【山梨ワイナリー訪問記】いざ、マルサン葡萄酒へ! #1

今回、我ら山梨ワインドットノムメンバーは【マルサン葡萄酒】へ行ってきました!
どんなワインにめぐりあえるのか、どんなワイナリーなのか、楽しみですね♪

マルサン葡萄酒

他のワイナリーとは異なり、併設する観光葡萄園「若尾果樹園」で、
約30種類もの葡萄狩りが楽しめるとのこと!!葡萄を知らない編集長は必須参加ですね!笑

MEMO
8月より葡萄狩りができるとのことです!!

社長の若尾さんに、マルサン葡萄酒のご紹介をいただきました♪

マルサン葡萄酒の歴史

マルサン葡萄酒の葡萄栽培の歴史は、江戸時代からと伝えられているそうです。
江戸時代からということは、ほぼ葡萄栽培の初期時代から参入しているということですね!!
そして、今も昔と変わらずに、地元農家との繋がりを大切にし、昔ながらのワイン造りを継承しつつ、「新しいマルサンワイン」を目指している、とのこと!

ワインは音楽!?

引き継ぐまでずっと山梨県にいたわけではなかったのです…
「30歳までは好きなこと…」と決めて東京でバンド活動を行っていたそうです。
その後、帰郷。
そして、いまに至るワイン造りをしているのです!!
バンドマンからの醸造家!
この転身パターンは初めてかもしれませんね…
演劇をやっていた…東京の一般企業に勤めていた…などはよく聞いたりはしていました。

そして、バンド活動を通じ若尾さんはあることを感じたと…
「ワイン造りは、音楽と似ている」ということです。
基本をしっかり守り、その先は自由に自分の想いを表現する…!
自分の納得いくものを造り評価につながる。
その結果…ワインでは「美味しい」と言われる。バンドでは「拍手」される。
そこには、共通するものがあると…!!

その言葉を聞いて、バンドマンで磨いた感受性が、今のマルサン葡萄酒に注がれていると感じた瞬間でした。

語られる、理想

そして、「理想」も少しお話いただきました。
実は、理想のスタイルが山梨県のワイナリーにあるとのこと!
そのワイナリーとは、「機山洋酒」でした!
山梨ワインドットノムも、機山洋酒は行きましたね!!
アンティークに包まれた雰囲気の試飲、そしてシャルドネワインでは編集長がNo,1と決めたワイナリーですね。

MEMO
機山洋酒の記事は、こちらから読むことができます♪
【山梨ワイナリー訪問記】いざ、機山洋酒へ #1

「着飾らず、無理をしない!」このスタンスを、「理想」と語る若尾さん。
無理をせずに、自分のペースでワインを造れるのがいい!
とも語ってくれました。

そして、無理をしていない分、空いた時間で地域の人や同世代の醸造家の人たちとの情報交換などの時間を増やしているとのこと!
以前から強く感じていることですが、ワイナリーは仲が良いんですよね。横のつながりが広く…
山梨ワインドットノムが訪問をすると、「〜ワイナリー行った?」「お、なら〜ワイナリーは?」
と近隣ワイナリーを紹介してくれたりもします。
本来であれば、競業相手なのに…これも山梨県のワイナリーの魅力の1つですよね!!

マルサンのこだわり

マルサン葡萄酒には、味にも「こだわり」がありました。
それが顕著に現れているのが「甲州ワイン」です。
少しお話を聞いてみると…
マルサンワインが造る甲州ワインは、古い甲州スタイルなのです。
最近の甲州は、クリアなキリッとしたタイプが人気なのです。
しかし、マルサン葡萄酒が造る甲州ワインは、「皮の味がジワっと…!!」なのですね。

このこだわりは、遡ること………若尾さんがワインを学んだときまで遡ります。
若尾さんは、山梨県のワインセンターで基礎を学び、中央葡萄酒で最先端を学んだとのこと…
中央葡萄酒での学びが大きな転機になったとのこと…
甲州をプレスして、果汁を絞るとき通常は2段階にして絞るワイナリーが多い中…当時の中央葡萄酒では、3段階までプレスしていたとのこと…
つまり、果皮を絞りに絞ったんですね。(ウルトラプレスと呼んでいたとのこと…)
そのお酒が若尾さんドンピシャ!!で理想に近かったらしいのです。
これこそ、若尾さんの原点であり、譲れないところだと再認識させられました。

マルサンワイン飲んでみた!

