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絶景!!Insta映えスポットがあるワイナリー!?
今回、我ら山梨ワインドットノムメンバーは【北野呂醸造】へ行ってきました!
到着すると、春休み中の子供が元気よく遊んでいる姿を見て癒される一同。
さて、気分を仕事モードへ入れ替えご挨拶へ!!
実は、我らが訪問をした4月1日…とても大切な日だったのです。
そんな貴重な日にアポイントメントをとった編集長はすごいですね笑
2019年4月1日は貴重な日!?
さて、編集部が訪問をした4月1日。
大切な理由は、エイプリルフール!ではないです!(さすがに!!!でも、ゲームアプリ会社はエイプリルフールの嘘を必死に考えてるとニュースになるほどでしたね。)
そうです!!
新元号が決まる…!!日だったのですが、ちがいます笑
(まさか、令和になるとは…!予想が外れました笑)
○○交代!!
答えは、【世代交代】です。
そうです、ちょうど4月1日、私たちが訪れた日が、代替わりの日だったのです!
こんな機会滅多にないですよね…!
このようにして、過去から現在に到るまで受け継がれてきたのか、と少し鳥肌が立ちました。
冬眠中!?
再度挨拶をさせていただき、本日は現社長の降矢さんにご案内をさせていただきました!
今回は、シーズン外で機械を停止していたため、畑と試飲を中心にさせていただきました!
シーズンインすると、ここまでぶどうを運び、ブルーシートを外して作業をするとのことです!
そして、機械の後ろにあるタンクや樽などを利用して瓶詰めまでの準備をします!
樽減少!?
実は編集長が落ち込んでいました。。。
なぜなら、北野呂さんでは、樽が元々8個あったのですが、現在は3個しか使っていないとのこと…
樽を愛する編集長は悲しいとのこと。。。笑
自然力!山梨県に移住!?
そして、そんな編集長が畑へ移動をするとすぐさま元気に!!笑
なぜでしょうか。
北野呂醸造の葡萄畑から見る景色が非常に美しく、悲しさが一瞬で吹き飛んでいました。
自然の力はすごいですね!!ぜひ、訪れてほしいですね!
畑は二刀流!?大谷翔平!?
実は、北野呂醸造さんは
棚栽培と垣根栽培の両方をおこなっていました!
晩腐病との戦い!
棚はメルローとカベルネ・ソーヴィニヨンを中心にやっている北野呂醸造。
これには理由が…!
葡萄には、晩腐病という病気があります。この病気の特徴は、葡萄が黒くなるとのこと。。。
そのため、赤ワインの品種は、色が黒く熟しているのか、病気にかかっているのか、わからないため棚にしているのです。
一方、白のシャルドネはすぐにわかるので、垣根にしているのです!
そして、垣根は剪定や冬場の管理は非常に楽であり、誘引もしやすいとのこと!
また、収量の調整も垣根の方が楽とのことです!
この規模で1トン!?2トン!?
そして、今回は畑のサイズでどれだけの葡萄がとれるのか教えていただきました。
驚きですね。同じ範囲でもシャルドネの2倍以上とれる甲州。
それにも、理由がありました…!
粒の大きさなどはもちろんですが、やはり品質の調整が大きな理由でした。
糖度をあげるためには、それなりの収量が必要となります。また、葡萄の色も同時に淡くなりやすくなるのです。。。
収量が葡萄の質を決める!
ただ、たくさんの葡萄を収穫できればいいわけではないんですよね。
品質を高めるために量を調整し、天候にも注意をし…
本当にどれだけ大変なのか、痛感しています。
もっともっとワインが身近になってほしいと改めて強く思いました…
驚愕!!葡萄が地面の中に???
そして、編集長…あることに気づきました!!
それがこちら!!
ぶどうが埋まっている??笑
え、試験栽培?のように思っていると!!
これは野菜であることを教えてくださいました!
空いているスペースをギリギリまで効率よく利用をしているとのことです!笑
1枚目手前は、レタスです!
1枚目奥は、ほうれん草です!
2枚目は、サヤエンドウです!
もちろん、すべてこれらは、個人栽培です笑
野菜と葡萄を同時に栽培しているワイナリーは初めてで衝撃を受けた編集部でした。笑
午前10時の試飲会
そして、事務所へ戻り試飲をさせていただきました!
今回は、6本の試飲をさせていただきました!!
試飲ワイン登場!
今回試飲させていただいたワインはこちら!
