【山梨ワイナリー訪問記】いざ、日川中央葡萄酒へ! #1

今回、我ら山梨ワインドットノムメンバーは【日川中央葡萄酒】へ行ってきました!
どんなワインにめぐりあえるのか、どんなワイナリーなのか、楽しみですね♪
日川中央葡萄酒では、工場見学と試飲ができます♪

注意
日川葡萄酒とは別のワイナリーのため、ご注意ください。
また、事前予約が必要になりますので、ご注意ください。

日川中央葡萄酒へGO!

遠目から見ても一瞬でわかります!!笑
ドライバーには優しいですね♪

挨拶をさせていただき…
つっこんでいただきました!!
「山梨ワインドットコム」じゃないですね笑と。
そうです!!
「山梨ワインドットノム」です!!念入りにご報告!!笑

二代目に時代が変わりつつある、日川中央葡萄酒に迫ります!!

日川中央葡萄酒のワイン造り

創業して20年以上も経過している日川中央葡萄酒。
小学校や中学校で勉強する、扇状地で有名な地域にあります。
この地域は肥沃な土地と水はけの良い土壌、が特徴なのです!
そのため、古くから果物の生産が盛んなのです。
そして、葡萄栽培に適した土壌と甲州葡萄800年と言われている長い歴史の中で、
古くからワイン産業が発達し、日本におけるワインの代表する産地なのです!!
ワインの原料となる葡萄は、自社の農園から収穫した葡萄を使い、
発酵には純粋培養された乾燥酵母を使用しているとのこと…!!
貯酒管理においては、タンク一本一本に細心の注意を払い、地下貯蔵庫に数年熟成させた地酒もご用意しているのです!
そして、設備面では衛生管理を徹底するために設備を一新し、機器のサニタリーを重要視しているのです!
製品造りにおいても、最低限の薬品の使用に止め、自然のままの葡萄の特徴がでるように、
長年の経験を生かしながら作業を進めているとのこと…!
ワインの原料となる葡萄の品質は毎年異なりますが、その年の葡萄の味を最大限引き出せるよう醸造を行っているのです!!

日川中央葡萄酒の概要と販売実績

日川中央葡萄酒の歴史は…昭和49年。
資本金1,000万で、ワインのみを醸造し、消費者に直接販売している会社なのです!
平成29年度は、お客様に販売した数量で約29,800㍑…!!
これは、1.8㍑ビンに換算すると約16,600本に当たるのです。
また販売経路の約8割が、直接消費者の皆様に配送なのです!!
これはかなり多い割合ですよね…すごい!!
そして、残りは小売屋さんに出荷しているのです。
ワインを色で比較すると…約53%が白ワイン。そして約42%が赤ワイン。
残りの約5%がロゼワインとのこと…!!細やかな数字を言えるのが、カッコいい!!笑
では、原料では!?
原料としては、
甲州、マスカットベーリーA、甲斐ノワール、サンセミヨン、シャルドネ、メルローなどの品種を栽培しているとのこと…!!
そして、約40%以上は自社農園収穫原料を使用しているのです!!

日川中央葡萄酒の家族パワー

収穫や仕込み、また洗瓶、瓶詰めにいたるまで、全ての作業を家族総出で行うとのこと…!!
そして、搾りかすの葡萄の皮や茎は、捨てずに当社農園の桃畑に肥料として運ぶのです。
それにもしっかりとした理由があるんです!!
運ばれた葡萄の皮や茎はやがて土に還り、美味しい桃の実をつける手助けをするのです。
??となる編集長…笑
葡萄の聞き間違いかな、と思っている編集長。
葡萄と桃を聞き間違えたら…もうちょっと編集長…やばいですよね笑
日川中央葡萄酒がある、一宮町…桃の産地としても有名なのです!!
それを聞いて安心した顔をしていました笑
山梨ワインドットノムをやっているから、山梨=葡萄といったイメージが先行してしまいがちですが…
桃の生産量も日本一なんですよね!!納得!!
そして、地下の貯蔵庫にはすごいものがあると…
それは創業当時のワインが大切に保管されているのです!!
見たい!飲みたい!というと…後ほど案内をしてくれるとのこと!!
さすがに飲めませんでしたが…
ただ、唐突な発言にも関わらず、ご対応してくれるなんて有り難いです…
※写真も撮っておりますので、後ほど…!!

