工場の機械紹介
Maruki
まずは、こちらです。『レセプション』と呼ばれております。
レセプション!?
レセプションですか…?初耳…英語的に考えると…受付…なにを受け付けるのですか?
編集長
Maruki
おお、いいセンスしてますね!そうです!なにかを受け付けます笑 なんだと思いますか?
(前にこの機械に近いもの見た気が・・・)ぶどうですか?
編集長
Maruki
おお!正解です!あれ、知ってました?笑
確証はなかったのですが、以前これに近い機械を見せてもらい、説明を受けた記憶があり…
編集長
Maruki
素晴らしい記憶力ですね、若いって羨ましい笑
いやいや!ぼくも四捨五入したらアラサーなんです。。。。。
編集長
Maruki
それを私の前で言っちゃいます?笑
すみません…
編集長
Maruki
冗談ですよ!笑 では、繰り返しになってしまうかもしれませんが、レセプションの使い方を説明しますね!
お願いします!若さで暗記します!笑
編集長
Maruki
言いましたね〜笑あとで筆記テストしましょうか?笑
すみません。。。
編集長
Maruki
冗談ですよ〜笑 さて本題に。まず、こちらの機械の中に摘んできたぶどうをいれるのですが、いれないぶどうもあります。どんなぶどうは、この中に入れないと思いますか?
虫がついてたり傷んでいるぶどうでしょうか?
編集長
Maruki
おしいっ!ショットベリーと呼ばれる未成熟のぶどうやカビが生えてしまっているぶどうは、機械にいれる前に取り除きます。しかし、虫がついているだけの状態では取り除きません。
ほおほお!
編集長
Maruki
と言いますのも、この機械は高速で微振動を発生させて、ぶどうについている虫やゴミを落とすのです。ただ、それでは不十分ですのでこの機械のサイドに人が立ちまして手で作業します。
なるほど、必ずしも虫だったりのぶどうはNGだすわけではないのですね!
編集長
Maruki
そうですね、やはりぶどうの数=ワインの生産本数につながるわけですから、むやみに捨てることはできないわけなのです。
見極めが難しそう…でも、慣れると一瞬でわかりそうですね。プロの目利きのような眼力で。。。笑
編集長
Maruki
そうですね、100年くらい働くと慣れますね^^
え。100年!?
編集長
Maruki
冗談です、やはりすぐには慣れませんが、数年以上はかかりますね。少し話がそれてしまいましたが、このレセプションに入ったぶどうが、基本的にワインになるぶどうになりますので、レセプションは最終チェックの役割を担っているわけなのです。
なるほど!ワインへの受付入口ってことですね!
編集長
破砕!?プレス!?
Maruki
はい、そうです!そして、ここの最終チェックをクリアしたぶどうは、ベルトコンベアーで上まで運ばれます。そして、ぶどうの房と粒にわけます。そして、粒は中にローラーが入っているこちらで、絞りやすいように軽くつぶします。この作業を破砕とよびます。そして、白ワインはこの後にプレス機に移動させて絞ります。そして、空気がはいらないようにいたします。さて弊社では、空気がはいらないようになにを使っていると思いますか?
ん。。。教えてください。。。
編集長
Maruki
秘密ですよ〜笑 弊社は、『炭素』を使っています。
炭素ですか!聞いたことあるかもしれません!
編集長
Maruki
おお、さすがですね!では、炭素はなんのためだとおもますか?
酸化を防ぐためですよね?
編集長
Maruki
はい、大正解です!さて話を戻し、赤ワインは白ワインとは異なり、このまま絞っても色がでませんので、タンクで約10日間日ほど初期発酵させます。その間に、タンニンやアントシアニンなどの色素を抽出します。そして、プレス機で絞り、タンク室で改めて発酵をします。
なるほど!アントシアニン…初めて聞きました!タンニンだけかと…
編集長
超高価なオブジェ!?
Maruki
タンニンは有名ですよね!さて、ここに1つ超絶高価なのに使用していないオブジェがあります!
え?笑 超絶高価なオブジェですか?でも、どこにも絵や像なんて見当たらないですよ。。。?
編集長
Maruki
実は、これです。こちらは、センサーでぶどうが熟しているか、熟していないかを見極めるものなのですが…ヨーロッパ仕様になっていまして、皮の薄い日本のぶどうは、ほとんどセンサーに引っかかってしまうので、使えないのです…
ああ、あれですか!言われなかったらスルーしていたかもしれません…
編集長
Maruki
全然スルーしてください。笑使ってないので…正直、お金の無駄遣いでした。。。あのオブジェ、いくらくらいだと思います…?
え?笑 超絶高価って言ってましたよね…?機械…500万円くらいですか…?
編集長
Maruki
いいえ、全然ですよ〜笑 編集長さんの月の給料くらいですよ!
え!?私の給料ご存知なのですか?笑
編集長
Maruki
額に書いてありますよ〜!
え?お前、昨夜書いた?笑 (隣の●に聞く。) (もちろん、●は首を横に振る。)
編集長
Maruki
冗談ですよ!もので例えますと【ランボルギーニ1台分くらい】です。。。
え?えええええ?(免許持ってないから具体的にはわからないが、だいたいの値段は聞いたことある気が…)たしかに、ぼくの月の給料くらいですね笑笑
編集長
Maruki
え?笑 本当だったのですね?羨ましい…オブジェ買いませんか?笑
え、、、ごめんなさい嘘です。笑
編集長
Maruki
笑 やっと買い手が見つかったと思ったのに・・・笑
売り手を探しているのですか?
編集長
Maruki
いや、実は探してはいないです。というのも、皮が薄くないカベルネソービニオンやメルローなどは使えるらしいのです。長野の塩尻にもワイナリーを展開してまして、そこはメルローが中心なので、そこであれば使えるかな、と話は上がってはいますので、ようやく日に当たるときがくるか!ってところです。残念ですが、売れないのです。
悔しい!!!笑 ワイナリー作れると思ったのに!笑
編集長
Maruki
塩尻で使わない際は、連絡しますね^^
は、はい、待ってます!笑
編集長
Maruki
さて、次はタンク室へ移動しましょう!
用語チェック
ショットベリー
細く小さいぶどうの粒のことです。
破砕
収穫したぶどうを軽くプレスして潰すことです。
タンニン
ワインに長期熟成能力と、収斂性(深み)をもたらす。
アントシアニン
赤ワインの色調に大影響を与えるポリフェノール化合物です。抗酸化物質でもありワインが健康に良い飲み物と言われる所以の一つでもあります。
カベルネ・ソーヴィニヨン
赤ワイン用のブドウ品種であり、世界で最も広く栽培されている品種のひとつです。
メルロー
フランスのボルドーを原産地とする赤ワイン用ぶどう品種です。
カベルネ・ソーヴィニヨン・メルローの違い!?
カベルネ・ソーヴィニョンに比べると、色はやや朱色を帯びています。香りはカベルネ・ソーヴィニョンがヴァイオレットやブルーベリーのような、フローラルな香りがするのに対し、メルローはプルーンのような、熟した黒い果物の香りがします。味は、カベルネ・ソーヴィニョンほど、酸味やタンニンは強くなく、芳醇でまろやかな味わいです。
山梨ワインドットノム編集部は、【自称山梨ワイナリー観光大使】を役職に【醸造家徹底応援!】を掲げ活動をしております。
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