・甲州 シュールリー 2017(GI Yamanashi)
・薫風香 2016
・サンセミヨン 2017
・甲州 2018
・マスカットベーリーA 2017(GI Yamanashi)
・薫風香 2015
甲州 シュールリー 2017(GI Yamanashi)
(写真左手)
編集長コメント
美味しいですね。複雑な、色々な味がしますね!
深みがあり、色々と楽しめそうなワインですね!
北野呂醸造コメント
こちらは、甲州100%になります!
自然沈降だけをしているワインです!味は濃くしています!
シュールリーの製法を殺さぬよう工夫して作っています!
薫風香 2016
(写真右手)※白ワイン
編集長コメント
やや甘い香りがほのかにしますね!スッキリとした味わいで飲みやすいですね!
個人的に好きですね!スッキリしている味だからこそ、この時間(朝の10時頃)でも全然いけちゃいますね!笑
辛口だけど、飲むとスッキリ、そしてほのかに感じる甘さが絶妙なバランスですね!
北野呂醸造コメント
こちらは、甲州+シャルドネ+サンセミヨンをブレンドしたワインになります!
また、シャルドネだけ樽にいれたものを使っています!
スッキリした味わいの中に、甘さも感じてもらえるように仕立てています!
サンセミヨン 2017
(写真左手)
編集長コメント
サンセミヨン!?初めて聞きましたね!
あ〜甘いですね!さっきの薫風香は、ほのかに感じましたが、
このワインは1口目の触りから甘さを感じますね!
葡萄感、素材本来の味を強く感じますね!
葡萄ジュースとまではいかないですが、非常に飲みやすいワインだと思います。
女性の方が好きそうですね、やや重めのワイン好きには向かないかもしれませんね!
北野呂醸造コメント
サンセミヨンは、2000年に品種登録された品種なんですよ!
試験栽培をして作ったオリジナルブランドの1つなんです。日本のワイナリーのなかで、もっとも早くからサンセミヨン栽培に着手したつもりです!
葡萄の特徴として、糖度は上がりやすく、20~22度までに達します。
しかし、糖度が20度を超えると酸が急激に落ちるので、糖度19ほどで収穫しています。
実は、東京のレストランさんのフォアグラ料理のお供にグラスワインで提供され、好評を博しているそうです!
糖度と酸度をバランスよく調整し飲み心地を重視して仕立てました!
味の濃い料理などにも負けずに、マリアージュしやすいワインになっています!
甲州 2018
(写真右手)
編集長コメント
甘いですね!匂いとのギャップがすごいですね!
かなり果実感が感じれますね!
これが先ほど見させていただいた畑からとれた葡萄からできたワインですよね。
なんかこう心に訴えてきますよね。
畑を知ったからこそ伝わる味のようなものが!
北野呂醸造コメント
新酒なので、まだ果汁の香りがありますね!
少しずつ香りが落ち着き、お酒の香りのほうが強くなってきますね。
そういってもらえると嬉しいですね。
やっぱり、ワインにはそれぞれの特徴がありますしストーリーもあります。
少しでもワインに触れていただくと、ただの好き嫌いではなく、ワイナリーの気持ちを感じ取れるかといった別の味わい方もありますからね。
料理も似ていますよね、自分が作る料理が美味しく感じたり、色々と感じたりするのと同じです。
マスカットベーリーA 2017(GI Yamanashi)
(写真左手)
編集長コメント
めちゃめちゃいい匂いですね!ベリーAの匂いが鼻に抜けてきますね。
そして、落ち着いた味がします。家でゆっくりと飲みたいワインな感じがします!
北野呂醸造コメント
樽熟成もないシンプルな醸造で仕上げているため、他のワインに比べて葡萄本来の味が強く感じれると思います。
また、心地よい果実味が口の中に広がってくると思います。
飲みやすさに加え、葡萄の本来の味を引き立て感じてもらえるワインに仕立てました。
薫風香 2015
(写真右手)※赤ワイン
編集長コメント
さきほどの赤ワインと比べ渋み、タンニンをしっかりと感じれますね!
やや重い感じになっている気がします!
北野呂醸造コメント
こちらは、マスカットベリーA+メルロー+カベルネ・ソーヴィニヨンをブレンドした赤ワインになります!
風の匂い、土地の旨みが詰まった地ワインです!色は薄めですが、旨みが乗っていると思います!オーク樽とベリーAの香りが、柔らかい甘い香りと混ざって香ると思います
価格以上の満足感をあたえてくれると信じています!