説明いただいたあとは…日川中央葡萄酒の設備に迫ります!!

いざ、工場へ!!

さて場所を移動し、工場の中へ!!

最近では、大きすぎない管理のしやすいステンレスタンクが主流とのこと♪
たしかに!と納得しています…
でかすぎたら、管理難しそうだし…なによりステンレスタンクの中に落ちたら、困りますよね…笑

少し進むと…

これは!!と思ったアイテムが!
(以前、ワイナリーで学んだからそれだと思って発言…!!)

オリ引きかなと思いきや…
洗浄した瓶を立てておくものでした!
恥ずかしい…笑

そして、気になる装置が…!!

エレベーターの前進かな?と思い聞いてみると、荷運び機とのこと!

そして、この下に貯蔵庫が!!
乗って行こうと思いきや…人は乗ってはダメとのこと…
ではどう降りるのか…
階段です…降りたあとの写真が映えているのでそちらを♪

綺麗に写っていますね♪

そして、こちらが貯蔵庫です。

さて、こちらの貯蔵庫で見せてもらいました!!

これが創業当時のワインです!
たしかに、58との記載もありますね!
飲みたかった〜と唸る編集長でした。笑

必見!日川中央葡萄酒の2大ブランド

さて、工場見学を済ませた編集部は…試飲へGO!
試飲の前に…
昨年2017年に発表された新商品『NOVICE』を紹介していただきました。

NOVICEとは
NOVICE(ノヴィス)は、フランス語で新人・修練者・未熟者という意味を持つとのこと…
命名理由は、2つありました!!
1つ目は…
40年以上の醸造経験におごることなく、いつまでも初心を忘れてはならないという思いを込めて♪
まさしく、「初心を忘れるべからず!!」
2つ目は…
2017年…日川中央葡萄酒に娘婿がワイナリーの一員として加わったとのこと…
そして、2018年初めて責任者として醸造を行ったのです!!
初めて醸造した新酒を祝いとして♪
そして、今後新人の気持ちを忘れないでいるためにも、継続して商品名として使用する予定とおっしゃっていました!!

しかし、日川中央葡萄酒には「NOVICE」だけではなく…
『Liaison』もあります!!

Liaisonとは
大地の恵みを感動に結びつけるワイン!!
その想いを込めて名付けられている「Liaison」。
Liaisonという言葉の由来はフランス語。
「結ぶ、繋ぐ」という意味にあるのです。

試飲スタート!

さて、日川中央葡萄酒の2大ブランド…
一体、どんなワインなのか…気になりますね!!
今回は、7本のワインを試飲させていただきました!

謝罪
「Liaison」の試飲写真を撮影し忘れてしまいました…
期待をしてくださったみなさま…申し訳ありません…
  • NOVICE 甲州
  • NOVICE 甲州 シュール・リー
  • NOVICE マスカットベーリーA
  • NOVICE ロゼ
  • Liaison 甲州
  • Liaison マスカットベーリーA
  • Liaison プレステージ

NOVICE 甲州

NOVICE 甲州

編集長コメント

香りは甘いですね♪
口に含んだ瞬間は、まだそこまで果実感を感じませんでした…
むしろスッキリしているな〜…もう少し飲みごたえほしいな、と思っていましたが、
次第に果実感が広がってきますね!!
酸味もくどくなく、まろやかで飲みやすいです♪

日川中央葡萄酒コメント!

山梨県の峡東地域で収穫された甲州のみを使用しています!!
心地よい柑橘系の香りと清涼感のあるフレッシュな味わいを特徴です♪
和食料理全般と非常に相性がいいやや辛口のワインに仕上がっています!

NOVICE 甲州 シュール・リー

NOVICE 甲州 シュール・リー

編集長コメント

先ほどの甲州と比較すると、骨組みがしっかりしている気がします。
奥深さ、余韻を感じますね!!
ただ、シュール・リーワインとしてはやや軽めな気がしますね!!

日川中央葡萄酒コメント!