社長自身のストーリー、そしてマルサン葡萄酒について語っていただいたあとは、試飲です♪
今回は、9本のワインを試飲させていただきました!

こう並ぶと圧がすごいですね笑この日、すでに15本は試飲をしている編集長ですが…
衰えるどころか目を輝かせています…
それは、なぜか…9本のうち飲んでみたい早く飲んでみたいワインがあるからなのですね笑
さて…そのワインはどれでしょうか…!
今回は、樽関係なく味が気になりすぎるとのこと…!!

右側から試飲をしていきましたー!

  • 甲州 百
  • 甲州 若尾
  • 醸し甲州
  • MIWAKUBO シャルドネ
  • 若尾果樹園
  • 巨峰
  • マスカットベーリーA 百
  • MIWAKUBO メルロー&プチベルドー
  • アジロン 百

甲州 百

甲州 百

編集長コメント

香りは優しく甘い香りですね!りんごのような甘い香りです!
たしかに酸味は若干しますが、そこまで強くないですね。
そして、薄い酸味が少しずつ消えて…果実感を次第に感じてきますね!!

マルサン葡萄酒コメント!

こちらのワインのヴィンテージは2018年です。
瓶詰めは3月にしたばかりなのです!!
フルーティな果実感の強い香りと葡萄の皮の苦さが特徴的なワインです♪
また、あまり酸味がでないようにしています。
甲州葡萄を食べている感覚を意識して造ったワインとのこと…!

甲州 若尾

甲州 若尾

編集長コメント

先ほどとはまた異なる甘い香りがしますね。
ほのかに甲州の香りも感じます。
味わいは、紹興酒の中に、甲州を漬け込んだ感じがしますね笑
話を聞いた感じだと、飲みにくそうなきつそうな印象がありましたが…
香りも甘く、味にも臭みはないため非常に飲みやすいですね。
酸味も弱く、まろやかな味わいに仕上がっていますね!!

マルサン葡萄酒コメント!

フレッシュなワインや15年ほど熟成したワインを3種類ほどブレンドしたワインになります。
柔らかい口当たりと熟成感が特徴的なワインです♪
先ほどのワインは、フレッシュ感を感じてもらえたと思いますが、
こちらはフレッシュ感はあまりなく紹興酒などの熟成感を感じてもらえるワインですね…笑

醸し甲州

醸し甲州

編集長コメント

好きですね、渋みがあって、気持ちよく飲めます!笑
テキーラとかのようなアルコール度数が強いってよりも、
皮を含めた果実感の力強さを感じるお酒ですね!
個人的には美味しいですね!

マルサン葡萄酒コメント!

葡萄の皮と一緒に発酵しました!!
渋くなるよう造ったワインです。そのため、皮の香り、渋みのインパクトがしっかりと体現した白ワインです!
味わい・旨味・香りを引き出す手段として「醸し製法」を使いました!赤ワインで使われている造り方に近いですね。
これが甲州の最終形!?と思ったりもしていますね笑
今密かに人気を集めている「オレンジワイン」って呼ばれているジャンルです♪
※オレンジ色にしたいわけではないですよ!製法の結果、オレンジ色になっているだけです。

MIWAKUBO シャルドネ

MIWAKUBO シャルドネ

編集長コメント

甘いですね!
甲州の後に飲むとより一層、「甘さ」や「フルーティさ」が際立ちますね!!
辛口だけど、香りは果実感漂う甘さ。
(鼻につく甘い香りではないですね。たまにいますよね。香水が強くて鼻の感覚がなくなるくらい強い香り…)
舌触りは、全く残らずスッキリしていますね!
飲みやすくて美味しいです!!

マルサン葡萄酒コメント!

自社で栽培したシャルドネを使っています!!
樽熟成はしておらず、ステンレスタンクのみで造っています。
フルーティな香りとフレッシュな味わいが特徴的です♪

若尾果樹園

こちらの「若尾果樹園」が編集長が「香り」「味」「余韻」など気になりすぎているワインでした!!
では…なぜでしょう…その正体に迫ります!