普段、甘口をあまり好まない編集長が今回は、白ワインは辛口よりも甘口のほうが好きだ…!!と。
隣で聞いていた副編集長は、改めてワインの面白さ、不思議さを感じていました。
つい昨日までは、知り合いにも赤ワインの樽が〜、白ワインでも酸味があり、辛口の方が〜と言っていた人が、
ここまで変わるのか、と笑
1週間後、1ヶ月後、そのときの彼は何がもっとも好きになっているのか、楽しみになってきましたね!
薫風香、命名理由公開
今回編集部は、薫風香を購入させていただきました!
そして、【薫風香】の命名由来も教えていただきました!
あるとき、ラヴェルのデザインをデザイナーと考えているときのことらしいです。
ブレンドワインだから品種名を押すのも…と悩んでいたときが5月だったとのこと…
そこで【薫風る五月】をもとに、【薫風】と命名をしたとのこと!
しかし…
薫風はすでに商標登録がされていて断念…
実は、薫風は季語の1つだったんです。
そして、ワインの香りの「香」を最後につけて【薫風香】になったとのことです!
奥が深いですね!!
これは欲しい!ヴィトンのワイヤレスイヤホンならぬ…?オーパスワンスピーカー!
そして、購入手続きの際に、またまた気になるものが・・・
それがこちら!!
オーパスワンのスピーカーです!!
気になりすぎて、聞いてしまいました!笑
すると、そこには面白いエピソードが…
実は、知人から空のオーパスワンの木箱を自宅へ持って帰るのが邪魔だから置かせてくれ、と言われたらしく…
その後、取りに来ることがなかったため、社長がいじってスピーカーにしたらしいです!
贅沢なスピーカーですよね〜!ケースがオーパスワンの木箱なんて…!!
ただ、実は…木箱に入るスピーカーは音質があまりよくはないので、今は使っていないとのこと!!
でも映えますね〜!!笑
ぜひ、美味しい北野呂醸造ワインとオーパスワンスピーカーをInstaにあげてみてください!!
インスタグラマーの仲間入りが…できちゃうかも!?笑
関連情報
北野呂醸造基本情報
新巻葡萄酒近隣情報
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おまけ
GI Yamanashiの定義
1 酒類の産地に主として帰せられる酒類の特性に関する事項
(1)酒類の特性について
イ 官能的要素
山梨ワインは、甲州やマスカット・ベーリーAなどの山梨で古くから栽培されているぶどうや、ヨーロッパを原産とするヴィニフェラ種など、様々なぶどう品種について、山梨の自然環境に根付くよう品種改良や栽培方法等の工夫を行ってきたことにより、ぶどう本来の香りや味わいといった品種特性がよく顕れた、総じてやや穏やかな酸味を有するバランスの良いワインである。
その中でも甲州を原料としたワインは、口中で穏やかな味わいを感じることができ、またドライなワインはフルーティーな柑橘系の酸味を有する。
また、マスカット・ベーリーAを原料としたワインは、鮮やかな赤色の色調を有し、甘さを連想させる香りとタンニンによる穏やかな渋みを有する。
さらに、ヴィニフェラ種を原料とした白ワインは、やや穏やかな酸味とよく熟したヴィニフェラ種特有の果実の香りを有し、口に含むとボリューム感に富んでいる。ヴィニフェラ種を原料とした赤ワインは、しっかりとした色調を有し、タンニンによる十分な渋みとふくよかさのバランスが良い。
ロ 化学的要素
山梨ワインは、アルコール分、総亜硫酸値、揮発酸値及び総酸値が次の要件を満たすものをいい、発泡性を有するものも含む。
(イ) アルコール分は8.5%以上20.0%未満。ただし、補糖したものは上限値を15.0%未満とし、甘口のもの(残糖分が45g/L以上のものをいう。以下同じ。)は下限値を4.5%以上とする。
(ロ) 総亜硫酸値は250mg/L未満(甘口のものを除く。)。
(ハ) 揮発酸値は赤ワインで1.2g/L以下。白ワイン及びロゼワインで1.08 g/L以下。
(ニ) 総酸値は3.5g/L以上。
(2)酒類の特性が酒類の産地に主として帰せられることについて
イ 自然的要因
山梨県は、西側の県境を走る赤石山脈系の高山群と、南側の県境から北東に伸びる富士火山系の高山群に囲まれた山間地である。海洋の影響が少ないため、梅雨や台風の影響を受けにくく、盆地特有の気候として、日中は気温が上昇するが、朝夕は大きく気温が低下するため、1日の気温差が大きい。
