きく、皮は薄めの葡萄品種です。
ワインの色調は薄くなりがちです。しかし、しっかりと熟成をさせれば色はでます。
イチゴキャンディーのような甘い香りマスカットベーリーAの最大の特徴です。
新鮮な果実味と、鋭い酸味、軽いタンニンが特徴で、フルーティーなワインが造られます。

マスカットベーリーAの生い立ち

『日本のワインの父』と呼ばれる「川上善兵衛」
川上は、フランスから帰国した土屋竜憲に葡萄の栽培技術を学び、岩の原葡萄園を開設。
そこで、気候風土に適した葡萄を求め品種改良に挑みました。
約1万310回の品種交雑をおこなった結果、優良22品種を世に産みました。
その中で最も有名な品種が『マスカット・ベーリーA』です。
今日において、マスカットベーリーAは、甲州と並び、山梨ワインを象徴する葡萄品種の1つです。
2013年にはOIV(国際ブドウ・ワイン機構)に品種登録されました。

カベルネ・ソーヴィニヨン

小粒と分厚い皮と大きな種が特徴の葡萄です。
ワインにすると色が濃く、強い渋味を持ちます。そのため、骨格のある味わいに仕上がります。
世界中のどこで作っても品質の高いワインが生まれると言われています。
だから、世界で最も栽培されるワイン用葡萄として有名です。
カシスなどを思わせる果実味と、ミントのような清涼感のある香りがあります。
また、酸もタンニンも強めで、ガッチリとしたワインです。

メルロー

ミディアムサイズの粒と比較的大きめの房が特徴です。
早熟で糖度が上がりやすいため、果実味を強く感じやすいです。樹勢が強く、病気にも強いです。
さらに、産地をあまり選ばないため、世界中で人気がある葡萄品種です。
プラムやブラックチェリーなどの果実香が特徴です。
酸度は比較的弱く、果実感は強い、そしてやわらかなタンニンなどが特徴の葡萄品種です。

塩山エリア

塩山エリア

牛奥第一葡萄酒

ワイナリー名
牛奥第一葡萄酒
住所
山梨県甲州市塩山牛奥3969
電話番号
0553-33-8080
営業時間/定休日
予約のみ対応/不定休
公式サイト
ホームページへ

奥野田葡萄酒

ワイナリー名
奥野田葡萄酒
住所
山梨県甲州市塩山牛奥2529-3
電話番号
0553-33-9988
営業時間/定休日
10:00〜17:00/水曜
公式サイト
ホームページへ

甲斐ワイナリー

ワイナリー名
甲斐ワイナリー
住所
山梨県甲州市塩山下於曽910
電話番号
0553-32-2032
営業時間/定休日
9:00〜18:00/木曜
公式サイト
ホームページへ

関連情報

【ワイン初心者による甲斐ワイナリー訪問記】登録有形文化財を有するワイナリーに訪問!!歴史を感じる空間で飲む甲州ワインは一味違う!!

機山洋酒工業

ワイナリー名
機山洋酒工業
住所
山梨県甲州市塩山三日市場3313
電話番号
0553-33-3024
営業時間/定休日
9:00〜17:00/不定休
公式サイト
ホームページへ

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【ワイン初心者による機山洋酒訪問記】西洋風な空間を醸し出す山梨ワイナリーに訪問!!シャルドネワインは編集長イチオシ!!

五味葡萄酒

ワイナリー名
五味葡萄酒
住所
山梨県甲州市塩山藤木1937
電話番号
0553-33-3058
営業時間/定休日
10:00〜16:00/土日祝日・年末年始
公式サイト
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塩山洋酒醸造

ワイナリー名
塩山洋酒醸造
住所
山梨県甲州市塩山千野693
電話番号
0553-33-2228
営業時間/定休日
8:00〜17:00/日曜・祝日
公式サイト
ホームページへ

Kisvinワイナリー

ワイナリー名
Kisvinワイナリー
住所
山梨県甲州市塩山千野474
電話番号
0553-32-0003
営業時間/定休日
9:00〜17:00/不定休
公式サイト
ホームページへ
参考 勝沼グレパーク 参考 岩田フルーツ園 参考 川井遊覧農園 参考 宮本農園 参考 御宿農園 参考 萩原フルーツ農園 参考 あすなろ園 参考 バイパス清果園 参考 久保田園 参考 朝日園 参考 まる岩ぶどう園 参考 浅間園 参考 ツチと実 参考 辻豊玉園 参考 せきぐち農園 参考 釈迦堂東口園 参考 美咲園 参考 泰果園 参考 山田農園フルーツファーム 参考 竹下観光園 参考 古寿園 参考 金桜園 参考 赤尾観光農園 参考 ぶどうばたけ 参考 見晴し園 参考 勝明農園 参考 岡田ぶどう園

塩山洋酒近隣情報

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