実はシュール・リーは隔年で造っているんです…(2019年2回目のシュール・リーワインができる予定です♪)
自社の葡萄園で栽培した甲州のみを使用しています!
ワインを澱に長期接触させ、味に厚みをもたせる伝統的な製法で作っています。
甲州の持つ繊細な果実味と、深い旨みを持つ辛口ワインです♪
もう少しシュール・リーの香りが欲しかった〜笑
味ももっと複雑にしたかった〜笑

NOVICE マスカットベーリーA

NOVICE マスカットベーリーA

編集長コメント

色合いは、ブルーベリーのように濃いですね…!!
完熟していたのでは?と期待してしまいますね!
アルコール感が非常に感じ、マスカットベーリーAなのにミドルくらいの重さで飲みごたえありますね!!
それに、香りもマスカットベーリーAのような甘い香りもなく、違和感なく飲めましたね!
個人的に好きな1本ですね!

日川中央葡萄酒コメント!

山梨県の峡東地域で生産されたマスカットベーリーAだけで造られた辛口ミディアムワインです♪
イチゴを思わせる華やかな果実香と、しっかりとした酸味が特徴です!!
私があまりマスカットベーリーAのキャンディー香が好きじゃないので…笑
これは酵母のおかげで味や香りに大きな影響を与えてくれているのではないか、と思っています!

NOVICE ロゼ

NOVICE ロゼ

編集長コメント

マスカットベーリーAの香りがほのかに〜しますね!
最初に鼻で感じたのは、甲州でした!
味わいも甲州が強く、若干マスカットベーリーAを風味として感じるくらいですね…
もう少しマスカットベーリーA感があるとバランスがよくて美味しい気がします…!!
(生意気編集長。)
ただ、甘口なロゼを想像していましたが…けっこう辛口ですね!!

日川中央葡萄酒コメント!

甲州とマスカットベーリーAを混ぜて絞り、その果汁を発酵させて造ったワインです。
ちなみに、ブレンドワインではないんです!混醸ワインなのです!!!
実は、比率を…失敗したかなって思っていたんです笑
去年は甲州が8割、マスカットベーリーAが2割でした…
それと…マスカットベーリーAの完熟を待つべきだったかなって反省を…
なので、今年は甲州が7割、マスカットベーリーAが3割でトライしようと思います!笑
食中酒を考えているので、女性の期待を裏切るかもしれません笑

MEMO
ブレンド、混醸に関しての記事は、こちらから読むことができます♪
ワインを混ぜて味を調整《ブレンドワインとは!?》

Liaison 甲州

Liaison 甲州

編集長コメント

先ほどの甲州とは全然違いますね…!!
そして、香りもこっちのほうが甘いですね!
(ブレンドの話を聞いて納得する編集長。)
酸味もしっかり抑えられており、最後に甲州の果実感が口の中に広がる感じがしますね!
バランスがよく美味しいですね!!
これを「NOVICE」が将来的に抜いてくるんですね!!!!笑
楽しみですね!!

日川中央葡萄酒コメント!

キレの良い爽やかさを持つ甲州に醸造専用品種であるサンセミヨンとシャルドネをブレンドして造りました!!
まろやかで奥行きのある味わいと、柔らかく広がる香りを備えたやや辛口のワインに仕上がっています。
「NOVICE」が抜いてくれないと…困りますね笑

Liaison マスカットベーリーA

Liaison マスカットベーリーA

編集長コメント

香りはマスカットベーリーAの甘い香りが広がりますね♪
しっかりとマスカットベーリーA感を感じつつ、重さも感じますね!!
個人的に好きなバランスです。
マスカットベーリーAは、これくらいの比率が個人的に好きなんだとわかってきました笑
あとは…樽要素を欲している自分が…笑笑

日川中央葡萄酒コメント!

華やかな果実香が特徴の品種である、マスカットベーリーAを主体とした辛口のミディアムワインです。
アクセントに甲斐ノワールを加えることで、酸味、渋みを備えた深い味わいとなっています!!

Liaison プレステージ

Liaison プレステージ

編集長コメント

重厚感がありますね!!
口にしたときの重さは群を抜いてありますね!
これは僕大好きです♪
あとは、樽にだけ少し…笑

日川中央葡萄酒コメント!

山梨で開発された葡萄品種である、甲斐ノワールにメルローをブレンドしています。
葡萄の特性を引き出すため徹底した温度管理をしています。
そのため、華やかな芳香と重量感あふれる味わいを備える本格赤ワインに仕上がっています!