若尾果樹園

編集長コメント

こんなにもブレンドしているのに、いい香りですね!笑
スワリングするとすごいですね…七変化以上に化けますね笑
香りが変わる変わる笑
個人的には、1%なのにデラウェアの香りを強く感じましたね笑
味わいは、まさに「複雑!!」。
口当たりは、強すぎず弱すぎず…
しかし、味の変化も早く追いつかない笑
葡萄を知ってから楽しみたいワインですね!!笑

マルサン葡萄酒コメント!

これは11月の頭の時点で残った生食用葡萄を使って、仕込んだワインです。
毎年、葡萄の比率は全く異なりますので完全に1年に1本のレアなワインです。
たしかに、他のワインも味や香りは異なります。
しかし、造り方は整えているはずです。原料となる葡萄や製法など…
このワインは、葡萄の品種は固定せずにその年に余った葡萄を使って仕込むので、
その点が完全オリジナルなワインです。
そのため、再販は99%不可能と思ってもらっていいと思います。笑
今年は20種類使用しています笑

  • 瀬戸ジャイアンツ 24%
  • ピオーネ 23%
  • マスカットベーリーA 9%
  • ウルバナ 8%
  • バイオレットキング 8%
  • 巨峰 7%
  • メルロー 6%
  • ルーベルマスカット 3%
  • 紅バラード 2%
  • 早生甲斐路 1%
  • ハニービーナス 1%
  • サニールージュ 1%
  • ハニーレッド 1%
  • 雄宝 1%
  • デラウェア 1%
  • クイーンニーナ 1%
  • 安芸クイーン 1%
  • ブラジル 1%
  • 翠峰 1%
  • ピッテロビアンコ 1%

巨峰

巨峰

編集長コメント

巨峰なのに、色がめちゃめちゃ薄いですね笑
そして、辛口!?想像がつかないです…
巨峰本来の「甘いイメージ」と香りの「甘さ」とは裏腹に、
スッキリした味わいですね。酸味もあり、キリッとしていますね。

マルサン葡萄酒コメント!

友人に「山ちゃん」(山口くん)という人がいるんですが。笑
去年初めて独立した彼が作った葡萄です。大きさはよかったんですけど、色が追いつかなかったらしく…
(本来、巨峰は紫だと思うんですけど、赤色でした〜!)
けど、その巨峰を食べたら美味しかったんですよ!
なので、購入してワインにさせてもらいました♪
もともと甘口にするつもりはなかったんですよね笑
たしかに、甘口にすればお土産ワイン的にはなる気がしたんですけど、
さすがに食事に合わないと思って・・・!

マスカットベーリーA 百

マスカットベーリーA 百

編集長コメント

香りは、期待を裏切らないマスカットベーリーAですね!
ワイン品種がマスカットベーリーAと聞いて、この香りだとなんだか安心しますよね。
渋みやタンニンはあまり感じず、「飲みやすいマスカットベーリーA」ってですね!
ぼくもマスカットベーリーAの香りは残っていてほしいですね!!

マルサン葡萄酒コメント!

勝沼産のマスカットベリーAを100%使用しています。マスカットベーリーAを素直に表現しようとしたワインです。
そのため、イチゴジャムのような甘い香りと少なめのタンニンが特徴的な赤ワインです。
あえて、渋みがでないようにしています!
もちろん、果実感もしっかり感じてもらえるはずなので、ライトボディワインとして認識してもらえると!
ワイナリーでも、この香りをだすorださない論争がありますが…
私はもともと持っている香りなので、そこは素直に表現してあげたいと思って残しています!

MIWAKUBO メルロー&プチベルドー

MIWAKUBO メルロー&プチベルドー

編集長コメント

先ほどのマスカットベーリーAとは打って変わり…
これは渋み、タンニンをすごく感じます!
このクセが評価わかれそうですが、ハマる人は完全にどハマりするワインですね笑
ジビエと食べてみたい…笑

マルサン葡萄酒コメント!