この自然環境により、ぶどうの成育期においては、梅雨による多湿の影響が少なく、成熟期においても台風等による風害や日照不足を原因とする病害が発生しにくいため、ぶどうの栽培に適しており、ぶどうの着色や糖度などの品質全体に良い影響を与えている。ぶどう栽培地は、主として富士川の支流流域に沿って広がっている。多くのぶどう栽培地は、花崗岩及び安山岩の崩壊土から成る、土層が深く肥沃で排水も良好な緩傾斜にある。このような好条件を有するため、ぶどうは健全でよく熟し品種特性が良く維持されたバランスの良いワインとなる。
ロ 人的要因
山梨ワインの生産は、1870年頃から始まったといわれている。当時は、栽培されたぶどうのほとんどが生食用として消費されており、その余剰によりワインの生産が行われていた。ぶどうの栽培量が増加しても、ワインに加工し販売することができたため、農家は過剰生産を恐れずにぶどう栽培に取り組むことができ、ぶどう栽培技術の創意や改善が重ねられていった。これにあわせて、ワインの製造量も増加し、醸造技術も蓄積されていくなどの好循環が生まれ、地域の経済発展を担ってきた。
このようなワイン産業に対しては、明治時代より、政府や山梨県庁、市町村が法的整備や資金支援、品種改良に関する研究開発など様々な支援を行ってきた。現在は、県の機関として山梨県工業技術センターの中にワインセンターが設置されており、ぶどう栽培やワイン醸造の研究開発のみならず、山梨のワイン製造者に対する技術指導・支援を行っており、高品質な山梨ワインを生産する技術的基盤になっている。また、山梨大学には1947年に発酵研究所(現ワイン科学研究センター)が設置されるなど、更なる研究開発や人材育成に注力している。
日本のぶどう産地はヨーロッパのぶどう産地に比べれば降雨量が多く、山梨県もぶどうの栽培期間中に雨の影響を受けるが、山梨県のワイン事業者は、垣根栽培のぶどうに傘をかけたり、雨の跳ね返りを防ぐため垣根の高い位置でぶどうを育てるなど、様々な工夫により、品質の高いぶどう栽培を根付かせてきた。
山梨ワインは、魚介類の食事とワインを合わせた際に生臭みの原因となる物質を発生させる鉄分の量が海外で生産されるワインと比べ総じて少ない。これは、山梨県は海洋に面していない地域でありながら、寿司屋が多いなど魚介類の消費を好む傾向があり、このような地域の人々の嗜好に合うようワインの製造工程で工夫が重ねられた結果であるといえる。山梨ワインは和食等の魚介類を材料に用いた食事と相性が良く、山梨県の人々にとってワインが身近な酒類として定着してきた一つの要因といえる。
2 酒類の原料及び製法に関する事項
地理的表示「山梨」を使用するためには、次の事項を満たしている必要がある。
(1)原料
イ 果実に山梨県で収穫されたぶどう(次に掲げる品種に限る。)のみを用いたものであること。
甲州、マスカット・ベーリーA、ブラック・クイーン、ベーリー・アリカントA、デラウェア、交配品種(甲斐ノワール、甲斐ブラン、サンセミヨン、アルモノワール、ビジュノワール、モンドブリエ)、ヴィニフェラ種(シャルドネ、セミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン、ピノ・ブラン、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、カベルネ・フラン、ピノ・ノワール、プティ・ヴェルドー、シュナン・ブラン、ピノ・グリ、ヴィオニエ、シェンブルガー、リースリング、ゲベルツトラミナー、ミュスカデ、サンソー、テンプラニーリョ、マルベック、タナ、アルバリーニョ、サンジョベーゼ、ネッビオーロ、バルベーラ、ピノ・ムニエ、ジンファンデル、ツバイゲルトレーベ、グルナッシュ、カルメネール、プティ・マンサン)
ロ 酒税法第3条第13号に規定する「果実酒」の原料を用いたものであること。ただし、同法第3条第13号ニに規定する香味料(以下単に「香味料」という。)は、ぶどうの果汁又はぶどうの濃縮果汁(いずれも山梨県で収穫されたぶどうのみを原料としたものに限る。)に限り用いることができる。
