最終戦! 恵比寿で買えた全ワイン!?
山梨ワインドットノム編集部による第2回イベントは、
《素人がソムリエと恵比寿で買えた全ての山梨ワインを飲み比べてみた…》
です!第2回になってますが、後半戦です笑
レストランだけではなく、コンビニやスーパーでも買えるほど身近になってきたワイン…
味…匂い…買う前に少しは知りたいですよね!
お任せください!我ら編集部に。
素人では神の舌を持っていると自負している編集長が語ります…!!笑
今回は、某ソムリエスクールのT講師に協力していただき、プロと対談しつつ飲んでみました!
そしてそして、講師だけではありません!!山梨県にある、三養醸造の山田さまにも協力をしていただきました!
醸造家やソムリエと話しながら飲むと、学ぶことが多くワインの世界が広がります!
ワインの味の感じ方が人それぞれ違うのが、すごくいいですよね!!
今回飲み比べたワインの登場!
これらのワインは、2019年1月10日に恵比寿駅周辺の酒屋やコンビニで山梨ワインにのみ限定して買い集めました!!
すべて買った気がしています!笑
そして、本当に数時間でこれだけ空けてるんです…
ワイン…好きなんです!!!!!それだけ魅力があるんです!
試飲ワイン一覧
今回試飲した白ワイン
・甲州わいん 中口(蒼龍葡萄酒)
・甲州2017 (シャトー勝沼)
・アルガブランカ クラレーザ(勝沼醸造)
・山梨甲州2016 (シャトー・メルシャン)
・アルガーノ ボシケ(勝沼醸造)
・グランポレール 甲州 モンイストワール(サッポロビール)
・ルバイヤート甲州シュールリー2016 (丸藤葡萄酒)
・時分2017 (大和葡萄酒)
・シャトーマルス 甲州穂坂収穫2017 (本坊酒造)
・萌黄2016 (シャトー・メルシャン)
・グリド甲州 2017(中央葡萄酒)
今回試飲した赤ワイン
・シャトーマルス カベルネ・ベーリーA穂坂収穫2017 (本坊酒造)
・マスカットベリーA 〜PRIMEUR〜 (マンズワイン)
・藍茜2016 (シャトー・メルシャン)
・マスカットベーリーA2016 (シャトー勝沼)
・ヴィンテージ マスカット・ベーリーA2017 (マンズワイン)
・LUNARIS マスカット・ベーリーA-樽熟成-2016 (マンズワイン)
これだけ飲むと、
同じ甲州なのに!同じ赤ワインなのに!
本当に味が全く違うんです!
辛口表記をしていてもワイナリーによって、
基準が違うのがよくわかります!
では、その後様子をコメントで!
飲み比べスタート!!!
上から順番に試飲をしていきました!
シャトーマルス 甲州穂坂収穫2017 (本坊酒造)
厳密な発酵管理を行い、フランス産樫樽で熟成をさせています。
そのため、ほのかな樽香とふくよかな味わいを備えた、やや辛口の白ワインになっています。
ゲストコメント
香りはよいですが、ちょっと味は好まないかもしれないです。。。
飲み慣れている人からしたら、あまり甲州ワインってことを感じれない気がします。
最初は、あまりアルコールも感じず酸味もなかったのですが、次第に酸味は感じられます。
ただ、先ほど飲んだ三養醸造さんのような甲州の味わいは感じられず、飲み心地という点でやや物足りない感じがします。。。
甲州わいん 中口(蒼龍葡萄酒)
山梨県産の甲州種を使用しています。
また、保存料・酸化防止剤を使用せずに醸造をしました。
フレッシュ&フルーティ、やや甘さを残した中口タイプに仕立てた甲州ワインです。
ゲストコメント
Sanyoさんのワイン飲んだ後なので、特段甘さが際立ってますね。
もう少し甘さが控えめになってると嬉しいな〜。笑
甲州ワインのイメージが崩れてしまっています。
ガムシロップに近いですかね。
最後の飲み終えた感じがスイートコーンのような味わいですね。
というか…ワインでこんなに甘くなるもんなのですね。
完全に女性向きですね!笑
女性向きだったら、ボトルのデザイン可愛くした方がよいのに〜って思ったり笑
甲州2017 (シャトー勝沼)
甲州のフレッシュな柑橘系の香りと、豊かな果実味を最大限に引き出すために、加熱殺菌処理を行わず生詰めにこだわっています。
青リンゴやグレープフルーツ、白い花の香りがあり優しくフレッシュ感のある酸味が広がるワインです。
ゲストコメント
なんか勿体無い感じがします。
甲州の白ワインの印象が崩れてしまっているような。。。
甘すぎることはないですが、辛口表記とあるわりには、比較的甘めのワインだと思います。
ワイン初心者には…あまりおすすめしないです。
時分2017 (大和葡萄酒)
甲州の柑橘系の香りとほどよい酸味を、ベストタイミングで仕上げた白ワインです。
それにもとづき、時分(ちょうどよいころあい、好機)と命名しました。
ゲストコメント
バランスが悪く、あまり美味しくないですね。。
甘さが強すぎる気がします。
やや甘いですが、味はしっかりしています。
飲んだ際に、甘めだなといった印象です。
かっこよさ、と甘めが合わなかったのか、個人的には好まない感じです。
ルバイヤート甲州シュールリー2016 (丸藤葡萄酒)
「日本の食に合うワイン」をテーマに醸造し、品質審査委員会の厳しい審査に合格した白ワインになります。
瓶詰直前まで澱引きせずに、静置貯蔵したシュール・リー製造をしました。
フレッシュなアロマと生き生きした酸味が特徴の赤ワインです。
ゲストコメント
まさに甲州って感じがしますね。安定の味わいですね!