自社畑で栽培したメルローとプチベルドーをブレンドした赤ワインです!
メルローが60%、プチベルドーが40%の比率です!
プチベルドーの割合が大きいので、やや土のような香りが特徴的ですね。
これも敢えて樽を使用せず、果実感を重視して造りました。
肉料理はもちろん合いますが、クセのあるワインなので、
ジビエなどと食べてもらえるとより一層美味しく感じてもらえるかもしれません!
樽入れたら相当リッチになると思いますが…個人的には、ほどほどにしておきたいので使っていません。笑

アジロン 百

アジロン 百

編集長コメント

マスカットベーリーAよりも香りが甘いですよね、本当に笑
AZULみたいに、この香りが充満したら多くの人が寄ってきそうですよね笑
本当に香りを楽しめますね笑
ただ、飲むと完全に裏切りますね笑 いい意味で…
しっかりと酸味があり、キリッとした飲みごたえがありますね!

マルサン葡萄酒コメント!

非常に妖艶な甘い香りが特徴のアジロンダックですが…
うちのワインは、それを裏切ります笑
甘い香りはしますが、一口飲むと辛口の赤ワインです!
アジロンダックは、もともと渋みをもっていないんですよね…だから、冷やした方が美味しさを感じると思います♪
マスカットベーリーAのように、香り論争が起こる品種の1つですね。笑
うちは辛口で造っています。甘い香りで誘われつつ、飲むと酸がしっかりのやや辛口!
このギャップも面白いなと思って辛口にしました♪

そうだ、マルサン葡萄酒へ行こう!

若き社長の「マルサン葡萄酒」。
多くの経験を積んだからこそ掴んだ自分の価値観、「ワインと音楽」。
自分のスタイル、自分の感受性を大切に。
その想いがワインにも表現されています。自分の想いをワインの香りに、味に、余韻に。
しっかりと体現されていると強く感じたワイナリーでした!

ぜひ、休日はマルサン葡萄酒へ足を運んでみてください♪
満足度抜群のワインを楽しめます!!そして、8月は葡萄狩りへ行きましょう♪

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非常に参考になると思います♪
ぜひ、みなさんの山梨へ観光する際のお供に!!

関連情報

マルサン葡萄酒 基本情報

マルサン葡萄酒 基本情報
社 名: 有限会社マルサン葡萄酒
所在地: 〒409-1316 山梨県甲州市勝沼町勝沼3111-1
電話番号: Tel:0553-44-0160
営業時間: 08:30~17:00
HP: 公式ホームページ
国税庁

地理的表示「山梨」生産基準
1 酒類の産地に主として帰せられる酒類の特性に関する事項
(1)酒類の特性について
イ 官能的要素
山梨ワインは、甲州やマスカット・ベーリーAなどの山梨で古くから栽培されているぶどうや、ヨーロッパを原産とするヴィニフェラ種など、様々なぶどう品種について、山梨の自然環境に根付くよう品種改良や栽培方法等の工夫を行ってきたことにより、ぶどう本来の香りや味わいといった品種特性がよく顕れた、総じてやや穏やかな酸味を有するバランスの良いワインである。
その中でも甲州を原料としたワインは、口中で穏やかな味わいを感じることができ、またドライなワインはフルーティーな柑橘系の酸味を有する。
また、マスカット・ベーリーAを原料としたワインは、鮮やかな赤色の色調を有し、甘さを連想させる香りとタンニンによる穏やかな渋みを有する。
さらに、ヴィニフェラ種を原料とした白ワインは、やや穏やかな酸味とよく熟したヴィニフェラ種特有の果実の香りを有し、口に含むとボリューム感に富んでいる。ヴィニフェラ種を原料とした赤ワインは、しっかりとした色調を有し、タンニンによる十分な渋みとふくよかさのバランスが良い。

ロ 化学的要素
山梨ワインは、アルコール分、総亜硫酸値、揮発酸値及び総酸値が次の要件を満たすものをいい、発泡性を有するものも含む。
(イ) アルコール分は8.5%以上20.0%未満。ただし、補糖したものは上限値を15.0%未満とし、甘口のもの(残糖分が45g/L以上のものをいう。以下同じ。)は下限値を4.5%以上とする。
(ロ) 総亜硫酸値は250mg/L未満(甘口のものを除く。)。
(ハ) 揮発酸値は赤ワインで1.2g/L以下。白ワイン及びロゼワインで1.08 g/L以下。
(ニ) 総酸値は3.5g/L以上。