記念に…「Liaison」のラベルをいただきました♪

日川中央葡萄酒からのメッセージ

時代は変わっていき…2代目が中心となるべきだと考えている堀内さん。
自分が造った「Liaison」ではなく「NOVICE」を前面にだして…
この先の日川中央葡萄酒を任せたい!!と語ってくれました。
特別に…「NOVICE」のラベルもいただきました♪

そして、具体的な願いも…
実は日川中央葡萄酒は、現社長である堀内さんが初代。
誠に失礼ですが、完全に何代か続いていると思っていました…
そのため実は歴史が浅いのです…
だからこその堀内さんの願い。
それは、「NOVICE」が中心となり「日川中央葡萄酒が発展し、100年続くワイナリー」に育ってほしい…と。
100年これはどうにか達成してくれると本当に嬉しいと語ってくれました。
そんな熱き想いを2代目に託していたのでした…
生の声で聞けて誇りに思いました。
そしてまもなく折り返し…山梨ワインドットノムも祝100年!!を見守れるよう頑張りたいと思いました!!

MEMO
公式ホームページより、一部引用しております。

そうだ、日川中央葡萄酒へ行こう!

二代目へと代が本格的に移りつつある「日川中央葡萄酒」。
初代は…『Liaison』二代目は…『NOVICE』
味や香りが全然違うんですね…!!
試飲では、先代ワインと二代目ワインを味わえます!!
あなたはどっち派!??

ぜひ、休日は日川中央葡萄酒へ足を運んでみてください♪

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特に…
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【困ったらドットノム!2019年最新版】山梨県のワイナリー完全マップ!山梨県のワイナリーを一挙紹介。山梨ワイン、山梨ワイナリーのことは山梨ワインドットノムにお任せ!

非常に参考になると思います♪
ぜひ、みなさんの山梨へ観光する際のお供に!!

関連情報

白ワイン用品種

甲州

甲州は、白葡萄ですが、果皮はやや紫がかったピンク色をしています。
また、甲州は果皮は厚めで、樹勢が強く、病気に強いです。
日本の気候とは相性が良く、あまり病気にならずに甲州を育てることができます。
糖度は上がりにくく、穏やかな味わいのワインになります。
味わいは穏やかなものもあれば、軽やかでスッキリとした味わいであるワインも多いです。
そして、後味に少し苦味・渋味が残るのが甲州の特徴です。
最近では、「シュール・リー製法」の甲州ワインが人気です。スッキリした辛口の甲州ワインです。
他にも樽で熟成した厚みのあるタイプや、早く収穫することで柑橘系の香りが強いタイプ、果皮と一緒に仕込み複雑さをだしたグリタイプ、などがあります。

注意
甲州と樽は相性が良いとは言えません…長い間の樽熟成は、甲州の香りや味がほとんどなくなってしまいます。

シャルドネ

小さめの房と薄めの果皮の小粒の実が特徴です。世界各国で栽培されている葡萄品種の1つです。
元々葡萄品種としては個性が弱く、あまり特徴のないぶどうです。
そのため、栽培環境や醸造家の技術などがストレートに反映されやすいです。
スッキリとしたタイプのワインもあれば、コクのある飲みごたえ抜群のタイプまで、幅広く再現されています。
オリジナルな特徴は弱いですが、「果実感」「酸味」などの点では、非常に高いスペックを有しています。

セミヨン

大きめの房と粒が特徴です。また、安定した収量も魅力の1つです。
特徴的な香りがないこと、そして落ち着いた果実味、重圧感などもセミヨンの特徴です。
熟成能力が高い葡萄で、長ければ長いほどコクがある味わいを感じれます。
また、貴腐葡萄になると、世界最高峰の甘口ワインの原料になります。

赤ワイン用品種

マスカットベーリーA

房と粒は大きく、皮は薄めの葡萄品種です。
ワインの色調は薄くなりがちです。しかし、しっかりと熟成をさせれば色はでます。
イチゴキャンディーのような甘い香りマスカットベーリーAの最大の特徴です。
新鮮な果実味と、鋭い酸味、軽いタンニンが特徴で、フルーティーなワインが造られます。