ぶどうを殺さずしっかりと作られていますね。
味もバランスもしっかりとしていて美味しいです!
特に、甘口/辛口なんかは一瞬ですね。
先ほどまで飲んでいたワインとは全く違う味わいですね。
同じワインでも上の4本とは、少し異なるジャンルのワインな気がします。
個人的には、バランスも良く違和感なく飲めました。
山梨甲州2016 (シャトー・メルシャン)
甲州ぶどうがもつ、しっかりとした骨格と味わい深さを、シュール・リー製法で引き出しました。
さわやかな香りと柔らかい厚み・豊かさを感じる辛口白ワインに仕上げています。
ゲストコメント
個人的には、食事と一緒に食べたらもっと美味しさが増す気がします。
特に、ビネグレットドレッシング/オリーブオイルなどさっぱりしたサラダと食べてみたいです。
ぶどうの味と酸味のバランスが個人的にはすごく好きで、非常に美味しいと思います。
アルガーノ ボシケ(勝沼醸造)
グレープフルーツやパッションフルーツなどの華やかな香りと塩味を感じる酸によって、
味わい深く、長い余韻を持った白ワインになっています。
ゲストコメント
やや香りが強すぎる気がしています。
また、甲州100%にはやや感じれず…甲州の良さを殺してしまっているのではないかと感じてしまいました。
個人的には、甲州を感じさっぱりしていたので飲みやすかったですね。
シンプルな白ワインといった印象です。
グランポレール 甲州 モンイストワール(サッポロビール)
オレンジを思わせる華やかな香り、長い熟成を経たまろやかな味わい、ほんのりとした上品な甘さが特長です。
ステンレスタンクでの熟成のため、若々しさも感じられます。
「モンイストワール」とは、フランス語で「私の歴史」という意味になります。
ゲストコメント
軽い酸味からの、ほのかな甘味。
和のテイストを押し出している製品のコンセプトと見事にマッチしていると思います。
甘口が嫌いな人は、あまり好まないかもしれませんが、目指している方向と味やバランスが統一されている
ワインだと思います。
甘口のワインですが、前半に飲んだ甘口ワインとは異なり甘ったるさの感じはしません。
酸味も薄く、バランスがいい気がします。
これは、辛口が好きな私でも好感を持って飲めました。
アルガブランカ クラレーザ(勝沼醸造)
8つのキュヴェをバランスよくブレンドしました。
レモンやグレープフルーツなど柑橘類の香りに、後味として若干の塩味を感じ、生き生きとした酸味を持ったワインです。
ゲストコメント
同ワイナリーのアルガーノ ボシケは生産本数が18,000本でクラレーゼよりも少ないため、
ボシケの方が美味しいイメージだったのですが、飲んでみるとクラレーゼのほうが美味しいです。
ほどよい香りと酸味があり、スッキリと飲めて個人的には好きです!
グリド甲州 2017(中央葡萄酒)
柑橘系の果実の香りにスパイス香が調和し、溌溂とした酸味に仄かな甘味、旨味を感じれるよう仕立てました。
グリドの名称は、甲州種の果皮の色を表すGrisとdeから名付けられました。
ゲストコメント
まさに甲州って感じがしますね。ぶどうを殺さずしっかりと作られていますね。
味もバランスもしっかりとしていて美味しいです!
グリド甲州は、2回目ですが初回と印象は変わらず、自然と「美味しい」と発してますね。
ワインを飲もうとしている人におすすめです!
もし残ったら、僕が持ち帰りますね〜笑
萌黄2016 (シャトー・メルシャン)
日本に順応したシャルドネと甲州等をバランスよくブレンドをしています。
ヴァニラのニュアンスとふくよかな果実味が調和した、厚みのある味わいに仕立てた白ワインです。
ゲストコメント
さすがシャトーメルシャンって言った感じでありつつ、飲み慣れている人は、いつものメルシャンの味だね、と感じるワインだと思います。
ほのかに樽香もしてバランスのよいワインだと思います!
別日に、グリド甲州と萌黄の2本だけで比較試飲したいですね!
やっぱり、同じワイナリーでも、好き嫌いは分かれるんですね…
(山梨甲州2016 (シャトー・メルシャン)はそこまでお気に召していない編集長…)
シャトーマルス カベルネ・ベーリーA穂坂収穫2017 (本坊酒造)
カベルネ・ソーヴィニヨンとマスカットベーリーAの持つ、「力強さ」と「やわらかさ」の2つの個性を、フランス産樫樽によって熟成を経て1つに調和させたワインになります。「ほのかに樽の匂いを感じる」「均整のとれた」味わいの赤ワインに仕立てました。
ゲストコメント
個人的には、意外と好きです!