ハ 果汁糖度が、甲州種は14.0%以上、ヴィニフェラ種は18.0%以上、その他の品種は16.0%以上であるぶどうを用いること。ただし、ぶどう栽培期間の天候が不順であった場合には、当該ぶどう栽培期間を含む暦年内に収穫されたぶどうに限り、それぞれの必要果汁糖度を1.0%下げることができる。
なお、酒税法3条第13号ハに掲げる製造方法により製造するもののうち、他の容器に移し替えることなく移出することを予定した容器及び密閉できる容器等で発酵させることにより発泡性を有することとするものに用いるぶどうについては、甲州種は11.0%以上、ヴィニフェラ種は15.0%以上、その他の品種は13.0%以上であるぶどうを用いることができる。
ニ 原料として水及びアルコールを使用していないこと。ブランデー及びスピリッツについては、他の容器に移し替えることなく移出することを予定した容器で発酵させたものに、発酵後、当該容器にブランデー及びスピリッツを加える製法を行う場合に限り使用すること。
(2)製法
イ 酒税法第3条第13号に規定する「果実酒」の製造方法により、山梨県内において製造されたものであり、「果実酒等の製法品質表示基準(平成27年10月国税庁告示第18号)」第1項第3号に規定する「日本ワイン」であること。
ロ 酒税法第3条第13号ロ又はハに規定する製造方法により、糖類(酒税法3条第13号ハに掲げる糖類のうち、他の容器に移し替えることなく移出することを予定した容器及び密閉できる容器等で発酵させることにより発泡性を有することとするものに用いる糖類を除く。)を加える場合は、その加える糖類の重量が、果実に用いたぶどうの品種ごとに、それぞれ次の範囲内であること。
・ 甲州種 100ml当たり10g
・ ヴィニフェラ種85%以上 100ml当たり6g
・ その他の品種 100ml当たり8g
ハ ぶどうの収穫からワインの瓶詰を行うまでの補酸の総量が9g/L以下であること。
ニ 除酸剤については、総酸値を5g /L低減させるまで加えることができること。
ホ 製造工程上、貯蔵する場合は山梨県内で行うこと。
ヘ 山梨県内で、消費者に引き渡すことを予定した容器に詰めること。
3 酒類の特性を維持するための管理に関する事項
(1)地理的表示「山梨」を使用するためには、当該使用する酒類を酒類の製造場(酒税法(昭和28年法律第6号)第28条第6項又は第28条の3第4項の規定により酒類の製造免許を受けた製造場とみなされた場所を含む。)から移出(酒税法第28条第1項の規定の適用を受けるものを除く。)するまでに、当該使用する酒類が「酒類の産地に主として帰せられる酒類の特性に関する事項」及び「酒類の原料及び製法に関する事項」を満たしていることについて、次の団体(以下「管理機関」という。)により、当該管理機関が作成する業務実施要領に基づく確認を受ける必要がある。
管理機関の名称:地理的表示「山梨」管理委員会
住所:山梨県甲府市東光寺3-13-25地場産業センター2階
山梨県ワイン酒造組合内
電話番号:055-233-7306
ウェブサイトアドレス http://www.wine.or.jp
(2)管理機関は、業務実施要領に基づき、ぶどう栽培期間の天候が不順であったと認める場合には、直ちにその旨を公表する。
4 酒類の品目に関する事項
果実酒
別紙2 備考
酒類の地理的表示に関する表示基準(平成27年国税庁告示第19号)第10項第3号の規定により、第9項の規定を適用しないものとして公示する商標その他の表示については、以下の「商標その他の表示」のとおりです。
商標その他の表示
甲州市原産地呼称ワインの認証条例(平成20年甲州市条例第34号)の規定により行う認証の表示
(注)地理的表示「山梨」の指定をした日前から使用していた上記の「商標その他の表示」に限り、地理的表示「山梨」の指定後も、引き続き表示を認めるものです。
5 統一ロゴ
地理的表示「山梨」のラベル表記は、GI Yamanashi(GI=Geographical Indicationの略)を統一ロゴとする。
素人だからこそ感じる、ワインに対しての率直な感想を始め、ワインの基礎知識、山梨の美味しいお店などの情報を案内します。
情報は、記事執筆時点のものとなります。詳しくは、各ワイナリーサイトの情報をご確認下さい。
各ワイナリーへのお問い合わせは、各ワイナリーサイト記載された方法でお問い合わせ願います。