マスカットベーリーAの生い立ち

『日本のワインの父』と呼ばれる「川上善兵衛」
川上は、フランスから帰国した土屋竜憲に葡萄の栽培技術を学び、岩の原葡萄園を開設。
そこで、気候風土に適した葡萄を求め品種改良に挑みました。
約1万310回の品種交雑をおこなった結果、優良22品種を世に産みました。
その中で最も有名な品種が『マスカット・ベーリーA』です。
今日において、マスカットベーリーAは、甲州と並び、山梨ワインを象徴する葡萄品種の1つです。
2013年にはOIV(国際ブドウ・ワイン機構)に品種登録されました。

カベルネ・ソーヴィニヨン

小粒と分厚い皮と大きな種が特徴の葡萄です。
ワインにすると色が濃く、強い渋味を持ちます。そのため、骨格のある味わいに仕上がります。
世界中のどこで作っても品質の高いワインが生まれると言われています。
だから、世界で最も栽培されるワイン用葡萄として有名です。
カシスなどを思わせる果実味と、ミントのような清涼感のある香りがあります。
また、酸もタンニンも強めで、ガッチリとしたワインです。

メルロー

ミディアムサイズの粒と比較的大きめの房が特徴です。
早熟で糖度が上がりやすいため、果実味を強く感じやすいです。樹勢が強く、病気にも強いです。
さらに、産地をあまり選ばないため、世界中で人気がある葡萄品種です。
プラムやブラックチェリーなどの果実香が特徴です。
酸度は比較的弱く、果実感は強い、そしてやわらかなタンニンなどが特徴の葡萄品種です。

日川中央葡萄酒 基本情報

日川中央葡萄酒 基本情報
社 名: 日川中央葡萄酒株式会社
所在地: 〒405-0063 山梨県笛吹市一宮町市之蔵118-1
電話番号: Tel:0553-47-1553
営業時間: 08:00~17:30
HP: 公式ホームページ
国税庁

地理的表示「山梨」生産基準
1 酒類の産地に主として帰せられる酒類の特性に関する事項
(1)酒類の特性について
イ 官能的要素
山梨ワインは、甲州やマスカット・ベーリーAなどの山梨で古くから栽培されているぶどうや、ヨーロッパを原産とするヴィニフェラ種など、様々なぶどう品種について、山梨の自然環境に根付くよう品種改良や栽培方法等の工夫を行ってきたことにより、ぶどう本来の香りや味わいといった品種特性がよく顕れた、総じてやや穏やかな酸味を有するバランスの良いワインである。
その中でも甲州を原料としたワインは、口中で穏やかな味わいを感じることができ、またドライなワインはフルーティーな柑橘系の酸味を有する。
また、マスカット・ベーリーAを原料としたワインは、鮮やかな赤色の色調を有し、甘さを連想させる香りとタンニンによる穏やかな渋みを有する。
さらに、ヴィニフェラ種を原料とした白ワインは、やや穏やかな酸味とよく熟したヴィニフェラ種特有の果実の香りを有し、口に含むとボリューム感に富んでいる。ヴィニフェラ種を原料とした赤ワインは、しっかりとした色調を有し、タンニンによる十分な渋みとふくよかさのバランスが良い。

ロ 化学的要素
山梨ワインは、アルコール分、総亜硫酸値、揮発酸値及び総酸値が次の要件を満たすものをいい、発泡性を有するものも含む。
(イ) アルコール分は8.5%以上20.0%未満。ただし、補糖したものは上限値を15.0%未満とし、甘口のもの(残糖分が45g/L以上のものをいう。以下同じ。)は下限値を4.5%以上とする。
(ロ) 総亜硫酸値は250mg/L未満(甘口のものを除く。)。
(ハ) 揮発酸値は赤ワインで1.2g/L以下。白ワイン及びロゼワインで1.08 g/L以下。
(ニ) 総酸値は3.5g/L以上。

