赤?白?ロゼ?オレンジ!?《オレンジワイン流行の背景とは!?》

最近人気のオレンジワイン!?

先日都内某所のEBISU PARK(恵比寿パーク)で試飲会をしたのですが、
その中で出てきたオレンジワインが結構好評だったんですよね!

編集長

師匠

某所なのに名前言ってしまってるやん!!!笑
オレンジワインは最近世界中で人気が出てきているワインじゃからな。
師匠、大阪出身でしたっけ?笑
みたいですねー!僕自身も結構好きなんですよね、オレンジワイン。

編集長

師匠

ほぅ。
お主はメルローやカベルネ・ソーヴィニヨンなど重めの赤ワインが好きなイメージじゃが…
オレンジワインのどういうところが好きなんじゃ?
基本的には重めのワインが好きなんですよ!
だけどオレンジワインは白ワイン寄りながらも、スッキリし過ぎず軽過ぎない感じが好きなんですよね笑

編集長

オレンジワインとは?

師匠

なるほどな。
そもそもオレンジワインってどういうワインか知っているのか?笑
当たり前じゃないですか笑
僕を舐め過ぎですよ!オレンジワインというのは、白葡萄を赤ワインの製造方法で醸造したワインのことですよね!!!

編集長

師匠

ほー、流石に知っておったか笑
じゃあ逆に黒葡萄を白ワインの製造方法で醸造すると何ワインになるんじゃ?
え???逆に???
・・・あぁ!ロゼワインじゃないですかね!?

編集長

オレンジワインとロゼワインの関係とは!?

師匠

その通り!
オレンジワインとロゼワインは、実は醸造方法的には対極的な存在なんじゃな。
なるほど、たしかに言われてみれば…という感じですね笑
ロゼワインというと、なんとなく赤ワインに白ワインを混ぜたものというイメージがありますが、
そういった醸造方法でも作ることができるんですねー。

編集長

師匠

うむ。
そういえばさっき赤ワインの製造方法で、と簡単に言っておったが、白ワインの製造方法との明確な違いはなんじゃったかな?
もちろんそれも分かりますよー!
白ワインの製造方法との明確な違いですが、
赤ワインの製造方法は皮や種を取り除かずに一緒に醸造するかどうですかですよね!
白ワインは皮や種を取り除いてから実から取れる果汁のみを発酵させるので!

編集長

タンニンの役割とは?

師匠

うむ。よく分かっておるな笑
白葡萄から造られる白ワインは透き通ったクリーンなものだが、
皮や種を一緒に発酵させることで、オレンジワインには、普通白ワインにはないタンニンが出る。
これが重要な役割を持つんじゃが、どういう役割か分かるか?
タンニンは赤ワインに含まれる渋みの原因となる物質なので、白葡萄から造るワインなのに厚みが出せるようになって、
僕みたいなフルボディやミディアムボディが大好きな人間にも楽しめるということではないでしょうか!!!

編集長

師匠

それも正解じゃな!
しかし、タンニンには他にも大事な役割があるんじゃよ。
正解したのは嬉しいですが、他にもあるのですか。。。
少し見当が付かないですね。。。

編集長

師匠

たしかに難しいかもしれんな笑
実はタンニンは自然の酸化防止剤とも呼ばれておるんじゃよ。
つまり、タンニンの含まれていない白ワインには赤ワインよりも多くの亜硫酸塩(酸化防止剤)を必要とするんじゃな。
しかし、オレンジワインにはタンニンが含まれているから、酸化防止剤の添加を控えたワイン造りが可能なんじゃ!

酸化防止剤とは!?
良質なワイン造りに必要不可欠!?《酸化防止剤!?》

オレンジワイン流行の背景 Part1

なるほど!賢い!笑
最近自然派ワイン(ナチュラルワイン)と呼ばれる酸化防止剤無添加のワインが流行ってますもんね。
その流れでオレンジワインが流行したということでしょうか?

編集長

師匠

ザッツライトじゃ!
オレンジワイン流行の背景には、自然派ワイン(ナチュラルワイン)の流行は外せないな。
他にもオレンジワインが流行した理由はあるがな。
なんでしょうか?
色がオレンジ色で見かけないので物珍しさとかですかね?笑

編集長

オレンジワイン流行の背景②

師匠

まぁ細かい部分で言えばそれも理由の一つとしてあるとは思うが笑
もう一つがマリアージュの部分じゃな。

マリアージュとは!?
【ワイン初心者必見!!】ワインと食事は一心同体??ワインは食事を美味しく、食事はワインを美味しくする【マリアージュの基本】を徹底紹介!!