コブサラダと食べても負けなさそうです!ちょっとトライしてみたいですね!
相性だったり、先にドンピシャのLUNARISを飲んでしまったから劣っているように感じているのかも…
あまり特徴を感じなかったですね…
よく大学生とかが飲んでいるような感じ…?
マスカットベリーA 〜PRIMEUR〜 (マンズワイン)
醸造責任者が自ら畑を廻り厳選した山梨県甲斐市産マスカット・ベーリーA種から、深みのある色調でしっかりとした味わいのワインになっています。フレッシュで華やかな香りと、ほどよい渋みが特徴の赤ワインです。
ゲストコメント
ヌーボでこれだけの色合いもだせているのはすごいですね!
そして、想像をしていた以上に美味しいですね!
ちょっと濾過しすぎている感じがして、やや苦手です…
もう少し渋みがあると、好きな味わいに近づきそうです!!
藍茜2016 (シャトー・メルシャン)
しっかりとしたボディを持つメルローとなめらかなテクスチャーと華やかな香りのマスカット・ベーリーAを主体にバランスよくブレンドをした赤ワインになります。赤い果実を連想させる香りを持ち、まろやかなタンニンと心地よい酸味を持つ赤ワインです。
ゲストコメント
メルシャンの特徴が全面にでていますね!
編集長のおっしゃるように、バランスがよくて美味しいですね!
ワインをあまり飲まれてないような人がよく愛飲するワインって感じがしますね!
今日だけでワイン20本も飲んでいるのに、美味しいと感じるなんで…!
素面で飲んだら、どれだけ美味しいのか!!(逆に、20本飲んだから気づける美味しさ!?笑)
しかも、安い…!これは、ぜひとも飲んで欲しいワインですね!!
マスカットベーリーA2016 (シャトー勝沼)
ボリューム感と果実味のバランスがよく、エレガントでいて複雑味のあり赤ワインに仕上げました。
赤ワインの良さを引き出すために、加熱殺菌処理を行わず生詰めにこだわった赤ワインです。
ゲストコメント
好き嫌いが分かれそうな味ですね。
個人的には、嫌いではないです!
(実際に、ソムリエ講師と醸造家で意見が割れました…!
※喧嘩ではありません。)
果実味をあまり感じられず、タンニンがやや強い??
どこにでも置いてある、定番の赤ワインって感じがしますね…
ヴィンテージ マスカット・ベーリーA2017 (マンズワイン)
最新の醸造設備を駆使して出来上がった赤ワインです。
甘い果実香と柔らかい渋み、ふくよかな味わいが特長の赤ワインです。
ゲストコメント
さすが、マンズワインですね!
味のバランスが絶妙ですね!
若者やワイン苦手な人は、こういうワインに出会って欲しい…!
飲みやすいだけでなく、色々と感じれるワインです!
甘めのワインが好きではないので、あまり好きではないかも…
嫌いではないですよ!!好みの問題です!笑
LUNARIS マスカット・ベーリーA-樽熟成-2016 (マンズワイン)
セニエをし、より深みのある色調、しっかりとした味わいのワインです。
定期的にルモンタージュやピジャージュをしながら醸しを行うことで、しっかりと抽出をし、その後樽熟成をさせました。
華やかな香りと、なめらかできめ細かなタンニンが特長の赤ワインです。
ゲストコメント
美味しいですね〜!!
そして、毎回痛感するのが、どうすればこのようなワインに出会ってもらえるのか…!
本当に、コンビニなどで買えるならぜひ勝って欲しいです。
ワインの見方や味の世界観が変わるはず…!!
文句のつけるどころがまったくありません!ぶっちぎりNo,1です!
これは、あまり次第持ち帰ります!!(本当に持ち帰りました。笑)
いかがでしたでしょうか?
1本のワインに対して、色々な方々がコメントをしてくださりました。
ソムリエや醸造家ですら、感じ方や評価が違いました…!!
これは驚きですよね!
改めて、人によってワインの感じ方がここまで違うのか…と感じました。
だからこそ、私たちは素人目線での意見も大切に、お届けしたいと思っています。
そして、今回は食事はせずに試飲会を行いました。しかし、これに食事をつけると感じ方がさらに変わってくると思います。
今後も山梨ワインドットノムは、素人からソムリエ、醸造家など様々な人をゲストにお招きして試飲会を開催してまいります。
より多くの素直な意見を発信できるよう頑張って行きますので、ぜひよろしくお願いいたします!!
1本でも多く、日本を代表する山梨のワインをみなさまに飲んでいただきたいです!!
ワインは奥が深く非常に魅力的な飲み物であることを日々痛感させられている
編集部一同でした…!!
関連情報
素人だからこそ感じる、ワインに対しての率直な感想を始め、ワインの基礎知識、山梨の美味しいお店などの情報を案内します。
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