(2)酒類の特性が酒類の産地に主として帰せられることについて
イ 自然的要因
山梨県は、西側の県境を走る赤石山脈系の高山群と、南側の県境から北東に伸びる富士火山系の高山群に囲まれた山間地である。海洋の影響が少ないため、梅雨や台風の影響を受けにくく、盆地特有の気候として、日中は気温が上昇するが、朝夕は大きく気温が低下するため、1日の気温差が大きい。
この自然環境により、ぶどうの成育期においては、梅雨による多湿の影響が少なく、成熟期においても台風等による風害や日照不足を原因とする病害が発生しにくいため、ぶどうの栽培に適しており、ぶどうの着色や糖度などの品質全体に良い影響を与えている。ぶどう栽培地は、主として富士川の支流流域に沿って広がっている。多くのぶどう栽培地は、花崗岩及び安山岩の崩壊土から成る、土層が深く肥沃で排水も良好な緩傾斜にある。このような好条件を有するため、ぶどうは健全でよく熟し品種特性が良く維持されたバランスの良いワインとなる。

ロ 人的要因
山梨ワインの生産は、1870年頃から始まったといわれている。当時は、栽培されたぶどうのほとんどが生食用として消費されており、その余剰によりワインの生産が行われていた。ぶどうの栽培量が増加しても、ワインに加工し販売することができたため、農家は過剰生産を恐れずにぶどう栽培に取り組むことができ、ぶどう栽培技術の創意や改善が重ねられていった。これにあわせて、ワインの製造量も増加し、醸造技術も蓄積されていくなどの好循環が生まれ、地域の経済発展を担ってきた。
このようなワイン産業に対しては、明治時代より、政府や山梨県庁、市町村が法的整備や資金支援、品種改良に関する研究開発など様々な支援を行ってきた。現在は、県の機関として山梨県工業技術センターの中にワインセンターが設置されており、ぶどう栽培やワイン醸造の研究開発のみならず、山梨のワイン製造者に対する技術指導・支援を行っており、高品質な山梨ワインを生産する技術的基盤になっている。また、山梨大学には1947年に発酵研究所(現ワイン科学研究センター)が設置されるなど、更なる研究開発や人材育成に注力している。
日本のぶどう産地はヨーロッパのぶどう産地に比べれば降雨量が多く、山梨県もぶどうの栽培期間中に雨の影響を受けるが、山梨県のワイン事業者は、垣根栽培のぶどうに傘をかけたり、雨の跳ね返りを防ぐため垣根の高い位置でぶどうを育てるなど、様々な工夫により、品質の高いぶどう栽培を根付かせてきた。
山梨ワインは、魚介類の食事とワインを合わせた際に生臭みの原因となる物質を発生させる鉄分の量が海外で生産されるワインと比べ総じて少ない。これは、山梨県は海洋に面していない地域でありながら、寿司屋が多いなど魚介類の消費を好む傾向があり、このような地域の人々の嗜好に合うようワインの製造工程で工夫が重ねられた結果であるといえる。山梨ワインは和食等の魚介類を材料に用いた食事と相性が良く、山梨県の人々にとってワインが身近な酒類として定着してきた一つの要因といえる。

2 酒類の原料及び製法に関する事項
地理的表示「山梨」を使用するためには、次の事項を満たしている必要がある。
(1)原料
イ 果実に山梨県で収穫されたぶどう(次に掲げる品種に限る。)のみを用いたものであること。
甲州、マスカット・ベーリーA、ブラック・クイーン、ベーリー・アリカントA、デラウェア、交配品種(甲斐ノワール、甲斐ブラン、サンセミヨン、アルモノワール、ビジュノワール、モンドブリエ)、ヴィニフェラ種(シャルドネ、セミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン、ピノ・ブラン、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、カベルネ・フラン、ピノ・ノワール、プティ・ヴェルドー、シュナン・ブラン、ピノ・グリ、ヴィオニエ、シェンブルガー、リースリング、ゲベルツトラミナー、ミュスカデ、サンソー、テンプラニーリョ、マルベック、タナ、アルバリーニョ、サンジョベーゼ、ネッビオーロ、バルベーラ、ピノ・ムニエ、ジンファンデル、ツバイゲルトレーベ、グルナッシュ、カルメネール、プティ・マンサン)

ロ 酒税法第3条第13号に規定する「果実酒」の原料を用いたものであること。ただし、同法第3条第13号ニに規定する香味料(以下単に「香味料」という。)は、ぶどうの果汁又はぶどうの濃縮果汁(いずれも山梨県で収穫されたぶどうのみを原料としたものに限る。)に限り用いることができる。