ほー!それはどういうことでしょうか?

編集長

師匠

一般的に、白ワインに合う食べ物、赤ワインに合う食べ物があるよな?
はい!
白身魚には白ワイン、お肉には赤ワインなど基本的には色を合わせていくんですよね!
ということは、オレンジワインはオレンジ色なので、、、カレーとかですか!?笑

編集長

師匠

奇跡的に正解しておるが、ロジックは違う笑
カレーのような香辛料を使った料理は、白ワインでは繊細すぎるし、
赤ワインでは強い渋味が辛味と喧嘩してしまうからワインを合わせることが難しいんじゃよ。
なるほど!
今まで白ワインや赤ワインに合わせづらかった食べ物に合うワインというのが、オレンジワインなんですね!

編集長

師匠

うむ。
それに気づいたトップソムリエたちから情報が行き渡り、
レストランで提供され、ワイン消費者に認知されていったという流れじゃな。
香辛料を使ったインド料理や、韓国料理以外にも合う料理を見付けたくなってきましたね笑
今度色々と試してみよう!

編集長

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ぜひ、みなさんの山梨へ観光する際のお供に!!

最近耳にする、「山梨ワイン」。
実は、山梨ワインには決まりがあったのです。
山梨ワインの定義をご紹介♪

国税庁

地理的表示「山梨」生産基準
1 酒類の産地に主として帰せられる酒類の特性に関する事項
(1)酒類の特性について
イ 官能的要素
山梨ワインは、甲州やマスカット・ベーリーAなどの山梨で古くから栽培されているぶどうや、ヨーロッパを原産とするヴィニフェラ種など、様々なぶどう品種について、山梨の自然環境に根付くよう品種改良や栽培方法等の工夫を行ってきたことにより、ぶどう本来の香りや味わいといった品種特性がよく顕れた、総じてやや穏やかな酸味を有するバランスの良いワインである。
その中でも甲州を原料としたワインは、口中で穏やかな味わいを感じることができ、またドライなワインはフルーティーな柑橘系の酸味を有する。
また、マスカット・ベーリーAを原料としたワインは、鮮やかな赤色の色調を有し、甘さを連想させる香りとタンニンによる穏やかな渋みを有する。
さらに、ヴィニフェラ種を原料とした白ワインは、やや穏やかな酸味とよく熟したヴィニフェラ種特有の果実の香りを有し、口に含むとボリューム感に富んでいる。ヴィニフェラ種を原料とした赤ワインは、しっかりとした色調を有し、タンニンによる十分な渋みとふくよかさのバランスが良い。

ロ 化学的要素
山梨ワインは、アルコール分、総亜硫酸値、揮発酸値及び総酸値が次の要件を満たすものをいい、発泡性を有するものも含む。
(イ) アルコール分は8.5%以上20.0%未満。ただし、補糖したものは上限値を15.0%未満とし、甘口のもの(残糖分が45g/L以上のものをいう。以下同じ。)は下限値を4.5%以上とする。
(ロ) 総亜硫酸値は250mg/L未満(甘口のものを除く。)。
(ハ) 揮発酸値は赤ワインで1.2g/L以下。白ワイン及びロゼワインで1.08 g/L以下。
(ニ) 総酸値は3.5g/L以上。

(2)酒類の特性が酒類の産地に主として帰せられることについて
イ 自然的要因
山梨県は、西側の県境を走る赤石山脈系の高山群と、南側の県境から北東に伸びる富士火山系の高山群に囲まれた山間地である。海洋の影響が少ないため、梅雨や台風の影響を受けにくく、盆地特有の気候として、日中は気温が上昇するが、朝夕は大きく気温が低下するため、1日の気温差が大きい。
この自然環境により、ぶどうの成育期においては、梅雨による多湿の影響が少なく、成熟期においても台風等による風害や日照不足を原因とする病害が発生しにくいため、ぶどうの栽培に適しており、ぶどうの着色や糖度などの品質全体に良い影響を与えている。ぶどう栽培地は、主として富士川の支流流域に沿って広がっている。多くのぶどう栽培地は、花崗岩及び安山岩の崩壊土から成る、土層が深く肥沃で排水も良好な緩傾斜にある。このような好条件を有するため、ぶどうは健全でよく熟し品種特性が良く維持されたバランスの良いワインとなる。