(2)酒類の特性が酒類の産地に主として帰せられることについて
イ 自然的要因
山梨県は、西側の県境を走る赤石山脈系の高山群と、南側の県境から北東に伸びる富士火山系の高山群に囲まれた山間地である。海洋の影響が少ないため、梅雨や台風の影響を受けにくく、盆地特有の気候として、日中は気温が上昇するが、朝夕は大きく気温が低下するため、1日の気温差が大きい。
この自然環境により、ぶどうの成育期においては、梅雨による多湿の影響が少なく、成熟期においても台風等による風害や日照不足を原因とする病害が発生しにくいため、ぶどうの栽培に適しており、ぶどうの着色や糖度などの品質全体に良い影響を与えている。ぶどう栽培地は、主として富士川の支流流域に沿って広がっている。多くのぶどう栽培地は、花崗岩及び安山岩の崩壊土から成る、土層が深く肥沃で排水も良好な緩傾斜にある。このような好条件を有するため、ぶどうは健全でよく熟し品種特性が良く維持されたバランスの良いワインとなる。

ロ 人的要因
山梨ワインの生産は、1870年頃から始まったといわれている。当時は、栽培されたぶどうのほとんどが生食用として消費されており、その余剰によりワインの生産が行われていた。ぶどうの栽培量が増加しても、ワインに加工し販売することができたため、農家は過剰生産を恐れずにぶどう栽培に取り組むことができ、ぶどう栽培技術の創意や改善が重ねられていった。これにあわせて、ワインの製造量も増加し、醸造技術も蓄積されていくなどの好循環が生まれ、地域の経済発展を担ってきた。
このようなワイン産業に対しては、明治時代より、政府や山梨県庁、市町村が法的整備や資金支援、品種改良に関する研究開発など様々な支援を行ってきた。現在は、県の機関として山梨県工業技術センターの中にワインセンターが設置されており、ぶどう栽培やワイン醸造の研究開発のみならず、山梨のワイン製造者に対する技術指導・支援を行っており、高品質な山梨ワインを生産する技術的基盤になっている。また、山梨大学には1947年に発酵研究所(現ワイン科学研究センター)が設置されるなど、更なる研究開発や人材育成に注力している。
日本のぶどう産地はヨーロッパのぶどう産地に比べれば降雨量が多く、山梨県もぶどうの栽培期間中に雨の影響を受けるが、山梨県のワイン事業者は、垣根栽培のぶどうに傘をかけたり、雨の跳ね返りを防ぐため垣根の高い位置でぶどうを育てるなど、様々な工夫により、品質の高いぶどう栽培を根付かせてきた。
山梨ワインは、魚介類の食事とワインを合わせた際に生臭みの原因となる物質を発生させる鉄分の量が海外で生産されるワインと比べ総じて少ない。これは、山梨県は海洋に面していない地域でありながら、寿司屋が多いなど魚介類の消費を好む傾向があり、このような地域の人々の嗜好に合うようワインの製造工程で工夫が重ねられた結果であるといえる。山梨ワインは和食等の魚介類を材料に用いた食事と相性が良く、山梨県の人々にとってワインが身近な酒類として定着してきた一つの要因といえる。

2 酒類の原料及び製法に関する事項
地理的表示「山梨」を使用するためには、次の事項を満たしている必要がある。
(1)原料
イ 果実に山梨県で収穫されたぶどう(次に掲げる品種に限る。)のみを用いたものであること。
甲州、マスカット・ベーリーA、ブラック・クイーン、ベーリー・アリカントA、デラウェア、交配品種(甲斐ノワール、甲斐ブラン、サンセミヨン、アルモノワール、ビジュノワール、モンドブリエ)、ヴィニフェラ種(シャルドネ、セミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン、ピノ・ブラン、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、カベルネ・フラン、ピノ・ノワール、プティ・ヴェルドー、シュナン・ブラン、ピノ・グリ、ヴィオニエ、シェンブルガー、リースリング、ゲベルツトラミナー、ミュスカデ、サンソー、テンプラニーリョ、マルベック、タナ、アルバリーニョ、サンジョベーゼ、ネッビオーロ、バルベーラ、ピノ・ムニエ、ジンファンデル、ツバイゲルトレーベ、グルナッシュ、カルメネール、プティ・マンサン)

ロ 酒税法第3条第13号に規定する「果実酒」の原料を用いたものであること。ただし、同法第3条第13号ニに規定する香味料(以下単に「香味料」という。)は、ぶどうの果汁又はぶどうの濃縮果汁(いずれも山梨県で収穫されたぶどうのみを原料としたものに限る。)に限り用いることができる。