ハ 果汁糖度が、甲州種は14.0%以上、ヴィニフェラ種は18.0%以上、その他の品種は16.0%以上であるぶどうを用いること。ただし、ぶどう栽培期間の天候が不順であった場合には、当該ぶどう栽培期間を含む暦年内に収穫されたぶどうに限り、それぞれの必要果汁糖度を1.0%下げることができる。
なお、酒税法3条第13号ハに掲げる製造方法により製造するもののうち、他の容器に移し替えることなく移出することを予定した容器及び密閉できる容器等で発酵させることにより発泡性を有することとするものに用いるぶどうについては、甲州種は11.0%以上、ヴィニフェラ種は15.0%以上、その他の品種は13.0%以上であるぶどうを用いることができる。

ニ 原料として水及びアルコールを使用していないこと。ブランデー及びスピリッツについては、他の容器に移し替えることなく移出することを予定した容器で発酵させたものに、発酵後、当該容器にブランデー及びスピリッツを加える製法を行う場合に限り使用すること。

(2)製法
イ 酒税法第3条第13号に規定する「果実酒」の製造方法により、山梨県内において製造されたものであり、「果実酒等の製法品質表示基準(平成27年10月国税庁告示第18号)」第1項第3号に規定する「日本ワイン」であること。
ロ 酒税法第3条第13号ロ又はハに規定する製造方法により、糖類(酒税法3条第13号ハに掲げる糖類のうち、他の容器に移し替えることなく移出することを予定した容器及び密閉できる容器等で発酵させることにより発泡性を有することとするものに用いる糖類を除く。)を加える場合は、その加える糖類の重量が、果実に用いたぶどうの品種ごとに、それぞれ次の範囲内であること。
・ 甲州種 100ml当たり10g
・ ヴィニフェラ種85%以上 100ml当たり6g
・ その他の品種 100ml当たり8g
ハ ぶどうの収穫からワインの瓶詰を行うまでの補酸の総量が9g/L以下であること。
ニ 除酸剤については、総酸値を5g /L低減させるまで加えることができること。
ホ 製造工程上、貯蔵する場合は山梨県内で行うこと。
ヘ 山梨県内で、消費者に引き渡すことを予定した容器に詰めること。

3 酒類の特性を維持するための管理に関する事項
(1)地理的表示「山梨」を使用するためには、当該使用する酒類を酒類の製造場(酒税法(昭和28年法律第6号)第28条第6項又は第28条の3第4項の規定により酒類の製造免許を受けた製造場とみなされた場所を含む。)から移出(酒税法第28条第1項の規定の適用を受けるものを除く。)するまでに、当該使用する酒類が「酒類の産地に主として帰せられる酒類の特性に関する事項」及び「酒類の原料及び製法に関する事項」を満たしていることについて、次の団体(以下「管理機関」という。)により、当該管理機関が作成する業務実施要領に基づく確認を受ける必要がある。
管理機関の名称:地理的表示「山梨」管理委員会
住所:山梨県甲府市東光寺3-13-25地場産業センター2階
山梨県ワイン酒造組合内
電話番号:055-233-7306
ウェブサイトアドレス http://www.wine.or.jp
(2)管理機関は、業務実施要領に基づき、ぶどう栽培期間の天候が不順であったと認める場合には、直ちにその旨を公表する。

4 酒類の品目に関する事項
果実酒

別紙2 備考
酒類の地理的表示に関する表示基準(平成27年国税庁告示第19号)第10項第3号の規定により、第9項の規定を適用しないものとして公示する商標その他の表示については、以下の「商標その他の表示」のとおりです。
商標その他の表示
甲州市原産地呼称ワインの認証条例(平成20年甲州市条例第34号)の規定により行う認証の表示
(注)地理的表示「山梨」の指定をした日前から使用していた上記の「商標その他の表示」に限り、地理的表示「山梨」の指定後も、引き続き表示を認めるものです。

5 統一ロゴ
地理的表示「山梨」のラベル表記は、GI Yamanashi(GI=Geographical Indicationの略)を統一ロゴとする。

笛吹エリア

笛吹エリア

スズラン酒造工業

ワイナリー名
スズラン酒造工業
住所
山梨県笛吹市一宮町上矢作866
電話番号
0553-47-0221
営業時間/定休日
8:30〜17:30/年末年始
公式サイト
ホームページへ