ロ 人的要因
山梨ワインの生産は、1870年頃から始まったといわれている。当時は、栽培されたぶどうのほとんどが生食用として消費されており、その余剰によりワインの生産が行われていた。ぶどうの栽培量が増加しても、ワインに加工し販売することができたため、農家は過剰生産を恐れずにぶどう栽培に取り組むことができ、ぶどう栽培技術の創意や改善が重ねられていった。これにあわせて、ワインの製造量も増加し、醸造技術も蓄積されていくなどの好循環が生まれ、地域の経済発展を担ってきた。
このようなワイン産業に対しては、明治時代より、政府や山梨県庁、市町村が法的整備や資金支援、品種改良に関する研究開発など様々な支援を行ってきた。現在は、県の機関として山梨県工業技術センターの中にワインセンターが設置されており、ぶどう栽培やワイン醸造の研究開発のみならず、山梨のワイン製造者に対する技術指導・支援を行っており、高品質な山梨ワインを生産する技術的基盤になっている。また、山梨大学には1947年に発酵研究所(現ワイン科学研究センター)が設置されるなど、更なる研究開発や人材育成に注力している。
日本のぶどう産地はヨーロッパのぶどう産地に比べれば降雨量が多く、山梨県もぶどうの栽培期間中に雨の影響を受けるが、山梨県のワイン事業者は、垣根栽培のぶどうに傘をかけたり、雨の跳ね返りを防ぐため垣根の高い位置でぶどうを育てるなど、様々な工夫により、品質の高いぶどう栽培を根付かせてきた。
山梨ワインは、魚介類の食事とワインを合わせた際に生臭みの原因となる物質を発生させる鉄分の量が海外で生産されるワインと比べ総じて少ない。これは、山梨県は海洋に面していない地域でありながら、寿司屋が多いなど魚介類の消費を好む傾向があり、このような地域の人々の嗜好に合うようワインの製造工程で工夫が重ねられた結果であるといえる。山梨ワインは和食等の魚介類を材料に用いた食事と相性が良く、山梨県の人々にとってワインが身近な酒類として定着してきた一つの要因といえる。

2 酒類の原料及び製法に関する事項
地理的表示「山梨」を使用するためには、次の事項を満たしている必要がある。
(1)原料
イ 果実に山梨県で収穫されたぶどう(次に掲げる品種に限る。)のみを用いたものであること。
甲州、マスカット・ベーリーA、ブラック・クイーン、ベーリー・アリカントA、デラウェア、交配品種(甲斐ノワール、甲斐ブラン、サンセミヨン、アルモノワール、ビジュノワール、モンドブリエ)、ヴィニフェラ種(シャルドネ、セミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン、ピノ・ブラン、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、カベルネ・フラン、ピノ・ノワール、プティ・ヴェルドー、シュナン・ブラン、ピノ・グリ、ヴィオニエ、シェンブルガー、リースリング、ゲベルツトラミナー、ミュスカデ、サンソー、テンプラニーリョ、マルベック、タナ、アルバリーニョ、サンジョベーゼ、ネッビオーロ、バルベーラ、ピノ・ムニエ、ジンファンデル、ツバイゲルトレーベ、グルナッシュ、カルメネール、プティ・マンサン)

ロ 酒税法第3条第13号に規定する「果実酒」の原料を用いたものであること。ただし、同法第3条第13号ニに規定する香味料(以下単に「香味料」という。)は、ぶどうの果汁又はぶどうの濃縮果汁(いずれも山梨県で収穫されたぶどうのみを原料としたものに限る。)に限り用いることができる。