ハ 果汁糖度が、甲州種は14.0%以上、ヴィニフェラ種は18.0%以上、その他の品種は16.0%以上であるぶどうを用いること。ただし、ぶどう栽培期間の天候が不順であった場合には、当該ぶどう栽培期間を含む暦年内に収穫されたぶどうに限り、それぞれの必要果汁糖度を1.0%下げることができる。
なお、酒税法3条第13号ハに掲げる製造方法により製造するもののうち、他の容器に移し替えることなく移出することを予定した容器及び密閉できる容器等で発酵させることにより発泡性を有することとするものに用いるぶどうについては、甲州種は11.0%以上、ヴィニフェラ種は15.0%以上、その他の品種は13.0%以上であるぶどうを用いることができる。

ニ 原料として水及びアルコールを使用していないこと。ブランデー及びスピリッツについては、他の容器に移し替えることなく移出することを予定した容器で発酵させたものに、発酵後、当該容器にブランデー及びスピリッツを加える製法を行う場合に限り使用すること。

(2)製法
イ 酒税法第3条第13号に規定する「果実酒」の製造方法により、山梨県内において製造されたものであり、「果実酒等の製法品質表示基準(平成27年10月国税庁告示第18号)」第1項第3号に規定する「日本ワイン」であること。
ロ 酒税法第3条第13号ロ又はハに規定する製造方法により、糖類(酒税法3条第13号ハに掲げる糖類のうち、他の容器に移し替えることなく移出することを予定した容器及び密閉できる容器等で発酵させることにより発泡性を有することとするものに用いる糖類を除く。)を加える場合は、その加える糖類の重量が、果実に用いたぶどうの品種ごとに、それぞれ次の範囲内であること。
・ 甲州種 100ml当たり10g
・ ヴィニフェラ種85%以上 100ml当たり6g
・ その他の品種 100ml当たり8g
ハ ぶどうの収穫からワインの瓶詰を行うまでの補酸の総量が9g/L以下であること。
ニ 除酸剤については、総酸値を5g /L低減させるまで加えることができること。
ホ 製造工程上、貯蔵する場合は山梨県内で行うこと。
ヘ 山梨県内で、消費者に引き渡すことを予定した容器に詰めること。

3 酒類の特性を維持するための管理に関する事項
(1)地理的表示「山梨」を使用するためには、当該使用する酒類を酒類の製造場(酒税法(昭和28年法律第6号)第28条第6項又は第28条の3第4項の規定により酒類の製造免許を受けた製造場とみなされた場所を含む。)から移出(酒税法第28条第1項の規定の適用を受けるものを除く。)するまでに、当該使用する酒類が「酒類の産地に主として帰せられる酒類の特性に関する事項」及び「酒類の原料及び製法に関する事項」を満たしていることについて、次の団体(以下「管理機関」という。)により、当該管理機関が作成する業務実施要領に基づく確認を受ける必要がある。
管理機関の名称:地理的表示「山梨」管理委員会
住所:山梨県甲府市東光寺3-13-25地場産業センター2階
山梨県ワイン酒造組合内
電話番号:055-233-7306
ウェブサイトアドレス http://www.wine.or.jp
(2)管理機関は、業務実施要領に基づき、ぶどう栽培期間の天候が不順であったと認める場合には、直ちにその旨を公表する。

4 酒類の品目に関する事項
果実酒

別紙2 備考
酒類の地理的表示に関する表示基準(平成27年国税庁告示第19号)第10項第3号の規定により、第9項の規定を適用しないものとして公示する商標その他の表示については、以下の「商標その他の表示」のとおりです。
商標その他の表示
甲州市原産地呼称ワインの認証条例(平成20年甲州市条例第34号)の規定により行う認証の表示
(注)地理的表示「山梨」の指定をした日前から使用していた上記の「商標その他の表示」に限り、地理的表示「山梨」の指定後も、引き続き表示を認めるものです。

5 統一ロゴ
地理的表示「山梨」のラベル表記は、GI Yamanashi(GI=Geographical Indicationの略)を統一ロゴとする。

勝沼エリア

勝沼エリア

柏和葡萄酒

ワイナリー名
柏和葡萄酒
住所
山梨県甲州市勝沼町勝沼3559
電話番号
0553-44-0027
営業時間/定休日
一般受付をしておりません。
公式サイト
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フジッコワイナリー