矢作洋酒

ワイナリー名
矢作洋酒
住所
山梨県笛吹市一宮町上矢作606
電話番号
0553-47-5911
営業時間/定休日
9:00〜17:00/不定休
公式サイト
ホームページへ

関連情報

【山梨ワイナリー訪問記】いざ、矢作洋酒へ! #1

南アルプスワイン&ビバレッジ

ワイナリー名
南アルプスワイン&ビバレッジ
住所
山梨県笛吹市一宮町上矢作191-1
電話番号
0553-47-6550
営業時間/定休日
8:30〜17:30/土日祝日
公式サイト
ホームページへ

ルミエールワイナリー

ワイナリー名
ルミエールワイナリー
住所
山梨県笛吹市一宮町南野呂624
電話番号
0553-47-0207
営業時間/定休日
9:30〜17:30/年末年始
公式サイト
ホームページへ

関連情報

【山梨ワイナリー訪問記】いざ、ルミエールワイナリーへ #1

モンターナスワイン

ワイナリー名
モンターナスワイン
住所
山梨県笛吹市一宮町千米寺1040
電話番号
0553-47-0491
営業時間/定休日
8:00〜17:00/年中無休
公式サイト
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北野呂醸造

ワイナリー名
北野呂醸造
住所
山梨県笛吹市一宮町新巻480
電話番号
0553-47-1563
営業時間/定休日
8:30〜16:30/不定休
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【山梨ワイナリー訪問記】いざ、北野呂醸造へ! #1

新巻葡萄酒

ワイナリー名
新巻葡萄酒
住所
山梨県笛吹市一宮町新巻500
電話番号
0553-47-0071
営業時間/定休日
9:00〜17:00/年中無休
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【山梨ワイナリー訪問記】いざ、新巻葡萄酒へ! #1

アルプスワイン

ワイナリー名
アルプスワイン
住所
山梨県笛吹市一宮町狐新居323-1
電話番号
0553-47-5881
営業時間/定休日
9:00〜17:00/水曜・奇数週火曜・年末年始
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日川中央葡萄酒

ワイナリー名
日川中央葡萄酒
住所
山梨県笛吹市一宮町市之蔵118-1
電話番号
0553-47-1553
営業時間/定休日
8:00〜17:30/年末年始・不定休
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勝沼醸造(金川ワイナリー)

ワイナリー名
勝沼醸造(金川ワイナリー)
住所
山梨県笛吹市一宮町塩田1720
電話番号
0553-47-3232
営業時間/定休日
10:00〜16:00/不定休
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ニュー山梨ワイン醸造

ワイナリー名
ニュー山梨ワイン醸造
住所
山梨県笛吹市御坂町二之宮611
電話番号
055-263-3036
営業時間/定休日
8:30〜17:00/土日祝日
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八代醸造

ワイナリー名
八代醸造
住所
山梨県笛吹市八代町北1603
電話番号
055-265-2418
営業時間/定休日
9:00〜16:30/年中無休
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【山梨ワイナリー訪問記】いざ、八代醸造へ! #1

モンデ酒造

ワイナリー名
モンデ酒造
住所
山梨県笛吹市石和町市部476
電話番号
055-262-3161
営業時間/定休日
8:30〜17:00/年末年始
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本坊酒造(マルス山梨ワイナリー)

ワイナリー名
本坊酒造(マルス山梨ワイナリー)
住所
山梨県笛吹市石和町山崎126
電話番号
055-262-1441
営業時間/定休日
9:00〜16:30/年末年始
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【山梨ワイナリー訪問記】いざ、マルス山梨ワイナリーへ #1

笛吹ワイン

ワイナリー名
笛吹ワイン
住所
山梨県笛吹市御坂町夏目原992
電話番号
055-263-2299
営業時間/定休日
9:00〜17:00/年末年始
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山梨ワインドットノム編集部は、【自称山梨ワイナリー観光大使】を役職に【醸造家徹底応援!】を掲げ活動をしております。素人だからこそ感じる、ワインに対しての率直な感想を始め、ワインの基礎知識、山梨の美味しいお店などの情報を案内します。情報は、記事執筆時点のものとなります。詳しくは、各ワイナリーサイトの情報をご確認下さい。各ワイナリーへのお問い合わせは、各ワイナリーサイト記載された方法でお問い合わせ願います。

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