ハ 果汁糖度が、甲州種は14.0%以上、ヴィニフェラ種は18.0%以上、その他の品種は16.0%以上であるぶどうを用いること。ただし、ぶどう栽培期間の天候が不順であった場合には、当該ぶどう栽培期間を含む暦年内に収穫されたぶどうに限り、それぞれの必要果汁糖度を1.0%下げることができる。
なお、酒税法3条第13号ハに掲げる製造方法により製造するもののうち、他の容器に移し替えることなく移出することを予定した容器及び密閉できる容器等で発酵させることにより発泡性を有することとするものに用いるぶどうについては、甲州種は11.0%以上、ヴィニフェラ種は15.0%以上、その他の品種は13.0%以上であるぶどうを用いることができる。

ニ 原料として水及びアルコールを使用していないこと。ブランデー及びスピリッツについては、他の容器に移し替えることなく移出することを予定した容器で発酵させたものに、発酵後、当該容器にブランデー及びスピリッツを加える製法を行う場合に限り使用すること。

(2)製法
イ 酒税法第3条第13号に規定する「果実酒」の製造方法により、山梨県内において製造されたものであり、「果実酒等の製法品質表示基準(平成27年10月国税庁告示第18号)」第1項第3号に規定する「日本ワイン」であること。
ロ 酒税法第3条第13号ロ又はハに規定する製造方法により、糖類(酒税法3条第13号ハに掲げる糖類のうち、他の容器に移し替えることなく移出することを予定した容器及び密閉できる容器等で発酵させることにより発泡性を有することとするものに用いる糖類を除く。)を加える場合は、その加える糖類の重量が、果実に用いたぶどうの品種ごとに、それぞれ次の範囲内であること。
・ 甲州種 100ml当たり10g
・ ヴィニフェラ種85%以上 100ml当たり6g
・ その他の品種 100ml当たり8g
ハ ぶどうの収穫からワインの瓶詰を行うまでの補酸の総量が9g/L以下であること。
ニ 除酸剤については、総酸値を5g /L低減させるまで加えることができること。
ホ 製造工程上、貯蔵する場合は山梨県内で行うこと。
ヘ 山梨県内で、消費者に引き渡すことを予定した容器に詰めること。

3 酒類の特性を維持するための管理に関する事項
(1)地理的表示「山梨」を使用するためには、当該使用する酒類を酒類の製造場(酒税法(昭和28年法律第6号)第28条第6項又は第28条の3第4項の規定により酒類の製造免許を受けた製造場とみなされた場所を含む。)から移出(酒税法第28条第1項の規定の適用を受けるものを除く。)するまでに、当該使用する酒類が「酒類の産地に主として帰せられる酒類の特性に関する事項」及び「酒類の原料及び製法に関する事項」を満たしていることについて、次の団体(以下「管理機関」という。)により、当該管理機関が作成する業務実施要領に基づく確認を受ける必要がある。
管理機関の名称:地理的表示「山梨」管理委員会
住所:山梨県甲府市東光寺3-13-25地場産業センター2階
山梨県ワイン酒造組合内
電話番号:055-233-7306
ウェブサイトアドレス http://www.wine.or.jp
(2)管理機関は、業務実施要領に基づき、ぶどう栽培期間の天候が不順であったと認める場合には、直ちにその旨を公表する。

4 酒類の品目に関する事項
果実酒

別紙2 備考
酒類の地理的表示に関する表示基準(平成27年国税庁告示第19号)第10項第3号の規定により、第9項の規定を適用しないものとして公示する商標その他の表示については、以下の「商標その他の表示」のとおりです。
商標その他の表示
甲州市原産地呼称ワインの認証条例(平成20年甲州市条例第34号)の規定により行う認証の表示
(注)地理的表示「山梨」の指定をした日前から使用していた上記の「商標その他の表示」に限り、地理的表示「山梨」の指定後も、引き続き表示を認めるものです。

5 統一ロゴ
地理的表示「山梨」のラベル表記は、GI Yamanashi(GI=Geographical Indicationの略)を統一ロゴとする。
山梨ワインドットノム編集部は、【自称山梨ワイナリー観光大使】を役職に【醸造家徹底応援!】を掲げ活動をしております。素人だからこそ感じる、ワインに対しての率直な感想を始め、ワインの基礎知識、山梨の美味しいお店などの情報を案内します。情報は、記事執筆時点のものとなります。詳しくは、各ワイナリーサイトの情報をご確認下さい。各ワイナリーへのお問い合わせは、各ワイナリーサイト記載された方法でお問い合わせ願います。

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