ワイナリー名
フジッコワイナリー
住所
山梨県甲州市勝沼町下岩崎2770-1
電話番号
0553-44-3181
営業時間/定休日
9:00〜17:00/12/29〜1/4
公式サイト
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関連情報

【山梨ワイナリー訪問記】いざ、フジッコワイナリーへ #1

まるき葡萄酒

ワイナリー名
まるき葡萄酒
住所
山梨県甲州市勝沼町下岩崎2488
電話番号
0553-44-1005
営業時間/定休日
8:30〜17:00/年末年始
公式サイト
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関連情報

【山梨ワイナリー訪問記】まるきぶどう酒Part1《歴史編》 【山梨ワイナリー訪問記】まるきぶどう酒Part2《工場編》 【山梨ワイナリー訪問記】まるきぶどう酒Part3《タンク室編》 【山梨ワイナリー訪問記】まるきぶどう酒Part4《樽室編》 【山梨ワイナリー訪問記】まるきぶどう酒Part5《地下貯蔵庫編》

丸藤葡萄酒

ワイナリー名
丸藤葡萄酒工業
住所
山梨県甲州市勝沼町藤井780
電話番号
0553-44-0043
営業時間/定休日
9:00〜16:30/年末年始
公式サイト
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勝沼醸造

ワイナリー名
勝沼醸造
住所
山梨県甲州市勝沼町下岩崎371
電話番号
0553-44-0069
営業時間/定休日
9:30〜16:30/12/29〜1/4
公式サイト
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関連情報

【山梨ワイナリー訪問記】いざ、勝沼醸造へ #1

イケダワイナリー

ワイナリー名
イケダワイナリー
住所
山梨県甲州市勝沼町下岩崎1943
電話番号
0553-44-2190
営業時間/定休日
9:00〜17:00/不定休
公式サイト
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【山梨ワイナリー訪問記】いざ、イケダワイナリーへ #1

岩崎醸造

ワイナリー名
岩崎醸造(ホンジョーワイン)
住所
山梨県甲州市勝沼町下岩崎957
電話番号
0553-44-0020
営業時間/定休日
8:30〜17:00/日・祝日、第4、5土曜
公式サイト
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【山梨ワイナリー訪問記】いざ、岩崎醸造へ #1

くらむぼんワイン

ワイナリー名
くらむぼんワイン
住所
山梨県甲州市勝沼町下岩崎835
電話番号
0553-44-0111
営業時間/定休日
9:00〜17:00/年末年始
公式サイト
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【山梨ワイナリー訪問記】くらむぼんワインPart1《資料館編》 【山梨ワイナリー訪問記】くらむぼんワインPart2《ぶどう畑編》

シャトー勝沼

ワイナリー名
シャトー勝沼
住所
山梨県甲州市勝沼町菱山4729
電話番号
0553-44-0073
営業時間/定休日
9:00〜17:00/12/31・1/1
公式サイト
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マルサン葡萄酒

ワイナリー名
マルサン葡萄酒
住所
山梨県甲州市勝沼町勝沼3111-1
電話番号
0553-44-0160
営業時間/定休日
9:00〜17:00/不定休
公式サイト
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原茂ワイン

ワイナリー名
原茂ワイン
住所
山梨県甲州市勝沼町勝沼3181
電話番号
0553-44-0121
営業時間/定休日
9:00〜17:00/年末年始
公式サイト
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グランポレール勝沼

ワイナリー名
グランポレール勝沼(サッポロビール)
住所
山梨県甲州市勝沼町綿塚字大正577
電話番号
0553-44-2345
営業時間/定休日
10:00〜16:30/水曜・年末年始
公式サイト
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シャトージュン

ワイナリー名
シャトージュン
住所
山梨県甲州市勝沼町菱山3308
電話番号
0553-44-2501
営業時間/定休日
9:00〜17:00/水曜、第3土日
公式サイト
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菱山中央醸造

ワイナリー名
菱山中央醸造
住所
山梨県甲州市勝沼町菱山1425
電話番号
0553-44-0356
営業時間/定休日
8:00〜17:00/不定休
公式サイト
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錦城葡萄酒

ワイナリー名
錦城葡萄酒
住所
山梨県甲州市勝沼町小佐手1833
電話番号
0553-44-1567
営業時間/定休日
9:00〜17:00/土(午後)日祝日・年末年始
公式サイト
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マンズワイン

ワイナリー名
マンズワイン
住所
山梨県甲州市勝沼町山400
電話番号
0553-44-2285
営業時間/定休日
9:00〜17:00/年末年始
公式サイト
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ダイヤモンド醸造

ワイナリー名
ダイヤモンド酒造
住所
山梨県甲州市下岩崎880
電話番号
0553-44-0129
営業時間/定休日
10:00〜17:00/年末年始
公式サイト
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蒼龍葡萄酒

ワイナリー名
蒼龍葡萄酒
住所
山梨県甲州市勝沼町下岩崎1841
電話番号
0553-44-0026
営業時間/定休日
9:00〜17:00/年末年始
公式サイト
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大泉葡萄酒

ワイナリー名
大泉葡萄酒
住所
山梨県甲州市勝沼町下岩崎1809
電話番号
0553-44-2872
営業時間/定休日
8:00〜17:00/日曜・祝日
公式サイト
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シャトーメルシャン

ワイナリー名
シャトーメルシャン
住所
山梨県甲州市勝沼町下岩崎1425-1
電話番号
0553-44-1011
営業時間/定休日
10:00〜16:30/火曜・年末年始
公式サイト
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東夢ワイナリー

ワイナリー名
東夢ワイナリー
住所
山梨県甲州市勝沼町勝沼2562-2
電話番号
0553-44-5535
営業時間/定休日
10:00〜16:30/年末年始
公式サイト
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ベルフォーレワイナリー勝沼

ワイナリー名
ベルフォーレワイナリー勝沼(シャトレーゼ)
住所
山梨県甲州市勝沼町勝沼2830-3
電話番号
0553-20-4700
営業時間/定休日
10:00〜17:00/火曜・年末年始
公式サイト
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盛田甲州ワイナリー

ワイナリー名
盛田甲州ワイナリー
住所
山梨県甲州市勝沼町勝沼2842
電話番号
0553-44-2003
営業時間/定休日
11:00〜16:00/年末年始
公式サイト
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中央葡萄酒

ワイナリー名
中央葡萄酒(グレイスワイン)
住所
山梨県甲州市勝沼町等々力173
電話番号
0553-44-1230
営業時間/定休日
9:00〜16:30/年末年始
公式サイト
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麻屋葡萄酒

ワイナリー名
麻屋葡萄酒
住所
山梨県甲州市勝沼町等々力166
電話番号
0553-44-1022
営業時間/定休日
9:00〜16:30/年末年始
公式サイト
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白百合醸造

ワイナリー名
白百合醸造(ロリアンワイン)
住所
山梨県甲州市勝沼町等々力878-2
電話番号
0553-44-3131
営業時間/定休日
9:00〜17:00/年末年始
公式サイト
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大和葡萄酒

ワイナリー名
大和葡萄酒
住所
山梨県甲州市勝沼町等々力776-1
電話番号
0553-44-0433
営業時間/定休日
10:00〜17:00/年末年始
公式サイト
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MGVsワイナリー

ワイナリー名
MGVsワイナリー
住所
山梨県甲州市勝沼町等々力601-17
電話番号
0553-44-6030
営業時間/定休日
9:30〜16:30/火曜
公式サイト
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勝沼第八葡萄酒

ワイナリー名
勝沼第八葡萄酒
住所
山梨県甲州市勝沼町等々力53
電話番号
0553-44-0162
営業時間/定休日
8:00〜22:00/不定休
公式サイト
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マルサン葡萄酒近隣情報

山梨ワインドットノム編集部は、【自称山梨ワイナリー観光大使】を役職に【醸造家徹底応援!】を掲げ活動をしております。素人だからこそ感じる、ワインに対しての率直な感想を始め、ワインの基礎知識、山梨の美味しいお店などの情報を案内します。情報は、記事執筆時点のものとなります。詳しくは、各ワイナリーサイトの情報をご確認下さい。各ワイナリーへのお問い合わせは、各ワイナリーサイト記載された方法でお問い合わせ願います。

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